JP3027170B2 - 渦流量計 - Google Patents

渦流量計

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JP3027170B2 JP02218374A JP21837490A JP3027170B2 JP 3027170 B2 JP3027170 B2 JP 3027170B2 JP 02218374 A JP02218374 A JP 02218374A JP 21837490 A JP21837490 A JP 21837490A JP 3027170 B2 JP3027170 B2 JP 3027170B2
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豊 稲田
博史 吉倉
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政則 池田
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トキコ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、渦流量計に係り、特に、超音波センサを
使用した渦流量計に関するものである。
[従来の技術] 従来より、流量を測定する流量計として、渦流量計が
ある。
この渦流量計は、管路内に設けられた渦発生柱の下流
側にいわゆるカルマン渦列を発生させ、その渦の発生周
期に基づいて管路内を流れる流体の流量を測定するもの
である。
この種の渦流量計には、渦発生柱の下流側における管
路に超音波センサを設け、渦発生柱の下流側に超音波を
放射し、その伝搬時間が渦によって変化することを利用
して渦発生柱の下流側に発生するカルマン渦列の渦の発
生周期を測定するものがある。
また、特に、超純水、食品、薬品等のクリーン流体や
腐食性の流体の流量の測定を目的として管路の内面等の
接流体部に化学的に安定な物質(たとえば、フッ素樹脂
等)からなるライニング層を形成したライニング付き渦
流量計がある。
そして、上記のライニング付きの渦流量計にあって
は、ライニング層を成形する際の冷却時に発生する収縮
により、このライニング層が管路の内面から剥離したり
座屈したりすることを防止するために、管路にあり溝を
形成して、ライニング層を管路の内面に確実に支持させ
ていた。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上記ライニング層は、管路に形成されたあ
り溝によって、冷却時の収縮による剥離及び座屈等は防
止されるが、微少な変形を防止することはできず、この
ため、超音波センサとの接触部において間隙が発生して
しまい、超音波センサによる渦の発生周期の測定の低下
あるいは測定不能が発生する恐れがあった。
しかも、ライニング層は、流体の測定時に、流体ある
いは外部からの熱による膨張及び管路内を流体が流れる
ときに発生する振動・圧力変動等によって微少に変位さ
れて、上記と同様に超音波センサとの接触部に間隙が発
生して超音波センサによる渦の発生周期の測定の低下あ
るいは測定不能が発生する恐れがあった。
この発明は、正確な流量の測定をすることができる渦
流量計を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] この発明の渦流量計は、管路内に渦発生柱を設け、こ
の渦発生柱によって発生されたカルマン渦列に基づいて
流量を測定する渦流量計において、前記管路の内面にラ
イニング層を形成し、前記渦発生柱の下流側における前
記管路の前記ライニング層外方に前記カルマン渦列の渦
の発生周期を検知する超音波センサを前記ライニング層
と密着状態に設けてなり、前記ライニング層の内部には
補強板が固定され、該補強板は前記超音波センサの発信
部および受信部側を除いた部分に設けられたことを特徴
としている。
[作用] この発明の渦流量計によれば、ライニング層の内部に
補強板が設けられているので、この補強板によってライ
ニング層の強度を向上させて管路の内面に確実に支持さ
せることができ、ライニング層と超音波センサの発信部
・受信部との良好な接触状態を確保して、常に安定した
流量測定を行うことができる。
[実施例] 以下、本発明の渦流量計の実施例を図によって説明す
る。
まず、第1図及び第2図によって渦流量計の構造を説
明する。
図に示すように、この渦流量計を構成する管路1に
は、流体の流れる方向(第1図中矢印イ方向)と略直交
するように、渦発生柱2が支持されている。そして、管
路1の内面1a及び渦発生柱2の表面には、例えば、ポリ
フロロアルキルビニル樹脂(PFA)、ポリテトラフロオ
ロエチレン樹脂(PTFE)等のフッ素樹脂からなるライニ
ング層3が形成されている。
また、渦発生柱2の下流側における管路1には、円周
方向へセンサ取付孔4が形成されており、このセンサ取
付孔4には超音波センサ5,5…が嵌合されている。
そして、このライニング層3の内部には、渦発生柱2
の下流側にて、前記センサ取付孔4を除く位置に補強板
6,6…が設けられている。この補強板6,6…は、第3図に
示すように、多孔板6aと取付板6b,6bとから構成された
もので、多孔板6aが取付板6b,6bを介して管路1の内面1
aに円周方向へ固定されており、多孔板6aが管路1の内
面1aから僅かに離間した状態に支持されている。
また、この補強板6は、超音波センサ5の発信部・受
信部5a側を除く管路1の内面1aに固定されている。
上記のような構造の渦流量計を製造する方法を説明す
る。
まず、補強板6の取付板6bを管路1の内面1aの所定の
位置にねじ止めあるいは溶接によって固定する。そし
て、渦発生柱2の一端部2aを管路1に形成された取付孔
7へ挿入して対向した位置に形成された支持穴8へその
一端部2aを嵌合させて支持させ、超音波センサ5,5…を
センサ取付孔4へ嵌合させて取り付ける。
次に、管路1の両端部方向より、所定形状に形成され
た金型(図示略)をはめ込み、金型に形成された射出孔
(図示略)から管路1の内面1aと金型との間及び渦発生
柱2と金型との間に形成された空間部へフッ素樹脂を高
温高圧下にて圧入する。
このようにすると、溶融したフッ素樹脂が管路1の内
面1aと金型との間及び渦発生柱2と金型との間へ充填さ
れる。ここで、管路1の内面1aと金型との間へ入り込ん
だフッ素樹脂は、補強板6をくるむようにして入り込
む。そして、フッ素樹脂を冷却し、金型を取り外すこと
により、管路1の内面1aと渦発生柱2の表面及び超音波
センサ5,5…の発信部・受信部5aにライニング層3が形
成される。
なお、フッ素樹脂は、冷却されることにより収縮する
が、管路1の両端部には、あり溝1b,1bが形成されてい
るので、ライニング層3の管路1の内面1aからの剥離及
び座屈等が防止される。
しかも、管路1の内面1aには、補強板6が固定されて
いるので、ライニング層3が冷却されて収縮しても、ラ
イニング層3が管路1の内面1aから剥離することなく確
実に支持される。これにより、超音波センサ5,5…の発
信部・受信部5aとライニング層3との確実な接触状態が
確保される。
このようにしてライニング層3が形成された渦流量計
によれば、流体が第1図中矢印イ方向へ流れることによ
り渦発生柱2の両側面にて交互に発生する渦の発生周期
が超音波センサ5,5…によって検出されて流量の測定が
行なわれる。
ここで、ライニング層3は、管路1内を流体が流れる
ことによる振動及び流体あるいは外部からの熱による膨
張・収縮及び圧力変動によって微少に変位するが、この
ライニング層3は、管路1の内面1aに固定された補強板
6によって管路1の内面1aに確実に支持されているの
で、超音波センサ5,5…の発信部・受信部5aとの確実な
接触状態が確保されて、ライニング層3と超音波センサ
5,5…の発信部・受信部5aとの間の空隙の発生を防止す
ることができる。
これにより、ライニング層3と超音波センサ5,5…の
発信部・受信部5aとの接触状態の劣化による超音波セン
サ5,5…の測定不良・測定不能が防止されて、極めて安
定した良好な測定データを常に得ることができる。
また、上記実施例の補強板は、複数の孔が形成された
多孔板6aを用いたものであるので、溶融状態にあるフッ
素樹脂が多孔板6aのそれぞれの孔の内部へ入り込み、成
形されたライニング層3との強固な結合を得ることがで
きる。
なお、上記実施例は、補強板6を超音波センサ5,5…
が設けられた渦発生柱2の下流側における管路1の内面
1aに固定させたものであるが、管路1の内面1aの全て
に、補強板6を取り付けた構造であっても良いことは勿
論であり、このように、管路1の内面1aの全てに補強板
6を取り付けることにより、さらに、ライニング層3の
取り付け強度を向上させることができる。
また、上記実施例は、補強板6を管路1の内面1aに固
定したが、この補強板6は管路1の内面1aに固定しなく
ても良い。つまり、ライニング層3の内部に補強板6を
設けることにより、ライニング層3の強度を向上させて
超音波センサ5の発信部・受信部5aとライニング層3と
の良好な接触状態を得ることができる。
[発明の効果] 以上、説明したように本発明の渦流量計によれば、下
記の効果を得ることができる。
ライニング層の内部にて、管路の内面に補強板が設け
られているので、この補強板によって、ライニング層の
強度を向上させるとともに管路の内面に確実に支持させ
ることができる。
したがって、ライニング層と超音波センサの発信部・
受信部との良好な接触状態を確保することができ、常に
安定した流量測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、本発明の一実施例を説明する図
であって、第1図は渦流量計の側断面図、第2図は渦流
量計の横断面図、第3図は補強板の外観を説明する平面
図である。 1……管路、1a……内面、2……渦発生柱、3……ライ
ニング層、5……超音波センサ、5a……発信部・受信
部、6……補強板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 政則 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番 3号 トキコ株式会社内 (72)発明者 小池 弘二 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番 3号 トキコ株式会社内 (56)参考文献 特許2564396(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 1/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管路内に渦発生柱を設け、この渦発生柱に
    よって発生されたカルマン渦列に基づいて流量を測定す
    る渦流量計において、 前記管路の内面にライニング層を形成し、前記渦発生柱
    の下流側における前記管路の前記ライニング層外方に前
    記カルマン渦列の渦の発生周期を検知する超音波センサ
    を前記ライニング層と密着状態に設けてなり、 前記ライニング層の内部には補強板が固定され、該補強
    板は前記超音波センサの発信部および受信部側を除いた
    部分に設けられたことを特徴とする渦流量計。
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