JP3028911U - 装飾体 - Google Patents

装飾体

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JP3028911U
JP3028911U JP1996002681U JP268196U JP3028911U JP 3028911 U JP3028911 U JP 3028911U JP 1996002681 U JP1996002681 U JP 1996002681U JP 268196 U JP268196 U JP 268196U JP 3028911 U JP3028911 U JP 3028911U
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ring
pedestal
jewel
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JP1996002681U
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Inventor
信広 岩瀬
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株式会社末広
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 宝石を確実に固定でき、その脱落を防止可能
であると共に、宝石下面側への採光が良好である指輪等
の装飾体を得る。 【解決手段】 宝石を固定するための台座部分を、該台
座底部から宝石のガードル部分に向けて立ち上がる複数
の支柱部分と、各支柱部分の上端部を宝石のガードル部
分に沿って互いに連結するアーチ部分とで構成し、台座
側面部分に上記支柱部分とアーチ部分とで囲まれた開口
部を形成すると共に、上記アーチ部分において宝石のガ
ードル部分を包むように拘持した。また、上記装飾体が
指輪であって、宝石を固定するための台座部分が指輪の
リング部分の一部をなすように、該台座部分の側面部分
にリング部分を連結した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は指輪等の装飾体に関し、更に詳しくは装飾体に宝石を固定するための 台座部分の改良に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、指輪等の装飾体に宝石を固定する台座部分82は、例えば図8に示す如 く、指輪本体81側から宝石83のガードル部分84に向けて立ち上がる4乃至 は6本の支柱85の先端に、上記ガードル部分84に沿ってく字形若しくは鉤状 に屈曲した爪部分86を形成し、該各爪部分86でガードル部分84を拘持する ことにより、宝石83が宙吊り状態で支持されるようにして宝石83全体を外部 に露見させると共に、該宝石83の下側、即ち、パビリオン部分87への採光を 確保し宝石83が輝くようにしている。
【0003】 このような指輪においては、上述の理由により支柱85と、その先端の爪部分 86は細く形成され、且つ、基端側においてのみ指輪本体81側に固定されてい る片持ち支持構造であり且つ、指輪本体81から高く突出した位置で宝石83が 支持されているため、爪部分86が衣服や手袋等に引掛かったり、宝石83が他 の部材に衝突したりすることによって支柱85が弾性変形し、高価な宝石83が 脱落する恐れがあり、またガードル部分84が破損するという問題があった。
【0004】 勿論、これを防止するためには支柱85やその爪部分86を太くするか、更に は、カップ形状の台座を形成すれば良いが、その分、宝石83下面への採光が悪 化し、宝石本来の輝きが損なわれることになる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、従来の技術の上記の点に鑑みて、宝石を確実に固定でき、その脱落 を防止可能であると共に、宝石下面側への採光が良好である指輪等の装飾体を得 ることを課題としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
宝石を固定するための台座部分を、該台座底部から宝石のガードル部分に向け て立ち上がる複数の支柱部分と、各支柱部分の上端部を宝石のガードル部分に沿 って互いに連結するアーチ部分とで構成し、台座側面部分に上記支柱部分とアー チ部分とで囲まれた開口部を形成すると共に、上記アーチ部分において宝石のガ ードル部分を包むように拘持した。また、上記装飾体が指輪であって、宝石を固 定するための台座部分が指輪のリング部分の一部をなすように、該台座部分の側 面部分にリング部分を連結した。
【0007】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態について図面と共に説明する。
【0008】 図1乃至図4は、本考案装飾体を指輪として実施した実施形態を示すものであ る。図において、指輪11は、リング部分1の一部をなすように台座2を形成し 、該台座2に所定の形状にカッティングされた宝石3を嵌入し固定してなるもの である。
【0009】 台座2は、全体としてはカップ形状をなし、底部4から宝石3のガードル部分 5に向けて立ち上がる6本の支柱部分6と、各支柱部分6の上端側を互いに連結 するアーチ部分7とで構成され、それらによって囲まれた台座2の側面部分に6 個の開口部8が形成されると共に、台座2の側面から底部4にかけての部分にリ ング部分1の両端が一体に連結されている。
【0010】 図示例では、各開口部8を中央にそれを取り囲むアーチ部分7,支柱部分6の 片側,底部4を一枚の花弁に見立てて、それらに一体感を生ぜしめる意匠を施し てある。また、支柱部分6は、同方向(図1においては左方向)に僅かに捩れ傾 斜すると共に、アーチ部分7もそれに合わせて左上りに傾斜している。
【0011】 そして、上記アーチ部分7の内側は宝石3のガードル部分5を支持する支持面 7aとなっており、該支持面7aは、図2に示す如く水平断面では宝石3のガー ドル部分5に沿って円弧状に湾曲すると共に、垂直断面ではガードル部分5より 上側の部分が内方に屈曲している。そして、台座2内に宝石3を嵌入後、更に、 上記アーチ部分7をかしめ、その上側部分がクラウン部分9に沿うようにする。 従って、アーチ部分7の内側の支持面7aは凹面を形成し、該支持面7aにより 宝石3のガードル部分5は包むように支持され、台座2内に拘持される。
【0012】 上記アーチ部分7は、各支柱部分6を互いに連結するように宝石3のガードル 部分5に沿って周方向に延在しているため、ガードル部分5との接触部分である 支持面7aの幅が広い。また、支持面7aの直ぐ近くにおいて支柱部分6に両側 で連結し、且つ、全周に亘って環状に配置されているため、堅固であると共に、 上述の如く支持面7aが凹面をなしているので宝石3の安定性が良好である。ま た、これらアーチ部分7及び支柱部分6からなる台座2自体が充分な剛性を有す るため、台座2がリング部分1の一部をなす構造であっても指輪11全体の強度 が損なわれることが無い。
【0013】 更に、上記の通り、台座がリング部分1の一部をなすため、台座2のリング部 分1から上方への突出量が小さく、宝石3が低い位置で支持されていることに加 え、宝石3を支持するアーチ部分7の上縁が緩い円弧状をなしているので、衣服 や他の部材に引掛かり難い。特に従来困難であった手袋の装着・抜脱も容易に行 なえる。そのうえ、宝石3のガードル部分5のほぼ全体がアーチ部分7によって 保護されているので、従来の指輪のように爪部分(86)が衣服や他の部材に引 掛かったり、或いは宝石自体が他の部材に衝突したりすることによって爪部分( 86)や支柱部分(85)が弾性または塑性変形し、宝石が脱落したり、ガード ル部分5が破損したりするという事態は完全に回避される。
【0014】 これらの特徴を有する一方、台座2の側面から底部4にかけて比較的広い開口 部8を形成しているので、宝石3の下面側、即ち、パビリオン部分10への採光 が充分に確保され、宝石3の輝きも良好である。
【0015】 また、図5は本考案の他の実施形態の指輪21を示すものである。該指輪21 は先述の指輪11と基本的に同構造で、共通の部材には共通の符号を付し、その 説明を省略してある。この指輪21においては、台座22の支柱部分26は捩れ ておらず、且つ、該支柱部分26,アーチ部分27共に細く形成し、開口部28 が更に広くなるようしている。
【0016】 更に、本考案は、指輪以外の各装飾体についても、本考案の範囲内において実 施可能であり、図6は本考案をピアス31として、図7は本考案をネックレス4 1として実施した各実施形態を示すものである。これらの台座32,42の構成 は図1乃至図4に示した指輪11と全く同様であるので、共通する部分に共通の 符号を付し、その説明を省略する。
【0017】 図6に示すピアス31は、台座32の底部4に針33を設け、該針33に挿脱 可能な係止部材34を嵌挿してなるものである。また、図7に示すネックレス4 1は、一つの支柱部分6に輪43を固着し、該輪43に鎖44を連結してなるも のである。尚、この場合輪43を設ける代りに支柱部分6に鎖44を通すように することもできる。
【0018】 尚、上記各実施形態では、支柱部分6,26、アーチ部分7,27、開口部8 ,28がいずれも6個の場合を示したが、これ以外でも良い。また、宝石3の平 面形状が円形以外の楕円形,抹角四角形,ハート形等である場合は、それに応じ て支柱部分の配置やアーチ部分の形状を適宜変更することにより、これらの宝石 を固定した装飾体にも本考案を実施可能である。
【0019】 さらに、上記各実施形態では、アーチ部分7,27の形状が、傾斜したものを 含めて弧状である場合を示したが、本考案はこれに限定されるものではなく、ア ーチ部分は直線部分や2次的な湾曲を含む他の形状(山型・波型等)とすること ができる。また、本考案は宝石及び台座が複数である各種装飾体にも同様に実施 することが出来る。
【0020】
【考案の効果】
本考案の装飾体は、上述の通り、宝石を固定するための台座部分を、該台座底 部から宝石のガードル部分に向けて立ち上がる複数の支柱部分と、各支柱部分の 上端部を宝石のガードル部分に沿って互いに連結するアーチ部分とで構成し、台 座側面部分に上記支柱部分とアーチ部分とで囲まれた開口部を形成すると共に、 上記アーチ部分において宝石のガードル部分を包むように拘持したので、アーチ 部分は充分な幅を有し堅固である上、宝石を確実に固定でき、且つ、アーチ部分 は衣服等にも引掛り難いうえに、宝石のガードル部分がアーチ部分で保護される ことにより、弾性変形や他の部材との衝突等による宝石の脱落及び、ガードル部 分の破損を防止することが可能であると共に、台座部分側面に形成される開口部 により宝石下面側のパビリオン部分への採光が充分に確保され、宝石の輝きも良 好である。
【0021】 装飾体が指輪であって、宝石を固定するための台座部分が指輪のリング部分の 一部をなすように、該台座部分の側面部分にリング部分を連結したので、台座部 分のリングから上方への突出が小さく、宝石が指に近い低い位置で支持されるた め、上述したアーチ部分の形状と相俟って台座や宝石が衣服等に一層引掛り難く なり、宝石の脱落やガードル部分の破損を防止できると共に、従来困難であった 手袋の装着・抜脱も容易に行える。
【0022】 また、開口部によりパビリオン部分への採光を確保しつつもアーチ部分及び支 柱部分で構成された台座部分が充分な剛性を有するので、台座部分がリングの一 部をなす構造であっても指輪全体としての強度・剛性が損なわれることが無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の指輪としての実施形態を示す要部側面
図である。
【図2】本考案の指輪としての実施形態を示す一部切除
してなる要部平面図である。
【図3】図2のA−A´断面図である。
【図4】図2のB−C断面図である。
【図5】本考案の他の実施形態の指輪を示す要部側面図
である。
【図6】本考案ピアスとしての実施形態を示す側面図で
ある。
【図7】本考案のネックレスとしての実施形態を示す要
部正面図である。
【図8】従来の指輪を示す要部側面図である。
【符号の説明】
1 リング部分 2,22,32,42 台座 3 宝石 4 底部 5 ガードル部分 6,26 支柱部分 7,27 アーチ部分 7a 支持面 8,28 開口部 9 クラウン部分 10 パビリオン部分 11,21 指輪 31 ピアス 41 ネックレス

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 宝石を固定するための台座部分を、該台
    座底部から宝石のガードル部分に向けて立ち上がる複数
    の支柱部分と、各支柱部分の上端部を宝石のガードル部
    分に沿って互いに連結するアーチ部分とで構成し、台座
    側面部分に上記支柱部分とアーチ部分とで囲まれた開口
    部を形成すると共に、上記アーチ部分において宝石のガ
    ードル部分を包むように拘持したことを特徴とする装飾
    体。
  2. 【請求項2】 装飾体が指輪であって、宝石を固定する
    ための台座部分が指輪のリング部分の一部をなすよう
    に、該台座部分の側面部分にリング部分を連結したこと
    を特徴とする請求項1記載の装飾体。
JP1996002681U 1996-03-12 1996-03-12 装飾体 Expired - Lifetime JP3028911U (ja)

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