JP3028588U - 締付仮錠装置 - Google Patents

締付仮錠装置

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JP3028588U
JP3028588U JP1996002215U JP221596U JP3028588U JP 3028588 U JP3028588 U JP 3028588U JP 1996002215 U JP1996002215 U JP 1996002215U JP 221596 U JP221596 U JP 221596U JP 3028588 U JP3028588 U JP 3028588U
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seat plate
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孝信 江崎
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Takigen Manufacturing Co Ltd
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Takigen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用中の引張荷重によって軸受板の基部に亀
裂が入ったり破断することがなく、機械的強度の高い締
付仮錠装置を提供する。 【解決手段】 一方の被緊締体1に取り付けられる座板
2と、他方の被緊締体3に取り付けられる受金4と、座
板2に突設した軸受板28,29に枢軸5によって基端
部を連結された操作レバー6と、基端部を枢軸7によっ
て操作レバー6の中間部に連結され、先端部が受金4に
弾性係合する掛金8とから成り、座板2に連続する軸受
板28,29の基部の幅寸法を座板2に向かう程順次増
大させて湾曲状幅付加部28,29aまたは傾斜状幅付
加部28b,29bを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】 本考案は、被緊締体の一方に固着される座板と 、被緊締体の他方に固着される受金と、座板に突設した軸受板に枢軸によって連 結された操作レバ−と、操作レバ−に別の枢軸によって連結された掛金とから成 る締付仮錠装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 この締付仮錠装置では、締付仮錠の成立時には、掛金を操 作レバ−に連結する枢軸が、操作レバ−を座板の軸受板に連結する枢軸よりも被 緊締体正面に近接配置されることによって、掛金と受金の間に緊張力が働き、掛 金先端部と受金との係合が維持される。
【0003】 そのため、座板に連続する軸受板の基部には大きな引張荷重が作用することに なり、長期の使用期間中にこの引張荷重が繰り返し作用することによって、当該 基部に金属疲労が蓄積して、基部に亀裂が入ったり破断することがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 したがって本考案の目的は、使用中の引 張荷重によって軸受板の基部に亀裂が入ったり破断することがなく、機械的強度 の高い締付仮錠装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 以下、添付図面中の参照符号を用いて説明 すると、請求項1の考案の締付仮錠装置は、一方の被緊締体1に取り付けられる 座板2と、他方の被緊締体3に取り付けられる受金4と、座板2に突設した軸受 板28,29に枢軸5によって基端部を連結された操作レバー6と、基端部を枢 軸7によって操作レバー6の中間部に連結され、先端部が受金4に弾性係合する 掛金8とから成り、座板2に連続する軸受板28,29の基部の幅寸法を座板2 に向かう程順次増大させて湾曲状幅付加部28,29aまたは傾斜状幅付加部2 8b,29bを設ける。
【0006】 被緊締体1,3を互いに緊締するには、枢軸5を中心に操作レバ−6を引起し 回転させ、また枢軸7を中心に掛金8を持ち上げ回転させて掛金8の先端部を受 金4に係合させる。そして、枢軸5を中心に操作レバ−6を座板2に向かって倒 伏回転させると、掛金8は先端部を中心に回動し、基端部の枢軸7が座板2に接 近する。
【0007】 締付仮錠を解除するには、操作レバー6を枢軸5を中心に引起し回転させ、掛 金8を枢軸7を中心に回転させて、掛金8と受金4の係合を解除する。
【0008】 請求項2の考案の締付仮錠装置では、錠止軸14の小径軸部15と大径軸部1 6の間には、錠止板9の受溝11の入口縁部11a,11bに衝接して錠止軸1 4を後退摺動させるテーパーカム部19を設ける。
【0009】 そのため、前記した操作レバー6の倒伏回転の終端において錠止軸14のテ− パ−カム部19が受溝11の入口縁部11a,11bに衝接することになり、錠 止軸14はバネ17の付勢に抗して枢軸5の側に後退摺動する。この後退摺動に よって小径軸部15が受溝11内に引き込まれる。小径軸部15が受溝11を通 過して受孔10内に入り、小径軸部15の中心と受孔10の中心が合致した時、 錠止軸14はバネ17の付勢で前進摺動し、大径軸部16が受孔10に自動的に 係合する。
【0010】
【考案の実施の形態】 座板2の後端部には錠止板9を座板2の横断方向に 立設し、錠止板9に座板2の長手方向に貫通した受孔10を設け、錠止板9の先 端縁面9aと受孔10に開口した受溝11を錠止板9に設け、受溝11の開口幅 を受孔10の直径よりも短く設定する。操作レバー6の内側に設けたガイド部材 に操作レバー6の長手方向に貫通した軸孔13を設け、軸孔13に嵌挿した錠止 軸14に受溝11を通過可能な小径軸部15と、受溝11を通過不可能であって 受孔10に係合可能な大径軸部16を設ける
【0011】 また、掛金8が受金4に弾性係合したとき、大径軸部16が受孔10に係合す る方向に錠止軸14をバネ17によって摺動付勢し、大径軸部16が受孔10に 係合した位置で錠止軸16の摺動を停止させる停止部18を錠止軸14に設ける 。ガイド部材を溝形板12で構成し、操作レバー6の主体部内面に溶接する。操 作レバー6の横断方向に配置した溝形板12の前後一対の直立板20,21には 軸孔13,13を整列して設ける。錠止軸14の付勢用バネは圧縮コイルバネで 構成し、前側の直立板20と大径軸部15の前端肩面22の間に挿入する。錠止 軸14の停止部18は、錠止軸14の基端部を加締め加工で拡径することによっ て形成される。
【0012】 掛金8はコ字形に折り曲げた弾性金属棒材で構成され、枢軸7は内側に折り返 した左右基端部自体で構成される。座板2の前端部には左右一対の軸受板28, 29が座板2の長手方向に立設され、各軸受板28,29の先端部には軸孔30 が設けられる。操作レバー6の左右一対の側板23,24の前端部には軸孔31 が設けられ、枢軸5は軸孔31と軸孔30に嵌挿され、先端部を加締め加工され る。
【0013】 掛金8の枢軸7が嵌挿される軸孔25は、操作レバー6の側板23,24の中 間部に丸孔状に設けられる。受金4には被緊締体3に対する固着孔33を設け、 座板2には被緊締体1に対する固着孔32を設ける。なお、溝形板としたガイド 部材を操作レバー6の左右側板23,24の一方の内面に溶接などで固着したり 、前記直立板20,21に相当する板部を操作レバー6の主体部や側板23,2 4から切り起したり、あるいは個別に溶接などで固着することもできる。停止部 18は加締め加工で形成する代わりに、錠止軸14の周面溝に嵌め込んだE−リ ングやC−リングなどの止め輪で構成することもできる。
【0014】 被緊締体1,3を互いに緊締するには、枢軸5を中心に操作レバ−6を引起し 回転させ、また枢軸7を中心に掛金8を持ち上げ回転させて掛金8の先端部を受 金4に係合させる。そして、枢軸5を中心に操作レバ−6を座板2に向かって倒 伏回転させると、掛金8は先端部を中心に回動し、基端部の枢軸7が座板2に接 近する。この倒伏回転の途中において、錠止軸14の大径軸部16が錠止板9の 受溝11の入口縁部11a,11bに衝接するため、操作レバー6の倒伏回転が 一旦停止する。そこで、錠止軸14の小径軸部15が受溝11の位置に来るまで 、指先で錠止軸14の先端部を押し、バネ17の付勢に抗して錠止軸14を軸孔 13に沿って後退摺動させる。
【0015】 このように錠止軸14を退避位置に保持した状態で、操作レバー6の倒伏回転 を再開すると、錠止軸14の小径軸部15が受溝11を通過して受孔10内に入 り込む。倒伏回転の終端において操作レバー6が座板2に当接すると、小径軸部 15の中心が受孔10の中心に合致する。ここで指先による錠止軸14の押し込 みを解除すると、バネ17の付勢によって錠止軸14が軸孔13に沿って前進摺 動し、錠止軸14の大径軸部16が錠止板9の受孔10に係合する。錠止軸14 は停止部18によって、大径軸部16と受孔10の係合が成立した位置に止めら れる。これによって操作レバー6は座板2に対し回転不能に拘束保持される。
【0016】 締付仮錠を解除するには、まず最初に操作レバー6の内側に指先を入れて錠止 軸14をバネ17の付勢に抗して後退摺動させる。この後退摺動によって大径軸 部16が錠止板9の受孔10から脱出し、小径軸部15が受孔10内に入ること によって、座板2に対する操作レバー6の拘束が解除される。この錠止軸14の 押し込み操作の後、操作レバー6を枢軸5を中心に引起し回転させると、錠止軸 14の小径軸部15が受溝11を通過し、掛金8が枢軸7を中心に回転して掛金 8と受金4の係合が解除される。
【0017】
【考案の効果】 以上のように本考案の締付仮錠装置では、座板2に連続す る軸受板28,29の基部の幅寸法を座板2に向かう程順次増大させて湾曲状幅 付加部28,29aまたは傾斜状幅付加部28b,29bを設けてあり、締付仮 錠が成立したとき掛金8から操作レバー6と枢軸5を介して軸受板28,29の 基部に負荷される引張荷重は、当該湾曲状幅付加部28a,29aまたは傾斜状 幅付加部28b,29bによって分散支承されるため、軸受板28,29の基部 に亀裂が入ったり破断する恐れはなくなり、機械的強度の高い締付仮錠装置が得 られる。 また、錠止板9の受孔10と錠止軸14の大径軸部16との係合が、操作レバ ー6の倒伏回転とテーパーカム部19のカム動作によって自動的に成立し、操作 レバー6の倒伏回転に当たって指先で錠止軸14を退避位置に後退保持する必要 がないため、操作の簡便性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1の考案の実施形態に係る締付仮錠装
置の分解斜視図である。
【図2】 図1の締付仮錠装置の締付仮錠成立状態にお
ける底面図である。
【図3】 図2のA−A線断面図である。
【図4】 図3のB−B線断面図である。
【図5】 請求項2の考案の実施形態に係る締付仮錠装
置の要部断面図である。
【符号の説明】
1 被緊締体 2 座板 3 被緊締体 4 受金 5 操作レバーの枢軸 6 操作レバー 7 掛金の枢軸 8 掛金 9 錠止板 10 受孔 11 受溝 12 ガイド部材の溝形板 13 軸孔 14 錠止軸 15 小径軸部 16 大径軸部 17 付勢用バネ 18 停止部 19 テーパーカム部 20 溝形板の直立板 21 溝形板の直立板 23 操作レバーの側板 24 操作レバ−の側板 25 軸孔 26 バネ支持軸 27 圧縮コイルバネ 28 座板の軸受板 28a 軸受板の湾曲状幅付加部 28b 軸受板の傾斜状幅付加部 29 座板の軸受板 29a 軸受板の湾曲状幅付加部 29b 軸受板の傾斜状幅付加部 30 軸孔 31 軸孔 32 固着孔 33 固着孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の被緊締体1に取り付けられる座板
    2と、他方の被緊締体3に取り付けられる受金4と、座
    板2に突設した軸受板28,29に枢軸5によって基端
    部を連結された操作レバー6と、基端部を枢軸7によっ
    て操作レバー6の中間部に連結され、先端部が受金4に
    弾性係合する掛金8とから成り、座板2に連続する軸受
    板28,29の基部の幅寸法を座板2に向かう程順次増
    大させて湾曲状幅付加部28,29aまたは傾斜状幅付
    加部28b,29bを設けた締付仮錠装置。
  2. 【請求項2】 錠止軸14の小径軸部15と大径軸部1
    6の間には、錠止板9の受溝11の入口縁部11a,1
    1bに衝接して錠止軸14を後退摺動させるテーパーカ
    ム部19を設けたことを特徴とする締付仮錠装置。
JP1996002215U 1996-03-01 1996-03-01 締付仮錠装置 Expired - Lifetime JP3028588U (ja)

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