JP3027692B2 - 位相差検出回路及び制御装置 - Google Patents

位相差検出回路及び制御装置

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JP3027692B2
JP3027692B2 JP6284656A JP28465694A JP3027692B2 JP 3027692 B2 JP3027692 B2 JP 3027692B2 JP 6284656 A JP6284656 A JP 6284656A JP 28465694 A JP28465694 A JP 28465694A JP 3027692 B2 JP3027692 B2 JP 3027692B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、動作レベルと交わる
傾斜を有する繰り返しの連続波形(三角波形,正弦波な
ど)であって、位相差が僅かな2信号を入力して、その
位相差を検出する位相差検出回路、及びその位相差検出
回路を用いた制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、カーナビゲイション等で角速度
を検出する手段として振動ジャイロが知られている。図
11はその振動ジャイロによる発振回路の一例を示す回
路図である。この図11に示す振動ジャイロによる発振
回路20では、断面形状が四角形の振動体1の隣合う側
面に圧電素子2,3を貼着することによって振動子4が
構成されている。その圧電素子2,3には抵抗R1,R
2を介して増幅器5からの出力が供給され、これらの圧
電素子2,3に発生する電圧信号が混合器6によって混
合され、これがAGC回路7を介して増幅器5に入力さ
れる。これにより、振動子4は直交三次元座標系のX軸
方向に自励振動する。
【0003】このように自励振動している振動子4がZ
軸回りに回転されると、この振動子4はコリオリの力の
発生によってY軸方向に振動され、その振動に伴って圧
電素子2,3にそれぞれ発生する電圧信号に位相差が生
ずる。これらの圧電素子2,3に発生した電圧信号A,
Bは、可変抵抗VR1により互いにレベルが等しくなる
ように調整されるため、いずれも動作レベルと交わる傾
斜を有する繰り返しの連続波形となり、位相差だけが上
記の回転に応じて僅かに異なる。
【0004】従って、この信号A,Bの位相差を検出す
れば、上記回転による角速度が求まる。しかし、この位
相差は極めて僅かであるため、仮にこの信号A,Bをゼ
ロクロスコンパレータに通して汎用のマイクロコンピュ
ータ等に入力しても分解能が十分にとれないため、被制
御機器を制御することはできなかった。
【0005】そのため、図12に示すような位相差検出
回路33を用いて、A/D変換回路14及びマイクロコ
ンピュータ16と共に被制御機器40を制御する制御装
置を構成していた。すなわち、図11に示した発振回路
20からの出力信号A,Bを、増幅器8,9により増幅
して差動増幅器10に入力し、信号A,Bの差分を得
る。その差分を増幅器11により増幅して同期検波回路
12により同期検波し、抵抗R3とコンデンサC1から
なる積分回路により積分して増幅器13により増幅し、
信号AとBの位相差に応じた直流電圧を得る。この直流
電圧をA/D変換回路14によりA/D変換し、マイク
ロコンピュータ16に入力して被制御機器40を制御す
る。
【0006】この位相差検出回路33の差動増幅器10
から得られる信号は、信号A,Bとは位相が90°異な
る正弦波として表われる。これを上記のように直流に変
換するために、図11の混合器6の出力信号Cによりタ
イミングパルス成形回路15によって信号A,Bの平均
された位相から90°遅れたタイミングパルスを成形
し、これを同期検波器12に供給して増幅器11から入
力される信号を全波整流する。
【0007】この同期検波器12から出力される信号の
電圧は、上記のように積分され、A/D変換回路14の
入力条件を満たすように、増幅器13により増幅及びオ
フセットされる。可変抵抗R4はそのオフセット調整用
のものである。
【0008】この図12に示す増幅器8,9と差動増幅
器10の具体例として、インスツルメンテーションアン
プと称する図13に示すように構成されたものがある。
この回路において、17,18,19はオペアンプであ
り、これらの各オペアンプ17,18,19のそれぞれ
の出力端子と反転入力端子との間には帰還抵抗R5,R
6,R7が接続され、オペアンプ17と18の反転入力
端子が直接接続されている。そしてオペアンプ17,1
8の出力端子は抵抗R9,R10をそれぞれ介してオペ
アンプ19の反転入力端子と非反転入力端子に接続さ
れ、その非反転入力端子は抵抗R11を介して接地され
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した振動ジャイロ
による発振回路の出力信号のように、電圧が互いに等し
い2信号の僅かな位相差を検出するために、従来はその
2信号のレベル差を求め、これを同期検波して直流電圧
として出力していた。したがって、同期検波のためのタ
イミングパルスを成形する必要があり、そのタイミング
パルス成形回路の温度特性により同期検波のタイミング
がずれることがあるので、位相差検出の精度が必ずしも
満足できるものではなかった。
【0010】また、従来では、上記2信号のレベル差を
求め、これを同期検波して直流電圧とし、更にこの直流
をA/D変換してマイコンに入力するため、被制御機器
を制御するための制御装置の構成が複雑になるという問
題もあった。
【0011】この発明は上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、充分な位相差検出精度が得られる位相差検
出回路を提供することを第1の目的とし、その位相差検
出回路を用いた構成の簡単な制御装置を提供することを
第2の目的とする。
【0012】
【課題が解決するための手段】この発明による位相差検
出回路は上記第1の目的を達成するため、動作レベルと
交わる傾斜を有する繰り返しの連続波形であって、位相
差が僅かである2信号を入力して、その2信号の位相差
を増幅する位相差増幅回路と、その位相差増幅回路から
出力される位相差が増幅された2つの信号をそれぞれ方
形波信号に変換する波形変換回路とからなることを特徴
とする。
【0013】そして、好ましくは上記位相差増幅回路
を、それぞれ出力端子と反転入力端子との間に帰還抵抗
が接続された2個のオペアンプと、その各オペアンプの
反転入力端子の間に接続した抵抗とからなり、各オペア
ンプの非反転入力端子にそれぞれ上記2信号の一方の信
号と他方の信号を入力させることにより、一方のオペア
ンプの出力端子から上記2信号の位相差に応じて位相が
進んだ信号が出力され、他方のオペアンプの出力端子か
ら上記2信号の位相差に応じて位相が遅れた信号が出力
される回路で構成し、上記波形変換回路を、上記2個の
オペアンプの各出力信号を入力してそれぞれ方形波信号
に変換するゼロクロスコンパレータによって構成すると
よい。
【0014】この発明による制御装置は上記第2の目的
を達成するため、上記各位相差検出回路と、その位相差
検出回路から得られる位相差のある2つの方形波信号を
各入力ポートに入力して、その位相差に応じて被制御機
器を制御するマイクロコンピュータとからなることを特
徴とする。
【0015】
【作用】上記のように構成された位相差検出回路では、
2個のオペアンプにそれぞれ入力された2信号の位相差
が増幅され、この位相差が増幅された2つの信号がそれ
ぞれ方形波信号に変換される。したがって、振動ジャイ
ロによる発振回路の出力信号ように、僅かな位相差を有
する2信号の位相差を上記方形波信号の位相差として精
度よく検出することができる。
【0016】また、上記のように構成された制御装置で
は、位相差検出回路で方形波信号に変換された2つの信
号が直接マイクロコンピュータに入力ポートに入力さ
れ、そのマイクロコンピュータにより被制御機器を制御
するので、制御装置の構成が簡単になり、且つ上記2信
号の位相差に応じた制御を精度よく行なうことができ
る。
【0017】
【実施例】以下に、この発明の一実施例を図面に基づい
て具体的に説明する。図1はこの発明の基本的実施例を
示すブロック図であり、発振回路20は、図11に示し
た振動子4や増幅器5等からなる振動ジャイロによる発
振回路20と同じである。その発振回路20から出力さ
れる前述のように僅かな位相差を有する2信号A,Bの
位相差を検出する位相差検出回路23を、位相差増幅回
路21と波形変換回路22によって構成している。
【0018】そして、発振回路20からの出力信号A,
Bが位相差増幅回路21に入力され、相互の位相差が増
幅される。この位相差増幅回路21の2つの出力信号は
それぞれ波形変換回路22によって方形波に変換され
る。この位相差検出回路23とマイクロコンピュータ1
6とによって被制御機器40に対する制御装置を構成し
ており、位相差検出回路23の波形変換回路22によっ
て方形波に変換された2つの方形波信号をそれぞれマイ
クロコンピュータ16の入力ポートにp1,p2に入力
させ、そのマイクロコンピュータ16によって信号A,
Bの位相差に応じて被制御機器40を制御する。
【0019】位相差増幅回路21は、その具体例を図2
に示すように、各別の帰還抵抗R12,R13が出力と
反転入力との間に接続され、かつ互いの反転入力端子が
抵抗R14を介して接続された2個のオペアンプ24,
25を有する。そして、オペアンプ24,25の非反転
入力端子には、発振回路20から出力される2信号A,
Bが入力される。この2信号A,Bは前述したように、
正弦波あるいは三角波のように動作レベルと交わる傾斜
を有する繰り返しの連続波形であって、僅かな位相差を
有する信号である。
【0020】図2の例では、オペアンプ24の非反転入
力端子には信号Aが直接、反転入力端子には信号Bがオ
ペアンプ25と帰還抵抗R13及び可変抵抗R14を介
してそれぞれ入力され、このオペアンプ24の出力端子
からは、信号A,Bの位相差に応じて位相が進んだ信号
A1が出力される。一方、オペアンプ25の非反転入力
端子には信号Bが直接、反転入力端子には信号Aがオペ
アンプ24と帰還抵抗R12及び可変抵抗R14を介し
て入力され、このオペアンプ25の出力端子からは、信
号A,Bの位相差に応じて位相が遅れた信号B1が出力
される。
【0021】この位相差増幅回路21の入力信号A,B
とオペアンプ24の出力信号A1との位相関係を図4の
波形図に、入力信号A,Bとオペアンプ25の出力信号
B1との位相関係を図5の波形図にそれぞれ示す。これ
は、入力信号AとBの位相差が10°の場合であって、
出力信号A1とB1は入力信号A,Bの平均位相に対し
て90°近くまで位相がずれていることが分かる。な
お、図4,図5におけるVL は動作レベルを示す。この
ように、オペアンプ24と25では、それぞれ上記のよ
うに2つの入力信号の位相差に応じて位相が進んだ信号
と遅れた信号とが出力され、これらの出力信号相互の位
相差が入力信号AとBの位相差を増幅したものになる。
このことは、次の数1の計算式からも明確である。
【0022】
【数1】
【0023】上記数1の式において、θL,θRはオペ
アンプ24,25に入力される信号A,Bの位相、θ
a,θbは前記オペアンプ24,25から出力される信
号A1,B1の位相である。このオペアンプ24,25
から出力される信号A1,B1の位相差は、可変抵抗R
14によって調整することができる。そして、これらの
オペアンプ24,25の出力信号A1,B1は、それぞ
れ図1の波形変換回路22に入力される。
【0024】この波形変換回路22は、図3に示すよう
にそれぞれ反転入力端子に入力信号に対するゼロクロス
点の電位であるVcc/2が印加された2個のゼロクロス
コンパレータ26,27により構成されている。そし
て、このゼロクロスコンパレータ26,27の非反転入
力には、上記位相差増幅回路21のオペアンプ24,2
5の各出力信号A1,B1がそれぞれ直流分カット用の
コンデンサC10,C11を介して入力され、抵抗R1
5,R16を介して直流電圧Vccが印加された出力端子
には、信号A1,B1の各ゼロクロス点で立ち上り又は
立ち下がる方形波に変換された信号A2,B2が得られ
る。
【0025】図1に示した実施例では、この波形変換回
路22のはゼロクロスコンパレータ26,27から出力
される位相が異なる2つの方形波信号A2,B2をその
ままマイクロコンピュータ16の入力ポートp1,p2
に入力して、被制御機器40を制御するようにしてい
る。
【0026】図6はこの発明の他の実施例を示し、その
位相差検出回路23′は、図1の実施例と同じ位相差増
幅回路21及び波形変換回路22に加えて、その出力側
にCMOSバッファ28及びCMOSインバータ29
と、コンデンサC2と抵抗R17及びコンデンサC3と
抵抗R18よりなる一対の微分回路と、一対のCMOS
バッファ30,31と、1個のRSフリップフロップ回
路32とを設けている。
【0027】そして、波形成形回路22の図3に示した
ゼロクロスコンパレータ26から出力される方形波信号
A2をCMOSバッファ28によって波形成形及びイン
ピーダンス変換し、またゼロクロスコンパレータ27か
ら出力される方形波信号B2をCMOSインバータ29
によって波形成形及びインピーダンス変換と極性反転し
て、コンデンサC2と抵抗R17よりなる微分回路及び
コンデンサC3と抵抗R18よりなる微分回路によりそ
れぞれ微分し、さらにCMOSバッファ30,31によ
って波形成形した後、RSフリップフロップ32に入力
する。
【0028】図7の(a)はコンデンサC2と抵抗R1
7からなる微分回路の出力信号A3の微分パルス波形
を、(b)はコンデンサC3と抵抗R18からなる微分
回路の出力信号B3の微分パルス波形をそれぞれ示す。
さらに、図8の(a)はバッファ30の出力信号A4の
波形を、(b)はバッファ31の出力信号B4の波形を
それぞれ示す。
【0029】そして、図9の(a),(b)はそれぞれRS
フリップフロップ32のQ1出力及びQ2出力の信号波
形を示し、破線及び矢印はこれらの波形のデューディ比
(w/T)が図8の(a),(b)に示した信号A4とB4
の位相差に応じて変化することを示している。このRS
フリップフロップ32のQ1出力又はQ2出力を、図示
していないマイクロコンピュータの入力ポートに直接入
力して、その信号のデューティ比をマイクロコンピュー
タに認識させることによって、図1の実施例と同様にそ
のマイクロコンピュータによって信号AとBの位相差に
応じて被制御機器を制御させることができる。
【0030】あるいは、図6に示すようにこのRSフリ
ップフロップ32のQ1出力又はQ2出力を、抵抗R1
9とコンデンサC4とにより構成された積分回路により
積分して直流に変換し、この直流信号によりマイクロコ
ンピュータを用いずに直接被制御機器を制御することも
可能である。
【0031】図9の(c)は抵抗R19とコンデンサC
4からなる積分回路の出力信号波形を示すものであり、
その電圧レベルが同図の(a),(b)に示したRSフリッ
プフロップ32のQ1出力又はQ2出力のデューティ比
に応じて変化する直流であるが、そのデューティ比が5
0%の時には電圧レベルがVcc/2になることが示され
ている。
【0032】さらに、上記積分回路により変換された直
流信号を、マイクロコンピュータのA/Dコンバータ付
き入力端子に入力させて、デジタル信号に変換して被制
御機器を制御させるようにしてもよい。なお、図6にお
ける波形変換回路22の図3に示したゼロクロスコンパ
レータ27の反転入力端子と非反転入力端子の接続を入
れ換えることにより、インバータ29に代えてバッファ
28と同様なバッファを用いることができる。
【0033】また、図2及び図6における位相増幅回路
21を図10に示すように変更して、信号A,Bをそれ
ぞれオペアンプ24,25の非反転入力端子にコンデン
サC20,C21を介して入力させるようにし、その両
非反転入力端子を抵抗R20とR21の直列回路で接続
してその中点にVcc/2の電圧を印加するようにし、こ
れらの素子の組み合せによって位相差増幅回路21の特
性、ひいては位相差検出回路23,23′の特性を変化
させるようにすこともできる。
【0034】ところで、このような位相増幅回路21
に、動作レベルと交わる傾斜を有しない信号、即ち方形
波のような2信号を直接入力しても位相差を増幅するこ
とはできないが、その方形波のような2信号をそれぞれ
三角波等又は正弦波のように動作レベルと交わる傾斜を
有する繰り返し連続波形の信号に変換して入力すること
により、その僅かな位相差を増幅することができる。
【0035】これまでの説明では、位相差を検出すべき
2信号を、動作レベルと交わる傾斜を有する繰り返し連
続波形の信号としたが、これらの信号は連続相似波形の
信号であることが望ましい。上記各実施例では、この発
明を振動ジャイロに適用した例について説明したが、周
波数が互いに等しく且つ位相が僅かに異なる2信号の位
相差を測定する測定機器や、その位相差に応じて各種の
被制御機器制御する制御装置等にもこの発明を適用する
ことができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る位相差検出回路は、動作レベルと交わる傾斜を有する
繰り返しの連続波形であって、位相差が僅かである2信
号の位相差を増幅し、それを位相差が拡大された2つの
方形波信号として出力するので、上記2信号の僅かな位
相差を精度よく検出することができる。
【0037】また、この発明による制御装置は、上記位
相差検出回路によって出力される位相差が拡大された2
つの方形波信号をマイクロコンピュータの入力ポートに
入力して、その位相差に応じて被制御機器を制御させる
ようにしたので、制御装置の構成が簡単になり、しかも
上記2信号の僅かな位相差に応じた高精度な制御を行な
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の基本的実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】図1における位相差増幅回路の具体例を示す回
路図である。
【図3】図1における波形変換回路の具体例を示す回路
図である。
【図4】図2に示した位相差増幅回路の入力信号A,B
と一方の出力信号A1の位相関係を示す波形図である。
【図5】図2に示した位相差増幅回路の入力信号A,B
と他方の出力信号B1の位相関係を示す波形図である。
【図6】この発明の他の実施例を示すブロック回路図で
ある。
【図7】図6の実施例における各微分回路の出力信号の
波形図である。
【図8】同じく図6の実施例のバッファ30,31の出
力信号の波形図である。
【図9】同じく図6の実施例におけるRSフリップフロ
ップ32のQ1出力及びQ2出力の信号波形とそれを積
分して直流に変換した信号を示す波形図である。
【図10】図1又は図6に示した実施例における位相差
増幅回路21の図2と異なる例を示す回路図である。
【図11】振動ジャイロによる発振回路の一例を示す回
路図である。
【図12】図11の発振回路の出力信号A,Bの位相差
に応じて被制御機器を制御するための従来の位相差検出
回路及び制御装置の例を示すブロック回路図である。
【図13】図12における増幅器8,9と差動増幅器1
0の具体例を示す回路図である。
【符号の説明】
1:振動体 2,3:圧電素子 4:振動子 5:増幅器 6:混合器 7:AGC回路 16:マイクロコンピュータ 20:発振回路 21:位相差増幅回路 22:波形変換回路 23,23′:位相差検出回路 24,25:オペア
ンプ 26,27:ゼロクロスコンパレータ 28,30,31:CMOSバッファ 29:CMOSインバータ 32:RSフリップフロ
ップ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動作レベルと交わる傾斜を有する繰り返
    しの連続波形であって、位相差が僅かである2信号を入
    力して、その2信号の位相差を増幅する位相差増幅回路
    と、その位相差増幅回路から出力される位相差が増幅さ
    れた2つの信号をそれぞれ方形波信号に変換する波形変
    換回路とからなることを特徴とする位相差検出回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の位相差検出回路におい
    て、 前記位相差増幅回路を、それぞれ出力端子と反転入力端
    子との間に帰還抵抗が接続された2個のオペアンプと、
    その各オペアンプの反転入力端子の間に接続した抵抗と
    からなり、各オペアンプの非反転入力端子にそれぞれ前
    記2信号の一方の信号と他方の信号を入力させることに
    より、一方のオペアンプの出力端子から上記2信号の位
    相差に応じて位相が進んだ信号が出力され、他方のオペ
    アンプの出力端子から上記2信号の位相差に応じて位相
    が遅れた信号が出力される回路で構成し、前記波形変換
    回路を、前記2個のオペアンプの各出力信号を入力して
    それぞれ方形波信号に変換するゼロクロスコンパレータ
    で構成したことを特徴とする位相差検出回路。
  3. 【請求項3】 動作レベルと交わる傾斜を有する繰り返
    しの連続波形であって、位相差が僅かである2信号を入
    力して、その2信号の位相差を増幅する位相差増幅回路
    と、その位相差増幅回路から出力される位相差が増幅さ
    れた2つの信号をそれぞれ方形波信号に変換する波形変
    換回路とからなる位相差検出回路と、その位相差検出回
    路から得られる位相差のある2つの方形波信号をそれぞ
    れ入力ポートに入力して、その位相差に応じて被制御機
    器を制御するマイクロコンピュータとからなることを特
    徴とする制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の制御装置において、 前記位相差検出回路を、それぞれ出力端子と反転入力端
    子との間に帰還抵抗が接続された2個のオペアンプと、
    その各オペアンプの反転入力端子の間に接続した抵抗と
    からなり、前記各オペアンプの非反転入力端子にそれぞ
    れ前記2信号の一方の信号と他方の信号を入力させこと
    により、前記一方のオペアンプの出力端子から前記2信
    号の位相差に応じて位相が進んだ信号が出力され、前記
    他方のオペアンプの出力端子から前記2信号の位相差に
    応じて位相が遅れた信号が出力される位相差増幅回路
    と、前記2個のオペアンプの各出力信号を入力してそれ
    ぞれ方形波信号に変換するゼロクロスコンパレータから
    なる波形変換回路とによって構成したことを特徴とする
    制御装置。
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