JP3026399B2 - 偏波無依存型可同調光合分波回路 - Google Patents

偏波無依存型可同調光合分波回路

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JP3026399B2 JP5751093A JP5751093A JP3026399B2 JP 3026399 B2 JP3026399 B2 JP 3026399B2 JP 5751093 A JP5751093 A JP 5751093A JP 5751093 A JP5751093 A JP 5751093A JP 3026399 B2 JP3026399 B2 JP 3026399B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光波長(周波数)多重
伝送システム等において、任意の波長の光信号に対して
合波、分波を行なう可同調合分波器に係り、特に偏波無
依存型のTE−TMモード変換を行う偏波無依存型可同
調光合分波回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の可同調光合分波回路を示す
構成図である。図において、1はTE−TMモード変換
器、2は入射光用偏光子、3は出射光用偏光子である。
TE−TMモード変換器1は、表面弾性波によりTE−
TM変換を行うもので、YcutもしくはXcutのLiNb
3基板4に光の伝搬方向が光学軸(Z軸)に垂直にな
るようにTiを熱拡散した光導波路5が形成され、該光
導波路5に、前記光の伝搬方向と同一方向に伝搬する表
面弾性波を励起する電極6と、表面弾性波を吸収する吸
音材7が設けられている。前記入射光用偏光子2は、入
射光のうち特定方向の偏波のみを光導波路12に結合す
るためのものであり、出射光用偏光子3は出射光を偏波
成分により分離するためのものである。
【0003】次に、この可同調光合分波回路の動作につ
いて説明する。入射光用偏光子2により特定方向の偏波
のみを有する光信号を取り出し、該光信号を光導波路5
に入射する。ここで、電極6により励起された表面弾性
波を前記光信号の光導波路5における伝搬方向と同一方
向に伝搬させると、該光導波路5を伝搬する光信号は、
該表面弾性波による回折作用により、表面弾性波とT
E、TMモードの位相整合条件を満たす波長の光信号の
みが選択的にTE−TMモード変換を受ける。このとき
の光信号の波長をλ、TE、TMモード間の伝搬定数差
をΔβ、表面弾性波の周波数をfrf、速度をvacとする
と、位相整合条件は次式の様に表わされる。 Δβ/λ=frf/vac ‥‥(1) この位相整合条件を用い、あらかじめ入射光の偏波方向
を入射光用偏光子2により揃えておき、出射光用偏光子
3によりTE,TMのどちらか一方の偏波の光信号を選
択することにより、バンドパスまたは、バンドカットフ
ィルタを構成することができる。
【0004】また、表面弾性波と位相整合条件を満たす
波長の光信号を偏光ビームスプリッタにより入射光の偏
光成分と直交した偏光成分で合成し光導波路に入射する
ことにより光合波回路を構成することができる。 (参考文献1:"Integrated-Optic Acoustically-Tunab
le Filter for WDM Networks", David A.Smith, Jane
E.Baran, John J.Johnson and Kwok-Wai Cheng,IEEE JO
URNAL OF SELECTED AREAS IN COMUNICATIONS, vol.8, N
o.6 pp1151-1159,(1990))
【0005】図8は従来の偏波無依存型可同調光合分波
回路を示す構成図である。図において、1は上述したT
E−TMモード変換器、11は入射光用偏光ビームスプ
リッタ、12は出射光用偏光ビームスプリッタである。
次に、この偏波無依存型可同調光合分波回路の動作につ
いて説明する。入射用偏光ビームスプリッタ11により
入力光信号l1を2つの偏波成分に分離し、2つのTE
−TMモード変換器1,1によりそれぞれの偏波成分を
所望の波長のみを音響光学効果によりTE−TMモード
変換し、出射用偏光ビームスプリッタ12でそれぞれの
偏波成分を合成することにより、入力偏波に依存しない
出力光信号l2を出力することが可能である。 (参考文献2:"Polarization-indipendent acoustical
ly tunable optical filter", D.A.Smith, Jane E.Bara
n, K.W.Cheng, and J.J.Johnson, Applied Physics Let
ters, vol.56, No.3, pp209-211, (1990))
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の可同
調光合分波回路では、入力光信号l1の偏光方向を入射
光用偏光子2により揃えるため、その光損失は入力偏波
に大きく依存する。例えば、波長多重通信においては、
光ファイバ中を伝搬した光信号の偏光方向は時間的に変
化するために、全ての波長の光信号の偏光方向を揃える
ことは困難である。したがって、可同調光合分波回路に
おける光損失の偏波依存性が大きな問題となっていた。
【0007】また、従来の偏波無依存型可同調光合分波
回路では、偏波依存性を十分抑圧するために2個のTE
−TMモード変換器1,1の光損失、透過特性を揃える
必要があり、また2つの偏波成分間の符号干渉を避ける
ため分離された偏波成分の光路長を一致させる必要があ
る等の問題点があり、これらの問題点が製作上の困難を
招いていた。また、2つのTE−TMモード変換器1,
1を用いているために部品点数が多くなりコストアップ
になるという問題点もあった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、光損失の偏波依存性を十分抑圧することがで
き、構成を簡素化することができ、製作上の困難も解消
することができる、偏波無依存型のTE−TMモード変
換を行う偏波無依存型可同調光合分波回路を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のような偏波無依存型可同調光合分波回
路を採用した。すなわち、請求項1記載の偏波無依存型
可同調光合分波回路は、2つの端子を有し、表面弾性波
の周波数に対応した波長の光信号のTE−TMモード変
換を行なうTE−TMモード変換器と、光信号を2つの
偏波成分に分離する偏光ビームスプリッタとを具備し、
該偏光ビームスプリッタは、光信号を入力する第1端子
と、この入力した光信号を2つの偏波成分に分離し出力
する第2及び第3端子と、光信号を出力する第4端子と
を有し、該偏光ビームスプリッタの第2及び第3端子そ
れぞれと、前記TE−TMモード変換器のそれぞれの端
子とを接続することを特徴としている。
【0010】また、請求項2記載の偏波無依存型可同調
光合分波回路は、請求項1記載の偏波無依存型可同調光
合分波回路において、前記偏光ビームスプリッタの第2
及び第3端子それぞれと、前記TE−TMモード変換器
のそれぞれの端子とを、偏光方向を保持しつつ接続する
ことを特徴としている。
【0011】また、請求項3記載の偏波無依存型可同調
光合分波回路は、請求項1または2記載の偏波無依存型
可同調光合分波回路において、前記偏光ビームスプリッ
タの第1及び第4端子各々に、光信号を伝搬方向により
分離する光分離手段を設けたことを特徴としている。
【0012】
【作用】本発明の請求項1記載の偏波無依存型可同調光
合分波回路では、2つの端子を有するTE−TMモード
変換器と、4つの端子を有する偏光ビームスプリッタと
を環状に接続することにより、光損失の偏波依存性を十
分抑圧し、構成を簡素化する。また、製作後の調整も必
要としない。
【0013】また、請求項2記載の偏波無依存型可同調
光合分波回路では、2つの端子を有するTE−TMモー
ド変換器と、4つの端子を有する偏光ビームスプリッタ
とを偏光方向を保持しつつ環状に接続することにより、
接続する光伝送路が長尺の場合であっても、光損失の偏
波依存性を十分抑圧し、構成を簡素化する。また、製作
後の調整も必要としない。
【0014】また、請求項3記載の偏波無依存型可同調
光合分波回路では、前記偏光ビームスプリッタの第1及
び第4端子各々に、光信号を伝搬方向により分離する光
分離手段を設けたことにより、任意の波長の光信号を分
岐・挿入することが可能になり、したがって、入力光信
号の偏波の変化に起因する光損失の変動を大幅に低減す
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の各実施例について図面に基づ
いて説明する。 (実施例1)図1は本発明の実施例1の偏波無依存型可
同調光合分波回路を示す構成図である。なお、図1にお
いて図7及び図8と同一の構成要素には同一の符号が付
してあり、説明を省略する。図において、1はTE−T
Mモード変換器、21は偏光ビームスプリッタ、31,
32はシングルモード光ファイバである。この偏光ビー
ムスプリッタ21は、光信号を2つの偏波成分に分離す
るもので、光信号を入力する第1端子22と、この入力
した光信号を2つの偏波成分に分離し出力する第2端子
23及び第3端子24と、光信号を出力する第4端子2
5とを有している。
【0016】そして、この偏光ビームスプリッタ21の
第2端子23はTE−TMモード変換器1の光導波路5
の端子5aとシングルモード光ファイバ31により、ま
た、第3端子24は光導波路5の端子5bとシングルモ
ード光ファイバ32により、それぞれ接続されている。
ここでは、TE−TMモード変換器1の電極6を、表面
弾性波と光信号が同一方向に伝搬しTE−TM変換がな
されるように形成した。設計例として相互作用距離が2
0mmとなるように電極6と吸音材7を配置した。
【0017】次に、この偏波無依存型可同調光合分波回
路の動作について説明する。波長λ1,λ2,λ3,λ4,
…の様に波長多重された入力光信号l11を第1端子22
から偏光ビームスプリッタ21に入力する。この波長多
重されたそれぞれの光信号は、偏光方向により偏光ビー
ムスプリッタ21の第2端子23及び第3端子24それ
ぞれに分離される。
【0018】第2端子23より出力される偏光成分の光
信号l12は、TE−TMモード変換器1において電極6
より周波数frf3の表面弾性波が励起されている場合に
は、(1)式の位相整合条件を満たす波長の光信号λ3
のみがTE−TMモード変換され、他の波長の光信号は
偏光方向が変わらない。光信号λ3のみがTE−TMモ
ード変換された光信号l13は偏光ビームスプリッタ21
の第3端子24に入力する。偏光ビームスプリッタ21
に入力した光信号l13は偏光方向により分離され、TE
−TMモード変換を受けた光信号λ3は偏光ビームスプ
リッタ21の第1端子22から出力され、またTE−T
Mモード変換を受けなかった光信号λ1,λ2,λ4,
…は偏光ビームスプリッタ21の第4端子25から出力
される。
【0019】同様に、第3端子24より出力される偏光
成分の光信号l14は、TE−TMモード変換された波長
の光信号λ3のみが偏光方向により分離され、偏光ビー
ムスプリッタ21の第1端子22より出力され、またT
E−TMモード変換を受けなかった光信号λ1,λ2,λ
4,…は偏光ビームスプリッタ21の第4端子25より
出力される。このとき、偏光ビームスプリッタ21の第
4端子25の光信号の出力は、特定の波長の光信号λ3
のみ除かれており、したがって、この偏波無依存型可同
調光合分波回路は帯域除去フィルタとして機能すること
ができる。このときの光透過率特性を図2に示す。ま
た、同時に1.46nm間隔で波長多重された波長λ
1,λ2,λ3,λ4の4波の光信号も同時に示す。
【0020】また、波長λ1,λ2,λ3,λ4,…の様に
波長多重された入力光信号l11を第1端子22から偏光
ビームスプリッタ21に入力し、第2端子23及び第3
端子24各々より出力される光信号の一方の偏波を保持
し、他方の偏波を90度回転し、TE−TMモード変換
器1の端子5a,5bに入力すると、前述の過程と同様
に電極6より励起された周波数frf3の表面弾性波と位
相整合条件を満たす波長の光信号λ3のみがTE−TM
モード変換され、選択的に偏光ビームスプリッタ21の
第4端子25より出力される。したがって、この偏波無
依存型可同調光合分波回路は帯域通過フィルタとして機
能することができる。このときの光透過率特性を図3に
示す。また、同時に1.46nm間隔で波長多重された
波長λ1,λ2,λ3,λ4の4波の光信号も同時に示す。
【0021】以上説明したように、この偏波無依存型可
同調光合分波回路によれば、光損失の偏波依存性を十分
抑圧することができ、回路の構成を簡素化することがで
き、製作後の調整も必要としない等の優れた効果を奏す
ることができる。
【0022】(実施例2)図4は本発明の実施例2の偏
波無依存型可同調光合分波回路を示す構成図である。な
お、図4において図1と同一の構成要素には同一の符号
が付してあり、説明を省略する。図において、35は偏
光ビームスプリッタ21の第2端子23とTE−TMモ
ード変換器1の端子5aとを偏光方向を保持した状態で
接続する偏波保持光ファイバ、36は偏光ビームスプリ
ッタ21の第3端子24と光導波路5の端子5bとを偏
光方向を保持した状態で接続する偏波保持光ファイバで
ある。
【0023】次に、この偏波無依存型可同調光合分波回
路の動作について説明する。波長多重された入力光信号
21は、偏光方向により偏光ビームスプリッタ21の第
2端子23及び第3端子24それぞれに分離される。第
2端子23より出力される偏光成分の光信号l22は、偏
光方向を保持した状態で偏波保持光ファイバ35を伝搬
し、TE−TMモード変換器1において波長の光信号λ
3のみがTE−TMモード変換され、他の波長の光信号
は偏光方向が変わらない。光信号λ3のみがTE−TM
モード変換された光信号l23は偏光ビームスプリッタ2
1により偏光方向により分離され第1端子22から出力
され、またTE−TMモード変換を受けなかった光信号
λ1,λ2,λ4,…は偏光ビームスプリッタ21の第4
端子25から出力される。
【0024】同様に、第3端子24より出力される偏光
成分の光信号l24は、TE−TMモード変換された波長
の光信号λ3のみが偏光方向により分離されて第1端子
22より出力され、またTE−TMモード変換を受けな
かった光信号λ1,λ2,λ4,…は偏光ビームスプリッ
タ21の第4端子25より出力される。このように、こ
の偏波無依存型可同調光合分波回路は帯域除去フィルタ
として機能することができる。
【0025】また、前記入力光信号l21を第1端子22
から偏光ビームスプリッタ21に入力し、第2端子23
及び第3端子24各々より出力される光信号の一方の偏
波を保持し、他方の偏波を90度回転し、TE−TMモ
ード変換器1に入力すると、前述の過程と同様に光信号
λ3のみがTE−TMモード変換され、選択的に偏光ビ
ームスプリッタ21の第4端子25より出力される。し
たがって、この偏波無依存型可同調光合分波回路は帯域
通過フィルタとして機能することができる。
【0026】以上説明したように、この偏波無依存型可
同調光合分波回路によれば、光損失の偏波依存性を十分
抑圧することができ、回路の構成を簡素化することがで
き、製作後の調整も必要としない等の優れた効果を奏す
ることができる。しかも、偏波保持光ファイバ35,3
6が長尺の場合であっても、光損失の偏波依存性を十分
抑圧することができる。
【0027】(実施例3)図5は本発明の実施例3の偏
波無依存型可同調光合分波回路を示す構成図である。こ
の偏波無依存型可同調光合分波回路は、実施例1の偏波
無依存型可同調光合分波回路の偏光ビームスプリッタ2
1の第1端子22に、光信号を伝搬方向により分離する
ための偏波無依存型サーキュレータ(光分離手段)41
を、同第4端子25に同様の構成の偏波無依存型サーキ
ュレータ42を、それぞれ接続したものであり、図5に
おいて図1及び図4と同一の構成要素には同一の符号を
付し、説明を省略する。偏波無依存型サーキュレータ4
1,42については、下記の参考文献等に詳細に述べら
れている。 (参考文献3:"High Isolation Polarization-Insensi
tive Optical Circulator for Advanced Optical Commu
nication Systems",Masafumi Koga and Takao Matsumot
o, Journal of Lightwave Technology, vol.10, No.9,
pp1210-1217,(1992))
【0028】次に、この偏波無依存型可同調光合分波回
路の動作について説明する。偏波無依存型サーキュレー
タ41の端子43より入力された光信号λ1,λ2,λ
3,λ4,…は、実施例1と同様に電極6より励起された
周波数frf3の表面弾性波と位相整合条件を満たす波長
の光信号λ3のみがTE−TMモード変換され、選択的
に偏光ビームスプリッタ21の第1端子22より出力さ
れ、偏波無依存型サーキュレータ41の端子44より出
力される。一方、TE−TMモード変換を受けなかった
光信号λ1,λ2,λ4,…は、偏光ビームスプリッタ2
1の第4端子25より出力され、偏波無依存型サーキュ
レータ42の端子45より出力される。
【0029】ここで、偏波無依存型サーキュレータ42
の端子46より、表面弾性波と位相整合条件を満たす波
長の光信号λ3'を入力すると、同様に偏波無依存型サー
キュレータ42の端子45より出力され、偏波無依存型
サーキュレータ41の端子43より入力された光信号の
なかで表面弾性波と位相整合条件を満たす波長の光信号
を入れ替え合波することができる。なお、偏波無依存型
サーキュレータ41,42の替わりにdBカプラを接続
しても同様の効果が得られる。
【0030】以上説明したように、この偏波無依存型可
同調光合分波回路によれば、任意の波長の光信号を分岐
・挿入することができ、したがって、入力光信号の偏波
の変化に起因する光損失の変動を大幅に低減することが
できる。また、偏光ビームスプリッタ21により分離さ
れた2つの偏波成分は同じ光路を逆方向に伝搬すること
により、それぞれの偏波成分において光損失、透過率特
性、光路長は等しくなるので、製作後の調整を全く必要
とせず、良好な特性を得ることができる。
【0031】(実施例4)図6は本発明の実施例4の偏
波無依存型可同調光合分波回路を示す構成図である。こ
の偏波無依存型可同調光合分波回路は、実施例3の偏波
無依存型可同調光合分波回路のシングルモード光ファイ
バ31,32を偏波保持光ファイバ35,36に替えた
ものであり、図6において図4及び図5と同一の構成要
素には同一の符号を付し、説明を省略する。
【0032】次に、この偏波無依存型可同調光合分波回
路の動作について説明する。光信号λ1,λ2,λ3,λ
4,…は、実施例3と同様に波長の光信号λ3のみがTE
−TMモード変換され、選択的に偏光ビームスプリッタ
21の第1端子22より出力され、偏波無依存型サーキ
ュレータ41の端子44より出力される。一方、TE−
TMモード変換を受けなかった光信号λ1,λ2,λ4,
…は、偏光ビームスプリッタ21の第4端子25より出
力され、偏波無依存型サーキュレータ42の端子45よ
り出力される。
【0033】ここで、実施例3と同様に、偏波無依存型
サーキュレータ42の端子46より、光信号λ3'を入力
すると、偏波無依存型サーキュレータ42の端子45よ
り出力され、偏波無依存型サーキュレータ41の端子4
3より入力された光信号のなかで表面弾性波と位相整合
条件を満たす波長の光信号を入れ替え合波することがで
きる。なお、偏波無依存型サーキュレータ41,42の
替わりにdBカプラを接続しても同様の効果が得られ
る。
【0034】以上説明したように、この偏波無依存型可
同調光合分波回路によれば、任意の波長の光信号を分岐
・挿入することができ、したがって、入力光信号の偏波
の変化に起因する光損失の変動を大幅に低減することが
できる。また、偏光ビームスプリッタ21により分離さ
れた2つの偏波成分は同じ光路を逆方向に伝搬すること
により、それぞれの偏波成分において光損失、透過率特
性、光路長は等しくなるので、製作後の調整を全く必要
とせず、良好な特性を得ることができる。しかも、偏波
保持光ファイバ35,36が長尺の場合であっても、光
損失の偏波依存性を十分抑圧することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の偏波無依存型可同調光合分波回路によれば、2つ
の端子を有し、表面弾性波の周波数に対応した波長の光
信号のTE−TMモード変換を行なうTE−TMモード
変換器と、光信号を2つの偏波成分に分離する偏光ビー
ムスプリッタとを具備し、該偏光ビームスプリッタは、
光信号を入力する第1端子と、この入力した光信号を2
つの偏波成分に分離し出力する第2及び第3端子と、光
信号を出力する第4端子とを有し、該偏光ビームスプリ
ッタの第2及び第3端子それぞれと、前記TE−TMモ
ード変換器のそれぞれの端子とを接続することとしたの
で、光損失の偏波依存性を十分抑圧することができ、回
路の構成を簡素化することができ、製作後の調整も必要
としない等の優れた効果を奏することができる。
【0036】また、請求項2記載の偏波無依存型可同調
光合分波回路によれば、請求項1記載の偏波無依存型可
同調光合分波回路において、前記偏光ビームスプリッタ
の第2及び第3端子それぞれと、前記TE−TMモード
変換器のそれぞれの端子とを、偏光方向を保持しつつ接
続したので、接続する光伝送路が長尺の場合であって
も、光損失の偏波依存性を十分抑圧することができ、回
路の構成を簡素化することができ、製作後の調整も必要
としない。
【0037】また、請求項3記載の偏波無依存型可同調
光合分波回路によれば、請求項1または2記載の偏波無
依存型可同調光合分波回路において、前記偏光ビームス
プリッタの第1及び第4端子各々に、光信号を伝搬方向
により分離する光分離手段を設けたので、任意の波長の
光信号を分岐・挿入することができ、したがって、入力
光信号の偏波の変化に起因する光損失の変動を大幅に低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の偏波無依存型可同調光合分
波回路を示す構成図である。
【図2】本発明の実施例1の偏波無依存型可同調光合分
波回路の特定の波長λ3のみ除かれた光信号の光透過率
特性を示す図である。
【図3】本発明の実施例1の偏波無依存型可同調光合分
波回路の特定の波長λ3のみ透過した光信号の光透過率
特性を示す図である。
【図4】本発明の実施例2の偏波無依存型可同調光合分
波回路を示す構成図である。
【図5】本発明の実施例3の偏波無依存型可同調光合分
波回路を示す構成図である。
【図6】本発明の実施例4の偏波無依存型可同調光合分
波回路を示す構成図である。
【図7】従来の可同調光合分波回路を示す構成図であ
る。
【図8】従来の偏波無依存型可同調光合分波回路を示す
構成図である。
【符号の説明】
1 TE−TMモード変換器 4 LiNbO3基板 5 光導波路 5a,5b 端子 6 電極 7 吸音材 21 偏光ビームスプリッタ 22 第1端子 23 第2端子 24 第3端子 25 第4端子 31,32 シングルモード光ファイバ 35,36 偏波保持光ファイバ 41,42 偏波無依存型サーキュレータ(光分離手
段) 43〜46 端子 l11 入力光信号 l12 光信号 l13 光信号 l14 光信号 l21 光信号 l22 光信号 l23 光信号 l24 光信号 λ1,λ2,λ3,λ4,… 光信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 IEEE Photonics Te chnology Letters,V ol.2 pp.271−273(1990) Appl.Phys.Lett.,V ol.56 No.3 pp.209−211 (1990) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/11 - 1/125 G02F 1/33 - 1/335 JICSTファイル(JOIS) WPI(DIALOG)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの端子を有し、表面弾性波の周波数
    に対応した波長の光信号のTE−TMモード変換を行な
    うTE−TMモード変換器と、 光信号を2つの偏波成分に分離する偏光ビームスプリッ
    タとを具備し、 該偏光ビームスプリッタは、光信号を入力する第1端子
    と、この入力した光信号を2つの偏波成分に分離し出力
    する第2及び第3端子と、光信号を出力する第4端子と
    を有し、 該偏光ビームスプリッタの第2及び第3端子それぞれ
    と、前記TE−TMモード変換器のそれぞれの端子とを
    接続することを特徴とする偏波無依存型可同調光合分波
    回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の偏波無依存型可同調光合
    分波回路において、 前記偏光ビームスプリッタの第2及び第3端子それぞれ
    と、前記TE−TMモード変換器のそれぞれの端子と
    を、偏光方向を保持しつつ接続することを特徴とする偏
    波無依存型可同調光合分波回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の偏波無依存型可
    同調光合分波回路において、 前記偏光ビームスプリッタの第1及び第4端子各々に、
    光信号を伝搬方向により分離する光分離手段を設けたこ
    とを特徴とする偏波無依存型可同調光合分波回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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IEEE Photonics Technology Letters,Vol.2 pp.271−273(1990)

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