JP3028910B2 - パリソンの肉厚制御方法 - Google Patents

パリソンの肉厚制御方法

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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブロー成形機における
パリソンの肉厚制御方法に係り、特にパリソン肉厚特性
曲線(パリソンパターン)に基づいてダイギャップ量を
制御するパリソンの肉厚制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ブロー成形機から押し出されて垂下され
る溶融樹脂からなるパリソンは、目的の製品形状により
パリソンの長手方向に均一でなく、必要に応じて肉厚に
変化をつけて成形される。この場合のパリソンの肉厚制
御方法として従来採用されていた方法のひとつに、射出
ストローク量(あるいは成形時間)とダイギャップ調整
量を直交2軸上の画面にあらかじめ設定したパリソン肉
厚特性曲線を設定し、この成形時間を複数等分した設定
ポイント毎のダイギャップ(換言すると所要肉厚)設定
値を取り出して経時的にコアの位置を制御する、いわゆ
る、パリソンパターンによる制御方法が採用されてい
た。このように、上述したパリソンパターンによる制御
方法では、一旦製品の形状が決まり、その製品の強度に
見合って必要に応じて肉厚を厚くしたり、あるいは薄く
したりしたパリソンパターンを形成し、以下これに倣っ
て同一形状、同一肉厚変化を有する同一の製品を繰り返
し成形する1種大量生産をする場合には、非常に簡便で
効率的である。このようなパリソンパターンは、上述し
た直交2軸画面に主要な複数の点をマスタポイントとし
て設定し、この各点を結ぶ折線として作成され、この折
線に倣って射出ストローク量(換言すれば成形時間)に
対応するダイギャップ量を自動制御していた。しかし、
この折線のパリソンパターンにしたがって成形された製
品は、マスタポイントに対応する位置毎に折線の角度変
更に伴うリング状の筋が生じたり、厚みに不均一な部分
が生じて強度上の弱点が生じるなどの問題があった。そ
こで、これらマスタポイントを結ぶ折線を直ちにパリソ
ンパターンとはせず、各マスタポイントを通過し、か
つ、滑らかな曲線を数学上の処理を経て作成し、得られ
た滑らかな曲線をパリソンパターンとする試みが実施さ
れている。例えば、特開平3−256706号(特公平
5−30603号)には、マスタポイントの設定後、マ
スタポイント間をスプライン補間法により補間して滑ら
かな曲線とし、曲線の最大値や最小値が生じる個所で
は、この近傍のマスタポイント2点を結ぶ直線に修正し
て得られたものをパリソンパターンとする方法が提案さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
方法では、例えば図6に示すように、補間された曲線B
(点線で表示)の中で最大値の生じる個所を両隣りのマ
スタポイントMj、Mj+1を結ぶ直線に修正して再度
スプライン補間するため、マスタポイントMjの左側お
よびマスタポイントMj+1の右側の曲線部が大きく湾
曲して大きなコブが生じる。このようにして修正された
パリソンパターンA(図の実線で表示)は、最初パリソ
ンパターンの作成者が頭の中に描いたイメージ曲線を想
定し、これに基づいてマスタポイントを決定したにも拘
らず、このイメージ曲線と大きく異なったものである。
つまり、修正されて得られたパリソンパターンAは、イ
メージ曲線を上から押しつぶした形状をしておりイメー
ジ曲線をかなり歪曲したもので、当初作成者が頭の中に
想定したものと違う曲線となってしまうことになり、マ
スタポイントを設定した意図に反することになる。した
がって、イメージ通りのものを得たい場合には、再度マ
スタポイントの設定をやり直してトライアンドエラーで
所望のものに近い曲線が得られるまで作業を繰り返すこ
とになり、大変煩わしいという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決して、
曲線の最大値や最小値があらかじめ設定したマスタポイ
ントを大きく超過しないように、かつ、当初頭の中に想
定していたイメージ曲線に近いようなパリソンパターン
を1度の作業で得られるようにするために、本発明にお
いては、マンドレルとブローヘッドとの間に形成される
間隙に供給した溶融樹脂を射出装置により間隙下端のノ
ズルスリットから押し出して成形されるパリソンの肉厚
制御方法であって、成形中の射出ストロークと前記ノズ
ルスリットのダイギャップ量とを軸とする直交2軸上の
画面にあらかじめ任意に複数個のマスタポイントを設定
し、該マスタポイントを通過する曲線をファジィ推論方
式による補間法により求めた後、隣り合うマスタポイン
トの2点のダイギャップ量がほぼ等しい場合には得られ
た補間曲線が該2点間であらかじめ設定した許容値を超
過しないように該2点における各々の該補間曲線の勾配
を低減して該補間曲線を修正するとともに、マスタポイ
ントのうちダイギャップ量の最大値および最小値を示す
マスタポイントの2点における設定許容値を該補間曲線
が超過しないように該2点のマスタポイントにおける曲
線の勾配を調整して得られた修正曲線をパリソン肉厚特
性曲線とし、該パリソン肉厚特性曲線に基づいて前記ノ
ズルスリットのダイギャップ量を制御する構成とした。
【0005】
【作用】本発明では、マスタポイント設定後にファジィ
推論方式による補間法で補間した曲線をダイギャップ量
のほぼ等しいマスタポイント間の曲線の最大値または最
小値があらかじめ設定した許容値以内に入るように、両
端の2点のマスタポイントにおける曲線の勾配を低減し
て再度ファジィ推論方式による補間法により修正した
り、マスタポイントの最大値や最小値の点におけるダイ
ギャップ量の設定許容値以内に曲線が入るように、この
マスタポイントにおける曲線の勾配を調整して修正され
た曲線を最終のパリソンパターンと決定し、これに基づ
いてダイギャップ量を制御する。したがって、当初想定
したイメージ曲線に近い肉厚変化を有する成形品が得ら
れる。
【0006】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例について
説明する。図1〜図5は本発明の実施例に係り、図1は
パリソン肉厚制御装置の構成図、図2はパリソンの肉厚
制御方法のフローチャート、図3〜図5はパリソンパタ
ーンの修正曲線の説明図である。図1に示すように、ブ
ロー成形機1は、断面矩形状のブローヘッド2aとそれ
に接続されるノズル2bとからなるダイス2の内部中央
に設けたマンドレル3Aに嵌装され下方に向かって拡径
するコア3を固設したロッド3aをパリコンシリンダ8
に連結して上下方向往復動自在に配設するとともに、押
出機6によりダイス2内の樹脂通路2cへ供給された溶
融樹脂をコア3とノズル2bとの間隙で形成したノズル
スリット7より射出装置4の射出シリンダ5の作動によ
り下方へ押出してパリソンPを形成するよう構成され
る。ノズルスリット7の最下端の間隙を特にダイギャッ
プ(またはダイギャップ量)と呼び、押出成形されるパ
リソンPの肉厚を規制する。パリコンシリンダ8へ作動
油を供給するサーボバルブ10とパリコンシリンダ8の
ロッド3aの動作量を検出するダイギャップ検出器9と
射出シリンダ5のピストンロッド5aの動作量を検出す
る位置検出器5bはいずれもパリソン肉厚制御装置16
へ接続される。パリソン肉厚制御装置16はパリソンカ
ーブを設定する指令信号設定部11と偏差演算部12と
PID制御演算設定部13を内蔵し、ディスプレイ装置
14と入力装置15と接続され、吐出中のパリソンPの
肉厚を任意にコントロールできるように構成される。
【0007】次に本発明のパリソン肉厚制御方法の処理
手順について説明する。入力装置15とディスプレイ装
置14を使用して、縦軸をダイギャップ量G、横軸を射
出ストロークS(あるいは射出時間t)とする直交2軸
上の画面に、滑らかな曲線によって形成されたパリソン
肉厚特性曲線(パリソンカーブまたはパリソンパターン
と称す)を作成する。パリソンパターンの作成手順は後
述する。作成されたパリソンパターンはパリソン肉厚制
御装置16の指令信号設定部11に記録格納し、実操業
に際しては、位置検出器5bから入力される射出シリン
ダ5の射出ストロークS位置におけるダイギャップ量設
定値G1 とダイギャップ検出器9で検出されたダイギャ
ップ量計測値G2 との偏差eを偏差演算部12で求め
る。求めた偏差eを使ってPID制御演算設定部13で
PID演算を行い、その結果をサーボバルブ10に出力
しパリコンシリンダ8を作動する。これらの動作を刻々
繰り返すことによりあらかじめ設定されたパリソンパタ
ーンにしたがって射出シリンダ5およびパリコンシリン
ダ8を操作し、ダイギャップ量Gを規定の波形に倣って
増減するようになっている。
【0008】次にパリソンパターンの作成手順について
図2に基づいて説明する。まず、作成者は頭の中に想定
したパリソンパターンのイメージ曲線を考慮しつつ主要
な複数個のマスタポイントM1 、M2 、‥‥、Mi、‥
‥Mnを、ダイギャップ量Gを縦軸、射出ストロークS
(あるいは射出時間t)を横軸とするCRT画面上にポ
インティング・デバイスで指定する。マスタポイント数
nは通常5〜10個程度とする。次に、各マスタポイン
トMiを滑らかに連結する補間曲線Cをファジィ推論方
式による補間法などの補間により作成する。ファジィ推
論方式による補間法については後述する。次に、マスタ
ポイントの相隣り合う2点でダイギャップ値(ダイギャ
ップ量)が等しいか、ほぼ等しい場合があるかどうか判
定し、もし図3のように存在する場合には、この2点の
マスタポイントMj、Mj+1間の曲線があらかじめ設
定された許容値W以内かどうか判定し、許容値Wを越え
る場合にはマスタポイントMj、Mj+1における曲線
の勾配dc/dsに修正係数k(k=0.8〜0.9の
定数)を乗じて勾配を減少させたうえ固定する。
【0009】また、図4(a)のように、マスタポイン
トMjとMj+1の間の補間曲線Cがダイギャップ値が
最大となるマスタポイントMmaxのダイギャップ値+
許容値Wを越えた場合にも同様に、マスタポイントMj
とMj+1における補間曲線Cの勾配を上記と同様に修
正係数k(k=0.8〜0.9の定数)を乗じて勾配を
減少させたうえ固定する。同様に図4(b)のように、
マスタポイントMjとMj+1の間の補間曲線Cが、ダ
イギャップ値が最小となるマスタポイントMminのダ
イギャップ値−許容値Wを越えて小さくなる時には、上
記と同様にマスタポイントMjとMj+1における曲線
Cの勾配を減少して固定する。以上の操作(各マスタポ
イントMj、Mj+1における曲線Cの勾配の修正)を
済ませた後、あらためてスプライン補間を実施して所望
の滑らかな曲線Fを得る。このように修正された曲線F
は曲線Cに比べて、滑らかに各マスタポイントを通過
し、かつ、マスタポイントのダイギャップ最大個所やダ
イギャップ最小個所に曲線の最大値位置や最小値位置が
近接し、当初描いていたイメージ曲線と近似した曲線と
なる。なお、図5は、図6の従来例を本発明による方法
によって作成した実施例を示すもので、図6に示す大き
なコブが消失しているのがわかる。以上の作成手順を図
解したものが図2のフローチャートであり、このフロー
チャートに記載された操作手順をプログラミングするこ
とにより、マスタポイントの設定や許容値Wの設定以後
の作業を自動的に電算化処理することで、迅速かつ容易
に所望のパリソンパターンが得られる。したがって、制
御機器の利便性と汎用性が一層向上する。
【0010】次に、ファジィ推論方式による補間法につ
いて説明する。本発明では、従来のスプライン補間の欠
点を是正するために、隣り合うマスタポイントMj、マ
スタポイントMj+1の間の中間点Mj、j+1におけ
る肉厚目標値(ダイギャップ値)Gの上限値Gmaxや
下限値Gminを指定する。すなわち、例えば、図4
(a)のマスタポイントMj〜Mj+1間ではパリソン
カーブ(修正前の曲線C)が上側に凸であるから、中間
点Mj、j+1では、上限値Gmaxを指定し、図4
(b)のマスタポイントMj〜Mj+1間では、パリソ
ンカーブ(修正前の曲線C)は下側に凸であるから、中
間点Mj、j+1では下限値Gminを指定する。中間
点Mj、j+1の上限値Gmaxや下限値Gminを定
める場合、ファジィ推論方法を使用し、マスタポイント
MjとマスタポイントMj+1の距離が長いほど、凸部
または凹部の曲率を緩やかにする必要があるので、肉厚
目標値Gである上限値は小さく、下限値は大きくする。
逆に、マスタポイントMj、Mj+1の距離が短い時に
は凸部または凹部の曲率をきつくする。この曲率を緩く
したり、きつくしたりする度合を、本発明ではファジィ
推論により決定しようとするもので、マスタポイントM
j、マスタポイントMj+1との2点間距離L(mm)
を算出して図7より入力メンバーシップ関数のファジィ
変数を決定し、この入力メンバーシップ関数のファジィ
変数より図8によりオフセット値OF(mm)を決定す
る。図7、図8の入力メンバーシップ関数、出力メンバ
ーシップ関数のファジィ変数(NN、NZ、NP、Z
E、PN、PZ、PP)はそれぞれ図9に示す意味を示
している。オフセット値OF(mm)が決定されると、
中間点Mj、j+1は下式で算出される。
【0011】
【数1】
【0012】以上のようにして、今までのn個のマスタ
ポイントM1 、M2 、‥‥、Mnで構成されるマスタポ
イント数列MMn={M1 、M2 、‥‥、Mj、Mj+
1、‥‥、Mn}に新しく決定された中間点Mj、j+
1を加えたマスタポイント数列MMn+1={M1 、M
2 、‥‥、Mj、Mj、j+1、Mj+1、‥‥、M
n}が構成される。以下同様な手順を経て、MMn+
2、MMn+3、‥‥、Mn+mのマスタポイント数列
を必要な程度まで作成する。MMnよりMMn+mへ中
間点を順次作成していく細分化作業の程度は、あらかじ
め細分化回数mの値を指定することによって設定され
る。
【0013】ファジィ推論で用いるファジィルールは、
以下のように設定できる。 (ルール1)MjとMj+1の2点間の距離が非常に小
さければ(図7のNNに該当)、オフセット量を大きく
する(図8のPPに該当)。 (ルール2)MjとMj+1の2点間の距離が普通に小
さければ(図7のNZに該当)、オフセット量を普通に
大きくする(図8のPZに該当)。 (ルール3)MjとMj+1の2点間の距離が少し小さ
ければ(図7のNPに該当)、オフセット量を少し大き
くする(図8のPNに該当)。 (ルール4)MjとMj+1の2点間の距離が普通であ
れば(図7のZEに該当)、オフセット量を普通にする
(図8のZEに該当)。 (ルール5)MjとMj+1の2点間の距離が少し大き
ければ(図7のPNに該当)、オフセット量を少し小さ
くする(図8のNPに該当)。 (ルール6)MjとMj+1の2点間の距離が普通に大
きければ(図7のPZに該当)、オフセット量を普通に
小さくする(図8のNZに該当)。 (ルール7)MjとMj+1の2点間の距離が非常に大
きければ(図7のPPに該当)、オフセット量を非常に
小さくする(図8のPPに該当)。 次に、実際の適用例について説明する。例えば、Mjと
Mj+1の2点間の距離を33mmとすれば、距離が少
し小さい(NP)のグレード値X=0.7と距離が普通
(ZE)のグレード値X=0.3が得られる。次に、上
記制御ルールにおいて、(ルール5)と(ルール4)を
用いて 「オフセット量を少し小さくする」 グレード値X=0.7‥‥ 「オフセット量を普通にする」 グレード値X=0.3‥‥ が得られる。、に示されるグレード値Xより、制御
量を決定するためのメンバーシップ関数(図8)の「オ
フセット量を少し小さくする」および「オフセット量を
普通にする」をそれぞれ0.7倍、0.3倍し、それら
を重ねた図10が得られる。得られた図形について、左
右の面積が同じになるような点(重心)を制御量とし、
調整弁へ信号を出力する。今回の場合は「オフセット量
を3.5mmにする」(この計算式は後述する)が得ら
れる。なお、この推論方法には、他にも色々な方法が提
案されているが、本明細書では上記例の説明によるMa
mdani方式(min−max合成法)を採用する。
【0014】上述したファジィ推論の適用例の実際の手
順をまとめると以下のとおりとなる。 (1)IF部のメンバーシップ関数に実際のMjとMj
+1の2点間距離の計測値を入れる。 (例)33mmを図7のメンバーシップ関数群に入れる
とNP、ZEのメンバーシップ関数が該当する。それぞ
れのグレード値Xは0.7、0.3である。 (2)上記IF部のメンバーシップ関数NP、ZEに該
当するルールは(ルール5)と(ルール4)である。 (3)上記ルールのTHEN部のメンバーシップ関数を
IF部のグレード値X=0.7、グレード値X=0.3
にて頭切り法(αカット法ともいう)を行う。 (4)頭切りを行った面積S1 、S2 の合成を行う。 (5)各面積をS1 、S2 とし、また面積S1 の重心を
ω1 、面積S2 の重心をω2 とすれば、求める推論値
(合成三角形の重心)ω0 とすれば、計算式は以下のよ
うになる。
【0015】 ω0 =(ω1 ×S1 +ω2 ×S2 )/(ω1 +ω2 )
【0016】上記例で当てはめると、ω1 =−5、ω2
=0となり、ω0 =S1 となる。一方、面積S1 は三角
形であるので、S1 =1/2×0.7×10=3.5で
あり、推論値ω0 =3.5mmとなる。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の方法によれ
ば、所望のパリソンパターンが簡便容易に得られ、新規
の成形条件設定や成形条件変更に伴う時間短縮が可能と
なり、パリソン厚さの微量調整が容易に遂行されるか
ら、成形品品質が向上するとともに、生産性と運転操作
性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るパリソン肉厚制御装置の
構成図である。
【図2】本発明の実施例に係るパリソン肉厚制御方法の
フローチャートである。
【図3】本発明の実施例に係るパリソンパターンの説明
図である。
【図4】本発明の実施例に係るパリソンパターンの説明
図である。
【図5】本発明の実施例に係るパリソンパターンの説明
図である。
【図6】従来のパリソンパターンの1実施例である概略
図である。
【図7】本発明の実施例に係るファジィ推論方式の入力
メンバーシップ関数の説明図である。
【図8】本発明の実施例に係るファジィ推論方式の出力
メンバーシップ関数の説明図である。
【図9】本発明の実施例に係るファジィ推論方式のファ
ジィ変数の説明図である。
【図10】本発明の実施例に係るファジィ推論方式の適
用例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ブロー成形機 2 ダイス 2a ブローヘッド 2b ノズル 2c 樹脂通路 3 コア 3A マンドレル 3a ロッド 4 射出装置 5 射出シリンダ 5a ピストンロッド 5b 位置検出器 6 押出機 7 ノズルスリット 8 パリコンシリンダ 9 ダイギャップ検出器 10 サーボバルブ 11 指令信号設定部 12 偏差演算部 13 PID制御演算設定部 14 ディスプレイ装置 15 入力装置 16 パリソン肉厚制御装置 G ダイギャップ量(ダイギャップ値) G1 ダイギャップ量設定値 G2 ダイギャップ量計測値 Gmax 上限値 Gmin 下限値 S 射出ストローク e 偏差 Mi、Mj マスタポイント Mj、j+1 MjとMj+1の中間点 W 許容値(許容幅) g(Mi) Miにおける設定ダイギャップ値 Mmax g(Mi)が最大となるマスタポイント Mmin g(Mi)が最小となるマスタポイント A 修正前曲線(従来) B 修正後曲線(従来) C 補間曲線(修正前曲線) F 最終補間曲線(修正後曲線) L Mj、Mj+1の2点間距離 OF オフセット値 MMn マスタポイント個数nのマスタポイント数列 MMn+m マスタポイント個数n+mのマスタポイン
ト数列 S1 面積(三角形) S2 面積(三角形) ω0 推論値(合成三角形の重心) ω1 重心 ω2 重心 X グレード値

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンドレルとブローヘッドとの間に形成
    される間隙に供給した溶融樹脂を射出装置により間隙下
    端のノズルスリットから押し出して成形されるパリソン
    の肉厚制御方法であって、成形中の射出ストロークと前
    記ノズルスリットのダイギャップ量とを軸とする直交2
    軸上の画面にあらかじめ任意に複数個のマスタポイント
    を設定し、該マスタポイントを通過する曲線をファジィ
    推論方式による補間法により求めた後、隣り合うマスタ
    ポイントの2点のダイギャップ量がほぼ等しい場合には
    得られた補間曲線が該2点間であらかじめ設定した許容
    値を超過しないように該2点における各々の該補間曲線
    の勾配を低減して該補間曲線を修正するとともに、マス
    タポイントのうちダイギャップ量の最大値および最小値
    を示すマスタポイントの2点における設定許容値を該補
    間曲線が超過しないように該2点のマスタポイントにお
    ける曲線の勾配を調整して得られた修正曲線をパリソン
    肉厚特性曲線とし、該パリソン肉厚特性曲線に基づいて
    前記ノズルスリットのダイギャップ量を制御するパリソ
    ンの肉厚制御方法。
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