JP3025922B2 - 防犯用センサの警報出力診断及び安全装置 - Google Patents

防犯用センサの警報出力診断及び安全装置

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JP3025922B2
JP3025922B2 JP3228811A JP22881191A JP3025922B2 JP 3025922 B2 JP3025922 B2 JP 3025922B2 JP 3228811 A JP3228811 A JP 3228811A JP 22881191 A JP22881191 A JP 22881191A JP 3025922 B2 JP3025922 B2 JP 3025922B2
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松田和久
村上孝久
鈴木敏伸
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竹中エンジニアリング株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防犯用センサの警報出
力診断及び安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在一般に、防犯用センサの警報信号の
発生装置としては無電圧リレー接点が用いられている
が、これには数mA〜数十mAの電流が流れる。したが
って、このような警報接点に過電圧が印加されたり、過
電流が流れたりすると、溶着又は焼損等による接点不良
となり、正常な警報出力が得られない場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような故障モード
が常閉型接点における接点溶着であれば、侵入物体の検
知時においても警報を発しない可能性があり、重大な問
題となる。
【0004】このような接点不良を防止するための一般
的な試みは、定格値以上の過電圧及び過電流が印加さ
れ、及び通電しないように保護回路を付加することであ
るが、この保護回路による防止には一定の限度があり、
完全を期すことは困難である。併せて、パッシブセンサ
の場合、接点動作音の小さいリレーが要求され、しかも
動作表示灯はリレーコイルの電圧印加状態により、接
点不良の有無に関わらず点灯するので、もともと小さな
接点動作音の消滅によって接点不良を発見することは困
難である。
【0005】また、警報接点は複数個が直列に接続され
る場合もあるため、接点と直列に計器用電圧降下素子
や、インピーダンスの大きな素子を接続できないこと、
及び施工の安全上、警報出力に極性をもたせるのが好ま
しくないこと等の要件が接点不良の防止及び発見を一層
困難にしている。そして、警報接点とセンサ電源(セン
サの内部回路)はもともと電気的に分離されているもの
であるため、リレー接点の溶着を検出するための検出手
段を設けることにより、センサの内部回路の動作がリレ
ー接点に流れる電流に影響を与えることがあってはなら
ない。
【0006】本発明は、以上の問題点を有する防犯用セ
ンサの警報接点の接点不良の発生を完全に検知し、さら
には、別に設けた緊急バックアップ用接点により警報を
出すことができる警報出力診断及び安全装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達するた
め、本発明は、検知素子からの出力信号を増幅及び判定
してリレーコイルを駆動し、警報器その他の防犯装置を
駆動する受信機のオン/オフ入力回路中のリレー接点を
開閉するようにした防犯用センサの中央処理回路におい
て、前記入力回路中に挿入された一次巻線、又は同回路
中の導線により提供される一次導体に関連して二次巻線
を装備するとともに、前記リレーコイルの駆動時におい
て、前記二次巻線に一次側のリレー接点の開閉にともな
う誘起電圧が発生するか否か監視するための回路部分を
設け、誘起電圧が発生しないときは、前記リレー接点の
異常事故であることを示す信号を発生するようにしたこ
とを特徴とする警報出力診断及び安全装置を構成したも
のである。
【0008】本発明はまた、前記リレー接点が警報時に
開放すべき常閉型の警報接点を構成する場合において、
前記入力回路中にこの警報接点と直列に常閉型の緊急バ
ックアップ接点を挿入し、前記回路部分が前記リレー接
点の異常事故を示す信号を発生したとき、この信号に応
答して前記バックアップ接点を開放するようにしたこと
を特徴とするものである。
【0009】
【作用】上記の構成において、防犯用センサの警報接点
は受信機の入力回路中に挿入され、常閉型の場合、常時
数mA〜数十mAの直流電流が流れるが、センサの侵入
物体検出時において、警報接点が開放すると、受信機部
からの電流が断続し、それによって尖鋭な微分波形が二
次巻線に誘起される。この場合、一次側及び相互インダ
クタンスの値が余り大きいと、接点動作により逆起電力
が発生するなどの不都合を生ずるが、充分小さい場合に
は、スパイク的に接点に流れようとする電流を抑止する
サージサプレッサの機能をも果たすものである。このよ
うにして前記警報接点用リレーコイルが駆動されると、
中央処理回路の前記回路部分は、二次巻線が一次側リレ
ー接点の開閉に伴う誘起電圧を誘起しているか否かを監
視し、前記のような微分パルスが発生するときは、接点
に異常が生じていないことを指示する。また、二次誘起
電圧が発生しないときは、警報接点の異常事項、すなわ
ち常閉型において溶着を生じたため、入力回路の直流連
続状態が変わらず、したがって、二次巻線には何等の電
圧も発生せず、このような状態を接点異常として容易に
検出及び指示するものである。
【0010】この接点異常の指示により、適当な異常警
報が発せられるが、本発明の第2の態様において、入力
回路中の緊急バックアップ用接点を開放することによ
り、侵入物体の存在を告げる警報を発することができ
る。
【0011】
【実施例】本発明の実施例は、図2及び図3に示されて
いるが、このような実施例が適用される従来のセンサ受
信機回路は図1に示す通りである。これらの図におい
て、受信機1は警報器その他の防犯装置を駆動するもの
であり、入力回路2において例えば数Ωの抵抗3と警報
信号発生器としてのリレー接点4が挿入されたものであ
る。本発明の基本的実施例によれば、受信機1の入力回
路2中には二次巻線付インダクタ5が挿入され、侵入物
体検出時における正常な接点4の開放があれば、その開
閉時のスパイク電圧によりインダクタ5の二次側に同様
なスパイク電圧が発生する。なお、インダクタ5を入力
回路2の導体の周囲に巻き付けた二次巻線のみで形成す
ることもできる。
【0012】図3に示すように、好ましい実施例におい
ては、中央処理回路(CPU)6を用いて前記インダク
タ5の二次誘起電圧を検出するようになっている。この
場合、インダクタ5の二次巻線電圧は波形整形器11を
介して中央処理回路6に供給される。侵入物体検知時に
おいて、接点4は中央処理回路6からの指令により導通
したトランジスタTrを介しリレーコイル7に電流を通
じることにより開放駆動されるものである。このような
コイル7の駆動時においても、接点4が開放しない場合
は接点4が明らかに溶着したものとして、中央処理回路
6から異常事態発生信号8が出力されるとともに、接点
4と同様な比較的大容量の緊急バックアップ用接点9の
ためのリレー回路10を駆動する。
【0013】図4は接点異常が発生していないときのイ
ンダクタ5の一次側電圧(a)、二次側電圧(b)、及
びその二次側電圧が波形整形器11を介して中央処理回
路6に送られる場合の整形波形(c)を示している。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上の通りに構成されたの
で、警報接点に異常が生じたか否かをその接点回路中に
実質的な電圧降下を生ずることなく検出し、かつその接
点不良をバックアップするために直列接続された別の接
点を開放することができる。このバックアップ用接点は
常時動作させる必要がないため、安価で接点容量が大き
いリレーを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】防犯用センサにおける従来の受信機入力回路を
示す回路図である。
【図2】本発明の基本的実施例における受信機入力回路
を示すものである。
【図3】本発明の好ましい実施例における受信機入力回
路及び警報出力診断及び安全装置の回路構成を示す図で
ある。
【図4】受信機入力回路に接続されたインダクタの一次
側、二次側、及び波形整形後の電圧波形を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 受信機 2 入力回路 3 抵抗 4 リレー接点 5 二次巻線付インダクタ 6 中央処理回路(CPU) 7 リレーコイル 8 異常事態発生信号 9 緊急バックアップ用接点 10 リレー回路 11 二次側電圧波形整形器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木敏伸 京都府京都市山科区北花山大林町60番地 の1 竹中エンジニアリング工業株式会 社内 (56)参考文献 特開 昭52−90298(JP,A) 実開 昭61−103794(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 23/00 - 31/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検知素子からの出力信号を増幅及び判定
    してリレーコイルを駆動し、警報器その他の防犯装置を
    駆動する受信機の数mA〜数十mAの直流電流が流れる
    オン/オフ入力回路中のリレー接点を開閉するようにし
    た防犯用センサの中央処理回路において、 前記入力回路中に挿入された接点にスパイク的に流れよ
    うとする電流を抑止する程度のインダクタンスを有した
    一次巻線、又は同回路中の導線により提供される一次導
    体に関連して二次巻線を装備するとともに、前記二次巻
    線に一次側のリレー接点の開閉にともなう誘起電圧が発
    生するか否か監視するための回路部分を設け、前記リレ
    ーコイルの駆動時に誘起電圧が発生しないときは、前記
    リレー接点の異常事故であることを示す信号を発生する
    ようにしたことを特徴とする警報出力診断及び安全装
    置。
  2. 【請求項2】 前記リレー接点が警報時に開放すべき常
    閉型の警報接点を構成する場合において、前記入力回路
    中にこの警報接点と直列に常閉型の緊急バックアップ接
    点を挿入し、前記回路部分が前記リレー接点の異常事故
    を示す信号を発生したとき、この信号に応答して前記バ
    ックアップ接点を開放するようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180135614A (ko) * 2017-06-13 2018-12-21 주식회사 엘지화학 소리 센서를 통한 컨텍터 진단 시스템 및 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180135614A (ko) * 2017-06-13 2018-12-21 주식회사 엘지화학 소리 센서를 통한 컨텍터 진단 시스템 및 방법
KR102170392B1 (ko) 2017-06-13 2020-10-27 주식회사 엘지화학 소리 센서를 통한 컨텍터 진단 시스템 및 방법

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