JP3028157B2 - 鉄道高架橋の構造 - Google Patents
鉄道高架橋の構造Info
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- JP3028157B2 JP3028157B2 JP4212403A JP21240392A JP3028157B2 JP 3028157 B2 JP3028157 B2 JP 3028157B2 JP 4212403 A JP4212403 A JP 4212403A JP 21240392 A JP21240392 A JP 21240392A JP 3028157 B2 JP3028157 B2 JP 3028157B2
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Description
するものである。
は、橋脚の上部にスラブを施工したらその上に砕石道
床、あるいはスラブ道床を搭載し、道床の上にまくらぎ
を敷設し、その上に軌条を敷設する構造であった。
高架橋の構造にあっては、次のような問題点がある。 <イ>スラブの自重は0.6t/m2、道床の自重は0.9t/m2程
度である。このように死荷重が大きいため、それを支持
する高架橋の各断面が大きくなり不経済である。 <ロ>スラブコンクリートの打設のためにはその下部型
枠を支保工で支持しなければならない。そのために特に
使用中の鉄道の上にさらにスラブを設ける場合には、支
保工の高さだけスラブを高く設置しなければならない。
善するためになされたもので、部材数が少なく、短い工
期において経済的に施工することのできる鉄道高架橋の
構造を提供することを目的とする。
に軌条又は軌框が取り付けられるプレストレスを導入し
た鉄道高架橋の構造において、軌道の両側に垂直に立設
した橋脚と、両側の橋脚間に、軌道を横断する方向に固
定した横断梁と、前記横断梁間に、横断梁の上面と同じ
高さに上面を合わせ、軌道と平行方向に固定した縦梁と
より構成することを特徴とする、鉄道高架橋の構造であ
る。
道高架橋の構造について説明する。
本発明の縦粱1は工場で製造したプレキャスト部材であ
る。したがって良好な品質管理の下に製造された部材を
使用することができる。そして特に縦粱1には軌条4ま
たは軌框を一体に取り付けた構造である。すなわちコン
クリート製の縦粱1の上面に、締結装置を使って軌条4
などを工場で一体に取り付けた、軌条4付きプレストレ
ス粱である。軌条4などが縦粱1と一体化しているか
ら、縦粱1の運搬、架設作業によって、軌条4を同時に
運搬し、架設することができる。さらに軌条4などと縦
粱1が一体化しているから、道床などを別に施工する必
要がなく、縦粱1の架設の完了と同時に、軌条4の敷設
も完了することになる。
であり、すべて工場で製造したプレキャスト部材であ
る。したがって良好な品質管理の下に製造された部材を
使用することができる。さらに各コンクリート部材はプ
レストレスを導入したものを使用する。したがって、小
さい断面で軽量でありながら十分な強度を期待できる。
について説明する。 <イ>橋脚の立設 現在使用中の軌道や道路の両側の地中には基礎を設置
し、その基礎の上には橋脚2を立設する。この橋脚2も
工場生産したプレストレスの部材であり、したがって現
場でコンクリートを打設して構築する方法に比較して施
工は極めて迅速である。
横断粱3を架設する。この横断粱3は当然、橋脚2の上
端と一体に固定しなければならない。そのためには交差
する鉄筋を場所打ちコンクリートで固定したり、横断粱
3と橋脚2とを貫通したPC鋼材を橋脚2の外側から緊
張したり、橋脚2の上部に横断粱3を搭載して橋脚2の
上端から露出させたPC鋼材で横断粱3を緊張したり、
その他各種の固定方法を採用することができる。
発明の縦粱1を架設して固定する。縦粱1には前記した
ように直接、軌条4または軌框を固定してある。したが
って横断粱3の上部に縦粱1を架設することによって、
軌条4の敷設までが一体で完了する。その後に横断粱3
と縦粱1とは一体に強固に固定する。架設に際して、1
本の縦粱1に1本の軌条4を固定してあるから、2本の
縦粱1を横断粱3上に平行に架設することによって1組
の軌道が完成する。
したようになるから次のような効果を得ることができ
る。縦梁1と軌条4とが既に一体となったものを使用す
る。そのためにスラブの施工が不要であり、さらにスラ
ブの上に搭載する多量の道床が不要となる。したがって
死荷重を大幅に減少することができ、その結果、地震時
の水平慣性力が小さくなるために、橋脚2断面、基礎構
造その他の構造、断面を小さくすることができ、極めて
経済的である。 <ロ>工場で製造した部材であり。これらを使用して組
み立てる。したがって現場で型枠を組んでコンクリート
を打設する方法に比較して、部品、部材点数が少なく、
工期を大幅に短縮することができる。 <ハ>現場打ちのスラブを使用せず、軌条4と固定した
梁を使用するから、スラブ型枠などを支持する支保工が
不要である。したがって使用中の鉄道の上部に施工する
場合にも、支保工や型枠の高さだけ低くすることがで
き、経済的な施工が可能である。 <ニ>本発明の縦梁1のみが空中に架設される。したが
って従来のスラブ構造のように雨や雪がたまることがな
く、その処理が簡単である。
の例の説明図
Claims (1)
- 【請求項1】 縦梁に軌条又は軌框が取り付けられる
プレストレスを導入した鉄道高架橋の構造において、 軌道の両側に垂直に立設した橋脚と、 両側の橋脚間に、軌道を横断する方向に固定した横断梁
と、前記横断梁間に、横断梁の上面と同じ高さに上面を合わ
せ、軌道と平行方向に固定した縦梁とより構成すること
を特徴とする 、鉄道高架橋の構造 。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4212403A JP3028157B2 (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 鉄道高架橋の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4212403A JP3028157B2 (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 鉄道高架橋の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0633406A JPH0633406A (ja) | 1994-02-08 |
JP3028157B2 true JP3028157B2 (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=16622013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP4212403A Expired - Fee Related JP3028157B2 (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 鉄道高架橋の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3028157B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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---|---|---|---|---|
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JP5856910B2 (ja) * | 2012-06-15 | 2016-02-10 | 鹿島建設株式会社 | 桁部材の設置方法 |
CN103031803B (zh) * | 2013-01-17 | 2014-11-26 | 铁道第三勘察设计院集团有限公司 | 小交角低高度钢筋混凝土跨线桥结构 |
CN113389218A (zh) * | 2021-05-10 | 2021-09-14 | 中铁武汉勘察设计院有限公司 | 一种地道桥出入口挡墙结构及其施工方法 |
-
1992
- 1992-07-17 JP JP4212403A patent/JP3028157B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0633406A (ja) | 1994-02-08 |
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