JP3027578B1 - 履物底部とその製造方法 - Google Patents
履物底部とその製造方法Info
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Abstract
ができ、かつ、高級で豪華な感じを与えることができる
履物底部を提供する。 【解決手段】 底部本体の周囲外面に接着された装飾ベ
ルト体Rが、略水平方向の突条4を有する。突条4に沿
って突条4の上下両脇にミシン糸目5,5を有する。
Description
等の履物底部と、その製造方法に関する。
その周囲外面20はなめらかであって、特に凹凸は有して
いなかった。
履物底部では、外見上の履物底部の高さは、実施の高さ
Hそのものであった。そこで、本発明に係る履物底部
は、(履物底部の高さを)実際の高さよりも高く見せる
ことができ、かつ豪華な印象を与えることができる履物
底部(靴底やサンダル台等)及びその製造方法を提供す
ることを目的とする。
めに、本発明に係る履物底部は、底部本体の周囲外面に
接着された装飾ベルト体が、略水平方向の突条を有し、
該突条に沿って該突条の上下両脇にミシン糸目が形成さ
れているものである。
飾ベルト体が、略水平方向の突条を有し、該突条が、表
皮の裏面に配設された紐状体にて該表皮を横断面山型に
弯曲させて構成され、さらに、該突条に沿って該突条の
上下両脇にミシン糸目が形成されているものである。
飾ベルト体が、略水平方向の突条を有し、該突条が、表
皮の裏面に配設された紐状体にて該表皮を横断面山型に
弯曲させると共に、該横断面山型に弯曲した表皮の弯曲
部に対応する裏面に帯体を当接して、該突条の上下両脇
に沿って上記表皮と上記帯体とを2条のミシン糸目にて
縫製して内部に紐状体を閉じ込めて構成されているもの
である。
飾ベルト体が、略水平方向の突条を有し、該突条が、表
皮の裏面に配設された紐状体にて該表皮を横断面山型に
弯曲させると共に、該突条の上下両脇に沿って2条のミ
シン糸目を形成し、かつ、上下のミシン糸目を上記表皮
の裏面側に於てかがり糸にて交互にジグザグ状に引掛け
て構成されているものである。
飾ベルト体が、略水平方向の突条を有し、該突条が表皮
の裏面に配設された紐状体にて該表皮を横断面山型に弯
曲させると共に、表皮と紐状体とを接着し、かつ、上記
突条の上下両脇に沿って2条のミシン糸目を形成して構
成されているものである。また、底部本体の上面外周縁
部の上面に環状部材が接着された履物底部であって、該
環状部材には外周縁に沿ったミシン糸目が形成されてい
るものである。
は、表皮の裏面に紐状体を当接して該表皮を該紐状体に
沿わせて横断面山型に弯曲し、上記横断面山型に弯曲し
た表皮の弯曲部に対応する裏面に帯体を当接して、突条
を形成し、該突条の上下両脇に沿って上記表皮と上記帯
体とを2条のミシン糸目にて縫製して内部に紐状体を閉
じ込めて、装飾ベルト体を形成し、その後、該装飾ベル
ト体を底部本体の周囲外面に接着する方法である。
皮を該紐状体に沿わせて横断面山型に弯曲し、突条を形
成し、該突条の上下両脇に沿ってミシン糸目を形成しつ
つ、上記表皮の裏面側に於て、上記上下のミシン糸目を
かがり糸にて交互にジグザグ状に引掛けて紐状体をかが
って、装飾ベルト体を形成し、その後、装飾ベルト体を
底部本体の周囲外面に接着する方法である。
糸目を形成し、上記表皮の上記ミシン糸目によって区画
される内側範囲の裏面に紐状体を接着して、上記表皮を
該紐状体に沿わせて横断面山型に弯曲し、突条を形成
し、その後、上記突条を有する装飾ベルト体を底部本体
の周囲外面に接着する方法である。また、環状部材の上
面にミシン糸目を形成し、底部本体の上面外周縁部に、
上記環状部材を接着する方法である。
づき、本発明を詳説する。
し、図2は、その要部断面図を示す。すなわち、この履
物底部は、発泡プラスチック等から成る底部本体1の周
囲外面2に装飾ベルト体Rが接着されて構成される。そ
して、この装飾ベルト体Rは、略水平方向の突条4を有
し、突条4に沿って突条4の上下両脇にミシン糸目5,
5が形成されている。このミシン糸目5,5は、例え
ば、2本針ミシンにてミシン縫いすることによって形成
される。
革、及び布等から成る表皮3の裏面3aに配設された紐
状体6───天然又は合成繊維の糸を編んだものが好適
である───にて表皮3を横断面山型に弯曲させると共
に、表皮3の弯曲部7に対応する裏面3aに帯体8を当
接して、突条4の上下両脇に沿って表皮3と帯体8とを
2条のミシン糸目5,5にて縫製して内部に紐状体6を
閉じ込めて構成されている。図4は、履物底部の平面図
を示し、突条4が周囲に閉ループ状に、突出している。
製造方法について説明する。まず、表皮3の裏面3aに
予め決めた位置に接着剤を塗布し、これに紐状体6を当
接して(仮位置決め工程)、次に、表皮3を紐状体6に
沿わせて横断面山型に弯曲させる。
の弯曲部7に対応する裏面3aに接着剤を塗布した帯体
8を当接して、突条4を形成すると共に、帯体8を表皮
3に接着する。すなわち、紐状体6を内部に閉じ込め
て、紐状体6と帯体8とが表皮3に接着により固定され
る。
上下両脇に沿って表皮3と帯体8とを2条のミシン糸目
5,5にて縫製して内部に紐状体6を閉じ込めて、装飾
ベルト体Rを形成する。このとき、紐状体6と帯体8と
が表皮3に接着(仮位置決め)されているので、位置ず
れを生じることがなく、容易に縫製することができる。
ト体Rを、底部本体1の周囲外面2に接着する。なお、
接着剤は、予め紐状体6に含浸させておくも良く、又
は、省略しても良い。
す。すなわち、突条4が、表皮3の裏面3aに配設され
た紐状体6にて表皮3を横断面山型に弯曲させると共
に、突条4の上下両脇に沿って2条のミシン糸目5,5
を形成し、かつ、上下のミシン糸目5,5を上記表皮3
の裏面3a側に於てかがり糸9にて交互にジグザグ状に
引掛けて構成されている。
製造方法について説明する。まず、表皮3の裏面3aに
紐状体6を当接して、表皮3を紐状体6に沿わせて横断
面山型に弯曲し、突条4を形成しつつ、所定幅をもって
上下に平行なミシン糸目5,5を形成し、(表皮3の裏
面3a側に於て、)上下のミシン糸目5,5をかがり糸
9にて交互にジグザグ状に引掛けて紐状体6をかがっ
て、装飾ベルト体Rを形成する。その後、上述のように
形成した装飾ベルト体Rを、底部本体1の周囲外面2に
接着する。
態を示す。すなわち、突条4が表皮3の裏面3aに配設
された紐状体6にて表皮3を横断面山型に弯曲させると
共に、表皮3と紐状体6とを接着し、かつ、突条4の上
下両脇に沿って2条のミシン糸目5,5を形成して構成
されている。10は、接着層を示す。なお、この実施の形
態に於ける表皮3には、柔らかい布等が適している。
製造方法について説明する。まず、図9に示すように、
表皮3に所定幅Wをもって平行なミシン糸目5,5を形
成し、表皮3のミシン糸目5,5によって区画される内
側範囲Sの裏面3aに紐状体6を接着して、表皮3を紐
状体6に沿わせて横断面山型に弯曲し、突条4を形成
し、装飾ベルト体R(図7参照)とする。その後、図7
に示すように、上述のように形成された突条4を有する
装飾ベルト体Rを、底部本体1の周囲外面2に接着す
る。
すなわち、この履物底部は、装飾ベルト体Rが、2条の
突条4,4を有し、各突条4の上下両脇にミシン糸目
5,5が形成されている。なお、図12(A) は、図11の矢
印Y方向から見た履物底部の斜視図を示す。すなわち、
実物の断面形状は図11の通りであるが、図12(B) の如
く、複雑な手間の掛る高級感のある構造のように見られ
る利点がある。
ちこの履物底部は、3条の突条4…を有し、各突条4の
上下両脇にミシン糸目5,5が形成されている。
用例を示す。すなわち、この履物底部は、短靴、深靴、
長靴や、サンダル等、種々の靴底やサンダル台に適用す
ることができる。そして、この履物底部は、底部本体1
の周囲外面2(図11参照)に、突条4…を有するので、
豪華な感じを与えるとともに、履物底部の高さH0 を高
く見せるという効果を奏する。なお、以上のことは、他
の実施の形態についても、同様である。
し、この履物底部は、底部本体1の上面外周縁部1aの
上面に樹脂、ゴム等から成る環状部材11が接着された履
物底部であって、環状部材11にはその幅方向中央に沿っ
たミシン糸目12が形成されている。
ン糸目5と同一の糸、同一ピッチで形成すると、デザイ
ン的にも統一感が得られ、好印象を与えることができ
る。図20に長靴(ブーツ)に適用した場合の履物全体の
側面図を示す。外見上、ミシン糸目5が表皮3と底部本
体1とを縫製している如く見えて、高級で豪華な感じを
与え得る。
環状部材11の上面にミシン糸目12を形成する。そして、
底部本体1の上面外周縁部1aに、上述のようにミシン
糸目12を形成された環状部材11を接着する。なお、この
環状部材11は、どの実施の形態にも適用することができ
る。
の条数は何条でも良い。また、突条4は、平面視に於
て、完全に閉ループである必要はなく、ほぼ閉ループ状
であれば良い。紐状体6の素線(糸)は複数本から成る
ものに限らず、1本のみから作製するも、自由であり
(図示省略)、また、横断面形状は円形以外であっても
良い。
次に記載する効果を奏する。
ンダル等の)履物の高さを実際よりも高く見せることが
できる。また、高級で豪華な感じを与えることができ
る。 (請求項2によれば)突条4を容易に形成することがで
き、かつ、突条4の横断面山型の形状が保ち得る。しか
も、外観的にはミシン糸目5,5が底部本体1に縫製さ
れているように見えて、豪華かつ高級な感じを与え得
る。全体として製作が容易である。
度を大きくすることができる。 (請求項4によれば)紐状体6の表皮3に対する取付強
度を増大させることができる。
体6の位置を固定することができる。 (請求項6によれば)デザイン的に優れるとともに、高
級で豪華な感じを与えることができる。
のある履物底部を安価に、かつ容易に製作することがで
きる。
る。
る。
る。
Claims (10)
- 【請求項1】 底部本体1の周囲外面2に接着された装
飾ベルト体Rが、略水平方向の突条4を有し、該突条4
に沿って該突条4の上下両脇にミシン糸目5,5が形成
されていることを特徴とする履物底部。 - 【請求項2】 底部本体1の周囲外面2に接着された装
飾ベルト体Rが、略水平方向の突条4を有し、該突条4
が、表皮3の裏面3aに配設された紐状体6にて該表皮
3を横断面山型に弯曲させて構成され、さらに、該突条
4に沿って該突条4の上下両脇にミシン糸目5,5が形
成されていることを特徴とする履物底部。 - 【請求項3】 底部本体1の周囲外面2に接着される装
飾ベルト体Rが、略水平方向の突条4を有し、該突条4
が、表皮3の裏面3aに配設された紐状体6にて該表皮
3を横断面山型に弯曲させると共に、該横断面山型に弯
曲した表皮3の弯曲部7に対応する裏面3aに帯体8を
当接して、該突条4の上下両脇に沿って上記表皮3と上
記帯体8とを2条のミシン糸目5,5にて縫製して内部
に紐状体6を閉じ込めて構成されていることを特徴とす
る履物底部。 - 【請求項4】 底部本体1の周囲外面2に接着される装
飾ベルト体Rが、略水平方向の突条4を有し、該突条4
が、表皮3の裏面3aに配設された紐状体6にて該表皮
3を横断面山型に弯曲させると共に、該突条4の上下両
脇に沿って2条のミシン糸目5,5を形成し、かつ、上
下のミシン糸目5,5を上記表皮3の裏面3a側に於て
かがり糸9にて交互にジグザグ状に引掛けて構成されて
いることを特徴とする履物底部。 - 【請求項5】 底部本体1の周囲外面2に接着される装
飾ベルト体Rが、略水平方向の突条4を有し、該突条4
が表皮3の裏面3aに配設された紐状体6にて該表皮3
を横断面山型に弯曲させると共に、表皮3と紐状体6と
を接着し、かつ、上記突条4の上下両脇に沿って2条の
ミシン糸目5,5を形成して構成されていることを特徴
とする履物底部。 - 【請求項6】 底部本体1の上面外周縁部1aの上面に
環状部材11が接着された履物底部であって、該環状部材
11には外周縁に沿ったミシン糸目12が形成されている請
求項1,2,3,4又は5記載の履物底部。 - 【請求項7】 表皮3の裏面3aに紐状体6を当接して
該表皮3を該紐状体6に沿わせて横断面山型に弯曲し、
上記横断面山型に弯曲した表皮3の弯曲部7に対応する
裏面3aに帯体8を当接して、突条4を形成し、該突条
4の上下両脇に沿って上記表皮3と上記帯体8とを2条
のミシン糸目5,5にて縫製して内部に紐状体6を閉じ
込めて、装飾ベルト体Rを形成し、その後、該装飾ベル
ト体Rを底部本体1の周囲外面2に接着することを特徴
とする履物底部の製造方法。 - 【請求項8】 表皮3の裏面3aに紐状体6を当接して
該表皮3を該紐状体6に沿わせて横断面山型に弯曲し、
突条4を形成し、該突条4の上下両脇に沿ってミシン糸
目5,5を形成しつつ、上記表皮3の裏面3a側に於
て、上記上下のミシン糸目5,5をかがり糸9にて交互
にジグザグ状に引掛けて紐状体6をかがって、装飾ベル
ト体Rを形成し、その後、装飾ベルト体Rを底部本体1
の周囲外面2に接着することを特徴とする履物底部の製
造方法。 - 【請求項9】 表皮3に所定幅Wをもって平行なミシン
糸目5,5を形成し、上記表皮3の上記ミシン糸目5,
5によって区画される内側範囲Sの裏面3aに紐状体6
を接着して、上記表皮3を該紐状体6に沿わせて横断面
山型に弯曲し、突条4を形成し、その後、上記突条4を
有する装飾ベルト体Rを底部本体1の周囲外面2に接着
することを特徴とする履物底部の製造方法。 - 【請求項10】 環状部材11の上面にミシン糸目12を形成
し、底部本体1の上面外周縁部1aに、上記環状部材11
を接着する請求項7,8又は9記載の履物底部の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11062219A JP3027578B1 (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 履物底部とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11062219A JP3027578B1 (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 履物底部とその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP3027578B1 true JP3027578B1 (ja) | 2000-04-04 |
JP2000253902A JP2000253902A (ja) | 2000-09-19 |
Family
ID=13193830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11062219A Expired - Fee Related JP3027578B1 (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 履物底部とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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---|---|---|---|---|
JP6168626B1 (ja) * | 2016-02-16 | 2017-07-26 | 伸吾 山下 | 靴 |
JP6366782B2 (ja) * | 2017-06-08 | 2018-08-01 | 伸吾 山下 | 身長を低く見せる靴 |
-
1999
- 1999-03-09 JP JP11062219A patent/JP3027578B1/ja not_active Expired - Fee Related
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