JP3028507U - ビニールハウス用シート連接締着具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】ポリオレフィン系フィルムシート等をビニール
ハウス用支持フレームの蟻溝内において２枚のシート縁
部を挾圧して連接かつ締着できるビニールハウス用シー
ト連接締着具を提供すること。 【解決手段】ビニールハウス用支持フレームの蟻溝内に
おいて２枚のシートを挾圧して連接締着するビニールハ
ウス用シート連接締着具において、前記支持フレームの
蟻溝の上方から２枚のシート縁部を互いに重ねあわせて
載置し、前記支持フレームの蟻溝の幅より広い蓋体の下
面に末広状に突設させた一対の係止部を長手方向に備え
たシート連接締着具を該蟻溝内に押し込み、その一対の
係止部によって前記２枚のシート縁部を支持フレームの
蟻溝の両内側面に押圧させることによって蟻溝内におい
て２枚のシートを挾圧して連接締着することを特徴とし
ている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はビニールハウス等におけるフィルムシート支持フレームにビニールシ ートやポリオレフィン系フィルムシート等のシートをビニールハウス用支持フレ ームの蟻溝内において２枚のシート縁部を挾圧して連接かつ締着するビニールハ ウス用シート連接締着具に係り、特にビニールシートやポリオレフィン系フィル ムシートに損傷を与えずに確実に連接かつ締着でき、しかも蟻溝内において２枚 のシート縁部に張力をかけて２枚の連接したフィルムシートにしわを発生さぜず 、ハウスとして長期間使用可能なビニールハウス用シート連接締着具に関する。

【０００２】

【従来技術】

従来はビニールシート張設具としては、従来より種々提示され、使用に供せら れているが、それらの中でも、特に断面蟻溝型の支持フレームが優れているとさ れている。これは図７に示すように支持フレーム１の蟻溝２内にビニールシート ４を、台形部が左右に交互に連続する定着用波形線材３にて挿入し、その波形線 材３の弾性力にて蟻溝２内の左右両側にビニールシート４を挾圧定着するもので ある。なお、符号５は波形線材３の両端部を示している。

【０００３】 しかし、前記定着用波形線材は一定長さ（通常２ｍ）に切断されているので、 その切断端にはバリが形成され尖っているものが多い。このため前記支持フレー ムの蟻溝内に定着用波形線材にてビニールシート４を定着すると、定着用波形線 材の切断端にビニールシートが引っかかり、破れることがあり、一旦破れると風 雨によりあおれてこの部分から裂けていくので、ビニールシートの部分的な取替 張設が必要となることが多いものである。

【０００４】 また、定着用波形線材が一定長さに切断されているので、例えばビニールハウ スの垂木あるいは母屋に沿って長く配設した支持フレームの蟻溝内にビニールシ ートの原反を定着する場合には、順次波形線材を継続してビニールシートの定着 を行なわなければならない。この場合、波形線材の端部をラップさせるとビニー ルシートの引っかかりが半減し破損を減少させることができるので必ず波形線材 の端部をラップさせるようにしているが、実際の作業においてはビニールシート を手早く張設固定しなければならないため、またラップさせた端部の長さが確認 しにくいため、波形線材端部のラップ長が波形の一山であったり、二山であった り、あるいは一山の半分であったりして一定しないものである。

【０００５】 そこで、実公平４−２５９５１号公報によって開示された提案のように、波形 線材の両端部を除いて台形部のみをビニールなどによって被覆し、台形部を半分 に切断した前記両端部に一辺が前記端部と同じ長さに形成された角形握持部を備 え、該角形握持部の前記端部と同じ長さに形成した側部に該側部から突出して管 状部を形成した合成樹脂製のつまみの管状部を挿入し、波形線材の折り曲げ点を 過ぎて該角形握持部の角が折り曲げ点に接するまで挿入、装着したものであり、 これによってビニールシートを支持フレームに締着する場合には角形握持部を持 って容易に作業できるものがある。

【０００６】 この実公平４−２５９５１号公報によって開示された定着用波形線材はビニー ルシートの破損を完全に防止することができ、管状部によってビニールシートを 支持フレームの蟻溝の角部に確実に締着でき、また角形握持部が波形線材の端面 からはみ出さないからビニールシートに引っかかって損傷を与えることがなく、 また使用中において波形線材のビニールシートを締着している台形部分に錆の発 生がなく、ビニールシートの損傷が完全に防止でき、特に定着されたビニールシ ートを取りかえる際には角形握持部をつまんで引き出して簡単に取りはずすこと ができるものである。

【０００７】 しかし、上記定着用波形線材は、直接波形線材の台形部分で蟻溝内の左右両側 にビニールシートを挾圧定着するものであるから、ビニールシートのような容易 に伸びる材料の場合には使用中、風にあおられるのを防止するため止めバンドに よって並設されたアーチ状構造材の中間部を締め付けなければならないが、その ために日光の透過光量が減少してしまうという問題がある。 そのために、最近ハウス内の透過光量を一層増大するためにポリオレフィン系 フィルムを使用したハウスが提案されているが、このポリオレフィン系フィルム は日光の透過光量が多く、アーチ状構造材中間部の止めバンドも必要でない長所 がある反面、ポリオレフィン系フィルムを使用した場合には、蟻溝内の左右両側 に定着用波形線材の台形部分で部分的に挾圧定着すると、伸縮性があまりよくな いためにフィルムの定着用波形線材と接しない部分にしわが生じ、これまた日光 の透過光量が減少してしまうという問題が生じる。

【０００８】

【考案が解決しようとする課題】

そこで、上記ポリオレフィン系フィルムのような伸縮性があまりよくないフィ ルムを使用しても、そのフィルムにしわが発生せず、ハウス内の透過光量を一層 増大し、しかも簡単な構造で装着及び使用中にビニールシートに全く損傷を与え ることがなく、かつ装着及び取りはずしが極めて容易なビニールハウス用フィル ム止め材が特開平７−２３６３６７号公報によって提案されている。 このフィルム止め材Ｐは、図４に示すように軟質塩化ビニール製の断面がほぼ Ｃ字状をした細長い本体６，６の背中同志を連結したようなＸ状をしており、そ のうちの一方の本体６の端縁７に硬質塩化ビニール製の蓋体８の一端を連結し、 そして蓋体８の他端を折り曲げて係止部９を形成している。また本体６，６のＸ 状をした４つの端縁には膨大縁１０が形成されている。

【０００９】 次に、このフィルム止め材Ｐを用いてビニールハウス用支持フレーム１１の蟻 溝１２内にポリオレフィン系フィルムシート１３を挾圧定着するフィルム定着方 法について説明すると、図５に示すようにビニールハウス用支持フレーム１１の 蟻溝１２上にポリオレフィン系フィルムシート１３を配置した後、断面がＸ状を したフィルム止め材Ｐの下の膨大端縁１０，１０によって支持フレーム１１の溝 １２内に上記フィルムシート１３を押し込み、次にそのフィルム止め材Ｐの一対 の膨大下縁１０，１０を支持フレーム１１の底面に押し付けて拡げさせ、膨大下 縁１０，１０によってフィルムシート１３を前記支持フレーム１１の溝１２内面 に押圧すると同時に、一対の膨大上縁１０，１０によって支持フレーム１１の溝 １２内面によって折り返されたフィルムシート１３をそれぞれ支持フレームの両 縁部に形成された円形の折り返し部１４を利用して一旦挾持させる。

【００１０】 次に、図６に示すように前記フィルム止め材Ｐの蓋体８を回動して蓋体端縁に 形成した折り曲げられた係止部９を前記膨大上縁１０の上から支持フレーム１１ の両上縁折り返し部１４に係止し、その後支持フレーム１１の両上縁に形成され た円形の折り返し部１４間に蓋部８の弾性力によって前記ポリオレフィン系フィ ルムシート１３を支持フレーム１１の長手方向に一様に挾圧定着できるものであ るから、フィルムシートの損傷も完全に防止できるし、使用中においてポリオレ フィン系フィルムシートにしわが全く発生しないからハウス内の透過光量を一層 増大でき、またフィルム止め材は全て塩化ビニール製であるから、従来のように 錆の発生によるフィルムシートの損傷もこのフィルム止め材によって完全に防止 されるというものである。

【００１１】 本考案は上記の事情に鑑みてなされたものであり、上記特開平７−２３６３６ ７号公報に記載されたフィルム止め材をさらに改良して、ポリオレフィン系フィ ルムシート等をビニールハウス用支持フレームの蟻溝内において２枚のシート縁 部を挾圧して連接かつ締着できるビニールハウス用シート連接締着具を提供する ことを目的としている。

【００１２】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記の目的を達成するために、ビニールハウス用支持フレームの蟻溝 内において２枚のシートを挾圧して連接締着するビニールハウス用シート連接締 着具において、前記支持フレームの蟻溝の上方から２枚のシート縁部を互いに重 ねあわせて載置し、前記支持フレームの蟻溝の幅より広い蓋体の下面に末広状に 突設させた一対の係止部を長手方向に備えたシート連接締着具を該蟻溝内に押し 込み、該一対の係止部によって前記２枚のシート縁部を支持フレームの蟻溝の両 内側面に押圧させることによって蟻溝内において２枚のシートを挾圧して連接締 着することを特徴とし、また先端部を互いに内側に折り曲げた一対の係止部を長 手方向に備えたシート連接締着具を該蟻溝内に押し込み、該一対の係止部によっ て前記２枚のシート縁部を支持フレームの蟻溝の両内側面に押圧させるとともに 、前記先端部によって該シートに張力をかけることによって蟻溝内において２枚 のシートを挾圧して連接締着することを特徴としている。

【００１３】 また、ビニールハウス用支持フレームの蟻溝内において２枚のシートを挾圧し て連接締着するビニールハウス用シート連接締着具において、前記支持フレーム の蟻溝の上方から２枚のシート縁部を互いに重ねあわせて載置し、前記支持フレ ームの蟻溝の幅より広い蓋体の下面に末広状に突設させ、先端部を互いに内側に 折り曲げた一対の係止部を長手方向に備えたシート連接締着具を該蟻溝内に押し 込み、該一対の係止部によって前記２枚のシート縁部を支持フレームの蟻溝の両 内側面に押圧させるとともに、前記先端部によって該シートに張力をかけ、さら に前記広い蓋体の両端縁に形成された突条によって前記蟻溝外の２枚のシートを 支持フレームに押し付けることによって蟻溝内において２枚のシートを挾圧して 連接締着することを特徴とし、そして支持フレームの蟻溝の幅より広く形成され たプラスチック製蓋体の下面に末広状に突設させ、かつ先端部を互いに内側に折 り曲げた一対の係止部を長手方向に形成し、前記蓋体の両端縁には突条を下向き に形成したことを特徴としている。

【００１４】

【考案の実施の形態】

次に、本考案の実施の形態について説明すると、ビニールハウス用支持フレー ムの蟻溝上にポリオレフィン系フィルムシート等の２枚のシートの適当幅の縁部 を互いに重ねあわせて載置した後、前記支持フレームの蟻溝の幅より広い蓋体の 下面に末広状に突設させ、その先端部を互いに内側に折り曲げた一対の係止部を 長手方向に備えたシート連接締着具をその蟻溝内に押し込み、その一対の係止部 によって重ね合わされた前記２枚のシート縁部を支持フレームの蟻溝の互いに内 方に傾斜して形成された両内側面に押圧させるとともに、前記互いに内側に折り 曲げた先端部の弾性力によって２枚重ねにされたシート縁部に内側から一様に張 力をかけ、さらに前記広い蓋体の両端縁に長手方向に形成された突条によって前 記蟻溝外の２枚の重ね合ったシートを支持フレームに押し付けることによって支 持フレームの蟻溝内において２枚のシートを長手方向に一様に挾圧して上記２枚 のシートを連接し、同時に支持フレームにその連接された２枚のシートを締着す る。

【００１５】 このようにフィルムシートの締着作業の際には、本シート連接締着具によって 支持フレームの長手方向に一様に締着できるから、フィルムシートの損傷も完全 に防止できるし、使用中においてポリオレフィン系フィルムシート等のシートに しわが全く発生しないからハウス内の透過光量を一層増大でき、また本シート連 接締着具は全てプラスチィク製であるから、従来の波形線材ように錆の発生によ るフィルムシートの損傷もこのシート連接締着具によって完全に防止される。 また、締着されたフィルムシートを取りかえる場合にも、このシート連接締着 具の蓋部を引き上げることによって蓋体下面に形成された一対の係止部が互いに 縮まりながら蟻溝状の支持フレームから抜け出し、２枚のフィルムシートとを容 易に、かつ迅速にはずすことができる。

【００１６】

【実施例】

次に、本考案に係るビニールハウス用シート連接締着具の一実施例について図 面を参照して説明すると、図１は本実施例の使用状態を示す斜視図、図２は本実 施例の斜視図、図３は本実施例の端面図である。 図において、本実施例のシート連接締着具Ｔは、ビニールハウスの支持フレー ム１１の蟻溝１２の幅より広く形成されたプラスチック製蓋体１３の下面に末広 状に突設させ、かつ先端部１４を互いに内側やや下方に折り曲げた一対の係止部 １５を長手方向に形成し、前記蓋体１３の両端縁には突条１６を下向きに形成し たものである。

【００１７】 上記本実施例を用いてビニールハウスの支持フレームに形成された蟻溝の内で ２枚のポリオレフィン系フィルムシート等のシートを連接し、かつそれに締着さ せるには、支持フレームの蟻溝上に２枚のシート１７，１８の適当幅の縁部１７ Ａ，１８Ａを所定幅だけ互いに重ねあわせて載置した後、前記支持フレーム１１ の蟻溝１２の幅より広い蓋体１３の下面に末広状に突設させ、その先端部１４を 互いに内側やや下方に折り曲げた一対の係止部１５を長手方向に備えた本実施例 のシート連接締着具Ｔを係止部１５からその蟻溝１２内に押し込み、その一対の 係止部１５によって重ね合わされた前記２枚のシート縁部１７Ａ，１８Ａを支持 フレーム１１の蟻溝１２の互いに内方に傾斜して形成された両内側面１２Ａに押 圧させるとともに、前記互いに内側に折り曲げた先端部１４の弾性力によって２ 枚重ねにされたシート縁部１７Ａ，１８Ａに内側から一様に張力をかけ、さらに 前記蓋体１３の両端縁に長手方向に形成された突条１６によって前記蟻溝外の２ 枚の重ね合ったシート１７Ａ，１８Ａを支持フレームに押し付けることによって 支持フレーム１１の蟻溝１２内において２枚のシート１７，１８を長手方向に一 様に挾圧してその２枚のシートを連接し、同時に支持フレーム１１にその連接さ れた２枚のシートを締着する。

【００１８】 本実施例のシート連接締着具によれば、２枚のシート１７，１８を同時に支持 フレーム１の長手方向に一様に締着できるから、使用するフィルムシートの損傷 も完全に防止できるし、使用中においてポリオレフィン系フィルムシート等のシ ートにしわが全く発生しないからハウス内の透過光量を一層増大でき、また本シ ート連接締着具は全てプラスチィク製であるから、従来の波形線材ように錆の発 生によるフィルムシートの損傷もこのシート連接締着具によって完全に防止され る。 また、締着されたフィルムシートを取りかえる場合にも、このシート連接締着 具の蓋部を引き上げることによって蓋体下面に形成された一対の係止部が互いに 縮まりながら蟻溝状の支持フレームから抜け出し、２枚のフィルムシートとを容 易に、かつ迅速にはずすことができる。

【００１９】

【考案の効果】

上述した本考案によれば、支持フレームの蟻溝の幅より広く形成されたプラス チック製蓋体の下面に末広状に突設させ、かつ先端部を互いに内側に折り曲げた 一対の係止部を長手方向に形成し、前記蓋体の両端縁には突条を下向きに形成し たから、ビニールハウス用支持フレームの蟻溝上にポリオレフィン系フィルムシ ート等の２枚のシートの適当幅の縁部を互いに重ねあわせて載置した後、前記支 持フレームの蟻溝の幅より広い蓋体下面の一対の係止部をその蟻溝内に押し込み 、その一対の係止部によって重ね合わされた前記２枚のシート縁部を支持フレー ムの蟻溝の互いに内方に傾斜して形成された両内側面に押圧させると同時に、前 記互いに内側に折り曲げた先端部の弾性力によって２枚重ねにされたシート縁部 に内側から一様に張力をかけることができ、そのために蟻溝内において２枚のシ ートを支持フレームの蟻溝内において一様に挾圧して２枚のシートを連接するこ とができ、同時に支持フレームに締着できる。 さらに、前記広い蓋体の両端縁に長手方向に形成された突条によって前記蟻溝 外の２枚の重ね合ったシート縁部を支持フレームに押し付けることによって支持 フレームの蟻溝内において２枚のシートを長手方向により一層強固に押圧でき、 上記２枚のシートを容易に連接でき、同時に支持フレームの蟻溝に締着できる。

【００２０】 したがって、フィルムシートの締着作業の際には、本考案に係るシート連接締 着具によって支持フレームの長手方向に一様に締着できるから、フィルムシート の損傷も完全に防止できるし、使用中においてポリオレフィン系フィルムシート 等のシートにしわが全く発生しないからハウス内の透過光量を一層増大でき、ま たフィルムシート連接締着具は全て塩化ビニール製であるから、従来の波形線材 ように錆の発生によるフィルムシートの損傷もこのシート連接締着具によって完 全に防止される。

【００２１】 また、締着されたフィルムシートを取りかえる場合にも、このシート連接締着 具の蓋部を引き上げることによって蓋体下面に末広状に形成された一対の係止部 が縮まりながら蟻溝状の支持フレームから抜け出し、２枚のフィルムシートとを 容易に、かつ迅速にはずすことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施例の使用状態を示す斜視図である。

【図２】本実施例の斜視図である。

【図３】本実施例の端面図である。

【図４】従来例の斜視図である。

【図５】従来例の使用状態を示す斜視図である。

【図６】従来例の使用状態を示す斜視図である。

【図７】従来例の使用状態を示す斜視図である。

【符号の説明】

１１ 支持フレーム １２ 蟻溝 １３ 蓋体 １４ 先端部 １５ 係止部 １６ 突条 １７，１８ シート １７Ａ，１８Ａ 縁部 Ｔ シート連接締着具

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ビニールハウス用支持フレームの蟻溝内
   において２枚のシートを挾圧して連接締着するビニール
   ハウス用シート連接締着具において、前記支持フレーム
   の蟻溝の上方から２枚のシート縁部を互いに重ねあわせ
   て載置し、前記支持フレームの蟻溝の幅より広い蓋体の
   下面に末広状に突設させた一対の係止部を長手方向に備
   えたシート連接締着具を該蟻溝内に押し込み、該一対の
   係止部によって前記２枚のシート縁部を支持フレームの
   蟻溝の両内側面に押圧させることによって蟻溝内におい
   て２枚のシートを挾圧して連接締着することを特徴とす
   るビニールハウス用シート連接締着具。
2. 【請求項２】 ビニールハウス用支持フレームの蟻溝内
   において２枚のシートを挾圧して連接締着するビニール
   ハウス用シート連接締着具において、前記支持フレーム
   の蟻溝の上方から２枚のシート縁部を互いに重ねあわせ
   て載置し、前記支持フレームの蟻溝の幅より広い蓋体の
   下面に末広状に突設させ、先端部を互いに内側に折り曲
   げた一対の係止部を長手方向に備えたシート連接締着具
   を該蟻溝内に押し込み、該一対の係止部によって前記２
   枚のシート縁部を支持フレームの蟻溝の両内側面に押圧
   させるとともに、前記先端部によって該シートに張力を
   かけることによって蟻溝内において２枚のシートを挾圧
   して連接締着することを特徴とするビニールハウス用シ
   ート連接締着具。
3. 【請求項３】 ビニールハウス用支持フレームの蟻溝内
   において２枚のシートを挾圧して連接締着するビニール
   ハウス用シート連接締着具において、前記支持フレーム
   の蟻溝の上方から２枚のシート縁部を互いに重ねあわせ
   て載置し、前記支持フレームの蟻溝の幅より広い蓋体の
   下面に末広状に突設させ、先端部を互いに内側に折り曲
   げた一対の係止部を長手方向に備えたシート連接締着具
   を該蟻溝内に押し込み、該一対の係止部によって前記２
   枚のシート縁部を支持フレームの蟻溝の両内側面に押圧
   させるとともに、前記先端部によって該シートに張力を
   かけ、さらに前記広い蓋体の両端縁に形成された突条に
   よって前記蟻溝外の２枚のシートを支持フレームに押し
   付けることによって蟻溝内において２枚のシートを挾圧
   して連接締着することを特徴とするビニールハウス用シ
   ート連接締着具。
4. 【請求項４】 支持フレームの蟻溝の幅より広く形成さ
   れたプラスチック製蓋体の下面に末広状に突設させ、か
   つ先端部を互いに内側に折り曲げた一対の係止部を長手
   方向に形成し、前記蓋体の両端縁には突条を下向きに形
   成したことを特徴とするビニールハウス用シート連接締
   着具。