JP3028284B2 - 防水用グロメットを備えているコネクタ構造 - Google Patents

防水用グロメットを備えているコネクタ構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等の電気接続
部品として用いる防水用グロメットを備えているコネク
タ構造に属し、特に、結線部に合成ゴム製のケーブルシ
ーリンググロメット(以下、グロメットと呼ぶ)を使用
し、ケーブルとの接続カ所を密封する構造の防水用グロ
メットを備えているコネクタ構造に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、耐振、耐塵、耐湿、気密性などを
必要とする苛酷な外部条件下で使用される耐環境型のコ
ネクタは、結線部に合成ゴム製のグロメットを使用し、
ケーブルとの接続カ所を密封している。
【0003】グロメットを用いた防水構造は、図8乃至
図10に示すように、コネクタ51と、このコネクタ5
1の外周面に取り付けられかつ金属材料で作られている
筒状のバレル52と、バレル52の外周に回動可能に取
り付けられている筒状のカップリングナット53と、カ
ップリングナット53の後方でバレル52の外周端面部
分にネジ結合されている筒状のエンドベル54と、エン
ドベル54の内部に設けられているゴム製のグロメット
55とを備えている。
【0004】さらに、エンドベル54にはその後方端部
にかつエンドベル54の外周端部に回動可能な筒状のグ
ランドナット56がネジ結合されている。また、グラン
ドナット56がネジ結合されている部分であるエンドベ
ル54の後部部分と、グロメット55の外周面との間に
は筒状のフェルール57が介在されている。
【0005】グロメット55は、互いに平行な複数のケ
ーブル挿通穴55aを有している。ケーブル挿通穴55
aの内壁には、環状に突出する複数のリブ55bが形成
されており、複数のリブ55bが隣り合ったケーブル挿
通穴55aのそれぞれのリブ55bの相互の位置をずら
せて配置されている。ケーブル挿通穴55aに一対一に
挿入されてグロメット55に実装された複数のケーブル
60は、リブ55bによって押されてシールされる。
【0006】なお、グロメット55の構成及び作用につ
いては、出願人が先に出願した実開平2−17421号
公報に開示されているワイヤシーリンググロメットの構
造に詳細に記載されている。
【0007】一方、コネクタ51は、円柱形状のインシ
ュレータ58と、このインシュレータ58の軸方向に貫
通するように形成されている複数のコンタクト収容穴5
8aと、コンタクト収容穴58aのそれぞれに一対一に
収容されている複数の導電性コンタクト59とを有して
いる。
【0008】このコネクタ51には、図9及び図10に
よって明らかなように、コンタクト収容穴58aが27
個設けられており、こららのコンタクト収容穴58aに
一つづつコンタクト59が収容されている。
【0009】なお、コンタクト59は、ソケットコンタ
クトであって、コネクタ51に嵌合する相手コネクタ
(図示せず)に設けられている導電性の相手コンタクト
に一対一に電気的・機械的に接続される接触部59a
と、グロメット55のケーブル挿通穴55aを挿通させ
たケーブル60の先端部をコンタクト収容穴58aの内
部で接続している接続部59bとを有している。
【0010】以下に従来の防水用グロメットを備えてい
るコネクタ構造におけるケーブル60とグロメット55
との間を防水シールを行う操作について説明する。
【0011】図8に示したコンタクト収容穴58a及び
ケーブル挿通穴55aのそれぞれれにハーネスした状態
でコンタクト59及びケーブル60を位置させる。その
後、グランドナット56を所定方向に回転させて締め付
けるとフェルール57がグランドナット56の後部端に
形成されている押圧部56aによって前方、即ちコネク
タ51側へ少しずつ押されて前進する。同時にグランド
ナット56の回転によってグロメット55をその軸芯方
向に圧縮させることによって、ケーブル60がリブ55
bに押し当てられて締め付けられて防水シールが行われ
る。
【0012】さらに、フェルール57がグランドナット
56の回転によって前進すると、フェルール57の前
方、即ち、コネクタ51側の先端面とエンドベル54の
内面に突出するよう形成した環状の突起部54aとの間
に介在されているOリング60が潰れてエンドベル54
とグロメット55との間の防水シールが保たれる。これ
らの操作によってコンタクト59とケーブル60との結
線側の防水シールが行われる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来のグロメット55
において、ケーブル挿通穴55aに挿通するケーブル6
0の径寸法を、例えば、径寸法1.75mm〜2.36
mmとして高密度化を図ろうとした場合、シールするた
めのシール量を大きくするためにリブ55bの径寸法を
小さくする必要がある。しかし、リブ55bの径寸法を
小さくすると、最大ケーブル径(2.36mm)のケー
ブル60がリブ55bを通過しずらくなってしまうこと
からケーブル挿通穴55aに入りずらくなってしまい、
作業性に劣るという問題がある。
【0014】また、高密度化のために狭ピッチにする
と、ケーブル挿通穴55a間の肉厚寸法が薄い寸法にな
ってしまう。即ち、ケーブル60を角度90度に曲げた
場合には、肉厚部分が弱くなり、ケーブル60、グロメ
ット55、リブ55b間に隙間ができてしまい防水性が
損なわれるという問題がある。
【0015】さらに、ケーブル60の被覆材料が四フッ
化エチレン(例えば、商品名;テフロン)のような材料
を用いる場合、被覆材料が硬いことからグロメット55
のリブ55bが被覆材料に食い込まないためにシール性
を増すことができないという問題がある。
【0016】さらに、図8に示したコネクタ形状の仕様
において、コンタクト59の数(芯数)を増加してコン
タクト59の高密度化を図る場合には、当然、コンタク
ト59同士の寸法間隔が狭くなる(狭ピッチ間隔)とと
もにコンタクト59も従来よりも小形にしなければなら
なくなる。そして、グロメット55のケーブル挿通穴5
5aは従来よりも小径寸法になるとともにケーブルも細
径にしなければならない。
【0017】しかし、グロメット55は、成形機によっ
て作られるため、ケーブル挿通穴55aの径寸法が小さ
くなると、ケーブル挿通穴55aの内面に複数のリブ5
5bを形成することが困難になってしまう。即ち、複数
のリブ55bを必要とするものの成形機の抜型による抜
き工程が困難になってしまうという問題から実現できな
い。
【0018】それ故に本発明の課題は、複数のコンタク
トの高密度化に対応できるようにした防水用グロメット
を備えたコネクタ構造を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、コネク
タと、該コネクタの外周面に取り付けた筒状のバレル
と、前記コネクタの後方側で該バレルの外周面の端面部
分でネジ結合されているエンドベルと、該エンドベルの
内部に設けたグロメットと、前記エンドベルの後方端部
の外周端部に回動可能にネジ結合している筒状のグラン
ドナットとを含む防水用グロメットを備えているコネク
タ構造において、前記グロメットは2つで1組の前記グ
ロメットが互いに突き合わせ面で合わされており、前記
クロメットのそれぞれに互いに平行に形成した複数のケ
ーブル挿通穴と、前記グロメットのそれぞれ突き合わせ
面の部分から前記グロメットの外周面上に突出している
鍔部とを有し、前記ケーブル挿通穴の内壁には、環状に
突出する複数のリブが形成されているとともに前記複数
のリブが隣り合った前記ケーブル挿通穴のそれぞれの前
記リブの相互の位置をずらせて配置されており、前記ケ
ーブル挿通穴に一対一に挿入されて前記グロメットに実
装する複数のケーブルを前記リブによってケーブルが押
されてシールされるよう前記グロメットの外周面とエン
ドベルの後方部分との間に介在した筒状のバンド部材を
有し、前記グランドナットの回転によって前記バンド部
材を前記コネクタ側へ前進させるよう前記グランドナッ
トに形成した押圧部に係合しているとともに前記バンド
部材の後部に当接した筒状のスリーブを有していること
を特徴とする防水用グロメットを備えているコネクタ構
造が得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は、防水用グロメッ
トを備えているコネクタ構造の一実施の形態例を示して
いる。
【0021】図1乃至図3を参照して、防水用グロメッ
トを備えているコネクタ構造は、コネクタ1と、このコ
ネクタ1の外周面に取り付けられかつ金属材料によって
作られている筒状のバレル2と、バレル2の外周に回動
可能に取り付けられている筒状のカップリングナット3
と、カップリングナット3の後方でバレル2の外周端面
部にネジ結合されているエンドベル4と、エンドベル4
の内部に設けられている2つで1組のゴム製のグロメッ
ト5とを備えている。
【0022】さらに、エンドベル4には、その後方端部
にかつエンドベル4の外周端部に回動可能な筒状のグラ
ンドナット6がネジ結合されている。また、グロメット
55の外周面とエンドベル4の後部部分との間には筒状
のバンド部材7が介在されている。また、バンド部材7
の後面には、環状の板材であるスリーブ10が設けられ
ている。
【0023】グロメット5は、それぞれに互いに平行な
複数のケーブル挿通穴5aを有している。ケーブル挿通
穴5aの内壁には、環状に突出する複数のリブ5bが形
成されており、複数のリブ5bが隣り合ったケーブル挿
通穴5aのそれぞれのリブ5bの相互の位置をずらせて
配置されている。ケーブル挿通穴5aに一対一に挿入さ
れてグロメット5に実装された複数のケーブル11は、
リブ5bによってケーブル11が押されてシールされ
る。
【0024】なお、グロメット5の構成及び作用につい
ては、従来で記述した実開平2−17421号公報に開
示されているワイヤシーリンググロメットの構造に詳細
に記載されている。
【0025】一方、コネクタ1は、円柱形状のインシュ
レータ8と、このインシュレータ8の軸方向に貫通する
ように形成されている複数のコンタクト収容穴8aと、
コンタクト収容穴8aのそれぞれに一対一に収容されて
いる複数の導電性コンタクト9とを有している。
【0026】このコネクタ1には、図2及び図3によっ
て明らかなように、コンタクト収容穴8aが44個設け
られており、これらのコンタクト収容穴8aに一つづつ
コンタクト9が収容されている。即ち、このコネクタ1
では、従来のコネクタ51のコンタクト59の芯数より
も、さらに芯数を増加した狭ピッチ、高密度なコネクタ
構造になっている。
【0027】図1に示したコンタクト9は、ソケットコ
ンタクト(ピンコンタクトであってもよい)であって、
コネクタ1に嵌合する相手コネクタ(図示せず)に設け
られている導電性の相手コンタクトに一対一に電気的・
機械的に接続される接触部9aと、グロメット5のケー
ブル挿通穴5aを挿通させたケーブル11の先端部をコ
ンタクト収容穴8aの内部で接続している接続部9bと
を有している。
【0028】以下、図4乃至図6をも参照して、2つで
1組のグロメット5について詳述する。グロメット5
は、互いに同一形状のものであって、それぞれコンタク
ト挿通穴5aがその軸方向を一致させるように相互の突
き合わせ面5cで接着されている。また、インシュレー
タ8の後端面には,コネクタ1側に位置している一方の
グロメット5の前方端面が接着されている。グロメット
5の突き合わせ面5cの周縁側には、外周方向に突出し
ている突条の鍔部5dが形成されている。鍔部5dはグ
ロメット5の相互の接着強度を向上させる役目を果た
す。これらの鍔部5dによってグロメット5の接着面積
をも増大することができる。
【0029】さらに、グロメット5のそれぞれには、突
き合わせ面5c上にかつ鍔部5dに少なくとも各1個の
凹部5eと凸部5fとが形成されている。凹部5eと凸
部5fとは、グロメット5を相互に接着するときの位置
決めの役目と、ゴム材であるグロメット5のねじれ強度
を増す役目を果たす。なお、凹部5eと凸部5fとは、
グロメット5がグランドナット6によって締め付けられ
るときに、若干のねじれが生じ、接着面である突き合わ
せ面5cが剥がれるのを防止する役目も果たしている。
【0030】この実施の形態例におけるグロメット5の
リブ5bの突出(高さ)寸法は、0.85mmであり、
しかもハーネスされたコンタクト9を装着する際、作業
性を良くするために上述したように交互にリブ5bが位
置をずらして配置されている。グロメット5のゴム材料
としては、NBR,CR,SIR 硬度40のように、
硬度の低い材料が望ましい。
【0031】また、リブ5bの位置は、図7にも示した
バンド部材7がスリーブ10によって締め付けられて軸
芯方向に膨らんでいく中心から等間隔にあることがシー
ル性を増す要因である。ゴム製のバンド部材7は、肉厚
寸法が厚い寸法ほどシール効果を発揮する。また、バン
ド部材7は、NBR,CR,SIR 硬度50のよう
に、硬度の低い材料が望ましい。バンド部材7の表面に
は、後方側のグロメット5又はスリーブ5に対して滑り
やすいようにグリス油のような潤滑液を塗布するのが望
ましい。バンド部材7の軸方向の外周両端側には、軸芯
方向に傾斜している傾斜面7aが形成されている。一方
の傾斜面7aは、後方側のグロメット5の鍔部5dに形
成されている傾斜面5gに当接されている。バンド部材
7の他方の傾斜面7bは、スリーブ10の傾斜面10a
に当接している。
【0032】スリーブ10は金属板材をプレス又は切削
加工、もしくは樹脂材によってモールド成形して作るこ
とができ、バンド部材7よりも強度が強く容易に変形し
ない材料を用いる。このスリーブ10は、バンド部材7
をねじれ方向に変形させないようにコネクタ1側へ前進
させる役目を果たす。即ち、グランドナット6の後端部
に形成されている押圧部6aにスリーブ10の外周端片
が係合してバンド部材7をコネクタ1側へ前進させる役
目を果たす。
【0033】グランドナット6は、アルミニウム合金、
亜鉛合金、銅合金、ステンレス等の合金によって作られ
ることが望ましく、エンドベル4とはネジ結合部Aで噛
み合っており、グランドナット6を所定方向に回転させ
ることによってスリーブ10をコネクタ1側である前方
向へ前進させていくものである。また、グランドナット
6には、スパナのような治具で回転できるように外周面
の2カ所に治具が対向するように平面状にカットされた
形状の平坦面6aが形成されている。なお、グランドナ
ット6が金属材料であれば、これと同じ材料でエンドベ
ル4を作ることが望ましい。
【0034】次に、上記防水グロメットを備えたコネク
タ構造における防水シールの操作を説明する。
【0035】まず、ハーネスしたケーブル11及びコン
タクト9を2つで1組のグロメット5のケーブル挿通穴
5aに挿入し、さらにコンタクト9をインシュレータ8
のコンタクト収容穴8aにまで収容して保持する。コン
タクト9の保持が終了した後、グランドナット6を規定
の回数に回転させてバンド部材7をコネクタ1側へ締め
つける。このときグランドナット6を締めることでスリ
ーブ10がコネクタ1側へ前進しバンド部材7が軸芯方
向に膨らむ。バンド部材7が膨らむことで、グロメット
5が軸芯方向に圧縮されて締め付け力が加わり、ケーブ
ル11とリブ5bとの間の防水シールがなされる。
【0036】さらに、スリーブ10がコネクタ1側へ前
進することによって、スリーブ10とバンド部材7との
間、後方側のグロメット5とバンド部材7との間、エン
ドベル4とバンド部材7との間、グロメット5の鍔部5
dとバンド部材7との間のそれぞれが防水シールされ
る。また、スリーブ10が前進することによって、グロ
メット5の鍔部5dがバンド部材7に押されて潰れ、前
方側のグロメット5の鍔部5dがエンドベル4の突起部
4aに当接されて、これらの間がシールされる。
【0037】上述したような操作及び作用によって結線
側のシールがなされ、例えば、ケーブル11が角度90
度に曲げられても、防水効果を損なわない構造となる。
なお、ケーブル11を挿入しないケーブル挿通穴5aが
ある場合には、樹脂製のシーリングプラグ等の栓をケー
ブル挿通穴5aにすることで防水シールを行う。
【0038】一方、コネクタ1は、従来から周知である
嵌合時の防水コネクタを用いればよく、図1に示したO
リング13をバレル2とエンドベル4との間に介在した
りして、周知なシール技術をもってシールすればよい。
【0039】
【発明の効果】以上、各実施の形態例で説明したよう
に、本発明の防水用グロメット備えたコネクタ構造によ
れば、グランドナットによってバンド部材を前進させか
つグロメットを圧縮することで、ケーブルとグロメット
との間のシールが可能となる。
【0040】また、グロメットを2つで1組として使用
しているため、コネクタに狭ピッチに設けたコンタクト
を採用した場合においても、成形型の抜きが容易になる
ことから、リブを成形型によって容易に形成することが
できる。
【0041】グロメットを2つで1組は、同一形状であ
り、それそれに鍔部、凹部及び凸部を形成してあるた
め、グロメットを突き合わせるときの位置決めやねじれ
に対する補強ができる。
【0042】また、グロメットの鍔部は、エンドベル及
びバンド部材間のシールをもできるため、シール効果が
向上する。
【0043】さらにケーブルの被覆が硬い材料であって
も対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防水用グロメット備えたコネクタ構造
の一実施の形態例を示し、上半分を断面した状態を示す
側面図である。
【図2】図1に示した防水用グロメット備えたコネクタ
構造を左側から見た状態の左側面図である。
【図3】図1に示した防水用グロメット備えたコネクタ
構造を右側から見た状態の右側面図である。
【図4】図1に示した防水用グロメット備えたコネクタ
構造のグロメットの1つを示し、上半分を断面した状態
の側面図である。
【図5】図4に示したグロメットを左側から見た状態の
左側面図である。
【図6】図5に示したグロメットをV 方向から見た状態
の側面図である。
【図7】図1に示した防水用グロメット備えたコネクタ
構造のバンド部材を示し、上半分を断面した状態の側面
図である。
【図8】従来の防水用グロメット備えたコネクタ構造を
示し、上半分を断面した状態を示す側面図である。
【図9】図8に示した防水用グロメット備えたコネクタ
構造を左側から見た状態の左側面図である。
【図10】図8に示した防水用グロメット備えたコネク
タ構造を右側から見た状態の右側面図である。
【符号の説明】
1,51 コネクタ 2,52 バレル 3,53 カップリングナット 4,54 エンドベル 5,55 グロメット 5a,55a ケーブル挿通穴 5b,55b リブ 5c 突き合わせ面 5d 鍔部 5e 凹部 5f 凸部 6,56 グランドナット 7 バンド部材 7a バンド部材の傾斜面 8,58 インシュレータ 8a,58a コンタクト収容穴 9,59 コンタクト 10 スリーブ 11,60 ケーブル 57 フェルール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/52 301 H01R 24/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタと、該コネクタの外周面に取り
    付けた筒状のバレルと、前記コネクタの後方側で該バレ
    ルの外周面の端面部分でネジ結合されているエンドベル
    と、該エンドベルの内部に設けたグロメットと、前記エ
    ンドベルの後方端部の外周端部に回動可能にネジ結合し
    ている筒状のグランドナットとを含む防水用グロメット
    を備えているコネクタ構造において、 前記グロメットは、2つで1組の前記グロメットが互い
    に突き合わせ面で合わされており、前記クロメットのそ
    れぞれに互いに平行に形成した複数のケーブル挿通穴
    と、前記グロメットのそれぞれ突き合わせ面の部分から
    前記グロメットの外周面上に突出している鍔部とを有
    し、 前記ケーブル挿通穴の内壁には、環状に突出する複数の
    リブが形成されているとともに前記複数のリブが隣り合
    った前記ケーブル挿通穴のそれぞれの前記リブの相互の
    位置をずらせて配置されており、前記ケーブル挿通穴に
    一対一に挿入されて前記グロメットに実装する複数のケ
    ーブルを前記リブによってケーブルが押されてシールさ
    れるよう前記グロメットの外周面とエンドベルの後方部
    分との間に介在した筒状のバンド部材を有し、 前記グランドナットの回転によって前記バンド部材を前
    記コネクタ側へ前進させるよう前記グランドナットに形
    成した押圧部に係合しているとともに前記バンド部材の
    後部に当接した筒状のスリーブを有していることを特徴
    とする防水用グロメットを備えているコネクタ構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の防水用グロメットを備え
    ているコネクタ構造において、前記2つで1組のグロメ
    ットは、これらが同一形状を呈していることを特徴とす
    る防水用グロメットを備えているコネクタ構造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の防水用グロメットを備え
    ているコネクタ構造において、前記2つで1組のグロメ
    ットは、これらが前記突き合わせ面で相互に接着されて
    いることを特徴とする防水用グロメットを備えているコ
    ネクタ構造。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の防水用グロメットを備え
    ているコネクタ構造において、前記鍔部には、少なくと
    も各1個の凹部と凸部とが形成されており、該凹部と該
    凸部とが前記グロメットのそれぞれが相互に組み合わさ
    れていることを特徴とする防水用グロメットを備えてい
    るコネクタ構造。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の防水用グロメットを備え
    ているコネクタ構造において、前記バンド部材の表面に
    は、潤滑液が塗布されていることを特徴とする防水用グ
    ロメットを備えているコネクタ構造。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の防水用グロメットを備え
    ているコネクタ構造において、前記バンド部材の軸方向
    の外周両端側には、軸芯方向に傾斜している傾斜面が形
    成されており、一方の前記傾斜面は、前記グロメットの
    前記鍔部に形成されている傾斜面に当接されており、前
    記バンド部材の他方の前記傾斜面は、前記スリーブの傾
    斜面に当接していることを特徴とする防水用グロメット
    を備えているコネクタ構造。
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