JP3028194B2 - 電線用電気コネクタ - Google Patents

電線用電気コネクタ

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JP3028194B2
JP3028194B2 JP8031340A JP3134096A JP3028194B2 JP 3028194 B2 JP3028194 B2 JP 3028194B2 JP 8031340 A JP8031340 A JP 8031340A JP 3134096 A JP3134096 A JP 3134096A JP 3028194 B2 JP3028194 B2 JP 3028194B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電線の端部を挿入して
接続できるようにした電線用電気コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電線の端部を挿入して接続できる
ようにした電線用電気コネクタが、例えば、特開昭54
−26489号に開示された連結端子や特開昭63−4
5771号に開示された電線コネクターのように公知で
ある。この種の電線用電気コネクタは、一般に、絶縁性
のハウジング内に、電線との電気的な導通をするための
金属製の端子と、ハウジング内に挿通された電線端を保
持するための金属製のばね片とを備えた構成となってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のように従来の電
線用電気コネクタは、電線との導通を図るための端子
と、挿通された電線端を保持するための、ばね片で成る
部材が別部材とされていたので、部品点数が多く、製造
および組立に多くの工数を必要とする問題点があった。
また、挿通された電線を保持するためのばね片が、一定
の太さの電線に対応してばね乗数が定められていたの
で、種々の太さの電線の接続には対応できない問題点が
あった。
【0004】本発明は斯かる問題点に鑑みてなされたも
ので、部品点数を少なくし、また、種々の太さの電線の
接続を可能とした電線用電気コネクタを提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する為に
本発明は次の技術的手段を有する。即ち、実施例に対応
する添付図面中に使用した符号を用いて説明すると、本
発明は、前面2b側に電線20を挿入するための電線挿
通孔5を備えると共に、後面2a側に前記電線挿通孔5
と連通し、端子3を収容するための端子収容部4を備え
るハウジング2と、受板部11と基板部10とが互いに
向かい合うように配設された端子3とを有し、前記端子
3の基板部10には、前記受板部11側に向かって弾接
係止ビーム15と補助ビーム16が設けられており、前
記ハウジング2の端子収容部4に前記端子3を収容し、
前記ハウジング2の電線挿通孔5から電線20を挿入す
ることにより、前記電線20が前記端子3の受板部11
と前記弾接係止ビーム15の先端縁15aとの間に接続
される電線用電気コネクタに於て、前記弾接係止ビ ーム
15は、前記基板部10の前縁10bからU字状の折り
返し部14を介して前記端子3の受板部11の後縁11
a側に向かって斜めに延びており、かつ、前記補助ビー
ム16は、当該補助ビーム16の先端部分16aが前記
弾接係止ビーム15と前記基板部10との間に位置する
ように前記基板部10の後縁10aから弧状の折り返し
部30を介して前記端子3の受板部11の前縁11b側
に向かって斜めに延びていることにより、前記弾接係止
ビーム15の折り返し部14の内側縁14aと前記補助
ビーム16の折り返し部30の内側縁30aとが互いに
向かい合うように成されていることを特徴とする電線用
電気コネクタである。
【0006】
【作用】本発明によれば、ハウジングに装着した端子
を、弾接係止ビームと補助ビームを一体に設けた一部品
としたので、ハウジングと端子の2部品で電線用電気コ
ネクタが構成される。また。挿通された電線と係止して
電線をハウジング内に保持する弾接係止ビームの弾力
が、補助ビームの弾力で補うことが可能なので、種々の
太さの電線の挿通、保持が可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付の図を参照して
説明する。
【0008】図1乃至図4が実施例の電線用電気コネク
タ1を表している。この電線用電気コネクタ1は、絶縁
性の樹脂を成形したハウジング2と、金属板を打ち抜い
て成形した端子3の2部品で構成されている。ハウジン
グ2は、後面2a(図1において左側)から前面2b
(図1において右側)の方向に端子収容部4が3列、並
列して形成してあり、各端子収容部4に連通するよう
に、ハウジング2の前面2bから後面2aに向けて電線
挿通孔5が形成してある。また、ハウジング2の頂面2
cには、前記各端子収容部4に対応させて、解除レバー
6が設けてある。この解除レバー6は、端子収容部4の
一側に片寄った位置で、基部側をハウジング2に連続さ
せて、ハウジング2の後面2aから前面2bの方向に片
持状に形成され、先端側の上部を押下部7としてハウジ
ング2の頂面2cに形成した凹部8に突出して、押下部
7の頂部7aとハウジング2の頂面2cが面一となるよ
うにしてある。また、解除レバー6の先端側の下部は係
合部9として、端子収容部4の一側に突出して臨むよう
にしてある。然して、解除レバー6の押下部7を押下す
ると、前記係合部9が端子収容部4内に、突入するよう
にしてあり、また、押下を解除すると解除レバー6が、
押下部7の頂面7aがハウジング2の頂面2cと面一と
なる位置まで復帰するようにしてある(図5参照)。
【0009】端子3は、図6乃至図8に示したような一
体の構造をしている。下方の基板部10と上方の受板部
11が連結板12を介して互いに対向させてある。基板
部10および受板部11の後縁10a、11aから後方
に向けて、夫々、ソルダーテール13が連設されてい
る。基板部10の前縁10bには、U字状の折り返し部
14を介して後縁10aの方向に向かって斜め上向きの
弾接係止ビーム15が連設されて、弾接係止ビーム15
の先端縁15aが受板部11の下面と対向させてあると
共に、基板部10の後縁10aからは、弧状の折り返し
部30を介して前縁10bの方向に向かって斜め上向き
に補助ビーム16が連設されて、補助ビーム16で前記
弾接係止ビーム15を基板部10側から受板部11側の
方向に付勢できるようにしてある。つまり、前記弾接係
止ビーム15は、前記基板部10の前縁10bからU字
状の折り返し部14を介して前記受板部11の後縁11
a側に向かって斜めに延びており、前記補助ビーム16
は、前記基板部10の後縁10aから弧状の折り返し部
30を介して前記受板部11の前縁11b側に向かって
斜めに延びている。更にこの時、前記弾接係止ビーム1
5の折り返し部14の内側縁14aと、前記補助ビーム
16の折り返し部30の内側縁30aとが互いに向かい
合うように成されている。前記折り返し部14および弾
接係止ビーム15は、基板部10の幅と略同じ幅で形成
されている。また、補助ビーム16は、基板部10の幅
より狭い幅(約1/3)で形成されている。弾接係止ビ
ーム15の先端側部が受板部11側に切り起こされて、
方形の突片17を形成してある。また、前記折り返し部
14の基板部10との連続部分の両側には、ハウジング
2の端子収容部4の内壁に食い込んで係止するための突
起18が設けてある。尚、前記ソルダーテール13は、
図9および図10に示したように、長手方向に沿ってリ
ブ19を形成して剛性を高めるようにすることもでき
る。
【0010】即ち、本発明の電線用電気コネクタ1は、
前記弾接係止ビーム15は、前記基板部10の前縁10
bからU字状の折り返し部14を介して前記端子3の受
板部11の後縁11a側に向かって斜めに延びており、
かつ、前記補助ビーム16は、当該補助ビーム16の先
端部分16aが前記弾接係止ビーム15と前記基板部1
0との間に位置するように前記基板部10の後縁10a
から弧状の折り返し部30を介して前記端子3の受板部
11の前縁11b側に向かって斜めに延びていることに
より、前記弾接係止ビーム15の折り返し部14の内側
縁14aと前記補助ビーム16の折り返し部30の内側
縁30aとが互いに向かい合うように成されていること
を特徴とするものである。
【0011】実施例の電線用電気コネクタ1は、前記ハ
ウジング2の後面2a側から端子収容部4内に、前記端
子3を装着して完成する。端子3を端子収容部4に装着
すると、基板部10と受板部11が電線挿通孔5の延長
線上で、電線挿通孔5を通して挿通される電線20(図
1参照)を挟んで対向する。また、弾接係止ビーム15
の先端に形成した突片17と、ハウジング2に設けた解
除レバー6の係合部9が対向し、解除レバー6を押下す
ることによって、弾接係止ビーム15をその弾力および
補助ビーム16の弾力に抗して押下できるように構成さ
れる。
【0012】上記実施例の電線用電気コネクタ1は、プ
リント基板などに搭載して使用することができる。ソル
ダーテール13をプリント基板の導電パターンに半田付
けする。電線20をハウジング2の前面2bから、電線
挿通孔5を通してハウジング2内に挿通すると、電線2
0は端子3の受板部11と弾接係止ビーム15の先端縁
15aの対向部に、弾接係止ビーム15を基板部10側
に変位させながら進入し、弾接係止ビーム15で弾持さ
れた状態で保持され、電線20とプリント基板内の回路
の接続が完了する。電線20に引き抜く方向の力が作用
すると、弾接係止ビーム15の先端縁15aが電線20
に食い込むことになって、引抜きが防止される。また、
電線20の接続は、ハウジング2に設けた解除レバー6
の押下部7を押下するようにして解除することができ
る。解除レバー6を押下すると、解除レバー6の係合部
9が弾接係止ビーム15の突片17と係合して弾接係止
ビーム15を基板部10側に変位させて電線20の弾持
が解除されるので、電線20は抵抗無く引き抜くことが
できる。接続の解除操作に際しては、ハウジング2と一
体の解除レバー6を操作するだけで、導電部分には一切
触れることが無いので感電の恐れなく行うことができ
る。
【0013】前記端子3の弾接係止ビーム15の先端縁
15aと受板部11の対向間隔、および、弾接係止ビー
ム15と補助ビーム16の先端部分16aの対向間隔
は、ハウジング2に挿通される電線20の太さの変化を
考慮して定められている。然して、電線20の太さが比
較的細い場合には、電線20は弾接係止ビーム15のみ
を弾力に抗して変位させ、弾接係止ビーム15のみによ
って受板部11と共同して弾持される。一方、電線20
の太さが比較的太い場合には、電線20を挿通すると、
弾接係止ビーム15と補助ビーム16が弾力に抗して変
位され、弾接係止ビーム15が補助ビーム16の弾力で
補助された状態で電線20を受板部11と共同して弾持
する。太い電線20を挿入した場合、弾性係止ビーム1
5が大きく変位して永久変形を生じ、次に細い電線20
を挿入した時の保持力が不足しないように、補助ビーム
16でバックアップし、永久変形を防止している。この
ように、弾接係止ビーム15の弾力を補助ビーム16の
弾力で補助できるようにすることによって、接続可能の
電線20の太さの変化を許容し、種々の太さの電線20
の接続が可能にできる。
【0014】尚、前記ハウジング2に一体に設けた解除
レバー6の押下部7は、図11に示したように、頂面7
aをハウジング2の頂面2cより上に突出させて、指で
押下し易い形状にすることもできる。
【0015】
【発明の効果】以上に説明の通り、本発明によれば、ハ
ウジングと端子の2部品で電線用電気コネクタを構成し
たので、部品点数が少なくなり、製造および組立に要す
る工数を低減できる効果がある。そして、端子に設けた
弾接係止ビームの弾力を補助ビームで付勢して補助でき
るようにしたので、種々の太さの電線の接続を可能にで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の、電線を接続した状態の
断面図である。
【図2】 同じく実施例の平面図である。
【図3】 同じく実施例の正面図である。
【図4】 同じく実施例の側面図である。
【図5】 同じく実施例の、解除レバーの動作を説明
する図である。
【図6】 同じく実施例の端子の斜視図である。
【図7】 同じく実施例の端子の正面図である。
【図8】 同じく実施例の端子の平面図である。
【図9】 端子のソルダーテール部分の、他の実施例
の斜視図である。
【図10】 図9のA−A線の断面図である。
【図11】 ハウジングを変形した別の実施例の断面図
である。
【符号の説明】
1 電線用電気コネクタ 2 ハウジング 2a ハウジングの後面 2b ハウジングの前面 3 端子 4 端子収容部 5 電線挿通孔 6 解除レバー 7 押下部 7a 押下部の頂面 8 ハウジングの凹部 9 解除レバーの係合部 10 端子の基板部 10a 基板部の後縁 10b 基板部の前縁 11 端子の受板部 11a 受板部の後縁11b 受板部の前縁 12 連結板 13 ソルダーテール 14 折り返し部14a 折り返し部の内側縁 15 弾接係止ビーム 15a 弾接係止ビームの先端縁 16 補助ビーム 16a 補助ビームの先端部分 17 突片 18 突起 19 リブ 20 電線30 折り返し部 30a 折り返し部の内側縁
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/428 H01R 4/48

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面2b側に電線20を挿入するため
    の電線挿通孔5を備えると共に、後面2a側に前記電線
    挿通孔5と連通し、端子3を収容するための端子収容部
    4を備えるハウジング2と、受板部11と基板部10と
    が互いに向かい合うように配設された端子3とを有し、
    前記端子3の基板部10には、前記受板部11側に向か
    って弾接係止ビーム15と補助ビーム16が設けられて
    おり、前記ハウジング2の端子収容部4に前記端子3を
    収容し、前記ハウジング2の電線挿通孔5から電線20
    を挿入することにより、前記電線20が前記端子3の受
    板部11と前記弾接係止ビーム15の先端縁15aとの
    間に接続される電線用電気コネクタに於て、 前記弾接係止ビーム15は、前記基板部10の前縁10
    bからU字状の折り返し部14を介して前記端子3の受
    板部11の後縁11a側に向かって斜めに延びており、
    かつ、前記補助ビーム16は、当該補助ビーム16の先
    端部分16aが前記弾接係止ビーム15と前記基板部1
    0との間に位置するように前記基板部10の後縁10a
    から弧状の折り返し部30を介して前記端子3の受板部
    11の前縁11b側に向かって斜めに延びていることに
    より、前記弾接係止ビーム15の折り返し部14の内側
    縁14aと前記補助ビーム16の折り返し部30の内側
    縁30aとが互いに向かい合うように成されていること
    を特徴とする電線用電気コネクタ。
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