JP3027992U - 免震構造家屋 - Google Patents
免震構造家屋Info
- Publication number
- JP3027992U JP3027992U JP1996001543U JP154396U JP3027992U JP 3027992 U JP3027992 U JP 3027992U JP 1996001543 U JP1996001543 U JP 1996001543U JP 154396 U JP154396 U JP 154396U JP 3027992 U JP3027992 U JP 3027992U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- house
- seismic isolation
- basic
- isolation structure
- toilet
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- Expired - Lifetime
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- Residential Or Office Buildings (AREA)
- Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 免震性のある家屋を提供することである。
【解決手段】 複数のバネ支持体33が基本家屋ユニッ
ト31の底部に固定されている。バネ支持体33は基盤
36上において基本家屋ユニット31を支持しており、
該基本家屋ユニット31内には便器34等が設けられて
いる。また基本家屋ユニットは弾性体37aを有する固
定部材37によって基盤36に固定される。
ト31の底部に固定されている。バネ支持体33は基盤
36上において基本家屋ユニット31を支持しており、
該基本家屋ユニット31内には便器34等が設けられて
いる。また基本家屋ユニットは弾性体37aを有する固
定部材37によって基盤36に固定される。
Description
【0001】
本考案は免震構造家屋に係り、特に人間ひとりが最低限の生活を維持すること のできる可搬式簡易家屋等に適用可能な免震構造家屋に関する。
【0002】
従来、住居のための家屋には、木造家屋、軽量鉄骨家屋、プレハブ式家屋、鉄 筋コンクリート家屋など、各種構造のものがあり、様式としては一般に玄関、居 間、台所、便所、洗面所等を備えているのが普通である。
【0003】
しかし、上記構成の家屋は、一般に免震構造ではなく、地震で倒壊したり、火 災で焼失した場合、それを修復したり、新しい家屋を建てるのに相当の日数を要 するので、その間、仮の住居を手配しなければならない。
【0004】 本考案は、地震に対して強い免震構造家屋、好適には、地震や火災等で家屋が 倒壊したり、焼失したときに、仮の住居として簡便に使用でき、余震に対しても 安心な可搬式簡易家屋等に適用可能な免震構造家屋を提供することを目的として いるものである。 さらに本考案の他の目的とするところは、災害発生時の緊急避難用の家屋とし て広く利用できる免震構造の可搬式簡易家屋を得ようとするものである。
【0005】
上記目的を達成するため、本考案の免震構造家屋は、複数のバネ支持体が固定 された基本家屋ユニットと、を備え、上記基本家屋ユニットは上と横の梁で住居 空間を区画していて、かつ弾性体を有する固定部材により基盤に固定されている ことを要旨とする。
【0006】 本考案の免震構造家屋において、前記基本家屋ユニットは、浴槽体と、この浴 槽体上の一部に設けられ、便器と洗面器とに使い分けができる複合器体と、浴槽 体上に住居空間を形成するための組付け自在な囲い体と、更には浴槽体の下側に 配置された蓄熱供給部とで構成してもよい。
【0007】
本考案の実施の形態としては、例えば、図1(a),(b)のように構成しう る。同図において、基本家屋ユニット31の底部には、複数のバネ支持体33が 固定され、これらのバネ支持体を介して基盤36上に支持されており、かつバネ 等の弾性体37aを有するワイヤー、ロープ等の固定部材37によって基盤36 に固定されている。好適には基本家屋ユニット31は組立式のものとすることが できる。更に基本家屋ユニット31は上と横の梁32,32’で住居空間を区間 しており、便器34等が設置され、出入口35が設けられており、バネ支持体3 3の夫々とは適当な連結手段で連結される。 基盤37は、例えば、整地された地面或いはコンクリート打ちした地面を意味 する。
【0008】
図2〜図5は、本考案が適用される可搬式簡易家屋の一実施例を示す。 図面において、Aはステンレス鋼板で作られた浴槽体である。この浴槽体Aは 、身体を横にして入浴できる長さを有する槽部分1と、その長手方向の一端に延 長する部分2と、前記槽部分1の内端に一体に突出させた台部分3とで構成され 、前記延長部分2には、後記する目的のため、身体を上下に通し得る出入用開口 4が設けられている。
【0009】 前記台部分3は、洗面器と便器とに使い分けができる複合器体Bを据付けるた めの台である。前記複合器体Bは、汚物排出用立上り管5の上部に構成されてい る。すなわち、立上り管5の上部をラッパー状に開いた環状座部5aのうえに、 便器6と、便座7と、この便座7のうえに置かれた洗面器8と、その蓋板9とが 組み合わされ、便器の便座7はその一端が便器側に支軸10で回動自在に取付け られ、洗面器8はその一端が便器の便座7側に支軸11で回動自在に取付けられ 、洗面器8の椀部8aは便器の便座7の開口7aを通して便器内に突出されてい る。12は便器の便座7の内面に設けた気密用パッキン、13は洗面器の内面に 設けた気密用パッキン、14は洗面器の排水孔の水栓、15はそれに取付けた鎖 、6aは洗浄水噴出口である。また、前記環状座部5aには臭気を外部に放出す るための排気管16に連結する排気口5bがあけられ、さらに前記噴出口6aに 洗浄水を送りこむための給水管17が取付けられている。
【0010】 前記槽部分1の台部分3にあけてある上下に貫通する孔3aは前記汚物排出用 立上り管5を挿入するためのものであり、他の孔3bは前記排気管16を挿入す るためのものである。
【0011】 前記浴槽体Aの両側鍔板には、補助板18がそれぞれネジ19で固定され、補 助板18と浴槽体上に住居空間を作るための囲い体Cが形成されている。この囲 い体Cは、前記補助板18にネジ結合させた多数の柱材20と、柱相互をジョイ ント21で連結する桁材22と、ビニール、布等の覆い幕23とで組み立てられ るようになっている。
【0012】 前記浴槽体Aの下側には、浴槽体の支持台を兼ねた蓄熱供給部Dが配設されて いる。この蓄熱供給部Dは、金属製の蓄熱タンク24として構成され、太陽熱や 木炭、木材などの燃焼熱を用いてタンク内の水を加温し、浴槽やその他の生活用 湯水として供給できるようになっている。 前記浴槽体Aと蓄熱タンク24の両側は、ロックウール等の断熱材25,26 で囲まれている。
【0013】 前記構成の可搬式簡易家屋を簡易住居として組み立てるには、図1に示すよう に、蓄熱供給部Dの蓄熱タンク24のうえに浴槽体をのせ、それに複合器体Bを 据付け、立上り管5および排気管16を外部に導出し、前記浴槽体Aと蓄熱タン ク24の側面に断熱材25,26を取付け、浴槽体Aに取付けた補助板18に柱 材20を立て、ジョイント21を介して桁材22で柱材相互を連結したあと、覆 い幕23をかぶせる。
【0014】 簡易家屋の使用者は、浴槽体Aの延長部分2に設けてある開口4の下から浴槽 体上の住居空間に入る。浴槽体Aには、蓄熱タンク24から手動あるいは電動ポ ンプ等で給湯することにより、入浴ができる。入浴後は排水口の栓(図示してな い)をとって、ホースにて外部に排水させる。
【0015】 複合器体Bは、洗面器と便器に使い分けができる。すなわち蓋板9を開ければ 、洗面器8となり、洗面器8をもち上げれば、便器6となる。便器6の使用時に は、給水管17のバルブ(図示してない)を開き、噴出口6aから洗浄水を噴出 させ、排気管16に接続してあるモータファン(図示してない)を駆動して臭気 を排出させる。また、複合器体は椅子にも利用できる。
【0016】 就寝時には、浴槽体Aのうえに床板などをのせて寝床を作る。冬季においては 、寝床を囲むカゴを置き、それに毛布などかければ、防寒に効果がある。また、 蓄熱供給部Dの熱を利用して住居空間をあたためることも可能である。さらに、 また住居空間を形成している覆い幕23に透明材を使用すれば、加温と採光に効 果がある。覆い幕はそれに限るものではなく、ガラス板、合成樹脂板等にしても よく、窓などを作ることもできる。また、覆い幕に使用者の出入口を設ければ、 浴槽体側に出入用開口4を省くことができるが、この出入用開口4は空気より重 い炭酸ガスの自然排出口に使える利点がある。 なお、太陽電池を用い、排気用モータファンや給湯ポンプ等の駆動電源として 供給することも可能である。また図示していないが、断熱材26の底部には前記 バネ支持体が固定され、図1と同様に弾性体を有する固定部材によって固定され る。
【0017】
【考案の効果】 以上に述べたように、本考案の家屋は免震性を有しており、これを適用した可 搬式簡易家屋は、地震や火災等で家屋が倒壊したり、焼失したときに、緊急用の 仮住居として最適なものであり、特に地震後の余震があっても心配ないものであ る。
【図1】本考案の原理的構造図である。
【図2】本考案の一実施例を示す可搬式簡易家屋の斜視
図である。
図である。
【図3】浴槽体の側面図である。
【図4】複合器体の縦断面図である。
【図5】平面図である。
A 浴槽体 1 槽部分 2 延長部分 3 台部分 4 出入用開口 B 複合器体 5 汚物排出用立上り管 5a 環状座部 6 便器 7 便座 8 洗面器 9 蓋板 10 支軸 8a 椀部 12,13 気密用パッキン 14 水栓 15 鎖 16 排気管 17 給水管 C 囲い体 18 補助板 19 ネジ 20 柱材 21 ジョイント 22 桁材 D 蓄熱供給部 23 覆い幕 24 蓄熱タンク 25,26 断熱材 31 基本家屋ユニット 33 バネ支持体
Claims (2)
- 【請求項1】 複数のバネ支持体が固定された基本家屋
ユニットと、を備え、上記基本家屋ユニットは上と横の
梁で住居空間を区画していて、かつ弾性体を有する固定
部材により基盤に固定されていることを特徴とする免震
構造家屋。 - 【請求項2】 前記基本家屋ユニットは、浴槽体と、こ
の浴槽体上の一部に設けられ、便器と洗面器とに使い分
けができる複合器体と、上記浴槽体上に住居空間を区画
するための組付け自在な囲い体と、を含むことを特徴と
する請求項1に記載の免震構造家屋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996001543U JP3027992U (ja) | 1996-02-15 | 1996-02-15 | 免震構造家屋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996001543U JP3027992U (ja) | 1996-02-15 | 1996-02-15 | 免震構造家屋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3027992U true JP3027992U (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=43163079
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996001543U Expired - Lifetime JP3027992U (ja) | 1996-02-15 | 1996-02-15 | 免震構造家屋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3027992U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6999333B2 (ja) | 2017-08-31 | 2022-02-10 | 株式会社Lixil | 浴室フレームの連結構造 |
-
1996
- 1996-02-15 JP JP1996001543U patent/JP3027992U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6999333B2 (ja) | 2017-08-31 | 2022-02-10 | 株式会社Lixil | 浴室フレームの連結構造 |
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