JP3028538U - フィルターケースの蓋 - Google Patents

フィルターケースの蓋

Info

Publication number
JP3028538U
JP3028538U JP1996001184U JP118496U JP3028538U JP 3028538 U JP3028538 U JP 3028538U JP 1996001184 U JP1996001184 U JP 1996001184U JP 118496 U JP118496 U JP 118496U JP 3028538 U JP3028538 U JP 3028538U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal plate
annular groove
step portion
filter case
lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1996001184U
Other languages
English (en)
Inventor
信博 冨樫
Original Assignee
東都化学工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東都化学工業株式会社 filed Critical 東都化学工業株式会社
Priority to JP1996001184U priority Critical patent/JP3028538U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3028538U publication Critical patent/JP3028538U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 構造が簡単で加工が容易であり、蓋の着脱操
作が容易かつ安全にできるフィルターケースの蓋を提供
する。 【解決手段】 フィルターケース20の開口端部の内周
面に内方へ突出する環状段部20aを設け、この環状段
部20aの上面20bにシールを介して接合する円板状
のシールプレート27を設ける。このシールプレート2
7の外側に片勾配を有する環状溝20fを設けると共
に、この環状溝20fに出入できる摺動部材28をシー
ルプレート27の両側に設ける。これらの摺動部材28
をそれぞれ前記環状溝20fに押し込むことによって前
記片勾配の作用によってシールプレート27を環状段部
20aの上面20bに押圧し、摺動部材28を環状溝2
0fより外すことによってシールプレート27を外すこ
とができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えば都市ガスの供給管系の途中に介装して、微細ダストを除去す るために使用するガスフィルター等において、フィルターエレメントを挿入して あるフィルターケースの蓋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5〜図10は、従来の各種フィルターケースの蓋を示すもので、図5の(a )は、フィルターケース1のフランジ部1a上に、シートパッキン2を介して蓋 3をあてがい、これをボルト4およびナット5により締結したものである。また 図5の(b)は、シートパッキン2に代えてOリング6を使用したものであり、 図5の(c)は、フィルターケース1のフランジ部1aに凹欠部1bを設けると 共に、対応する蓋3にも凹欠部3aを設け、ボルト4の基部4aを軸7を介して ケース1に突設したブラケット1cに回動自在に枢支したものである。
【0003】 また図6の (a)(b) は、フィルターケース1の開口端部の内周面に、環状段 部1dを形成すると共に、その上方に円板状のシールプレート8をOリング9を 介して気密に嵌合し、このシールプレート8の上方のケース1の内周面に環状溝 1eを形成し、この環状溝1e内に弾性のあるC型リング10を嵌め込んでシー ルプレート8の抜け止めにしたものである。
【0004】 また図7の (a)(b) は、ケース1のフランジ部1aおよび蓋3の外周部にそ れぞれ凹欠部1f,3bを設けると共に、これらの凹欠部1f,3bと嵌合する 凸部11aを上下の内周縁に設けたリング11を蓋3とケース1のフランジ部1 aにかぶせた後、リング11をわずかに回転することによって蓋3をケース1に 固定するようにしたものである。
【0005】 また図8は、ケース1内の段部1d上にシールプレート8を嵌入し、その上部 のケース1の内面に設けためねじ1gにリング状の押さえねじ12をねじ込んで シールプレート8を固定するようにしたものである。
【0006】 また図9は、ケース1のフランジ部1a上に載置した蓋3を、両側にフランジ 部1aの下面に係合する鉤部13aを有する押さえ具13のボス部に設けたねじ 孔13bと螺合するねじ14によって締めつけるようにしたものである。
【0007】 また図10の (a)(b) は、3個に分割されたVリング15を、重合したケー ス1のフランジ部1aと蓋3の外周縁部に嵌合すると共に、これら3個のVリン グ15を取り巻くバンド16の端部16a,16b間にボルト17をかけ渡して ナット18によってバンド16を締めつけるようにしたものである。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
図5の(a)に示したものは、ボルト4の数が多いため、締め付けたりゆるめ たりするのに多くの手数がかかるから、蓋3の着脱が面倒である上に、締め付け 力の管理が容易でない。また図5の(b)のOリング6を使用したものは、ボル ト4を強く締めつける必要はないが、やはりボルト締めに多くの手間を要した。 図5の(c)のものは、ナット5をゆるめるだけで、蓋3を外すことができるが 、やはりナット5を締めつけたり、ゆるめたりする作業は残っているため、ワン タッチで作業が完了するということはない。
【0009】 また図6のものは、C型リング10をとれば、シールプレート8は簡単に外す ことができるが、C型リング10を外すためには特殊な工具を使用しなければな らない。またシールプレート口径が大きくなればなるほど特殊工具を使用しなけ れば、Oリングを嵌め込んだ状態での着脱が困難である。また図7のものは、加 工に多くの手数を要するため、高級品にしか適用できない。また図8のものは、 押さえねじ12を回すのに専用の工具が必要であり、大型になるとこの押さえね じ12を回すのが大変であり、また図6と同じく着脱が困難である。
【0010】 図9のものは、締め付け装置が蓋3の上方において嵩ばるため、大型のフィル ターになると、部品も大きくなりすぎて、美観も害なうから使用個所が限定され ている。また図10のものは、操作性は良いが、高圧には耐えられないため、使 用個所が法的にも規制されているという問題点がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述の問題点を解決するため本考案においては、フィルターケースの開口端部 の内周面に内方へ突出する環状段部を設け、この環状段部の上面にシールを介し て接合する円板状のシールプレートを設け、このシールプレートの外側に片勾配 を有する環状溝を設けると共に、この環状溝に出入できる摺動部材を前記シール プレート上の両側に設け、これらの摺動部材をそれぞれ前記環状溝に押し込むこ とによって前記片勾配の作用によって前記シールプレートを前記環状段部の上面 に押圧し、摺動部材を前記環状溝より外すことによって前記シールプレートを外 すことができるようにしてフィルターケースの蓋を構成する。
【0012】 また本考案においては、フィルターケースの開口端部の内周面に内方へ突出す る環状段部を設け、この環状段部の上面にシールを介して接合する円板状のシー ルプレートを設け、このシールプレートの外側に片勾配を有する環状溝を設ける と共に、この環状溝に出入できる摺動部材を前記シールプレート上の両側に設け 、これらの摺動部材間のシールプレート上に両側に互いに逆になるねじ部を形成 したねじ棒を軸受を介して回転自在に支持して設け、このねじ棒の両側のねじ部 にそれぞれ螺合してねじ棒の回転によって移動する移動部材を設け、これらの移 動部材と前記摺動部材との間をそれぞれリンクを介して連結してフィルターケー スの蓋を構成する。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、図1〜図4について本考案の実施の形態を説明する。図中20は中空円 筒状のフィルターケース、21(図4参照)は入口側の配管、22は出口側の配 管、23はフィルターケース20内に設けたフィルターエレメント、24はその 中心部に設けたエレメント取付け用のボルト、25は蝶ナットである。
【0014】 本実施例においては、中空円筒状のフィルターケース20の開口端部の内周面 に内方へ突出する環状段部20aを設け、この環状段部20aの上面20bに環 状溝20cを設け、この環状溝20c内にシールとしてOリング26を埋設し、 この上面20bとOリング26を介して接合する円板状のシールプレート27を 設ける。
【0015】 またシールプレート27の外側のフィルターケース20の開口端部材20dの 内周部に、外側面20eが奥に向かって溝が狭まるように傾斜した片勾配を有す る環状溝20fを設けると共に、この環状溝20fに出入できる平面形状が円弧 状の摺動部材28をシールプレート27上の左右両側に配置する。なお28a( 図1参照)は摺動部材28の円弧の内側の中心部に突設した舌片部で、28bは この舌片部28a内に設けた摺動案内溝であり、29はこの溝28bを貫通して シールプレート27に植設したガイドピンである。
【0016】 また、これらの摺動部材28間のシールプレート27上に、棒材の両側に互い に逆になるねじ部30a,30bを形成したねじ棒30をシールプレート27に 突設した軸受31を介して回転自在に支持して設ける。32は軸受31を挟むよ うにねじ棒30にピン33によって固定したカラーである。また30aはねじ棒 30の一側に設けた右ねじ部で、30bは他側に設けた左ねじ部であり、30c はねじ棒30の外側突出部に形成した角胴部で、この部分にハンドル(図示せず )を嵌合してねじ棒30を回転できるようにしてある。また20gはねじ棒30 を通すために開口端部材20dに設けた切欠部である。
【0017】 また34は、ねじ棒30の両側のねじ部30a,30bに螺合して、ねじ棒3 0の回転によってシールプレート27の上面に沿って移動する移動部材であり、 その両端部34aはリンク35とピン36を介して連結できるクレビス状に形成 されている。また前記した摺動部材28の両端部28cもリンク35とピン36 を介して連結できるクレビス状に形成されており、これら両側の摺動部材28の 両端部28cとそれぞれ対応する移動部材34の両端部34aとの間を4本の同 じ長さのリンク35とピン36によって連結する。
【0018】 本考案の装置は上述のように構成したから、ねじ棒30をハンドル(図示せず )により回転して摺動部材28を図3に示す位置にしておけば、シールプレート 27をフィルターケース20の開口部に対してかぶせたり、取り外したりするこ とができる。そしてかぶせたシールプレート27をフィルターケース20に固定 するには、図3の状態から、ハンドルによってねじ棒30を回転させることによ り各移動部材34をねじ棒30に設けたねじ部30a,30bの作用によって互 いに離れるように移動させる。
【0019】 図1はその移動後の状態を示すもので、このように移動部材34が移動すると 、リンク35およびピン36を介して摺動部材28が両外側に押し出されるため 、摺動部材28が片勾配を有する環状溝20f内に押し込まれる結果、外側面2 0eの斜面の作用により、摺動部材28を介してシールプレート27がOリング 26と環状段部20aの上面20bに圧接する。このためフィルターケース20 は確実に密閉される。また密閉したシールプレート27を外す場合は、ねじ棒3 0を前とは逆の方向に回転すればよい。
【0020】
【考案の効果】
本装置は上述のように構成したから、フィルターケース20に内圧が加わると 、シールプレート27が押されるが、その力はシールプレート27の上面に配置 されたねじ棒30と螺合している移動部材34、リンク35を介して摺動部材2 8が環状溝20f内に押し込まれることによって確実に支えられる。またシール プレート27と環状段部20aの上面20b間の隙間はOリング26によってシ ールされるから、シール性能は十分である。
【0021】 そして蓋を閉じるには、シールプレート27の上面に配置されたねじ棒30を ハンドルで回転させるという、ほとんどワンタッチの操作で済み、また蓋を開く のもその逆操作を行なえばよいから、本考案装置は操作が極めて簡単であり、特 殊工具等の使用は不要である。
【0022】 上述のように本考案装置は、簡単な構造であるから、加工が容易で、小さな物 から大きな物まで対応できる上に、蓋の着脱操作が極めて簡単かつ迅速に、しか も安全に行うことができ大きな力がいらない。また大きな物はその重量にみあう 、吊り上げ装置を取り付けるだけでよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すフィルターケース上部の
平面図である。
【図2】図1のA−A線による立断面図である。
【図3】図1の作用説明図である。
【図4】本考案の蓋を有するフィルターケースの立断面
図である。
【図5】(a)は、従来のフィルターケースの蓋の一例
を示す部分断面図であり、(b)は、Oリングを使用し
た例であり、(c)は、ボルトの基部をケースに回動自
在に枢支した例を示すものである。
【図6】(a)は、シールプレートをC型リングでケー
スに固定した従来例の平面図であり、(b)は、(a)
のC−C断面図である。
【図7】(a)は、ケースのフランジ部および蓋に凹欠
部を設け、これらの凹欠部と嵌合する凸部を有するリン
グにより蓋を固定する従来例の平面図であり、(b)
は、そのD−D断面図である。
【図8】シールプレートをリング状の押さえねじによっ
て固定する従来例の立断面図である。
【図9】蓋の外部に位置する押さえ具によって蓋を固定
する従来例の立断面図である。
【図10】(a)は、分割されたVリングをバンドによ
って締結して蓋を固定する従来例の平面図であり、
(b)は、(a)のE−E断面図である。
【符号の説明】 1 フィルターケース 1a フランジ部 1b 凹欠部 1c ブラケット 1d 環状段部 1e 環状溝 1f 凹欠部 1g めねじ 2 シートパッキン 3 蓋 3a 凹欠部 3b 凹欠部 4 ボルト 4a 基部 5 ナット 6 Oリング 7 軸 8 シールプレート 9 Oリング 10 C型リング 11 リング 11a 凸部 12 押さえねじ 13 押さえ具 13a 鉤部 13b ねじ孔 14 ねじ 15 Vリング 16 バンド 16a,16b 端部 17 ボルト 18 ナット 20 フィルターケース 20a 環状段部 20b 環状段部の上面 20c 環状溝 20d 開口端部材 20e 外側面 20f 環状溝 20g 切欠部 21 入口側の配管 22 出口側の配管 23 フィルターエレメント 24 ボルト 25 蝶ナット 26 Oリング 27 シールプレート 28 摺動部材 29 ガイドピン 30 ねじ棒 30a 右ねじ部 30b 左ねじ部 30c 角胴部 31 軸受 32 カラー 33 ピン 34 移動部材 35 リンク 36 ピン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルターケースの開口端部の内周面に
    内方へ突出する環状段部を設け、この環状段部の上面に
    シールを介して接合する円板状のシールプレートを設
    け、このシールプレートの外側に片勾配を有する環状溝
    を設けると共に、この環状溝に出入できる摺動部材を前
    記シールプレート上の両側に設け、これらの摺動部材を
    それぞれ前記環状溝に押し込むことによって前記片勾配
    の作用によって前記シールプレートを前記環状段部の上
    面に押圧し、摺動部材を前記環状溝より外すことによっ
    て前記シールプレートを外すことができるようにしたこ
    とを特徴とするフィルターケースの蓋。
  2. 【請求項2】 フィルターケースの開口端部の内周面に
    内方へ突出する環状段部を設け、この環状段部の上面に
    シールを介して接合する円板状のシールプレートを設
    け、このシールプレートの外側に片勾配を有する環状溝
    を設けると共に、この環状溝に出入できる摺動部材を前
    記シールプレート上の両側に設け、これらの摺動部材間
    のシールプレート上に両側に互いに逆になるねじ部を形
    成したねじ棒を軸受を介して回転自在に支持して設け、
    このねじ棒の両側のねじ部にそれぞれ螺合してねじ棒の
    回転によって移動する移動部材を設け、これらの移動部
    材と前記摺動部材との間をそれぞれリンクを介して連結
    したことを特徴とするフィルターケースの蓋。
JP1996001184U 1996-02-29 1996-02-29 フィルターケースの蓋 Expired - Lifetime JP3028538U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996001184U JP3028538U (ja) 1996-02-29 1996-02-29 フィルターケースの蓋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996001184U JP3028538U (ja) 1996-02-29 1996-02-29 フィルターケースの蓋

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3028538U true JP3028538U (ja) 1996-09-03

Family

ID=43163603

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1996001184U Expired - Lifetime JP3028538U (ja) 1996-02-29 1996-02-29 フィルターケースの蓋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3028538U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4506917A (en) Pipe connection fitting
US3030903A (en) Welding jig
JP2004502945A (ja) クロマトグラフィ用カラム
JPH0144594B2 (ja)
KR101974317B1 (ko) 가스관의 간편 조작 가스필터커버
KR20170141338A (ko) 가스실린더 연결장치
US4610187A (en) Tool for applying and removing a spring clamp
US2243948A (en) Wrench
US5449141A (en) Iris diaphragm valve
JP3028538U (ja) フィルターケースの蓋
US1907528A (en) Barrel closure
JP2559130Y2 (ja) パッキン押さえ治具
JPH08155226A (ja) フィルターケースの蓋
JP3035603U (ja) フィルターケースの蓋、及びガスフィルター
JPS6143044B2 (ja)
US4173364A (en) Clamp assembly for high pressure diaphragm test cells
JP2554964B2 (ja) 通水中でもグランドパッキンを交換し得る仕切弁装置
JP2514208Y2 (ja) グランドパッキン用押圧装置
US3046811A (en) Valve wheel handle
JP2001254870A (ja) フランジ継手の面間調整装置
JPH02248796A (ja) セグメント継手
JPH02209682A (ja) 弁ハウジング組立体及び固着防止リング
JPH0523896Y2 (ja)
JPH073112Y2 (ja) フランジ継ぎ手用ナット保持器具
JP2003269653A (ja)