JP3025805U - ゲーム用駒 - Google Patents

ゲーム用駒

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JP3025805U JP1995014196U JP1419695U JP3025805U JP 3025805 U JP3025805 U JP 3025805U JP 1995014196 U JP1995014196 U JP 1995014196U JP 1419695 U JP1419695 U JP 1419695U JP 3025805 U JP3025805 U JP 3025805U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】用意する表駒と裏駒の総数が余り多くなくて
も、総数が多いゲーム用駒と同様にバライティに富んだ
ゲームを構成できるとともに、総数が比較的少なく駒の
保管やゲームの準備が煩わしく、ルールがむやみに複雑
化しないゲーム用駒の提供。 【解決手段】複数枚からなる表駒1と裏駒2とを、対戦
者の組数だけ揃えるもので、各表駒1は、表面3に各組
毎を区別する色または図柄5と、各組内で複数の種類を
示す色または図柄6とを有するとともに、裏面4に接合
・剥離用部7を形成し、他方各裏駒2は、表面8に該駒
2の前後関係を示す色または図柄10と、順列のある符
号11とを表示するとともに、裏面9に接合・剥離用部
12を形成し、上記表駒1と裏駒2とを任意の組み合わ
せで裏面4,9同士を接合して、ゲーム用駒Aとするも
の。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えば2人以上の参加者で多数枚の駒を取り合う駒取りゲームのよ うなゲームで用いるカード状のゲーム用駒に関するものである。
【0002】 多数枚のカード状の駒を取り合うゲームにおける駒に関しては、従来より各種 のものがある。例えば、従来広く知られている花札やトランプ・マージャン牌等 では、それらは表面の模様や数字だけを利用するものであったり、表および裏面 の模様や数字を利用するものである。
【0003】 また、近時次々と提案されるこの種のゲームにおける駒に関しても、上記従来 のものとほぼ同様であり、例えば特開平6−47125号公報に記載のものは、 少なくとも一対の対戦カードを有し、該一対の対戦カードには、それぞれ対応す る位置に透明表示枠部が形成され、且つ該透明表示枠部には任意の数の表示が色 の三原色を用いて表されているものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記の如く駒表面の模様や数字だけを利用したり、表および裏面の 模様や数字を利用するものでは、各ゲームにおいて各1枚の駒は1または2つの 模様や数字しか与えられておらず、そのため各駒は常に、1または2つの役割・ 意味しか有さない。
【0005】 したがって、それらの駒を用いて行えるゲームは比較的単純なものになってし まい、何回かのゲームをしている間に飽いてしまうことが少なくなかった。また それらの駒を用いてゲームにバラエティを持たすには、例えばトランプのカード が53枚を必要とするように、多種類・多数枚のものを用意しておく必要があっ た。
【0006】 本考案は、上記従来のゲーム用駒が有する欠点を解消しようとするもので、比 較的少ない種類・枚数でありながら、複雑でバラエティに富んだゲームも行える ようになるゲーム用駒を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るゲーム用駒Aは、 複数枚からなる表駒1と裏駒2とを、対戦者の組数だけ揃えるもので、 各表駒1は、表面3に各組毎を区別する色または図柄5と、各組内で複数の種 類を示す色または図柄6とを有するとともに、裏面4に接合・剥離用部7を形成 し、 他方各裏駒2は、表面8に順列のある符号11と、該駒2の前後関係を示す色 または図柄10とを表示するとともに、裏面9に接合・剥離用部12を形成し、 上記表駒1と裏駒2とを、任意の組み合わせで裏面4,9同士を接合してゲー ム用駒Aにするようにしたものである。
【0008】
【考案の実施の形態】
本考案に係るゲーム用駒Aは、上記の如く複数枚からなる表駒1と裏駒2を、 対戦者の組数だけ揃えておき、ゲーム開始時には表駒1と裏駒2の裏面4,9同 士で接合して、ゲーム用駒Aとするものである。
【0009】 上記の接合時に、1枚の表駒1と1枚の裏駒2とを接合して1枚のゲーム用駒 Aとする(図1ないし図3参照)の外に、1枚の表駒1と2枚以上の裏駒2とを 接合して1枚のゲーム用駒Aとしてもよいし(図17参照)、さらに図示は省略 するが、2枚以上の表駒1と1枚の裏駒2とを接合し、あるいは2枚以上の表駒 1と2枚以上の裏駒2とを接合してゲーム用駒Aとしてもよい。
【0010】 各表駒1や裏駒2の材質は、硬質の合成樹脂製板とすることが望ましく、例え ばフェノール樹脂,アクリル樹脂,ユリア樹脂,メラミン樹脂,あるいはその他 の樹脂で、着色や印刷などが容易なものを選択するのがよい。
【0011】 しかし合成樹脂製板に限らず、厚紙製や金属板製としてもよいが、接合・剥離 用部 7,12に磁石板を用いるなら、各駒1,2の金属板は非磁性体のものと する。また各表駒1や裏駒2はカード状のものでよいが、接合したものを剥離す る際に指が掛かり易い程度に厚みのあるものがよい。
【0012】 各表駒1の表面3で、対戦する各組毎を区別する色または図柄5とは、ゲーム で自他の駒ゲーム用Aを識別するためのものである。また各組内で複数の種類を 示す色または図柄6とは、裏駒2と任意に組み合わせることで、ゲーム用駒Aの 種類を増やし、ゲームに多様性を持たせるためのものであり、例えば各組内の表 駒1の一部で表面3の色や図柄を異にすればよい。なおここで図柄というのは、 後記の裏駒2の表面8の図柄と同様に、各種の図形や紋様を含むものとする(以 下同じ)。
【0013】 各裏駒2の表面8で該駒2の前後関係を示す色または図柄10とは、該裏駒2 が前向きになっているか、後向きになっているかを識別するためのものであり、 例えば該裏駒2の前半部と後半部とを濃淡が異なる色にしたり、例えば冠、鷲、 獅子または槍の図形の如く前・後の区別がある図形としておけばよい。また、各 裏駒2の表面8に表示した順列が明確な符号11とは、対戦時にいずれが強いか を与えるためのもので、例えばIや1から始まる2個以上の数字、あるいはAや aから始まる2個以上のアルファベットの如きものを指す。
【0014】 上記各表駒1および裏駒2の各裏面4,9には、両者1,2を任意の組み合わ せで接合・剥離ができるように、接合・剥離用部7,12を設けてある。該接合 ・剥離用部7,12としては、例えば一方の駒に磁石板を、他方の駒にそれで接 合される金属板を貼付するのがよいが、磁石板の貼付に代えて、例えば磁性塗料 を塗布したものでもよい。それに限らず、繰り返しの接合・剥離が容易に行える ものならば、例えば面接合テープ(ベルクロテープ,一般にマジックテープとも いう)、その他のものを用いてもよい。
【0015】 上記のように本考案に係るゲーム用駒Aは、複数枚の各表駒1は、表面3に各 組毎を区別する色または図柄5と、各組内で複数の種類を示す色または図柄6と を有し、表駒1と同数枚の各裏駒2にも、表面に該駒2の前後関係を示す色また は図柄10と、順列のある符号11とを有し、この表駒1と裏駒2とを1枚毎に あるいは2枚以上を各裏面の接合・剥離用部7,11により、任意の組み合わせ で接合してゲーム用駒Aとするものである。
【0016】 このように、表駒1の複数の種類と裏駒2の複数の種類とが任意に組み合わさ れることになり、ゲーム用駒Aには非常に多数の種類の組み合わせが成立するこ とになる。その結果、予め製造して用意する表駒1と裏駒2の総数はそれほど多 くなくても、総数が多いゲーム用駒と同様に実にバラエティに富んだゲームを構 成することができる。また表駒1と裏駒2の総数が比較的少なくなることで、駒 の保管やゲームの準備等が煩わしくならないし、ゲームがむやみに難しくなるこ とも少なくなる。
【0017】 なお、本考案に係るゲーム用駒Aは、現実に存在するゲーム用駒Aを対戦者に 配り、かつ現実に存在するゲームシート13上に配置して勝負をするものである が、同じような構成のゲーム用駒をコンピューター画面上のゲーム用駒として、 同じく画面上のゲームシート上で利用するようにすることも可能である。
【0018】
【実施例】
本考案に係るゲーム用駒は、大人が智恵を絞りながら行う複雑なゲームにも、 また子供が遊びながら行う簡単なゲームにも利用できるが、以下では説明の便宜 上シンプル化して、2人の対戦者が各10枚の表駒1と裏駒1とを所持して、例 えば図18で示したゲーム用シート13を用いてゲームを行う実施例を示す。
【0019】 各表駒1と裏駒2は、その材質を硬質のアクリル樹脂製とし、該各駒1,2を 平面図で見た形状は、ここではトランプカードの約2分の1の大きさの長方形状 としてあり、前後に50mm,左右に27mmで、厚みは3mm程度のものとし てある。
【0020】 各表駒1の表面3の各組毎を区別する色または図柄5としては、ここでは図示 で分かり易いように、一人がもつ10枚の表駒1の表面3は無地とし、他の一人 がもつ表駒1の表面に格子模様を表示したものとしている。また各組内の表駒1 に複数の種類を示す色または図柄6は、ここでは複数種類を2種類として、表駒 1の表面に☆印のあるものと無印のものとにしてある。
【0021】 他方、各裏駒2の表面8で該駒2の前後関係を示す色または図柄10は、ここ では皇帝を示す冠、親衛隊を示す双頭の鷲、騎馬兵を示す獅子、または兵隊を示 す槍の図形として、各裏駒2の表面8にはそのいずれかの図形を表示してある。 10枚の裏駒2の内、ここでは冠の図形を表示したものを1枚、双頭の鷲の図形 を表示したものを2枚、獅子の図形を表示したものを3枚、槍の図形を表示した ものを4枚としてある。
【0022】 また各裏駒2の表面8には順列が明確な符号11を表示してあるが、ここでは I、II、IIIまたはIVの数字を用いており、上記冠の図形を表示した駒に はIの数字を、双頭の鷲の図形を表示した駒にはIIの数字を、獅子の図形を表 示した駒にはIIIの数字を、そして槍の図形を表示した駒にはIVの数字を各 々表示してある。
【0023】 上記各表駒1および裏駒2の各裏面4,9には、接合・剥離用部7,12を設 けてあるが、ここでは各裏駒2の裏面9に薄い磁石板を貼付し、各表駒1の裏面 4に薄い鉄板を貼付してある。上記の如く対戦者の各組は、表駒1を10枚で2 種類、裏駒2を10枚で4種類のものを所持するようにしてある。今、各組の表 駒1が10枚の内で、☆印の付いたものを4枚、無印のものを6枚とした場合に は、表駒1と裏駒2とを1枚毎に任意に組み合わせて接合した場合に、計算上は 各組に合計20通りの組み合わせができることになる。
【0024】 上記の如く、ここでは2人の対戦者が各10枚の表駒1と裏駒2とをもち、1 枚の表駒1と1枚の裏駒2とを接合して1枚のゲーム用駒Aとして、図18で示 すようなゲームシート13を用いてゲームを行う場合を述べるが、以下に該ゲー ムシート13と若干のルールを説明しておく。
【0025】 即ち、該ゲームシート13には、二人の対戦者が対向するように、各自の陣地 が形成されており、中間位置に各自が二段の戦闘エリア14と、そこへ次の戦力 としてのゲーム用駒Aを補給する駒補給用エリア15と、各勝負毎で勝ったゲー ム用駒Aを置く得点エリア16とが表示されている。
【0026】 上記各戦闘エリア14には、横方向へI・II・III・IVと表示した4箇 所のブース17a,17b,17c,17dがあり、その前列は単独責任区画1 8で、その後列が連帯責任区画19としてある。前者18はそこにあるゲーム用 駒Aのみが責任を負って戦い、後者19は右側にある駒Aも連帯責任を負わされ る区画である。
【0027】 上記各戦闘エリア14後方の駒補給用エリア15は、三角形を多数個配列した 平面的なピラミッド状に形成してあり、上から一段目が戦闘エリア14のIのブ ース17aへゲーム用駒Aを補給可能な第1区画20a、二段目がIIのブース 17bへ駒Aを補給可能な第2区画20c、三段目がIIIのブース17cへ駒 Aを補給可能な第3区画20c、四段目がIVのブース17dへ駒Aを補給可能 な第4区画20dを設けてある。該駒補給用エリア15の4段の各区画20a、 20b,20c,20dからは、上記各ブース17a,17b,17c,17d へ駒Aを1枚ずつ供給可能であり、かつ該駒補給用エリア15で上段の区画の駒 Aが無くなれば、その下段の2枚の駒Aの内で1枚を放棄して、他の1枚を上段 の区画へ上げられるものとしてある。
【0028】 各陣地の得点エリア16は、勝った自分のゲーム用駒Aを移動させる場所であ り、I,II,III,IVと表示した4箇所の得点区画21a,21b,21 c,21dを設けてある。上記戦闘エリア14の単独責任区画18のいずれかの ブース17a,17b,17c,17dに置いた駒Aで勝てば、該駒Aの裏駒2 に表示された数字、例えば表示がIIであれば得点エリア16のIIの得点区画 21bへ、また連帯責任区画19のいずれかのブース17a,17b,17c, 17dに置いた駒Aで勝てばその数字、例えばIのブース17aで勝てばIの得 点区画21aへ移動させる。なおここでは、Iの得点区画21aに置かれた駒A に40点、同じくIIの得点区画21bでは30点、IIIの得点区画21cで は20点、IVの得点区画21dでは10点を獲得できるようにしてある。
【0029】 このゲームで勝負する際に、対戦者の各ゲーム用駒A相互間の勝負は、その裏 駒2の表面8の符号11の順列が上の方を下より強いものとし、ここでは表示さ れた数字のIがIIより、IIがIIIより、IIIがIVよりも強いものとし 、かつ上記数字が同じ場合は該裏駒2の前後関係を示す色または図柄10が正し く前を向いたものが後を向いた駒より強いものとし、例えば槍の図形なら槍が前 を向いた駒の方が後を向いた駒より強いものとしてある。
【0030】 但し、ゲームシート3との関係での強弱を、各ブース17a,17b,17c ,17dにおいてそこに示された数字、例えばIIIのブース17cでの勝負で あれば、該ブース17cに付された符号であるIIIの数字をもつゲーム用駒A が最強で、IやIIの駒Aより強いというルールにしてもよく、この場合は勝負 に一層バラエティ−を持たせることが可能となる。なお、勝負で負けた方または 引き分けの場合の各ゲーム用駒Aは、ゲーム用シート13外へ排除されるものと する。
【0031】 ゲーム開始に先立ち、各人は互いに相手方の各10枚の表駒1と裏駒2を受け 取り、相手に見えぬように10枚の裏駒2の表面を下にして任意に並べ、その上 から表駒1を表面が上面になるようにして載せる。これで、裏駒2の磁石板12 と表駒1の鉄板7とが接合して、表駒1と裏駒2とが合体したゲーム用駒Aが1 0枚出来上がるから、互いに相手側へ渡す。
【0032】 各人は受け取った自らの10枚の各ゲーム用駒Aを、各自の駒補給用エリア1 5の各段の各補給区画20a,20b,20c,20dへ、裏駒2を見ること無 く任意に選択して配置する。この際、最上段の補給区画20aには、必ず表駒1 に☆印の図柄6をもつゲーム用駒Aのいずれかを配置するものとする。
【0033】 その後に、第1区画20aの1枚のゲーム用駒Aを戦闘エリア14のIのブー ス17aへ、同様に第2区画20bの駒Aの1枚をIIのブース17bへ、第3 区画20cの駒Aの1枚をIIIのブース17cへ、第4区画20dの駒Aの1 枚をIVのブース17dへ各々移動させておく。
【0034】 この時点で各人は、自己の戦闘エリア14でI・II・III・IVの各ブー ス17a,17b,17c,17dに配置した各ゲーム駒Aを、相手側に判らぬ ように裏を向けて、各裏駒2に表示された数字11や図柄10の向きを確認し、 各ゲーム用駒Aの強弱を見極めておく。また各ブース17a,17b,17c, 17dの各ゲーム用駒Aは、全てを連帯責任区画19に置いたままでもよいが、 2枚までは単独責任区画18に置いてもよく、上記の裏駒2を見て確認した駒A の強弱に基づき作戦を立てる。これは、いずれの責任区画18,19に置くかに より、単独責任になるか連体責任になるか、また勝った場合の得点が裏駒2に表 示された数字によるか、各ブース17a17b,17c,17dに表示された数 字によるか等で差が出るからである。
【0035】 ゲームの開始は、対戦者が例えばジャンケンで先攻・後攻を決めた後、先攻者 がサイコロを振った出た目により、双方の戦闘エリア14のどのブース17a, 17b,17c,17dにあるゲーム用駒A同士で勝負するかを決める。例えば サイコロの目が1,2,3または4ならば、戦闘エリア14でその数に対応する I,II,IIIまたはIVのいずれかの表示があるブースに置いたゲーム用駒 A同士で勝負をすることになる。サイコロの目が5や6ならば、自分で任意にブ ースI,II,III,IVを選択できるものとし、またその時点でいずれの責 任区画18,19に置くかを決定して、そのブースにあるゲーム用駒A同士での 勝負となる。
【0036】 今仮に先攻者が振ったサイコロの目が2と出た場合には、各戦闘エリア14の IIのブース17bにあるゲーム用駒A同士での勝負となる。対戦者は同時に自 陣内のゲーム用駒Aを裏返しにし、相手の裏駒2の表面8の表示を確認する。例 えば先攻者のゲーム用駒Aの裏駒2の数字がIで、後攻者のAの裏駒2の数字が IIIであれば、先攻者が勝ちとなる。この際に、先攻者はそのゲーム用駒Aを 自己の得点エリア16へ移動させるが、どの得点区画になるかは、例えばその駒 Aが単独責任区画18で勝っておれば、裏駒2の数字11のIに対応するIの得 点区画21aへ移動させておく。
【0037】 上記の場合に、負けた後攻者はそのゲーム用駒Aをゲーム用シート13外へ排 除しておくが、もしその駒Aが連帯責任区画19に有り、かつその右側のIII またはIVのブース17c,17dの連帯責任区画19にもゲーム用駒Aがあれ ば、該駒駒Aも連帯責任でゲーム用シート13外へ取り除かれる。
【0038】 次は、後攻者は自己の作戦により、いずれかのブース17a,17b,17c ,17dを指定して、そこにあるゲーム用駒A同士の勝負となる。今、後攻者が Iのブース17aを指定した場合には、各Iのブース17aに置いたゲーム用駒 A同士での勝負となる。
【0039】 上記と同様に、各人が同時に自陣内のゲーム用駒Aを裏返しにし、相手方の裏 駒2の表面8の表示と比較する。例えば、後攻者のゲーム用駒Aの裏駒2の数字 11がIで、先攻者のゲーム用駒Aの裏駒2の数字11もIであれば、数字11 同士の間では引き分けであるが、各裏駒2の前後関係を示す図形10の向きが、 正しく前を向いている方が勝ちで、後を向いている方が負けとなる。
【0040】 この場合も、勝った方は自分のゲーム用駒Aを得点エリア16の得点区画21 へ移動させるが、その際に連帯責任区画18に置いたゲーム用駒Aで勝ったのな ら、その裏駒2に表示した数字11に対応するIの得点区画21aへ移動させる ことになる。このように、各ブース毎で対応するゲーム用駒A同士で勝負を行っ て、対戦者のいずれかが戦闘エリア14の全ブース17a,17b,17c,1 7dでゲーム用駒Aを終了させれば、第1回戦が終了したことになる。
【0041】 続いて第2回戦以降を行うが、それに先立って各対戦者は自陣の戦闘エリア1 5の各ブース17a,17b,17c,17dの全てにゲーム用駒Aが有るよう に、各自の駒補給エリア15の各段の補給区画20a,20b,20c,20d からゲーム用駒Aを1枚ずつ補給しておく。そして今度は先の後攻者が先攻者と なり、上記と同様に最初はサイコロの目によりいずれかのブースでのゲーム用駒 A同士で勝負を行い、勝った方が自己の得点エリア16に駒Aを増やしていく。
【0042】 何回戦かを終了後に、戦闘エリア14のいずれかのブースへ補給すべきゲーム 用駒Aが、それに対応する補給区画に存在しなくなった場合には、それより下段 の区画のゲーム用駒Aが2枚以上あれば、2枚の内の1枚を排除することを条件 として他の1枚を上段の区画へ上げ、そのゲーム用駒Aを戦闘エリア14で駒A の無いブースへ補給することが許される。
【0043】 上記の如く何回戦かを行った後、対戦者のどちらかが戦闘エリア14の各ブー スへゲーム用駒Aを補給できなくなった場合にこのゲームは終了し、その後に上 記得点エリア16の各得点区画21a,21b,21c,21dに与えられた得 点と駒Aの枚数との積で、総合点の多い方がこのゲームの勝利者となる。
【0044】
【考案の効果】
以上で明らかな如く、本考案に係るゲーム用駒によれば、予め製造して用意す る表駒と裏駒の総数はそれほど多くなくても、駒の総数が多いものと同様にバラ エティに富んだルールをもつゲームを構成できる。また表駒と裏駒の総数が比較 的少なくなることで、駒の保管やゲームの準備等が煩わしくならぬし、ゲームが むやみに難しくなることも少なくできる。
【0045】 即ち、従来のゲーム用駒は、例えば花札やトランプ等の如く表面に印刷された 色、数字あるいは図柄だけを利用するものや、マージャン牌の如くその表・裏面 に印刷または刻印された色、数字あるいは図柄等を利用するものであった。近時 提案されたゲームで用いる駒も、上記のものとほぼ同様であり、各駒・カードに 表示された色、数字あるいは図柄だけを利用するものである。そのため各駒は常 に、1または2つの役割・意味しか有さず、それらの駒を用いて行えるゲームは 比較的単純なもので、何回かのゲームをすれば飽いてしまうことも少なくなかっ た。反面、それらの駒でゲームにバラエティを持たすには、例えばトランプのカ ードが53枚を必要とする如く、多種類・多数枚のものを必要としている。
【0046】 これに対して本考案のゲーム用駒では、表駒を色または図柄で複数種類とする とともに、裏駒も符号および色または図柄で複数種類とし、かつそれらの裏面に 接合・剥離用部を設けることにより、各表駒と裏駒とを任意の組み合わせで接合 ・剥離可能としたものである。
【0047】 そのため、本考案のゲーム用駒によれば、上記の如く複数種類の各表駒と裏駒 とが接合されたゲーム用駒は、非常に多数の種類の組み合わせが成立することに なる。製造して用意する表駒と裏駒の総数はそれほど多くなくても、総数が多い ゲーム用駒の場合と同様にバラエティに富んだルールのゲームを構成することが できるようになる。また表駒と裏駒の総数が比較的少なくできることにより、駒 の保管やゲームの準備が煩わしくなることがなく、しかもルールがむやみに複雑 で理解し難いゲームになるようなことも無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るゲーム用駒の実施例で、1枚の表
駒と1枚の裏駒とを接合した場合であり、一方の組がも
つゲーム用駒の斜視図である。
【図2】図1で示したゲーム用駒を示す拡大縦断側面図
である。
【図3】図1で示したゲーム用駒を裏返しにした状態を
示す斜視図である。
【図4】図1で示したゲーム用駒の表駒の一つを示す斜
視図である。
【図5】他方の組がもつゲーム用駒の表駒を示す斜視図
である。
【図6】表駒を下方から見た状態を示す斜視図である。
【図7】図1で示したゲーム横駒の表駒を示す平面図で
ある。
【図8】図7で示した表駒と同じ組の他の表駒を示す平
面図である。
【図9】図5で示したゲーム用駒の他の組の表駒を示す
平面図である。
【図10】図9で示した表駒と同じ組の他の表駒を示す
平面図である。
【図11】図1で示したゲーム用駒の裏駒の一つを示す
斜視図である。
【図12】図11で示したゲーム駒の裏駒を下方から見
た状態を示す斜視図である。
【図13】図1で示したゲーム用駒の裏駒を示す平面図
である。
【図14】図1で示したゲーム用駒の他の裏駒を示す平
面図である。
【図15】図1で示したゲーム用駒の別の裏駒を示す平
面図である。
【図16】図1で示したゲーム用駒の更に別の裏駒を示
す平面図である。
【図17】1枚の表駒と2枚の裏駒とを接合した場合の
ゲーム用駒の斜視図である。
【図18】ゲーム用シートの実施例を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
A−ゲーム用駒 1−表駒 11−符号 18
−単独責任区画 2−裏駒 12−接合・剥離用部 19
−連帯責任区画 3−表面 13−ゲーム用シート 20
a−補給区画 4−裏面 14−戦闘エリア 20
b−補給区画 5−色または図柄 15−駒補給用エリア 20
c−補給区画 6−色または図柄 16−得点エリア 20
d−補給区画 7−接合・剥離用部 17a−ブース 21
a−得点区画 8−表面 17b−ブース 21
b−得点区画 9−裏面 17c−ブース 21
c−得点区画 10−色または図柄 17d−ブース 2
1d−得点区画

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚からなる表駒1と裏駒2とを、対戦
    者の組数だけ揃えるもので、 各表駒1は、表面3に各組毎を区別する色または図柄5
    と、各組内で複数の種類を示す色または図柄6とを有す
    るとともに、裏面4に接合・剥離用部7を形成し、 他方各裏駒2は、表面8に順列のある符号11と、該駒
    2の前後関係を示す色または図柄10とを表示するとと
    もに、裏面9に接合・剥離用部12を形成し、 上記表駒1と裏駒2とを、任意の組み合わせで裏面4,
    9同士を接合してゲーム用駒Aにするようにした、ゲー
    ム用駒。
  2. 【請求項2】1枚の表駒1と1枚の裏駒2とを接合して
    ゲーム用駒Aにするようにした、請求項1に記載のゲー
    ム用駒。
  3. 【請求項3】1枚の表駒1と2枚以上の裏駒2とを接合
    してゲーム用駒Aにするようにした、請求項1に記載の
    ゲーム用駒。
  4. 【請求項4】2枚以上の表駒1と1枚の裏駒2とを接合
    してゲーム用駒Aにするようにした、請求項1に記載の
    ゲーム用駒。
  5. 【請求項5】2枚以上の表駒1と2枚以上の裏駒2とを
    接合してゲーム用駒Aにするようにした、請求項1に記
    載のゲーム用駒。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8152637B2 (en) 2004-02-18 2012-04-10 Sony Computer Entertainment Inc. Image display system, information processing system, image processing system, and video game system

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