JP3027632B2 - 生物へのトランスポンダ挿入方法 - Google Patents

生物へのトランスポンダ挿入方法

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JP3027632B2
JP3027632B2 JP3260613A JP26061391A JP3027632B2 JP 3027632 B2 JP3027632 B2 JP 3027632B2 JP 3260613 A JP3260613 A JP 3260613A JP 26061391 A JP26061391 A JP 26061391A JP 3027632 B2 JP3027632 B2 JP 3027632B2
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JP3260613A
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エィチ．ベルテン
グロート ピー．エィチ．デ
ビー．ラムブーイ
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テキサス インスツルメンツ インコーポレイテツド
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    • A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M37/00—Other apparatus for introducing media into the body; Percutany, i.e. introducing medicines into the body by diffusion through the skin
    • A61M37/0069—Devices for implanting pellets, e.g. markers or solid medicaments

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は耳底付近に案内部材を使
用して生物へトランスポンダを挿入する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】トランスポンダは動物の識別を可能とす
る目的で動物へ挿入される。トランスポンダは凾体内に
収納されたメモリを有する送受信器である。外部から対
応するアンテナが電波の放射を行うと、記憶されたデー
タが送信器ユニットにより送出され、対象とする動物の
遠隔識別を行うことができる。記憶データは使用するコ
ーディングにより各動物に対してユニークなものとされ
る。一般的に、トランスポンダを挿入するのに針状案内
部材を備えた銃が使用される。そのような針状案内部材
により何とかして皮膚へ開口が作られ、その後、対象と
する動物の体へさらに案内部材が挿入される。次に、棒
もしくは流体圧により、案内部材を介してトランスポン
ダが挿入される。
【０００３】このような方法は独国出願第８，８０２，
４８２号で知られている。それには特に、豚等の動物の
耳の後の挿入点が開示されている。この挿入方法は多く
の動物にとって満足できるものであることが判ったが、
牛等の、耳を動かす動物には適さないことが判った。豚
と違って牛はかなり耳を動かし、このような動物は、ま
た給餌ユニット等の棒状部材に沿って頭をこすりつける
習性がある。このような動作によりトランスポンダが破
損したり体から外れてしまうことがある。一方、比較的
容易にアクセスできるというトランスポンダの欠点もあ
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はこれら
の欠点を排除した、生物へのトランスポンダ挿入方法を
提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的は皮膚に対する
案内部材の挿入点を耳介底と皮膚に最も近い軟骨の三角
片（盾状軟骨）の一部との間に置くことにより達成され
る。軟骨の三角片すなわち盾状軟骨の位置は牛において
は典型的場所である。それは弛緩部であり耳底の前面に
位置しており、耳介筋及びそしゃく筋に取り囲まれてい
る。軟骨の三角片は外側から容易に探り出すことがで
き、底部は頭蓋骨の先端の耳介に接している。軟骨の三
角片は動物の耳介周りを探ることにより容易に見つけ出
され、挿入点を明確に定めることができる。
【０００６】トランスポンダを正しい位置に挿入した場
合、耳の動きや棒状部材もしくは他のでこぼこした物体
に沿って頭をこすりつける動作をしたとしてもトランス
ポンダが外れたり移動をすることはない。
【０００７】明細書及び特許請求の範囲で使用される前
もしくは後等の用語は動物の位置に基いていることをお
判り願いたい。
【０００８】実施例に従えば、案内部材の挿入方向は本
質的に軟骨の三角片に平行である。
【０００９】軟骨三角片の下のトランスポンダの位置は
任意の仮想点とすることができる。このため、案内部材
の方向は動物の体長方向に直角な方向から本質的に動物
の体長方向に平行な方向まで変化させることができる。
動物に直角にトランスポンダを取り付けると、動物の近
くでその読取りが簡単になるという利点が得られる。一
方、特に若い動物の場合には、頭蓋骨打撲の危険性があ
る。これを回避するために、好ましくは動物の体長方向
に平行に案内部材が挿入される。いずれの場合にも、案
内部材の挿入径路は軟骨の三角片の下まで延在する。好
ましくは、トランスポンダの挿入点は案内部材の挿入径
路に沿って軟骨三角片よりも後にある。この位置では、
取り付けてから長期間経過した後でも、トランスポンダ
は“迷動”がないことが判った。これは動物を屠殺した
後トランスポンダを探し出すのが極めて簡単であること
を意味し、トランスポンダが別の場所へ移動しないこと
が保証される。このようにして、トランスポンダは手探
りできず、しかも動物が生きている限りは触れることが
極めて困難な場所にも取り付けることができる。これに
よりトランスポンダの位置に基づく詐欺が防止できる。
好ましくは皮膚に対する案内部材の挿入点は耳介中心軸
上もしくはその前とされる。
【００１０】
【実施例】図１に動物の頭部全体を符号１で示す。耳は
符号２に示し、トランスポンダ挿入点を符号３に示す。
これを図１の平面図である図２に再び示す。軟骨三角片
は符号４で略示されている。これは“Ｓｃｕｔｉｌｕ
ｍ”または“盾状軟骨”という名称でも知られている。
この軟骨三角片４は耳介底及び頭蓋骨間で頭蓋骨にほぼ
平行に延在している。耳介軟骨は符号８で示されてい
る。これは図３にも示されている。図３にはトランスポ
ンダ７用挿入針６を備えた注射器５が示されている。注
射器５は耳介中心軸の前で皮膚へ挿入される。トランス
ポンダは挿入された位置、すなわち最終位置で示されて
いる。それは軟骨三角片４の少し後で極めて良好に保護
されていることが判る。トランスポンダをこのように取
り付けると、例えば動物が給餌ユニットの棒状部材の間
で動いて戻る時に耳で叩かれても紛失することはないこ
とが判った。また、比較的保護された場所であるため、
詐欺の目的で動物からトランスポンダを取り外すことも
困難である。頭部に取り付けることは自動給餌場におい
て自動識別を行えることを意味する。このようにして、
動物が給餌点に近ずく時に電子識別装置により給餌操作
を設定することができる。また、屠殺後にトランスポン
ダを探し出すことが簡単になる。このトランスポンダは
動物の寿命を通じて位置ずれしないことが判った。トラ
ンスポンダはここで動物の耳を切り落して取り外すこと
ができる。トランスポンダを取り付ける組織や直接それ
を取り巻く組織は人間が直接消費することはなく、さら
に加工した後でのみ消費される。従って、屠殺体の価値
は悪影響を受けることがなく、屠殺時に誤ってトランス
ポンダが人間の消費ルートへ流れる可能性が少くなる。
ここでは挿入位置を動物の体長軸に本質的に直角に示し
たが、トランスポンダを軟骨三角片の下に配置すること
だけが重要であることをお判り願いたい。従って、針６
は動物の体長方向に平行となるまで他の位置へ挿入する
ことができる。
【００１１】前記した挿入点は好ましいものであるが、
特許請求の範囲内でさまざまな態様が可能であることを
お判り願いたい。
【００１２】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。 （１） 耳底付近で案内部材を使用して生物へトランス
ポンダを挿入する方法において、皮膚に対する案内部材
の挿入点は耳介底と皮膚に最も近い軟骨三角片（盾状軟
骨）の一部との間に位置することを特徴とする、生物へ
のトランスポンダ挿入方法。
【００１３】（２） 第（１）項記載の方法において、
案内部材の挿入方向は本質的に軟骨三角片に平行であ
る、生物へのトランスポンダ挿入方法。
【００１４】（３） 第（１）項もしくは第（２）項記
載の方法において、案内部材の挿入方向は本質的に生物
の体長方向に平行である、生物へのトランスポンダ挿入
方法。
【００１５】（４） 前記いずれかの項目に記載の方法
において、案内部材の挿入方向は本質的に生物の体長方
向に直角である、生物へのトランスポンダ挿入方法。
【００１６】（５） 前記いずれかの項目に記載の方法
において、案内部材の挿入径路は軟骨三角片の下へ延在
する、生物へのトランスポンダ挿入方法。
【００１７】（６） 第（５）項記載の方法において、
トランスポンダの挿入点は案内部材の挿入径路に沿って
軟骨三角片の後にある、生物へのトランスポンダ挿入方
法。
【００１８】（７） 前記いずれかの項目に記載の方法
において、皮膚に対する案内部材の挿入点は耳介中心軸
上もしくは前にある、生物へのトランスポンダ挿入方
法。
【００１９】（８） 案内部材を使用して生物へトラン
スポンダを挿入する方法。トランスポンダの導入は耳底
付近で行われる。耳介底と皮膚に最も近い軟骨三角片
（盾状軟骨）の一部との間の位置で案内（針）が皮膚へ
挿入される。
【図面の簡単な説明】
【図１】動物の頭部の側面図。
【図２】図１の頭部の平面図。
【図３】図２のIII −III 線に沿った断面及びトランス
ポンダの挿入を示す略図。
【符号の説明】
１ 動物の頭部 ２ 耳 ３ トランスポンダ挿入点 ４ 軟骨三角片 ５ 注射器 ６ 挿入針 ７ トランスポンダ ８ 耳介軟骨
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ビー．ラムブーイ オランダ国ゼイスト，ポストブス 501 (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A01K 11/00 ＷＰＩＤＳ（ＳＴＮ)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 耳底付近の案内部材を使用して生物へト
    ランスポンダを挿入する方法において、皮膚に沿った案
    内部材の挿入点を耳介底と皮膚に最も近い軟骨三角片
    （盾状軟骨）の一部との間に置くことを特徴とする生物
    へのトランスポンダ挿入方法。
JP3260613A 1990-10-08 1991-10-08 生物へのトランスポンダ挿入方法 Expired - Lifetime JP3027632B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NL9002183 1990-10-08
NL9002183A NL9002183A (nl) 1990-10-08 1990-10-08 Werkwijze voor het in een levend wezen inbrengen van een transponder.

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Publication Number Publication Date
JPH0670657A JPH0670657A (ja) 1994-03-15
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US (1) US5192285A (ja)
EP (1) EP0480529B1 (ja)
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AT (1) ATE134888T1 (ja)
AU (1) AU644222B2 (ja)
DE (1) DE69117644T2 (ja)
NL (1) NL9002183A (ja)
NZ (1) NZ240111A (ja)

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