JP3028773U - 焙煎機及び焙煎装置 - Google Patents

焙煎機及び焙煎装置

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JP3028773U JP1996001403U JP140396U JP3028773U JP 3028773 U JP3028773 U JP 3028773U JP 1996001403 U JP1996001403 U JP 1996001403U JP 140396 U JP140396 U JP 140396U JP 3028773 U JP3028773 U JP 3028773U
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由美乃 原
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有限会社ビズインターナショナル
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 火力の調整が容易で、焙煎時間を短縮するこ
との可能であり、さらに焙煎したコーヒー豆の急冷が可
能な焙煎装置を提供する。 【解決手段】 テーブル34の右側には前記焙煎機1を載
置するガス燃焼機35が設置されている。一方、テーブル
34の左側には冷却装置36が設けられている。また、前記
テーブル34の上方には排気口44を有するフード43が取り
付けられている。前記焙煎機1は、高さ調節可能な脚部
5を備えた機枠4を有する。多数の通気孔19を形成した
コーヒー豆収容用の回転ドラム8を有する。この回転ド
ラム8はモータにより回動可能となっている。前記機枠
4にはカバー15が前記回転ドラム8を開閉自在に取り付
けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、コーヒー豆を焙煎するための焙煎機及び焙煎装置に関する。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
従来の焙煎機は、コーヒー豆を収容する密閉式の回転ドラムに、ダンパーと称 する風量調節弁を設けて、該風量調節弁の開度を調節することにより焙煎の調整 を行う、すなわち燃焼ガスとコーヒー豆とを直接接触させずに間接的に熱風で焙 煎を行うものであった。しかしながら、このような密閉式の焙煎機では、回転ド ラムの内部は外気と遮断されているので、焙煎条件はダンパーの開度の調整に依 存しているため、火力を適当に調整するのが困難であった。しかも、熱が通りに くいために焙煎時間がかかるという問題点もあった。特に、ケニア、タンザニア 、コロンビア等の硬質のコーヒー豆の場合にはこの傾向は顕著である。
【0003】 さらに、焙煎時にはコーヒー豆から煙が排出されるが、従来の密閉式の焙煎機 では、焙煎中のコーヒー豆はこの煙に長くさらされることになるため、これを除 去することができれば、さらに芳香に優れたコーヒー豆を与える焙煎機とするこ とができる。そこで、開放式の焙煎機とすることが考えられるが、そうすると熱 効率が一層低下するため焙煎にさらに時間がかかってしまうという問題点がある 。特に、生のコーヒー豆を焙煎してその場で消費者に提供する場合には、焙煎時 間が短いのが望ましい。
【0004】 また、直火式の焙煎機もあるが、この焙煎機でも火力を適当に調整するのが困 難であり、また、多量のコーヒー豆を均一に焙煎するには時間がかかるなどの問 題点があった。さらに、直火焙煎は軟質のコーヒー豆の焙煎には適当でないばか りか、酸味を引き出したい場合にも好適でないという問題点があった。このため 、火力の調整が容易であるとともに直火式と熱風式とに焙煎方式を簡単に切り換 えることのできる焙煎機が求められている。
【0005】 ところで、焙煎したコーヒー豆は、焙煎機から取り出したら一か所に集積して 放冷するかもしくは風冷することにより冷ますが、焙煎したコーヒー豆の芳香を 保つには、できるだけ迅速に冷ますのが望ましい。しかしながら、従来は焙煎機 と冷却装置とが別々であったので、迅速に冷却するには限界があった。また、冷 却時に風味を損ないやすいという問題点もあった。
【0006】 本考案は、上記問題点を解決することを目的としてなされたものであり、火力 の調整が容易で、短時間で焙煎することの可能な開放式の焙煎機を提供すること を目的とする。また、本考案は、火力の調整が容易で、焙煎時間を短縮すること が可能であり、さらに焙煎したコーヒー豆の急冷が可能な焙煎装置を提供するこ とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項1記載の焙煎機は、高さ調節可能な脚部を備えた機枠と、前記 機枠に軸線を横向きとして着脱可能に架設されるとともに多数の通気孔を形成し たコーヒー豆収容用の回転ドラムと、前記機枠に開閉自在に取り付けられたカバ ーと、前記回転ドラムの駆動装置と、前記機枠の底部に形成された開口部に開閉 可能に設けられた開閉板とを備えるものである。このような構成を採用すること により、この焙煎機を燃焼機上に設置し前記回転ドラム内にコーヒー豆を収容し て、カバーを閉じた状態で回動させてコーヒー豆を焙煎することができる。この 際、機枠の脚部の高さを調節することにより、燃焼機との距離を調整することが できるので所望の焙煎条件で焙煎を行うことができる。さらに回転ドラムは、多 数の通気孔を有する開放式であるので焙煎による煙を排出しやすい一方、該回転 ドラムがカバーに覆われているので熱効率が良好である。さらに、機枠底部の開 閉板を開閉するだけで焙煎方法を直火式焙煎と半熱風式焙煎とに容易に切り換え ることができる。
【0008】 請求項2記載の焙煎機は、前記機枠の脚部がネジ部材と該ネジ部材に螺合した 高さ調節部材とを有するものである。このような構成を採用することにより、前 記高さ調節部材の位置を調整するだけで脚部の高さを調節することができる。
【0009】 請求項3記載の焙煎機は、前記カバーの閉成時における回転ドラムとの間隙が 1〜2センチであるものである。このような構成を採用することにより、回転ド ラム内のコーヒー豆の加熱効率が良好であるので焙煎時間の短縮を図れ、かつ焙 煎時の煙が排出しやすくなっているので、煙によるコーヒー豆の雑味を低減する ことができる。
【0010】 また、本考案の請求項4記載の焙煎装置は、燃焼機及び冷却装置を備えるテー ブルと、前記燃焼機の上部に設置された焙煎機と、前記テーブルの上側に取り付 けられた上端部に排気口を有するフードとを備え、前記焙煎機は高さ調整可能な 脚部を備えた機枠と、前記機枠に軸線を横向きとして着脱可能に架設されるとと もに多数の通気孔を形成したコーヒー豆収容用の回転ドラムと、前記機枠に開閉 自在に取り付けられたカバーと、前記回転ドラムの駆動装置と、前記機枠の底部 に形成された開口部に開閉可能に設けられた開閉板とからなるものである。この ような構成を採用することにより、焙煎機の回転ドラム内にコーヒー豆を収容し て、燃焼機に点火しカバーを閉じた状態で回転ドラムを回動させてコーヒー豆を 焙煎することができる。この際、機枠の脚部の高さを調節することにより、燃焼 機と焙煎機との距離を調整することができる。さらに回転ドラムは、多数の通気 孔を有する開放式であるので焙煎による煙を排出しやすく、しかも前記テーブル に上端部に排気口を有するフードが取り付けられているので、焙煎による煙を速 やかに除去することができ、煙によるコーヒー豆の雑味を低減させることができ る。一方、該回転ドラムがカバーに覆われているので熱効率が良好である。さら に、機枠底部の開閉板を開閉するだけで直火式焙煎と半熱風式焙煎とに焙煎方法 を容易に切り換えることができる。また、この焙煎機においてコーヒー豆を焙煎 した後は、テーブルに設けられた冷却装置により焙煎したコーヒー豆などを速や かに冷却することができる。
【0011】 請求項5記載の焙煎装置は、前記排気口に排気ファンが設けられており、前記 排気口が排気管を介して排出ファンを備えた排出部に連通しているものである。 このような構成を採用することにより、焙煎により生じた煙を一層素早く除去す ることができる。また、排出ファンを排気管を経由して焙煎装置から離間した場 所に設けることができるので、焙煎箇所での騒音がほとんどない。
【0012】 さらに、請求項6記載の焙煎装置は、前記冷却装置が前記テーブルに形成され た開孔部と、前記開孔部に取り付けられた目皿と、前記目皿の下側に設置された 吸気ファンとから構成されるものである。このような構成を採用することにより 、焙煎した豆を回転ドラムから開孔部内の目皿上に移すだけで迅速に冷却するこ とができる。また、該冷却は吸気ファンによるので、焙煎後のコーヒー豆の周囲 に付着した煙を迅速に除去することができる。
【0013】
【考案の実施形態】
以下、本考案の一実施例を添付図面を参照して説明する。まず、本考案の焙煎 機について説明する。焙煎機1は、前後板2,2A及び左右側板3,3Aで四方 を囲んで鋼製の機枠4が形成されている。この機枠4の4箇所の底角部は下方に 突出して4本の脚部5…が形成されており、この脚部5…の下部にはネジ部材6 と該ネジ部材6に螺合した高さ調節部材たる一対のナット7,7が設けられてお り、このネジ部材6の下端は後述するガス燃焼機に固定されている。この機枠4 には、コーヒー豆収容用の鋼製の回転ドラム8が軸線を横向きとして着脱可能に 架設されており、さらに前記機枠4の底部開口部9には、該底部開口部9を閉塞 可能な鋼製の開閉板10が設けられている。そして、左側板3の中央上部には円弧 状の切欠き部11が形成されるとともに該切欠き部11の外側前後には後述する径小 筒部を支持する一対のローラ12が設けられている。一方、前記右側板3Aには後 述する軸部が挿入する鉤状の切欠き部13が形成されている。また、前記底部開口 部9の左右には縁板14が内側に形成され、この縁板14に前記開閉板10が載置され て着脱することにより開閉可能となっている。さらに前記後板2Aにはカバー15 がヒンジ16を介して前記回転ドラム8の上方を覆うように開閉可能に設けられて いる。本実施例においてはこのカバー15は閉成時には円弧面が前記回転ドラム8 のほぼ同心円上に位置し、該回転ドラムに対して1〜2センチ、特に約1.5セ ンチ程度の間隙Dを形成するように構成されている。
【0014】 前記回転ドラム8は円筒部17とこの円筒部17の左右に一体的に配設される左右 側板部18,18Aとを有しており、前記円筒部17、左右側板部18,18Aには前記コ ーヒー豆よりも径小な通気孔19が多数形成されている。さらに前記左側板部18の 中心には内外に挿通する径小筒部20が外側へ突出して連設されており、ここから コーヒー豆を出入れすることができるようになっている。また右側板部18Aの中 心に軸部21が外側に突出して連結されており、この軸部21の中間部には従動歯車 22が同軸状に固着されるとともに先端にはハンドル23が設けられている。そして 、前記右側板3A側に前記従動歯車22に噛合する駆動歯車24が設けられており、 この駆動歯車24は制御ボックス25に付設された駆動装置たるモータ25Aにより回 転駆動されるようになっている。なお、26は制御ボックス25に設けたモータ25A のスイッチである。
【0015】 次に上述したような焙煎機1を備えた焙煎装置について説明する。この焙煎装 置31は扉33を備えた台32上にテーブル34が設けられており、このテーブル34の右 側には前記焙煎機1を載置するガス燃焼機35が設置されている。一方、テーブル 34の左側には冷却装置36が設けられている。この冷却装置36は、テーブルの左側 に形成された正方形の開孔部37と、前記開孔部37の底面にさらに形成された円形 の凹部38とこの円形の凹部38の底面に取り付けられた目皿39と、この目皿39の下 側で台32の左側上部に取り付けられた収納ボックス40内に内蔵された吸気ファン 41とから構成されている。また、前記開孔部37の後側には、横長な矩形の排気孔 42が形成されており、この排気孔42は、前記収納ボックス40に連通しており、吸 気ファン41から吸気すると排気孔42から排出するように構成されている。また、 前記テーブル34の上方には、左右壁部43A及び後壁部43Bとを有するフード43が 取り付けられており、前記フード43の頂部は裁頭角錐形に形成され、その上端に は排気口44が形成されており、この排気口44に排気ファン45が付設されている。 この排気口44は、排気管たるダクト46に接続されており、このダクト46は密閉式 の排出ファン47を備えた排出部48に連通している。なお、この排気ファン45及び 排出ファン47は、それぞれ単独で稼働可能であるとともに、前記吸気ファン41を 稼働させるとこれに伴い連動するように構成されている。なお、49は焙煎装置31 の下部に装着したキャスターである。
【0016】 前記構成につきその作用について説明する。まず、円筒部17を通してコーヒー 豆を回転ドラム8に収容する。この際ケニア、タンザニア、コロンビア等の硬質 のコーヒー豆の場合には、強く焙煎をする必要があるので開閉板10を底部開口部 9より取り外しておく。一方、ブラジル、モカ、キューバ等の軟質のコーヒー豆 の場合には、弱く焙煎する必要があるので開閉板10を底部開口部9に取り付けて おく。そして、ハンドル23を持って前記径小筒部20を円弧状の切欠き部11に挿入 して一対のローラ12により支持し、一方前記軸部21を前記鉤状の切欠き部13に挿 入すると共に従動歯車22と駆動歯車24とを噛合させて、回転ドラム8をセットし 、カバー15を閉じる。この際、強く焙煎を行う時には燃焼ガス量を多くするだけ でなく、ナット7を回してネジ部材6の螺合箇所を低くして焙煎機1の脚部5を 短くすることにより焙煎機1をガス燃焼機35に近づける。一方弱く焙煎を行う時 には燃焼ガス量を少なくするだけでなく、ナット7を逆方向に回してネジ部材6 の螺合箇所を高くして焙煎機1の脚部5を長くすることにより焙煎機をガス燃焼 機から遠ざける。この脚部5の高さの調節によりガス燃焼機35と回転ドラム8の 下端部との距離を2〜3センチ以下の範囲内で調整することができる。
【0017】 次にガス燃焼機35を燃焼させることにより、燃焼ガスを焙煎機1の底部側に排 出する。そして、スイッチ26を入れモータ25Aを回転させて回転ドラム8を回動 させる。この回転速度は60〜90回転/分程度、例えば78回転/分程度とすればよ い。これとともに排気ファン45及び排出ファン47のスイッチ(図示せず)を入れ て排気する。この際、前記開閉板10を底部開口部9より取り外した強い焙煎の場 合には、燃焼ガスはコーヒー豆を収容した回転ドラム8の通気孔19を通過して内 部に入り込んだ後に、再び回転ドラム8より外部に排出した後に上昇して焙煎を 行う。一方前記開閉板10を底部開口部9に取り付けた弱い焙煎の場合には、燃焼 ガスは前記回転ドラム8の外側を通過して燃焼ガスが上昇し焙煎を行う。なお、 前記燃焼ガスの上昇は、フード43に設けた排気ファン45により強制的に行われる 。そして、この燃焼ガスは、前記回転ドラム8の回動に伴い回転ドラム8の回り にしばらく滞留することにより効率的に焙煎が行われる。その後、焙煎の際に生 じた煙などとともに排気ファン45により上昇し、ダクト46から排出ファン47を経 て排出部48から強制的に排出される。このため、効率的に焙煎を行うことができ るとともに、焙煎したコーヒー豆が煙にさらされることがないため、雑味を低減 させることができる。このような本実施例にコーヒー豆の焙煎装置による焙煎時 間は、200 gのコーヒー豆で約7分、400 gで約9分、600 gで約12分であり、 従来の密閉式の小型焙煎機の場合、それぞれ200 gのコーヒー豆で約10分、400 gで約13分、600 gで約16分であり、焙煎時間の短縮が図られている。
【0018】 このようにしてコーヒー豆を焙煎したら、図5に示すように回転ドラム8内か ら素早く冷却装置36の円形の凹部38の目皿39上にコーヒー豆Bを取り出し、吸気 ファン41のスイッチ(図示せず)を入れる。そうするとこの吸気ファン41の吸気 に伴いコーヒー豆Bが冷却される。この際、焙煎後のコーヒー豆Bの周囲に付着 した煙も迅速に除去される。そして、このコーヒー豆Bから熱や煙を奪った暖気 は排気孔42から排気されるが、この吸気ファン41と排気ファン45及び排出ファン 47とは連動するように構成されているので、この暖気は排気ファン45から上昇し てダクト46から排出ファン47を経て排出部48から強制的に排出される。このよう にして焙煎後のコーヒー豆Bを200 gで約30秒、400 gで約1分、600 で約1分 30秒で迅速に冷却することができる。
【0019】 以上詳述したとおり前記実施例の焙煎機1は、高さ調節可能な脚部5を備えた 機枠4と、前記機枠4に軸線を横向きとして着脱可能に架設されるとともに多数 の通気孔19を形成したコーヒー豆収容用の回転ドラム8と、前記機枠4に開閉自 在に取り付けられたカバー15と、前記回転ドラム8の駆動装置たるモータ25Aと 、前記機枠4の底部に形成された底部開口部9に開閉可能に設けられた開閉板10 とを備えることにより、この焙煎機1をガス燃焼機35上に設置し前記回転ドラム 8内にコーヒー豆を収容して、カバー15を閉じた状態で回動させてコーヒー豆を 焙煎することができる。この際、ネジ部材6と該ネジ部材6に螺合したナット7 により機枠4の脚部5の高さを調節することにより、燃焼機35との距離を調整す ることができるので、焙煎の強弱を調整することができるため焙煎条件に応じて 焙煎時間の短縮を図ることができる。また、開閉板10を付けておくか、外してお くかにより底部開口部9の開閉を切り換えることができるので、硬質のコーヒー 豆の場合には、開閉板10を取り外して直火により強く焙煎することができ、コー ヒー豆表面のカラメル化と同時に中まで火を通すことができる一方、軟質のコー ヒー豆の場合には、開閉板10を取り付けることにより半熱風式焙煎で、素早くか つコーヒー豆一粒一粒に均一に熱が加わりムラのない焙煎を行うことができる。 さらに、前記脚部5の高さと、開閉板10の有無と、焙煎時間とを組み合わせるこ とにより、焙煎の度合いを自在に調整することができ、嗜好にあわせた酸味と苦 みのバランスの調整が可能である。特に本実施例においては前記カバー15の閉成 時における回転ドラム8との間隙Dを1〜2センチとしているので、回転ドラム 8内のコーヒー豆の加熱効率が良好であり、かつ焙煎時に生じた煙を排出しやす くなっている。
【0020】 また、この焙煎機1を備えた前記実施例の焙煎装置31は、右側にガス燃焼機35 を備えるとともに左側に冷却装置36を備えるテーブル34と、前記ガス燃焼機35の 上部に設置された前記焙煎機1と、前記テーブル34の上側に取り付けられた上端 部に排気口44を有するフード43とを備えるものであるので、焙煎中に生じた煙は 、排気口44を通って上方に排出されるので、焙煎した燃焼ガスがよどむことがな く、この結果コーヒー豆に煙が付着するのが防止されるので雑味を低減すること ができる。特に、前記排気口44に排気ファン45が設けられており、前記排気口44 がダクト46を介して排出ファン47を備えた排出部48に連通しているものであるの で、焙煎により生じた煙を一層素早く除去することができる。また、排出部48を ダクト46を経由して焙煎機1から離間した場所に設けることができるので、焙煎 箇所において排出ファン47による騒音もない。また、冷却装置36が焙煎機1に隣 設しているので、焙煎後のコーヒー豆を迅速に冷却することができる。特に本実 施例においては、冷却装置36が前記テーブル34に形成された開孔部37と、前記開 孔部37に取り付けられた目皿39と、前記目皿39の下側に設置された吸気ファン4
1 とから構成されているので、焙煎した豆を回転ドラム8から開孔部37内の目皿
39 上に移すだけで迅速に冷却することができる。また、該冷却は吸気ファン41の吸 気によるものであるので、コーヒー豆が煙や匂いなどにさらされることがなく、 雑味を低減させることができる。
【0021】 以上本考案の実施例を添付図部を参照して説明してきたが、本考案は前記実施 例に限定されるものではなく、本考案の思想を逸脱しない範囲で種々の変形が可 能である。例えば、開閉板10は前記実施例においては取り外し可能としたが開閉 可能であればよく例えばスライド式とするなど種々の変形実施が可能である。ま た、吸気ファン41としてはシロッコファンを用いることもできる。
【0022】
【考案の効果】
本考案の請求項1記載の焙煎機は、高さ調節可能な脚部を備えた機枠と、前記 機枠に軸線を横向きとして着脱可能に架設されるとともに多数の通気孔を形成し たコーヒー豆収容用の回転ドラムと、前記機枠に開閉自在に取り付けられたカバ ーと、前記回転ドラムの駆動装置と、前記機枠の底部に形成された開口部に開閉 可能に設けられた開閉板とを備えるものである。このため機枠の脚部の高さを調 節することにより、燃焼機との距離を調整することができる。さらに回転ドラム は、多数の通気孔を有する開放式であるので焙煎による煙を排出しやすい一方、 該回転ドラムがカバーに覆われているので熱効率が良好である。さらに、機枠底 部の開閉板を開閉するだけで直火式焙煎と半熱風式焙煎とに焙煎方法を容易に切 り換えることができる。
【0023】 請求項2記載の焙煎機は、前記機枠の脚部がネジ部材と該ネジ部材に螺合した 高さ調節部材とを有するものであるので、前記高さ調節部材の位置を調整するだ けで、脚部の高さを調節することができる。
【0024】 請求項3記載の焙煎機は、前記カバーの閉成時における回転ドラムとの間隙が 1〜2センチであるものであるので、回転ドラム内のコーヒー豆の加熱効率が良 好であり、かつ焙煎時の煙を排出しやすくなっている。
【0025】 また請求項4記載の本考案の焙煎装置は、燃焼機及び冷却装置を備えるテーブ ルと、前記燃焼機の上部に設置された焙煎機と、前記テーブルの上側に取り付け られた上端部に排気口を有するフードとを備え、前記焙煎機は高さ調整可能な脚 部を備えた機枠と、前記機枠に軸線を横向きとして着脱可能に架設されるととも に多数の通気孔を形成したコーヒー豆収容用の回転ドラムと、前記機枠に開閉自 在に取り付けられたカバーと、前記回転ドラムの駆動装置と、前記機枠の底部に 形成された開口部に開閉可能に設けられた開閉板とからなるものである。このた め焙煎による煙を速やかに除去することができ、焙煎によるコーヒー豆の雑味を 低減させることができる。また、この焙煎機においてコーヒー豆を焙煎した後は 、テーブルに設けられた冷却装置により焙煎したコーヒー豆などを速やかに冷却 することができる。
【0026】 請求項5記載の焙煎装置は、前記排気口に排気ファンが設けられており、前記 排気口が排気管を介して排出ファンを備えた排出部に連通しているものであるの で、焙煎により生じた煙を一層素早く除去することができる。また、排出ファン を排気管を経由して焙煎装置から離間した場所に設けることができるので、焙煎 時の騒音もほとんどない。
【0027】 さらに、請求項6記載の焙煎装置は、前記冷却装置が前記テーブルに形成され た開孔部と、前記開孔部に取り付けられた目皿と、前記目皿の下側に設置された 吸気ファンとから構成されるものであるので、焙煎した豆を回転ドラムから開孔 部内の目皿上に移すだけで迅速に冷却することができる。また、該冷却は吸気フ ァンによるので、焙煎後のコーヒー豆の周囲に付着した煙を迅速に除去すること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例による焙煎機を示す分解斜
視図である。
【図2】前記焙煎機を示す側面図である。
【図3】前記焙煎機の脚部を示す拡大図である。
【図4】本考案の第1実施例による焙煎装置を示す斜視
図である。
【図5】前記焙煎装置を示す縦断面図である。
【図6】前記焙煎装置のテーブルを示す平面図である。
【図7】前記焙煎装置のフードを下からみた平面図であ
る。
【符号の説明】
1 焙煎機 4 機枠 5 脚部 6 ネジ部材 7 ナット(高さ調節部材) 8 回転ドラム 9 底部開口部 10 開閉板 15 カバー 19 通気孔 31 焙煎装置 34 テーブル 35 ガス燃焼機(燃焼機) 36 冷却装置 37 開孔部 38 凹部 39 目皿 41 吸気ファン 43 フード 44 排気口 45 排気ファン 46 ダクト(排気管) 47 排出ファン 48 排出部

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高さ調節可能な脚部を備えた機枠と、前
    記機枠に軸線を横向きとして着脱可能に架設されるとと
    もに多数の通気孔を形成したコーヒー豆収容用の回転ド
    ラムと、前記機枠に開閉自在に取り付けられたカバー
    と、前記回転ドラムの駆動装置と、前記機枠の底部に形
    成された開口部に開閉可能に設けられた開閉板とを備え
    ることを特徴とする焙煎機。
  2. 【請求項2】 前記機枠の脚部がネジ部材と該ネジ部材
    に螺合した高さ調節部材とを有することを特徴とする請
    求項1記載の焙煎機。
  3. 【請求項3】 前記カバーの閉成時における回転ドラム
    との間隙が1〜2センチであることを特徴とする請求項
    2記載の焙煎機。
  4. 【請求項4】 燃焼機及び冷却装置を備えるテーブル
    と、前記燃焼機の上部に設置された焙煎機と、前記テー
    ブルの上側に取り付けられた上端部に排気口を有するフ
    ードとを備え、前記焙煎機は高さ調整可能な脚部を備え
    た機枠と、前記機枠に軸線を横向きとして着脱可能に架
    設されるとともに多数の通気孔を形成したコーヒー豆収
    容用の回転ドラムと、前記機枠に開閉自在に取り付けら
    れたカバーと、前記回転ドラムの駆動装置と、前記機枠
    の底部に形成された開口部に開閉可能に設けられた開閉
    板とからなることを特徴とする焙煎装置。
  5. 【請求項5】 前記排気口に排気ファンが設けられてお
    り、前記排気口が排気管を介して排出ファンを備えた排
    出部に連通していることを特徴とする請求項4記載の焙
    煎装置。
  6. 【請求項6】 前記冷却装置が前記テーブルに形成され
    た開孔部と、前記開孔部に取り付けられた目皿と、前記
    目皿の下側に設置された吸気ファンとから構成されるこ
    とを特徴とする請求項5記載の焙煎装置。
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