JP3026518U - 履物用中敷 - Google Patents

履物用中敷

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JP3026518U
JP3026518U JP1995014677U JP1467795U JP3026518U JP 3026518 U JP3026518 U JP 3026518U JP 1995014677 U JP1995014677 U JP 1995014677U JP 1467795 U JP1467795 U JP 1467795U JP 3026518 U JP3026518 U JP 3026518U
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JP1995014677U
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Inventor
良治 森川
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良治 森川
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Abstract

(57)【要約】 【解決すべき課題】 足の裏のツボ等に対し、確実に刺
激を与えることを可能とする共に、十分な物理的及び磁
気的効果を発揮可能とし、且つ安価に製造でき、使い易
い履物用中敷を提供すること。 【課題解決の手段】 中敷本体(1)の表面側に、永久磁
石片(2,4)を取付けることを特徴とし、具体的には、永
久磁石片(2,4)は複数個が、中敷本体(1)の表面側に球面
状に露出するよう埋設される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、紳士用革靴、婦人靴、長靴、子供用靴、運動靴、作業靴等種々の履 物の内部に挿入して、足の裏に敷かれる履物用中敷の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、履物用中敷(以下、単に「中敷」と称する)は、足の裏と靴内底面の 間に介在させられて、足の汗や臭いを吸収したり、通気性を図ることで、悪臭が 靴内部に染みつくのを防止したり、或いは、冬季の足部の防寒・保温として用い られたり、更には、履物を履きやすくし、サイズを調整するためにも用いられて いる。 このため、中敷には、通気性を有するフェルト製、不織布製、厚布製のものや 、多数の小孔をほぼ全面に穿設した柔軟性の有る合成樹脂製のシートやシート 状の成形体等が使用されてきた。
【0003】 一方、近年の健康ブームにつれて、永久磁石(以下、単に磁石と称する)を種 々活用する試みが行われており、磁気治療用品が多数市販されているが、人体の うち、いわゆる重要なツボが集中していると言われている足の裏に対しては殆ど 顧みられていない。即ち、履物やサンダル等の表面に、上向きの細かな突起を多 数形成したり、或いは、土踏まずに当たるよう、履物のその付近に球面状の金属 片を上部が露出するよう埋設したものが市販されているにすぎない。
【0004】 履物に磁石を応用したことを示す実開昭52-92338号公報によれば、ESD磁石 の粉末を履物底の一部または全表面に合成樹脂と共に混入させ、この合成樹脂が 上記磁石によって帯磁されていることが記載されている。これは、冷蔵庫等のド ア周囲に配設されるパッキングに内包されているゴムマグネットと同様、柔軟な 樹脂に磁石粉末を混入したにすぎず、その磁気的効果は極めて小さく、足の裏の ツボ等を刺激するには微弱であった。更に、履物を形成する合成樹脂に磁石粉末 を混入し、履物底の表面側に磁石粉末混入層を形成することは、製作する上で困 難であり、履物全体に混入しても効果が少ない割にコスト高になるという問題点 もあった。しかも、個々の履物専用に混入するため、別の履物には使用できない 不便さもあった。
【0005】
【考案の解決すべき課題】
本考案は、足の裏に対し、いわゆるツボ等を確実に刺激可能とし、且つ、十分 な物理的及び磁気的効果を発揮可能とすると共に、製作容易で、安価な中敷を提 供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記従来の問題点等を解消するため、履物自体ではなくその内部の 底に敷かれる中敷に磁石を一体化することに着目してなされたものであり、具体 的には、中敷本体の足側表面に永久磁石片を設けたことを特徴とする。この永久 磁石片の一部は、中敷本体の足側表面から球面状に露出していることを含み、更 に、この永久磁石片は、中敷本体の足側表面の複数の位置に設けることもでき、 具体的には、永久磁石片が、中敷本体の足側表面の土踏まず付近と、踵付近に設 けられたり、これらに加えて、足の指付け根付近に設けた履物用中敷とすること も含まれる。尚、前記中敷本体は、塩化ビニール、又は発泡塩化ビニールの成形 品、特に射出成形品が製作する上での歩留り、コスト上の点から推奨される。
【0007】
【考案の実施の形態】
図1,2は、本考案の第1の実施形態の中敷の平面と側面を示し、塩化ビニー ル製の中敷本体1は、履物内部の底面に倣った平面形状のシート状を呈し、通気 性を確保するため小孔群1a又は小突起群1aが平面方向に均一に形成された一体物 である。中敷本体1の足側表面の土踏まずと踵に当接する付近には、永久磁石2 ,4が埋設されている。これら永久磁石2,4は、全体が碁石状の形状を呈し 、フェライト(Fe2O3)の焼結体又はボンド結合された等方性磁石であり、前記中 敷本体1に一体に固定されるよう埋設されている。埋設の態様は、ひとつは 、 図3(A)のように永久磁石2,4の上部の球面が露出するよう中敷本体1の偏平 球体状の凹部3内に体積の過半数が入るようにされ、足の裏に直にセラミック質 の球面体が当接することで固い物理的なツボ刺激効果をも可能としたものであり 、もうひとつは、同図(B)のように永久磁石2,4全体が中敷本体1内に埋め込 まれ、その上部に中敷本体1の薄い膜状体5が覆われて、塩化ビニールのソフト なツボ刺激効果をも可能としたものであり、両者とも物理的及び磁気的効果を同 時に足の裏に与えることを可能とした。 また、土踏まずと踵付近に磁石を当てるのは、足のこれらの部分には、胃腸等 の消化器系器官の神経の反射区(いわゆるツボ)や生殖線の反射区があると言わ れており、かかる部分を物理的及び磁気的に刺激し、血液循環等を促進可能とす ることで、上記胃腸等の働きを活性化させられ得ると考えられるためである。
【0008】 図4は、本考案の第2の実施形態を示し、前記の永久磁石2,4の他に足親指 と足小指の付け根付近に当たる中敷本体1の表面の位置にもやや小さめの永久磁 石6,8が同様に埋設されている。これらの位置に磁石を当てるのは、足のこれ らの部分には、脳、頚部や耳等の身体上部の神経に対応する反射区(ツボ)があ ると言われており、磁石によってこれらの位置の活性化を可能にでき得ると考え られるためで、これら以外の位置についても、狙いとするツボに対応して、中敷 本体1の表面に永久磁石2等を自在に埋設することもできる。
【0009】 前記の中敷を製作するには、図5に示すように、一対の金型たる上型10と下型 12の間に前記中敷本体1を成形するためのキャビティ13を設け、上型10のキャビ ティ13面に形成した球面状の凹部11に永久磁石2等をそれ自体の磁力で吸着させ 、ゲート14から塩化ビニールを射出し、固化させた後、金型を開いて取り出さ れると、図3(A)の埋設態様のものが出来上がる。また、図3(B)に示した埋設態 様の中敷を得るには、永久磁石2等を予め同じ種類の塩化ビニールで薄く被覆し ておき、前記と同様に金型に吸着セットすれば良い。尚、これらの射出の際、中 敷本体1の表面の小突起群1aや本体を貫通する小孔群1aも上型10・下型12のキャ ビティ面に設けた細かな凹部群や細突起群(図示せず)の働きで同時に形成され る。更に、中敷本体1の材質も塩化ビニールに限らず、射出成形可能な合成樹脂 ならばポリエチレン、ポリプロピレン、フェノール樹脂、アクリル等の種々のも のを使用することができる。もちろん、射出成形に限らず上記各種の合成樹脂の 大きなシートに予め永久磁石2等を所定足数分について埋設しておき、そのシー トを中敷本体1の形状にプレス等で打抜いたり、切り出すことによっても製作で きることは明らかである。
【0010】 図6は、本考案の第3の実施形態を示す部分縦断面図で、通気性を有するシー ト状のフェルト製、不織布製、厚布製、又は金属や合成樹脂製細線のメッシュ体 からなる中敷本体20の表面に、予め碁石形状の永久磁石22を塩化ビニール等の保 護体24で薄く被覆した磁石複合体26を、その体積の過半数以上が埋まるように固 定したものである。永久磁石22を保護体24で被覆したのは、脆弱な材質の磁石材 料を保護するためである。また、磁石複合体26を中敷本体20の表面に埋設するに は、中敷本体20に前記磁石複合体26よりやや小さめの碁石形状の凹部28を形成し て強制的に埋め込んでも良く、或いは、前記した各種材料で中敷本体20を成形す る際に、磁石複合体26を所定位置に埋設固定されるよう成形工程の途中でセット することもできる。更に、例えばフェライトの焼結体のように堅い材質の永久磁 石22を用いる場合には、図7に示すように、磁石22の上部の球面が保護体24から 露出するようにしたり、或いは、かかる保護体24を省略して磁石22を直に中敷本 体20の表面に埋設するようにしても良い。
【0011】 以上で説明した永久磁石2等は、碁石形状に限らず扁平な円形や多角形や細長 い形状のものとしても良く、要は、相対向する足の裏の各部位に応じて任意の形 状のものを選択できる。更に、永久磁石として着磁すべき磁石材料も前記のフェ ライトの他に、サマリウム(Sm)-コバルト(Co)系の焼結体又はボンド成形体、ネ オジウム(Nd)-鉄(Fe)-ホウ素(B)系のボンド成形体やアルニコ(AlNiCo)系の鋳造 体やボンド成形体等を用いることもでき、更に、これらの等方性磁石のほか異方 性磁石も中敷表面の使用位置に応じて適宜選択して採用することもできる。
【0012】
【考案の効果】
以上に説明した本考案の中敷によれば、履物の内部に敷いて履くだけで、足の 裏のツボ等を物理的及び磁気的に確実に刺激することが可能となり、血行活性化 や疲労防止或いは健康保持に寄与することが可能となり得る。また、使用する履 物に応じて取替えたり、履物の自他の区別にも役立つと共に、製作することも容 易で安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施形態の履物用中敷を示す平
面図である。
【図2】図1の中敷の側面図である。
【図3】中敷の表面に永久磁石を埋設した態様を示す部
分縦断面図である。
【図4】本考案の第2の実施形態の履物用中敷を示す平
面図である。
【図5】中敷の射出成形の態様を説明する部分縦断面図
である。
【図6】本考案の第3の実施形態の履物用中敷を示す部
分縦断面図である。
【図7】中敷表面へ埋設されるの磁石複合体の別の態様
を示す部分縦断面図である。
【符号の説明】
1,20 中敷本体 2,4,6,8,22 永久磁石

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 履物の内部に敷く中敷であって、中敷本
    体(1)の足側表面に永久磁石片(2,4)を設けたことを特徴
    とする履物用中敷。
  2. 【請求項2】 前記永久磁石片(2,4)の一部が、中敷本
    体(1)の足側表面から球面状に露出している請求項1に
    記載の履物用中敷。
  3. 【請求項3】 前記永久磁石片(2,4)が、中敷本体(1)の
    足側表面の複数の位置に設けられている請求項1又は2
    に記載の履物用中敷。
  4. 【請求項4】 前記永久磁石片(2,4)が、中敷本体(1)の
    足側表面の土踏まず付近と、踵付近に設けられている請
    求項3に記載の履物用中敷。
  5. 【請求項5】 前記永久磁石片(2,4)が、中敷本体(1)の
    足側表面の土踏まず付近と、踵付近、及び、足の指付け
    根付近に設けられている請求項3に記載の履物用中敷。
  6. 【請求項6】 前記中敷本体(1)が、塩化ビニール、又
    は、発泡塩化ビニールの成形品からなる請求項1乃至5
    に記載の履物用中敷。
JP1995014677U 1995-12-30 1995-12-30 履物用中敷 Expired - Lifetime JP3026518U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019077791A1 (ja) * 2017-10-16 2019-04-25 株式会社シーアンドケイ 履物用中敷とその製造方法

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