JP3026103U - 芳香消臭剤用容器及びその製品 - Google Patents

芳香消臭剤用容器及びその製品

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JP3026103U
JP3026103U JP1995002052U JP205295U JP3026103U JP 3026103 U JP3026103 U JP 3026103U JP 1995002052 U JP1995002052 U JP 1995002052U JP 205295 U JP205295 U JP 205295U JP 3026103 U JP3026103 U JP 3026103U
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JP
Japan
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container
main body
impregnated
liquid
bamboo
Prior art date
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JP1995002052U
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Inventor
勝 石垣
忠弘 伊達
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Nippon Fine Chemical Co Ltd
Original Assignee
Nippon Fine Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】薬効を長時間持続保持できると共に外表面に手
が触れても臭いが付かず衛生的である。しかも使用後は
容易に焼却できる芳香消臭剤用容器及びその製品を提供
する。 【構成】芳香消臭性の液状薬剤を含浸保持するための容
器であって、該容器は天然竹から構成され、また該容器
にはその製品とするために、液状薬剤が予めあるいは使
用時に含浸保持される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は芳香消臭剤用容器及びその製品に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】
従来、芳香消臭容器としてプラスチック製、ガラス製及び陶器製のものが種々 提案されているが、それぞれ次のような問題点があった。
【0003】 〔プラスチック製〕 (イ)焼却は可能であるが、燃焼カロリーが高いので、消費者側での焼却は困難 である。
【0004】 (ロ)生分解されず、エコロジー面に問題がある。
【0005】 (ハ)自然感に欠ける。
【0006】 〔ガラス・陶器製〕 (ニ)不燃性であり、消費者側で処分できない。
【0007】 (ホ)割れ易い。
【0008】 (ヘ)自然感に欠ける。
【0009】 この場合、例えば容器を木製にすれば、上記問題点イ〜ヘは一応解消できるが 、木製の容器では、次の問題点がある。
【0010】 (ト)薬液を含浸させた場合、薬液の放散面が内、外全表面となり放散量が多く 、薬効の持続期間が短い。
【0011】 (チ)掃除などに際し、載置使用されている容器を手に持つと、臭いがつき、不 衛生感を与える虞れがある。
【0012】 (リ)木材の成長は数十年以上かかり、多量の木材を消費することは自然破壊の 恐れがある。
【0013】 本考案はこの様な従来の問題点を一掃することを目的としてなされたものであ る。
【0014】
【問題点を解消するための手段】
本考案者等は上記問題点を一掃するべく鋭意研究を重ねた結果、天然竹の容器 に薬液を入れるときは、該薬液は内表面から内部に浸透して行くが、この浸透は 外表面の固い外皮に阻まれて外表面までは殆んど到達することがないことを見い だし、茲に本考案を完成するに至ったものである。
【0015】 即ち本考案は、芳香消臭性の液状薬剤を含浸保持させるための容器であって、 容器主体は天然竹から構成されていることを特徴とする芳香消臭剤用容器及びそ の製品に係る。
【0016】
【作用】
本考案による容器を構成している天然竹の外皮は固く、従って該容器に含浸保 持される液状薬剤は容器の外表面側まで浸透して行くということがないから、該 薬剤の放散は主として内表面側に制限される。よって薬剤の放散量が抑制され徐 放性となり、薬効を長期間持続保持することが可能になる。さらに外表面に薬剤 が浸出することがないので、手をふれても臭いが付かず衛生的である。さらに、 竹は木に比較し成長が早く2〜4年で素材として使用可能であり、且つ適切な伐 採は竹の成長を促すため自然破壊の恐れがない。
【0017】
【実施例】
以下に本考案の1実施例を添付図面にもとづき説明すると次の通りである。
【0018】 図1は本考案による芳香消臭剤用容器を示し、容器主体1は天然の竹を所定長 さに裁断することにより得られる。竹はさらして使うと色の変化が少なく、外観 上、経時変化の少ない製品となる。
【0019】 容器主体1は、上端に斜め裁断された開口2を、下部に竹の節からなる底3を 、また底3より下方に竹の一般部からなる脚部4をそれぞれ備え、脚部4には、 外気を流通させるための通気口5が形成されている。また下端の切り口断面には 、含浸保持薬剤の滲出防止部6が設けられている。滲出防止部6は例えば2液硬 化型のエポキシ樹脂を塗布し硬化させることにより形成できる。
【0020】 容器主体1に液状薬剤7を含浸保持させるに際しては、図2に示すように容器 主体1内に液状薬剤7が入れられる。液状薬剤7は供給量などにもよるが通常は 1〜2週間程度でその全量が容器主体1に含浸保持される。
【0021】 液状薬剤の含浸保持に要する日数は、例えば容器主体1の内表面に切り傷、擦 過傷などの傷8を入れることにより数時間程度にまで短縮できる。
【0022】 容器主体1に液状薬剤を予め含浸保持させておく場合は、容器主体1は使用時 まで外袋(図示せず)内に封入して保存される。
【0023】 図3に示すように液状薬剤7を別容器例えば小袋9に封入しておけば、使用時 に液状薬剤を容器主体1に含浸保持させることができる。
【0024】 使用に際し、容器主体1に含浸保持された液状薬剤7の放散は、図4に示すよ うに主として容器主体1の内表面、断面及び節の底面から行われ、外表面からの 放散は殆ど行われない。これは容器主体1を構成している天然竹の外皮10が固 く、この外皮10が外表面側への液状薬剤の滲出を阻むためである。
【0025】 この様に液状薬剤の放散は主として容器主体1の内表面に制限されるので放散 量が抑制され徐放性となり、薬効を長期間に亘って持続保持することが可能にな る。
【0026】 さらに容器主体1の外表面から液状薬剤が滲出することがないので、外表面に 手を触れてもにおいが付くことがなく、衛生的である。
【0027】 容器主体1の口端の裁断面11には竹の内部組織が表れるので、放散面となる 。放散面拡大を目的として、図1に示すように斜め裁断することができる。
【0028】 液状薬剤は容器主体1の底3を浸透し脚部4にも含浸保持される。脚部4の内 表面より放散される薬剤成分を外部に放出するために、脚部4の側部に通気口5 を形成することができる。
【0029】 また液状薬剤の放散量の増大は、容器主体1の外皮の一部を剥ぎとることによ っても計ることができる。図1に於いて、12は外皮のはぎ取り部を示している 。
【0030】 容器主体1に含浸保持された液状薬剤は容器主体1の下端の切り口断面から滲 出することがあり、この滲出は、載置面に載置後を残す原因になることがある。 この様な問題を解消するために、容器主体1の下端の切り口断面に滲出防止部6 を設けることができる。
【0031】 液状薬剤としては芳香性及び/又は消臭性を有するものであれば特に制限され ず、この種用途に用いられている公知の各種の薬剤を用い得る。
【0032】
【考案の効果】 本考案によれば、次の効果が得られる。
【0033】 (a)天然竹の外皮により含浸薬剤の放散面積が制限されるので、放散量が抑制 され徐放性となり、薬効を長時間持続できる。
【0034】 (b)天然竹の外皮により含浸薬剤の外表面側への滲出が阻まれるので、使用時 に容器を手に持っても殆ど臭いが付くことがなく、消費者に不衛生感を与えるこ とがない。 (c)天然竹製であるので、自然感がありまた容易に焼却できる。
【0035】 (d)竹林の保護のために間伐が必要なので、安価に入手でき、また森林破壊に つながることもない。
【0036】 (e)廃棄した場合、自然に分解する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案による芳香消臭剤用容器の1例を示す
斜視図である。
【図2】 液状薬剤の含浸保持操作時の状況を示す縦断
面図である。
【図3】 液状薬剤の封入保存状況を示す一部切欠き斜
視図である。
【図4】 含浸保持液状薬剤の放散状況を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 容器主体 2 開口 3 底 4 脚部 5 通気口 6 滲出防止部 7 液状薬剤 8 傷 9 小袋 10 外皮 11 裁断面

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】芳香消臭性の液状薬剤を含浸保持させるた
    めの容器であって、容器主体は天然竹から構成されてい
    ることを特徴とする芳香消臭剤容器。
  2. 【請求項2】容器主体は筒状であって底部に竹の節から
    なる底を備えていることを特徴とする請求項1記載の容
    器。
  3. 【請求項3】容器主体の内表面の少なくとも一部に、切
    り傷、擦過傷などの傷が付けられていることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の容器。
  4. 【請求項4】容器主体の外表面の外皮の一部が剥がされ
    ていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに
    記載の容器。
  5. 【請求項5】容器主体の下端の切り口断面に液状薬剤の
    浸出防止部が設けられることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか1つに記載の容器。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか1つに記載されて
    いる容器に、液状薬剤が含浸保持されていることを特徴
    とするその製品。
  7. 【請求項7】請求項1〜5のいずれか1つに記載されて
    いる容器と、通常は別容器内に封入されていて用事に上
    記容器に含浸保持される液状薬剤とを備えていることを
    特徴とするその製品。
JP1995002052U 1994-06-15 1995-03-17 芳香消臭剤用容器及びその製品 Expired - Lifetime JP3026103U (ja)

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JP6-6979 1994-06-15
JP697994 1994-06-15
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04354385A (ja) * 1991-05-31 1992-12-08 Nec Corp 光半導体パッケージおよびこれを用いた光デバイス
JP2013017620A (ja) * 2011-07-11 2013-01-31 Miyo Yamauchi アロマオイル等芳香装置

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