JP3028491U - 多目的防霜ファン装置 - Google Patents

多目的防霜ファン装置

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JP3028491U
JP3028491U JP1996001137U JP113796U JP3028491U JP 3028491 U JP3028491 U JP 3028491U JP 1996001137 U JP1996001137 U JP 1996001137U JP 113796 U JP113796 U JP 113796U JP 3028491 U JP3028491 U JP 3028491U
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JP
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frost
fan
fan device
prevention
mirror surface
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Expired - Lifetime
Application number
JP1996001137U
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Inventor
幹雄 古田
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Fulta Electric Machinery Co Ltd
Original Assignee
Fulta Electric Machinery Co Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】防霜ファン装置は、防霜機能に留まる。一方人
工的な異常変動磁場の形成し、鳥類の接近防止を図る防
霜ファン用羽根に磁石を付設する構成の防霜ファン装置
がある。しかし、この構成は、磁石の付設作業に対する
手間又は熟練が要求されること、またコスト面で改良の
余地が与えられる。 【解決手段】本考案は、茶園、果樹園等の農地に設けた
建柱に俯角調整可能に設けられた多目的を備えた防霜フ
ァン装置である。この防霜ファン装置Aは、架台、首振
台及び防霜ファン用モータ並びに防霜ファン用羽根とで
構成し、かつ防霜ファン用羽根に鏡面部6を設けた構成
であり、当該防霜ファン装置に防霜機能及び眩惑機能が
付帯される構造である。従って、簡易な構造及び作業に
より防霜ファン装置に鳥害防止機能を付与できる。防霜
ファン装置では羽根への改良が少なく、かつ場合により
在来の装置にも簡易に付設できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、茶園、果樹園等の農地で凍霜害発生がある場所に設置される防霜フ ァン装置の改良に関し、殊に果樹園での鳥害防止が図れる多目的防霜ファン装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知の如く、防霜ファン装置は、地表面の暖気を農地に吹き降し、凍霜害を無 くし得る簡便な装置として活用されている。しかし、この防霜ファン装置は、単 に防霜効果を意図するに留まっており、他の目的を有していないこと、及び使用 される時期も僅かであること、等の見地からその活用が期待されている。
【0003】 尚、前記の改良及び本考案と同じ趣旨で、かつ鳥害防止を図る考案としては、 マグネット付き防霜ファン(実開平7−11140号)、又趣旨を同じくする果 樹園の鳥害防護装置(実開昭63−163155号)がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前述の如く、改良された防霜ファン装置では、確かに人工的な異常変動磁場の 形成により、鳥類の接近防止が図られる利点が考えられる。しかし、この考案は 、防霜ファン用羽根に磁石を付設する構成であるので、当該付設作業に対する手 間が要求されること又はバランス調整等の面において熟練が要求されること、防 霜ファン用羽根に余分の荷重がかかること、及び羽根の破壊が発生し易いこと又 は防霜ファン用羽根・突出する磁石等による騒音が発生し易いこと、等の課題が ある。尚、前記果樹園の鳥害防護装置は、鳥害回避の見地及び調査の一環から記 述したことをここに付言する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記に鑑み、本考案は、簡易な構造及び作業により防霜ファン装置に鳥害防止 機能を付与できること、防霜ファン用羽根に対する改良が少なく、かつ場合によ り在来の装置にも簡易に設け得ること、等を意図して、次の構成を採用する。
【0006】 即ち、本考案は、茶園、果樹園等の農地に設けた建柱に俯角調整可能に設けら れた多目的防霜ファン装置であって、 当該防霜ファン装置は、架台、首振台及び防霜ファン用モータ並びに防霜ファ ン用羽根とで構成されているとともに、前記防霜ファン用羽根に鏡面部を設けた ことを特徴とする構成であり、当該防霜ファン装置に防霜機能及び眩惑機能が付 帯される構造である。
【0007】 また本考案は、省電力化及び多目的化、又は眩惑機能の向上化、等を意図して 、次の構成を採用する。
【0008】 即ち、本考案は、茶園、果樹園等の農地に設けた建柱に俯角調整可能に設けら れた多目的防霜ファン装置であって、 当該防霜ファン装置は、架台、首振台及び防霜ファン用モータ並びに防霜ファ ン用羽根とで構成されているとともに、前記防霜ファン用羽根に鏡面部を設けた ことを特徴とする構成であり、当該防霜ファン装置に防霜機能及び眩惑機能を付 帯するとともに、この防霜機能と眩惑機能とを個別に制御する構造である。
【0009】
【考案の実施の形態】
先ず、図1〜図3に示す例では、防霜ファン用羽根の表面及び/又は裏面を研 磨、塗着等の手段で鏡面部とした構成であり、その目的は、当該鏡面部の利用に より太陽光、その他光源を反射させる手段、又は対象物(例えば鳥)の姿を映し 出す手段、その他手段等の各手段により鳥類に威嚇、例えば、眩惑を与え、農作 物に接近する鳥類の数を少なくするか又は皆無とする(以下、鏡面効果とする。 )。
【0010】 ここに鳥類・又はその数を限定しないことは、本考案は単に当該鏡面部の単独 で前記鏡面効果が達成されるわけでなく、例えば、各農地の気候条件を始めとし て、その他鳥類の種類・数、当該鏡面部の大小、輝度(輝き度)等に影響される ことが大きいことは明らかである。尚、通常防霜ファンとして利用される時は、 朝方迄である故、通常この鏡面効果が発揮されるのは、一般的には、日中又は夕 暮れで、かつ光源がある状況下である。この場合、防霜ファン装置では当該防霜 ファン用羽根のねじれていること及び防霜ファン用羽根自体が自然風により軽く 回転することから、前記眩惑は単に固定的な観念でなく、あたかも人が操作する が如く、動的な眩惑が生成されるので、自ずから前記鏡面効果の拡充が期待され る。尚、他の鏡面効果を発揮できる構成としては、例えば、図2の如く、鏡面部 の形態又は輝度等に変化を与えること、又は図3の如く、防霜ファン用羽根の両 面に鏡面部を設けて、太陽光を有効利用して鏡面効果を達成できること、等の例 もある。又図示しないが磁石との併用も有り得る。
【0011】 次に、図4〜図6に示す例では、防霜ファン用羽根の表面に反射テープを粘着 等して鏡面部を設ける。この反射テープを設ける部位又は面等は自由であり、ま た色等も自由である。そして鏡面効果については、前述の図1〜図3とほぼ同効 果が期待できる。尚、この例では、反射テープを自由に取り替えできること、又 は既在の防霜ファン用羽根にも簡易に装着できること、等による簡便性、経済性 、省設備化等に役立つ考案である。
【0012】 尚、図7の例は、防霜ファン用羽根のほぼ全体を鏡面部とする構成である。ま た図8は飛来した鳥類が眩惑されている状況(防鳥)を説明する模式図である。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例を説明する。
【0014】 Aは建柱1に設けられた防霜ファン装置で、この防霜ファン装置Aは、架台2 、首振台3、俯角調整手段4、防霜ファン用モータ5a及び防霜ファン用羽根5 bとでなる防霜ファン5、等を主構成要素とする。当該防霜ファン5は首振自在 で、かつ俯角調整自在に設けられており、この種防霜ファン装置Aとほぼ同じ構 成である。
【0015】 前記防霜ファン用羽根5bには鏡面部6が設けられている。この鏡面部6は、 図1〜図3では研磨、塗着(塗布)、鍍着等により設けられる鏡面、又は図4〜 図6では反射テープ、他のテープにより設けられる鏡面、等とする。この鏡面部 6の設けられる部位、面積又は防霜ファン用羽根5bの面等は自由である。
【0016】
【考案の効果】
以上で詳述した如く、防霜ファン装置の防霜ファン用羽根の少くとも一面に鏡 面部を設ける構成である。したがって、鳥類の目を眩惑させ得ること、又は果樹 への鳥類の接近防止を図り得ること、又は在来の防霜ファン装置の改良又は付設 により、低コストでかつ省設備の装置を提供できること、等の特徴を有する。
【0017】 また本考案は、防霜ファン装置の防霜ファン用羽根等に鏡面部を設ける構成で あるので、防霜ファン装置の有効利用が図れること、果樹園の果実等の保護に役 立つこと、又は省電力化・省資源化が達成される実用的な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】防霜ファン用羽根に研磨等による鏡面部を設け
た構成を示す斜視図である。
【図2】防霜ファン用羽根に研磨等による鏡面部を設け
た他の構成を示す斜視図である。
【図3】防霜ファン用羽根に研磨等による鏡面部を設け
た更に他の構成を示す一部欠截の斜視図である。
【図4】防霜ファン用羽根に反射テープ等による鏡面部
を設けた構成を示す一部欠截の斜視図である。
【図5】防霜ファン用羽根に反射テープ等による鏡面部
を設けた他の構成を示す斜視図である。
【図6】防霜ファン用羽根に反射テープ等による鏡面部
を設けた更に他の構成を示す一部欠截の斜視図である。
【図7】上記以外の鏡面部を示す斜視図である。
【図8】使用状態を説明する模式図である。
【符号の説明】
A 防霜ファン装置 1 建柱 2 架台 3 首振台 4 俯角調整手段 5 防霜ファン 5a 防霜ファン用モータ 5b 防霜ファン用羽根 6 鏡面部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 茶園、果樹園等の農地に設けた建柱に俯
    角調整可能に設けられた防霜ファン装置であって、 当該防霜ファン装置は、架台、首振台及び防霜ファン用
    モータ並びに防霜ファン用羽根とで構成されているとと
    もに、前記防霜ファン用羽根に鏡面部を設けたことを特
    徴とする構成であり、当該防霜ファン装置に防霜機能及
    び眩惑機能が付帯される構造の多目的防霜ファン装置。
  2. 【請求項2】 茶園、果樹園等の農地に設けた建柱に俯
    角調整可能に設けられた防霜ファン装置であって、 当該防霜ファン装置は、架台、首振台及び防霜ファン用
    モータ並びに防霜ファン用羽根とで構成されているとと
    もに、前記防霜ファン用羽根に鏡面部を設けたことを特
    徴とする構成であり、当該防霜ファン装置に防霜機能及
    び眩惑機能を付帯するとともに、この防霜機能と眩惑機
    能とを個別に制御する構造の多目的防霜ファン装置。
  3. 【請求項3】 上記鏡面部が防霜ファン用羽根の少くと
    も前面に設けた研磨、塗着等の鏡面である請求項1又は
    請求項2に記載の多目的防霜ファン装置。
  4. 【請求項4】 上記鏡面部が反射テープ等の取付け鏡面
    である請求項1又は請求項2に記載の多目的防霜ファン
    装置。
JP1996001137U 1996-02-28 1996-02-28 多目的防霜ファン装置 Expired - Lifetime JP3028491U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012050401A (ja) * 2010-09-02 2012-03-15 Fulta Electric Machinery Co Ltd 防霜ファン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012050401A (ja) * 2010-09-02 2012-03-15 Fulta Electric Machinery Co Ltd 防霜ファン

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