JP3028659U - タッチ方式でカーソルを制御する装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タッチ方式でカーソルを制御する装置を提供
する。 【解決手段】 主な構造としては、タッチパネル、両側
に設けられたキー、前のキー、カバー、ベース、回路基
板から形成される。一方、回路のレイアウトで、両側に
おけるキー及び前の二つのキーが連結される。また、す
べてのキーがカバーの端を覆う。使う場合に、操作のし
やすさに応じて、左側のキー、又は左前のキー、又は右
側のキー、又は右前のキーを選ぶ事が可能で、体の坐る
姿勢、又は手の位置が傾斜しても可能であり、より大き
い操作範囲を提供する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は両側及び前部に、キーが設けられるタッチ方式でカーソルを制御する 装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のカーソルを制御する装置は図１２に示すように、制御パネル、前部のキ ーからなる。前部のキーでのみ押圧操作が可能なので、次の欠点がある； （１）キーが狭くて小さいだけでなく、前のみに局部的に集中しているので、 操作のために、手のひらをカーソル制御装置の一定の場所に保持しなければなら ない。

【０００３】 （２）手のひらが大きいユーザにとって、指がタッチパネル及びキーの操作に とって便利な範囲を越えやすいので、手のひらを曲げて、指の距離を縮め、又は 、絶えず指をタッチパネルとキーとの間で移動させなければならず、不便である 。 （３）キーがカバーの中にかぶせられているので、指の押す範囲が制限され、 大きい指を持つユーザにとって、不便である。

【０００４】 （４）手のひらを特定の操作方式又は位置に維持させなければならないので、 手の位置又は体の姿勢が制限され、心身共に疲労する。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

したがって、本考案の目的は、両側及び前部に、キーが設けられるタッチ方式 でカーソルを制御する装置を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記目的はタッチパネル、左側のキー、右側のキー、左前のキー、右前のキー 、カバー、ベース、回路基板、及びスイッチからなり、回路基板がカバーとベー スにより組み立てられる筺体の中に配置され、またカバーの真中に、タッチパネ ルが備えられ、両側に、左側のキー、右側のキーが用意され、前に、左前のキー 、右前のキーが設置され、すべてのキーの底に、スイッチが設けられ、それによ り回路基板と接続されるタッチ方式でカーソルを制御する装置により達成される 。

【０００７】 本考案により、両側におけるキー及び前の二つのキーが回路で連結される。つ まり、左側のキーと左前のキー、右側のキーと右前のキーが連結される。 操作の場合に、指をタッチパネルの表面で移動させ、キーを押す作用力を電気 の信号へ変換しながら、回路基板まで伝送する。その次にその信号をコンピュー タに入力し計算してから、カーソルをモニターの対応位置に表示する。カーソル が所望の項目の所に到達したときに両側のキー又は前部のキーで選択する。左側 のキーと左前のキー、右側のキーと右前のキーとしては、同じ機能を有する、し かも、キーがカバーの端を覆うので、体の坐る姿勢、手の位置が傾斜しても、指 が大きくても、両側及び前のキーがより大きい操作範囲を提供する事により、体 の坐る姿勢又は手の位置があまり制限されなくて、疲労感も起きなかった。

【０００８】 本考案のもう一つの目的は、両側のキー及び前のキーが対称的に配置されるの で、ユーザの習慣によって、左の手でも右の手でも操作できるという利点を有す る。

【０００９】

【考案の実施の形態】

以下、図面を参照して実施例に合わせて本考案の構造、原理、作用、効果を詳 細に説明する。 本考案の斜視図である図１を参照するに、本考案の主な構造はタッチパネル１ ０，左側のキー１１，右側のキー１２，左前のキー１３，右前のキー１４，カバ ー１５，ベース１６及び連結ワイヤ１７などの要素からなる。一方、筺体はほぼ 平坦な矩形を呈するカバー１５及びベース１６で組み立てられ、円弧状の凸部が その前にある。また、カバー１５の真中に、矩形のタッチパネル１０が設けられ る。両側には、弧状の突起のように、左側のキー１１及び右側のキー１２が設置 され、前方の弧形突出部に、左前のキー１３及び右前のキー１４が並んでいる。 すべてのキーがカバー１５の端を覆う。なお、電気信号を伝送するために、連結 ワイヤがその後部に配置される。

【００１０】 図２を参照するに、それは本考案の断面図である。左側のキー１１及び右側の キー１２の内側端がそれぞれ支持柱２５，２６と接合され、その外側端が両側の 上端を覆うと同時に活動自在なように、ベース１６の中に嵌め込まれる。 左側のキー１１の底が左側のスイッチ２１と接続され、右側のキー１２の底が 右側のスイッチ２２と接続される。タッチパネル１０がカバーに嵌め込まれ、下 の支持柱２５，２６で支えられる。さらに、配線群により、両側のスイッチと一 緒に、回路基板に接続されてから、ベース１６に取り付けられる。

【００１１】 図３を参照するに、それは本考案の側断面図である。左前のキー１３及び右前 のキー１４の内側端がそれぞれ支持柱２７，２８と接合され、その外側端が上前 端を覆うと同時に、活動自在なように、ベースの中に嵌め込まれる。 左前のキー１３の底が左前のスイッチ２３と接続され、右前のキー１４の底が 右前のスイッチ２４と接続される。両方のスイッチがのちに回路基板に結ばれ、 ベースの上に取り付けられる。

【００１２】 図１乃至図３では、指がタッチパネル１０の表面を移動すると、それは電気信 号に変換され、内部の配線群で回路基板２０まで伝送される。その次に信号はコ ンピュータに入力され計算されてからカーソルはモニターの対応位置に表示され る。カーソルが所望の項目の所にとまると、両側のキー又は前部のキーで選択す る。すなわち、キーの押圧が電気の信号に変換され、回路基板へ伝送される。連 結ワイヤ１７により、コンピュータへ入力され、必要な項目が選択される。

【００１３】 実際に応用する場合には各キーをコンピュータのソフトウェアで、メーンキー とサブキーに分ける事が出来る。つまり、左側のキー１１と左前のキー１３をメ ーンキーとして設定し、右側のキー１２と右前のキー１４をサブキーにする（図 ４を参照）。逆に、右側のキー１２と右前のキー１４をメーンキーに設定し、左 側のキー１１と左前のキー１３をサブキーにすることもできる（図５を参照）。

【００１４】 使用例として、図６〜８に、右の手の操作を示す。左側のキー１１と左前のキ ー１３をメーンキーに設定するときに、人差し指をタッチパネル１０の上に移動 し、カーソルを制御したい場合には、次のようにキーを押す； （１）メーンキーの機能を実行したければ、図６のように、親指で、左側のキ ー１１又は左前のキー１３を押す。

【００１５】 （２）サブキーの機能を実行したければ、図７のように、中指で、右側のキー １２を押す又は、親指で右前のキー１４を押す。 （３）メーンキー及びサブキーの両方の機能を実行したければ、図８のように 、親指で、左側のキー１１又は左前のキー１３を押して、メーンキーの機能を得 る。中指で、右側のキー１２又は右前のキー１４を押し、サブキーの機能を得る 。

【００１６】 また、図９〜１１に左の手での操作を示す。右側のキー１２と右前のキー１３ をメーンキーに設定するときに、人差し指をタッチパネル１０の上に移動し、カ ーソルを制御したい場合には次のようにキーを押す。 （１）メーンキーの機能を実行したい場合に、図９のように親指で、右側のキ ー１２又は右前のキー１４を押す。

【００１７】 （２）サブキーの機能を実行したい場合に、図１０のように中指で、左側のキ ー１１を押す又は親指で左前のキー１３を押す。 （３）メーンキー及びサブキーの両方の機能を実行したい場合に、図１１のよ うに、親指で、右側のキー１２又は右前のキー１４を押して、メーンキーの機能 を得る。中指で左側のキー１１又は左前のキー１３を押して、サブキーの機能を 得る。

【００１８】 このように、いろいろな使用方式で、使用の習慣、坐る姿勢、手の位置などに よって、異なる指で、タッチパネルとキーを操作しても、両手の指で押しても操 作可能である。

【００１９】

【考案の効果】

以上述べたように、本考案による、両側及び前にも、キーが設けられ、又はす べてのキーがカバーの端を覆うタッチタイプカーソル制御装置は、操作の範囲を 拡大するという利点を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のカーソル制御装置の斜視図である。

【図２】本考案のカーソル制御装置の断面図である。

【図３】本考案のカーソル制御装置の側断面図である。

【図４】本考案のカーソル制御装置のメーンキー及びサ
ブキーのレイアウトの説明図である。

【図５】本考案のカーソル制御装置のメーンキー及びサ
ブキーのレイアウトの説明図である。

【図６】本考案のカーソル制御装置を右の手での操作を
説明する図である。

【図７】本考案のカーソル制御装置を右の手での操作を
説明する図である。

【図８】本考案のカーソル制御装置を右の手での操作を
説明する図である。

【図９】本考案のカーソル制御装置を左の手での操作を
説明する図である。

【図１０】本考案のカーソル制御装置を左の手での操作
を説明する図である。

【図１１】本考案のカーソル制御装置を左の手での操作
を説明する図である。

【図１２】従来のカーソル制御装置の平面図である。

【符号の説明】

１０ タッチパネル １１ 左側のキー １２ 右側のキー １３ 左前のキー １４ 右前のキー １５ カバー １６ ベース １７ 連結ワイヤ ２０ 回路基板 ２１ 左側のスイッチ ２２ 右側のスイッチ ２３ 左前のスイッチ ２４ 右前のスイッチ ２５，２６，２７，２８ 支持柱体 ２９ 配線群

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 タッチパネル、左側のキー、右側のキ
   ー、左前のキー、右前のキー、カバー、ベース、回路基
   板、及びスイッチからなり、回路基板がカバーとベース
   により組み立てられる筺体の中に配置され、またカバー
   の真中に、タッチパネルが備えられ、両側に、左側のキ
   ー、右側のキーが用意され、前に、左前のキー、右前の
   キーが設置され、すべてのキーの底に、スイッチが設け
   られ、それにより回路基板と接続されるタッチ方式でカ
   ーソルを制御する装置。
2. 【請求項２】 左側のキーが左前のキーと連接され、右
   側のキーが右前のキーと連接される請求項１記載のタッ
   チ方式でカーソルを制御する装置。
3. 【請求項３】 すべてのキーがカバーの端を覆う請求項
   １記載のタッチ方式でカーソルを制御する装置。