JP3027433B2 - 無線装置の変調出力モニタ回路 - Google Patents

無線装置の変調出力モニタ回路

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JP3027433B2
JP3027433B2 JP3080708A JP8070891A JP3027433B2 JP 3027433 B2 JP3027433 B2 JP 3027433B2 JP 3080708 A JP3080708 A JP 3080708A JP 8070891 A JP8070891 A JP 8070891A JP 3027433 B2 JP3027433 B2 JP 3027433B2
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variable
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哲二 中谷
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  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線装置の変調出力モ
ニタ回路に関する。
【0002】近年、マイクロ波多重無線装置において、
伝送容量の増大、周波数有効利用の面から多値変調方式
が採用され、また、フエ−ジング対策の面からマルチキ
ャリア伝送方式が採用される傾向にある。
【0003】多値変調方式では、従来の方式に比べて広
いダイナミックレンジが要求されるとともに、バックオ
フを大きくとる必要がある。
【0004】また、マルチキャリア方式では、マルチキ
ャリアによる相互変調の影響を低減するためバックオフ
を大きくする必要があり、状況によって使用されるキャ
リアの数が変わる可能性がある。
【0005】その際は、出力信号レベルを変化させ、1
キャリアの出力レベルを一定にすることが多いため、そ
の装置に使用される各回路も動作するレベルが変わり、
広いダイナミックレンジが要求される。
【0006】
【従来の技術】図4は従来の無線装置の変調出力モニタ
回路を示すブロック図で、この図4において、5は増幅
器で、この増幅器5は送信すべき変調波を所要の送信出
力への増幅を行なうものである。
【0007】6は結合器で、この結合器6は、送信出力
からそのモニタ用の出力を得るべく、送信出力の一部を
取り出せるように構成されている。
【0008】2は検波器としてのダイオードで、このダ
イオード2は結合器6で取り出されたモニタ用出力(高
周波信号)を検波して、高周波成分を除去することによ
り、送信波のモニタを行なうもので、更にこのダイオー
ド2は、結合器6からの入力レベルに対応した直流電圧
特性をそなえている。
【0009】このような構成により、増幅器5で増幅さ
れた変調出力は、その一部が結合器6を介しモニタ用出
力としてのダイオード2に入力され所要の検波動作が行
なわれる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成による場合には、過入力に対応できない
という課題がある。
【0011】すなわち、多値変調方式,マルチキャリア
方式の装置では、大きなバックオフ量をとって動作して
いるため、このような装置に使用される検波器(ダイオ
ード)は、装置の動作による入力レベルに対応できる特
性をそなえている。
【0012】ところが、検波器には製造段階やメンテナ
ンス時において、通常使用している入力レベルに比べて
過大な入力が加わる可能性があり、検波器として使用し
ているダイオードにダメ−ジを与える可能性がある。
【0013】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、検波器に通常使用しているレベル以上の入力
が加わる可能性に対処できるようにした、無線装置の変
調出力モニタ回路を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図で、この図1において、1は可変減衰器で、この
可変減衰器1は、無線装置の変調出力としてのモニタ信
号波を入力され、所要の信号レベル調整を行なうもので
ある。
【0015】2は検波器としてのダイオードで、このダ
イオード2はその入力側を可変減衰器1に接続され、可
変減衰器1においてレベル調整されたモニタ信号波を入
力されて、所要の検波動作を行なうものである。
【0016】3は可変減衰器制御回路で、この可変減衰
器制御回路3は、ダイオード2の出力電圧を受けてダイ
オード出力電圧が一定となるよう可変減衰器1の減衰量
可変制御するように構成されている。
【0017】4はモニタ信号出力回路で、このモニタ信
号出力回路4は、ダイオード出力電圧と可変減衰器制御
回路3の可変出力電圧を入力されダイオード出力電圧と
可変減衰器制御回路3の可変出力電圧とを加算して変調
出力のモニタ信号を出力するように構成されている。
【0018】
【作用】上述の本発明の無線装置の変調出力モニタ回路
では、無線装置の変調出力が検波器としてのダイオード
2に可変減衰器1を介して入力されるが、その出力電圧
は、可変減衰器制御回路3により可変減衰器1の減衰量
が制御されることにより一定に保たれる。
【0019】そして、モニタ信号出力回路4により、ダ
イオード出力電圧と可変減衰器制御回路3の可変出力電
圧とが加算されて変調出力のモニタ信号が出力される。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0021】図2は本発明の一実施例を示すブロック図
で、この図2において、5は増幅器で、この増幅器5は
送信すべき変調波の所要の送信出力への増幅を行なうも
のである。
【0022】6は結合器で、この結合器6は、送信出力
からそのモニタ用の出力を得るべく、送信出力の一部を
取り出せるように構成されている。
【0023】1は可変減衰器で、この可変減衰器1は、
無線装置における増幅器5の変調出力の一部を結合器6
を介しモニタ信号波として入力され、モニタ信号波の減
衰量を可変減衰器制御回路3(後述)からの制御信号に
応じて変化させて、所要の出力信号レベルを得る作動を
行なうもので、PINダイオードを含んで構成されてい
る。
【0024】2は検波器としてのダイオードで、このダ
イオード2は、その入力側を可変減衰器1に接続され、
可変減衰器1においてレベル調整されたモニタ信号波を
入力されて、入力波である高周波信号を検波し、高周波
成分を除去して、入力レベルに対応した直流電圧を出力
するように構成される。
【0025】3は可変減衰器制御回路で、この可変減衰
器制御回路3は、ダイオード2の出力電圧を受けてダイ
オード出力電圧が一定となるよう可変減衰器1の減衰量
可変制御するように構成されている。すなわち、可変
減衰器制御回路3は直流増幅器で構成されており、ダイ
オード2の出力電圧を、可変減衰器1のPINダイオー
ドが所要の電流を流せるまでに増幅するように構成され
ている。
【0026】4はモニタ信号出力回路で、このモニタ信
号出力回路4は、ダイオード出力電圧と可変減衰器制御
回路3の可変出力電圧とを入力されダイオード出力電圧
と可変減衰器制御回路3の可変出力電圧とを加算して
調出力のモニタ信号を出力するように構成されている。
すなわち、ダイオード2の出力電圧と、可変減衰器制御
路3としての直流増幅器の出力電圧とを加算して、可
変減衰器1の入力レベルに対応した直流電圧を出力する
ように構成されている。
【0027】上述の構成により、無線装置の変調出力が
増幅器5により所要の出力で送出される。
【0028】そして、送信出力の一部が結合器6を介し
モニタ用出力として可変減衰器1に入力される。
【0029】モニタ用出力としての変調波は、可変減衰
器1においてその入力を可変減衰器制御回路3からの制
御信号により所要量減衰される。減衰量の制御は、ダイ
オード2の出力電圧を一定に保つように行なわれる。
【0030】すなわち、可変減衰器1は、制御電圧が増
加すると減衰量が増加するように構成されており、可変
減衰器1への入力レベルが増加した場合には、ダイオー
ド2の出力電圧が増加し制御電圧である可変減衰器制御
路3の出力電圧が増加するため、可変減衰器1におけ
る減衰量が増加し、ダイオード2の入力レベルが一定に
保たれる。
【0031】ところで、図3は、ダイオード2の入出力
特性を示しており、二点鎖線は可変減衰器1をそなえな
い場合の信号入力レベルに対するダイオード2の出力レ
ベル特性を示し、実線は可変減衰器1をそなえた場合の
可変減衰器1への信号入力レベルに対するダイオード2
の出力レベル特性を示している。
【0032】この図3に示すように、可変減衰器1の減
衰動作は、可変減衰器1の入力レベルが符号Bで示す範
囲にある場合に行なわれ、二点鎖線で示す特性から実線
で示す特性への減衰動作が行なわれる。
【0033】そして、入力レベルの低い符号Aで示す範
囲においては、可変減衰器1の動作レベルより入力レベ
ルが低いため、可変減衰器1をそなえても、可変減衰器
1は減衰動作を行なわず、ダイオード2からは入力レベ
ルに対応した出力が得られる。
【0034】範囲Aは、ダイオード2の動作可能な領域
であり、直線的な入出力特性の上限から所要のバックオ
フを見込んだ動作領域に対応している。
【0035】範囲Bは、ダイオード2の動作領域を超え
ているが、可変減衰器1の動作によりダイオード2によ
る検波動作が支障なく行なわれ、装置全体としては見か
け上ダイオード2のダイナミックレンジが広がった状態
となる。
【0036】このように、可変減衰器1が動作をはじめ
るレベルをダイオード2の動作領域の上に設定しておけ
ば、ダイオード2への過入力によるダイオード2の破損
や劣化が防止される。
【0037】ところで、ダイオード2の出力は、モニタ
信号出力回路4に入力されモニタ出力が得られる。
【0038】すなわち、モニタ信号出力回路4において
は、可変減衰器制御回路3の出力電圧とダイオード2の
出力電圧とが加算される。
【0039】したがって、図3に示す範囲Bの入力に対
しては、可変減衰器制御回路3からの出力である可変減
衰器1の減衰量がダイオード2の出力電圧に加算されて
出力されるため、その出力電圧は結合器6から可変減衰
器1へ入力されるモニタ用信号のレベルに比例したもの
となり、ダイオード2の破損防止のため可変減衰器1に
よる減衰を行なっても、送信出力のモニタが支障なく行
なわれる。
【0040】また、図3に示す範囲Aの入力に対して
は、可変減衰器1の動作下限より入力レベルが低いた
め、可変減衰器制御回路3から出力される減衰量は0で
あり、モニタ信号出力回路4からはダイオード2の出力
がそのまま出力され、送信出力のモニタが支障なく行な
われる。
【0041】このように、本回路構成によれば、回路全
体のダイナミックレンジは、ダイオード2本来のダイナ
ミックレンジに、可変減衰器1の減衰可能なレンジを加
えたものとなり、回路全体のダイナミックレンジが広が
る。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の無線装置
の変調出力モニタ回路によれば、ダイオードの入力側に
設けられた可変減衰器によりダイオード出力電圧が一定
となるよう、可変減衰器制御回路による可変減衰器の減
衰量制御が行なわれるとともに、ダイオード出力電圧と
可変減衰器制御回路の出力電圧とが加算され変調出力の
モニタ信号がモニタ信号出力回路により出力されるた
め、ダイオードには過大電圧が印加されず、これによ
り、ダイオードの許容入力範囲を超えた過入力があった
場合にあっても、ダイオードの破損や劣化を招来するこ
となく、無線装置の変調出力をモニタすることができる
ようになる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例の動作特性を示すグラフであ
る。
【図4】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 可変減衰器 2 ダイオード 3 可変減衰器制御回路 4 モニタ信号出力回路 5 増幅器 6 結合器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線装置の変調出力を検波器としてのダイ
    オードを介してモニタする回路において、 該ダイオードの入力側に設けられた可変減衰器と、 該ダイオードの出力電圧を受けて該ダイオード出力電圧
    が一定となるよう該可変減衰器の減衰量を可変制御する
    可変減衰器制御回路とをそなえるとともに、 該ダイオード出力電圧と該可変減衰器制御回路の可変出
    力電圧とを入力され該ダイオード出力電圧と該可変減衰
    器制御回路の可変出力電圧とを加算して該変調出力のモ
    ニタ信号を出力するモニタ信号出力回路をそなえて構成
    されたことを特徴とする、無線装置の変調出力モニタ回
    路。
JP3080708A 1991-03-19 1991-03-19 無線装置の変調出力モニタ回路 Expired - Lifetime JP3027433B2 (ja)

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