JP2003175145A - カードゲーム及びカードゲームのプレイ方法 - Google Patents

カードゲーム及びカードゲームのプレイ方法

Info

Publication number
JP2003175145A
JP2003175145A JP2001376512A JP2001376512A JP2003175145A JP 2003175145 A JP2003175145 A JP 2003175145A JP 2001376512 A JP2001376512 A JP 2001376512A JP 2001376512 A JP2001376512 A JP 2001376512A JP 2003175145 A JP2003175145 A JP 2003175145A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
cards
unit
player
displayed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001376512A
Other languages
English (en)
Inventor
Muneharu Samejima
宗治 鮫島
Toshiyuki Yagajo
利幸 谷ヶ城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konami Group Corp
Original Assignee
Konami Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konami Corp filed Critical Konami Corp
Priority to JP2001376512A priority Critical patent/JP2003175145A/ja
Publication of JP2003175145A publication Critical patent/JP2003175145A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Toys (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来よりも高い戦略性を必要とし、またゲー
ムの進行パターンが単純になることがなく、しかもコス
トの支払いのために特別なパーツを必要としないカード
ゲームを提供する。 【解決手段】 複数枚のテリトリカードTC及び複数枚
のユニットカードUC1及びUC2を含むすべてのカー
ドの表面に、視覚によって識別できる複数種類のシンボ
ルから選択された1以上のシンボルS1〜S3をそれぞ
れ表示する。カード存在条件は、一人のプレイヤの1枚
以上のユニットカードUC1及びUC2が1以上のカー
ド置き場に存在し得る条件として、そのユニットカード
UC1及びUC2に表示された1以上のシンボルS1及
びS2又はS2と同じシンボルが、カード置き場に存在
するそのプレイヤの1枚以上のテリトリカードTCに表
示されたシンボルに含まれていることである。そしてサ
ブセットを構成する複数枚のカードをコストの支払いに
用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カードゲーム及び
カードゲームのプレイ方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の5,6年間において、カードゲー
ムまたはカードゲームのプレイ方法に関する趣向性が高
まり、それに比して多種多様なカードゲーム及びそのプ
レイ方法が創作されている。例えば、米国特許第5,6
62,332号公報には、いわゆるトレーディングカー
ドゲームとそのプレイ方法の代表的な発明が開示されて
いる。また米国特許第6,170,829号公報には、
カードを用いて行うベースボールゲームの一例が開示さ
れている。
【0003】従来提案されているカードゲームやカード
ゲームのプレイ方法の多くは、プレイフィールドに出し
たカードの強さを比較して単純に勝敗を決めるものが多
い。またコストの支払いを条件にして、特別なカードの
表面に記載した効果を別のカードに付与してカードの強
さを増強するゲームも提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来公知
のカードゲームでは、対戦用のカードをプレイフィール
ド上に出す際の制約が殆どないか、または制約があって
も単純な制約であるために、ゲームの進行がワンパター
ンになりやすい問題があった。
【0005】また従来のカードゲームでは、特殊な効果
を発揮するカードを使用する際に必要とするコストの支
払いを、カード以外のパーツを用いて行っている。その
ためゲームで使用するパーツの種類及び数が多くなる問
題があった。
【0006】本発明の目的は、従来よりも高い戦略性を
必要とし、またゲームの進行パターンが単純になること
がないカードゲーム及びそのプレイ方法を提供すること
にある。
【0007】本発明の他の目的は、コストの支払いのた
めに特別なパーツを必要としないカードゲーム及びその
プレイ方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ルールに従っ
て二人以上のプレイヤでプレイするカードゲームを対象
とし、二人以上のプレイヤがそれぞれ使用する複数枚の
カードからなる2以上のデッキ(または山札)と、2以
上のデッキがそれぞれ配置される2以上のデッキ置き場
(または山札置き場)及び二人以上のプレイヤのために
それぞれ予め定められた複数のカード置き場からなる2
以上のカードエリアを少なくとも含むプレイフィールド
と、2以上のデッキからそれぞれ引かれた複数枚のカー
ドからなり、二人以上のプレイヤがそれぞれ使用する2
以上の手札と、2つのデッキからそれぞれ引かれた複数
枚のカードからなり、二人以上のプレイヤがそれぞれ使
用する2以上のサブセットとを備えている。
【0009】使用するプレイフィールドには、サブセッ
トが置かれるサブセット置き場と、使用済みのカードが
置かれる使用済みカード置き場とを更に含めてもよい。
またプレイフィールドは、1枚以上のシートの上にデッ
キ置き場、カード置き場、サブセット置き場及び使用済
みカード置き場を示すマークが表示された構造を有して
いるものを用いることができる。このようなプレイフィ
ールドを用いると、カードを置く位置が明確であるた
め、ゲームをスムーズに進めることができる。しかしプ
レイフィールドは、机または床等のカードが並べられる
手段の上にカードが並べられて実現される仮想のもので
あってもよいのは勿論である。更に2つのカードエリア
を、両エリアの間に位置する仮想線を中心にして対称に
なるようにそれぞれ構成すると、プレイフィールドの汎
用性が高くなる。
【0010】デッキ中の複数枚のカードには、カード置
き場に置かれてプレイヤが支配するカード置き場を確定
する複数枚のテリトリカードと、複数のカード置き場か
ら選択されたカード置き場に存在してカードの対戦に使
用される複数枚のユニットカードとが少なくとも含まれ
ている。なおデッキ中の複数枚のカードに含めることが
できるその他のカードとしては、例えば、テリトリカー
ド及びユニットカードの少なくとも一方に所定の効果を
付与するための複数枚の効果付与カードや、ルールのオ
プションを定める1枚以上のオプションカード等があ
る。
【0011】本発明では、少なくとも複数枚のテリトリ
カード及び複数枚のユニットカードの表面には、視覚に
よって識別できる複数種類のシンボルから選択された1
以上のシンボルをそれぞれ表示する。複数種類のシンボ
ルは、例えば、色の相違により種類の識別を可能に構成
することができる。色の相違は、直観的に判断できるた
め、ゲームの戦略を立てる際の判断を短縮化できる。シ
ンボルを図形のみ、または記号や文字のみで表示するこ
とも可能であり、この場合には図形の形状や記号の種類
を変えることにより、種類の識別を可能にすればよい。
【0012】そしてゲームのルールには、一人のプレイ
ヤの1枚以上のユニットカードがカード置き場に存在し
得る条件として、ユニットカードに表示された1以上の
シンボルと、1以上のカード置き場に存在するそのプレ
イヤの1枚以上のテリトリカードに表示された1以上の
シンボルとが所定の関係を満たしていなければならない
というカード存在条件が含まれている。このカード存在
条件を、より具体的なレベルで表現すると、一人のプレ
イヤの1枚以上のユニットカードが1以上のカード置き
場に存在し得る条件として、そのユニットカードに表示
された1以上のシンボルと同じシンボルが、1以上のカ
ード置き場に存在するそのプレイヤの1枚以上のテリト
リカードに表示された1以上のシンボルに含まれていな
ければならないということである。例えば、1枚のテリ
トリカードに同じ種類の2つのシンボルが表示されてい
る場合には、そのシンボルと同じ種類のシンボルがそれ
ぞれ1つずつ表示された複数枚のユニットカードをカー
ド置き場に存在させておくことができ同時に、同種類の
2つのシンボルが表示されたユニットカードをカード置
き場に存在させることができる。また1枚のテリトリカ
ードに3種類のシンボルが1つずつ表示されている場合
において、1枚のユニットカードにその3種類のシンボ
ルのうち2種類のシンボルが表示されているときには、
その1枚のユニットカードはカード置き場に存在し得
る。逆に1枚のユニットカードに3種類のシンボル(S
1,S2,S3)がそれぞれ1つずつ表示されている場
合には、カードエリアにそれぞれ3種類のシンボルを個
別に1つずつ有する3枚のテリトリカード(シンボルS
1が表示された1枚のテリトリカード、シンボルS2が
表示された1枚のテリトリカード、シンボルS3が表示
された1枚のテリトリカード)があれば、そのユニット
カードはカードエリアに存在し得るのである。本発明の
ように、テリトリカードの存在を条件として、ユニット
カードがカードエリアに存在し得るというカード存在条
件を用いると、ユニットカードをカードエリアに存在さ
せるため(相手のプレイヤのユニットカードをカードフ
ィールドから排除するため)に、テリトリカードに表示
されているシンボルとユニットカードに表示されている
シンボルを常に考慮する必要性が生じ、カードゲームを
行う場合に高い戦略性が必要になる。その結果、ゲーム
の進行パターンが豊富になるという利点が得られる。
【0013】なおこのシンボルを、効果付与カード、オ
プションカード等のその他のカードに表示してもよい。
すべてのカードに1以上のシンボルを表示すれば、効果
付与カードの使用にもテリトリカードの存在が必要にな
って、さらに高い戦略性が必要になり、ゲームの進行パ
ターンが更に豊富になる。
【0014】なおテリトリカードの表面には、1以上の
シンボルを複数箇所に表示するのが好ましい。このよう
にすればカードの一部を重ねても、シンボルの内容を確
認することが可能になるので、プレイフィールドの大き
さを大きくすることなく、スムーズにゲームを進行する
ことができる。
【0015】また複数枚のテリトリカード及び複数枚の
ユニットカードの表面には、手札からカードエリア上に
移行する等の行動に必要なコストがそれぞれ表示されて
いる。この行動には、例えば、テリトリカード及びユニ
ットカードが、複数のカード置き場を移動する場合が含
まれる。また複数枚のテリトリカードの表面には、既に
カード置き場に存在している他のテリトリカードと置換
されるのに必要とされるコストを表示することができ
る。さらに効果付与カードやオプションカードが使用さ
れる場合には、それらのカードの表面にもそれぞれのカ
ードの使用コストを表示してもよい。本発明において
は、サブセットを構成する複数枚のカードをコストの支
払いに用いる。このようにすれば、コストの支払いのた
めに特別なパーツを必要とすることがないため、部品点
数を少なくすることができる。
【0016】さらに複数枚のユニットカードの表面に
は、そのカードの攻撃力を数または量で示す攻撃力表示
とそのカードの守備力を数または量で示す守備力表示
と、対戦により負けた際に、相手プレイヤが取得するポ
イントを数または量で示すポイント表示がそれぞれ表示
するのが好ましい。このような表示をすれば、対戦時の
勝敗の結論を簡便に決定することができる。
【0017】すべてのカードにテキスト欄を設け、カー
ドが使用される際には、所定の条件下でテキスト欄に記
載の能力または効果を発揮させるようにすると、各カー
ドのテキスト欄の内容を考慮しなければならなくなり、
ゲームの難易度が上がるだけでなく、ゲームの面白さが
更に増大する。
【0018】上記カードゲームについての本発明のプレ
イ方法について説明する。本発明のプレイ方法では、ル
ールが、カード存在条件と、ゲーム進行条件と、自分の
ユニットカードと他人のユニットカードとの対戦条件
と、得点取得条件と、勝利条件とを少なくとも定めてい
る。ゲーム進行ステップでは、プレイヤが自分のターン
において、自分のデッキから複数枚のカードを引いて、
自分の手札を作るステップと、デッキから複数枚のカー
ドを引いて裏返しの状態にしてプレイフィールド上に置
くことにより自分で使用するサブセットを作るステップ
と、手札に含まれる複数枚のカードから選択した1枚の
カードを使用する際に、サブセットを構成する複数枚の
カードの所定枚数を自分のデッキに戻すことにより使用
するカードに記載されているコストを支払うステップと
を少なくとも実行する。これらのステップの実行によ
り、特別なパーツを用いることなくコストの支払いが可
能になる。なおゲーム進行ステップに、サブセットを構
成する複数枚のカードを所定枚数自分のデッキに戻すこ
とにより、デッキから新たなカードを手札に追加するス
テップを更に含んでもよい。このようにすると手札の内
容を増やすことができて、ゲームの進行のバリエーショ
ンを増やすことができるようになり、ゲームの面白さを
増大させることができる。
【0019】二人のプレイヤでプレイする場合において
は、特にゲーム進行条件に、二人のプレイヤが交互に行
うターンの手順を定める。このターンの手順では行動フ
ェイズ、補充フェイズ及び判定フェイズを順番に実行す
る。行動フェイズにおいては、初回に自分のデッキから
複数枚のカードを引いて自分の手札を作るステップと、
デッキから複数枚のカードを引いて裏返しの状態にして
プレイフィールド上に置くことにより自分で使用するサ
ブセットを作るステップと、手札に含まれる複数枚のカ
ードから選択した1枚のカードを使用する際に、サブセ
ットを構成する複数枚のカードを自分のデッキに戻すこ
とにより使用するカードに記載されているコストを支払
うステップと、サブセットを構成する複数枚のカードを
所定枚数自分のデッキに戻すことによりデッキから新た
なカードを手札に追加するステップと、対戦条件に基づ
く相手のプレイヤがカードエリアに置いているユニット
カードと自分のユニットカードとの対戦を行うステップ
とを少なくとも実行する。
【0020】また補充フェイズでは、予め定めたカード
補充調整基準に従ってデッキから手札にカードを補充す
るかまたは手札からから1枚以上のカードを捨てて手札
のカードの枚数を調整し、且つ得点取得条件に従って得
点を決定する。
【0021】更に判定フェイズでは、ターンの終了宣
言、勝利宣言または敗北宣言を行い、ターンの終了宣言
をした場合には自分のターンを終了し、勝利宣言をした
場合には、その後相手のプレイヤが行動フェイズ及び補
充フェイズを実行した後に、二人のプレイヤがそれぞれ
取得した総得点数及び勝利条件に基づいて勝者を判定
し、敗北宣言をした場合には、敗北宣言をしたプレイヤ
の敗北と判定する。
【0022】上述のように1ターンを定めると、ゲーム
の進行がスムーズになるだけでなく、ゲームの展開の意
外性を高めることができる。特に、判定フェイズで勝利
宣言をしたとしても、その後に相手のプレイヤがターン
を実行した結果、逆転になる可能性があり、ゲームの意
外性が高まる。
【0023】対戦条件は、例えば、一方のプレイヤのユ
ニットカードと他方のプレイヤのユニットカードとが同
じカード置き場に置かれたときに発生するものと定め
る。更に対戦条件は、一方のプレイヤのユニットカード
の守備力表示に表示されている守備力を示す数または量
から、他方のプレイヤのユニットカードの攻撃力を示す
数または量を引いた結果が、0以下になっていれば一方
のプレイヤのユニットカードの負けになるという比較判
断を行い、負けたユニットカードはカードエリアから除
去されるように定めることができる。この対戦条件によ
れば、ユニットカードの配置位置を変えて対戦開始を決
定するため、ユニットカードの配置位置もゲームの進行
に重要な意味を持つことになる。そのため更にゲームの
戦略性が要求されることになって、ゲームに対する興味
を増大させることができる。
【0024】また複数枚のユニットカードには、対戦中
にカードエリアに既に出ている自分のユニットカードと
一緒になって、対戦に参加できる特殊なユニットカード
を含め、複数枚の効果付与カードには、対戦中の自分の
ユニットカードの攻撃力及び守備力の少なくとも一方を
高める効果を付与する特殊な効果付与カードと、対戦相
手のユニットカードの攻撃力及び守備力の少なくとも一
方を低くする効果を付与する特殊な効果付与カードとを
含めることができる。この場合には、特殊なユニットカ
ードの守備力及び攻撃量と特殊な効果付与カードにより
付与された効果とを総合して比較判断を行う。このよう
な特殊なカードを用いるとゲームの展開と戦略のバリエ
ーションが増えて、プレイヤのゲームに対する興味を更
に高めることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明のカー
ドゲーム及びそのプレイ方法の実施の形態の一例を詳細
に説明する。図1は、二人でプレイするカードゲームの
実施の形態の一例の構成を示す図である。図1において
は、符号1で示した部材は、プレイフィールドである。
このプレイフィールド1は、2枚のプレイフィールド半
部3及び5が対向するように並べて構成されている。な
お2枚のプレイフィールド半部の構成は同じである。こ
の例では、印刷された紙等のシートによって各プレイフ
ィールド半部3及び5が構成されている。なお1枚のシ
ートによりプレイフィールドを構成してもよいのは勿論
である。プレイフィールド1上には、二人のプレイヤが
使用するデッキ7及び9がそれぞれ配置される2つのデ
ッキ置き場(または山札置き場)11及び13と、後述
する二人のプレイヤが使用するサブセットが置かれるサ
ブセット置き場15及び17と、ゲームで使用した使用
済みのカードが置かれる使用済みカード置き場19及び
21と、後述する得点に変わるチップが置かれるチップ
置き場23及び25と、7つのカード置き場27a〜2
7gから構成されるカードエリア27と、7つのカード
置き場29a〜29gから構成されるカードエリア29
とを備えている。なお2つのカードエリア27及び29
を構成するカード置き場27a〜27g及び29a〜2
9gは、両エリアの間に位置する仮想線PLを中心にし
て対称になるようにそれぞれ構成配置されている。具体
的には正6角形の角部に6個のカード置き場が配置さ
れ、その中心に1つのカード置き場が配置された配置パ
ターンで、7つのカード置き場27a〜27g及び29
a〜29gが配置されている。この例では、各カード置
き場の形状は、それぞれ正6角形である。なおカードエ
リア27及び29を構成するカード置き場の形状及び複
数のカード置き場の配置は任意である。図2(A)〜
(D)には、この実施の形態のように、プレイフィール
ド101〜401の仮想線PLに対して対称に配置され
る複数のカード置き場127〜429の変形例が示され
ている。
【0026】二人のプレイヤがそれぞれ使用する複数枚
のカードCからなる2つのデッキ(または山札)7及び
9は、ゲーム開始前に十分にシャッフルされた後、デッ
キ置き場11及び13に置かれる。デッキ7及び9は、
例えば40枚の各種のカードから構成される。この例で
は、二人のプレイヤが使用するデッキを構成するカード
の枚数は同じである。1つのデッキ中に同じカードが複
数枚含まれていてもよい。また二人のプレイヤが使用す
るデッキを構成する複数枚のカードの内容は、同じでも
よいが、それぞれ異なっていてもよい。この実施の形態
では、二人のプレイヤがそれぞれ使用するデッキを構成
する複数枚のカードの内容は異なっている。
【0027】サブセット18は、デッキ7及び9からそ
れぞれ引かれた複数枚のカードから構成されている。本
実施の形態では、後述する1回のターンで自分のデッキ
から5枚のカードを引いて、各サブセットが形成する。
なお本実施の形態では、サブセットを構成するカードの
枚数は、予め定めた枚数(この例では10枚)を超える
ことができないものとルールが定められている。サブセ
ットを構成する複数枚のカードCは、裏返しの状態でプ
レイフィールド1上に並べられている。
【0028】符号31及び33は、各プレイヤの手札を
示している。これらの手札31及び33は、各プレイヤ
のターンにおいて各プレイヤが自分のデッキ7又は9か
ら引いた5枚のカードから構成されている。後述するよ
うに、自分のターンの間においては、コストを支払うこ
とにより手札のカードを増やすことができる。しかしタ
ーンが終了する際には、手札のカードの枚数は5枚に制
限または調整される。
【0029】この実施の形態では、デッキ7及び9中の
複数枚のカードCには、カード置き場27a〜27gま
たは29a〜29gに置かれてプレイヤが支配するカー
ド置き場を確定するまたは支配する(相手のプレイヤの
テリトリカードが置かれないようにする)複数枚のテリ
トリカードTCと、複数のカード置き場から選択された
カード置き場に存在してカードの対戦に使用される複数
枚のユニットカードUCと、テリトリカードTC及びユ
ニットカードUCの少なくとも一方に所定の効果を付与
するための複数枚の効果付与カード(またはフォースカ
ード)ECや、ルールのオプションを定める1枚以上の
オプションカードOCが含まれている。なお本発明では
テリトリカードTC及びユニットカードUCは、必須の
カードである。その他のカードは任意のカードであり、
この実施の形態で使用する種類以外の他の種類のカード
が用いられてもよい。
【0030】図3は、テリトリカードTCの一例の表面
の表示を示している。テリトリカードTCの表面には、
カードの愛称を記載する愛称欄41と、カードのタイプ
または属性を色の相違で示すタイプ表示欄42と、カー
ドのキャラクタを示すキャラクタ欄43と、カードの種
類名称を記載する種類名称欄44と、カードの価値を示
すカード価値表示欄45と、カードの能力、効果等が記
載されるテキスト欄46と、後述するシンボル(S1,
S2)が表示されるシンボル表示欄47と、手札からプ
レイフィールド上にカードを出す場合に必要とされるコ
ストが表示される第1のコスト表示欄48と、既にプレ
イフィールド上に置かれているテリトリカードと置き換
える際に必要とされるコストが表示される第2のコスト
表示欄49とから構成される。なおこのテリトリカード
TCには、前述のシンボルが(S1,S2)が、3つの
欄41,47及び47にも表示されている。テキスト欄
46には「同一のカード置き場の赤色のユニットには守
備力(DF)を1加える」と記載されている。この能力
は、ユニットカードがこのテリトリカードの上に存在し
ていることにより得られるものであり、特に後述するコ
ストの支払いを必要としない。コストが必要であること
が記載されている場合には、そのコストを支払って能力
を発揮させる。なおその他のテリトリカードには、「こ
のカード置き場上のユニットの支配者は、補充フェイズ
に1枚引く。」、「このカード置き場上のユニットの支
配者は、補充フェイズに1ポイント得る。」、「このカ
ード置き場上の相手プレイヤのユニットを破壊す
る。」、「ユニットは、このカード置き場に転移できな
い。」、「このカード置き場上の戦闘中、どのプレイヤ
ーも援軍を使用できない。」、「このカード置き場にあ
るユニットは、テキスト欄を空白として扱う。」等の能
力が記載されている。
【0031】図4はユニットカードUCの一例の表面の
表示を示している。このカードの表面に表示された複数
の欄51〜57は、図3に示したテリトリカードTCの
欄41〜47と同じであるため、説明は省略する。この
カードでは、特にコスト表示欄が第1〜第3のコスト表
示欄58a〜58cによって構成されている。
【0032】第1のコスト表示欄(M)58aは、カー
ド置き場にあるユニットカードを隣接する他のカード置
き場に移動させる場合に必要とされるコストを示してい
る。なおこの例では、ルールが隣接するカード置き場に
しかユニットカードを移動することができないことを規
定している。また第2のコスト欄(T)58bは、自分
のカードエリアのカード置き場から相手のプレイヤのカ
ードエリアのカード置き場にカードを転移させる場合に
必要とされるコストが示されている。ルールでは、自分
のユニットカードが、図1に示す自分のカードエリアの
1番の数字が記載されたカード置き場に置かれている場
合に、相手のカードエリアの1番にそのユニットカード
を転移できることを定めている。このような転移を許容
するために、この実施の形態では、2つのカードエリア
27及び29中のカード置き場27a〜27g及び29
a〜29gを仮想線に対して対称に配置している。なお
この実施の形態では、相手のカードエリアの特定のカー
ド置き場に相手のテリトリカードのみが存在している場
合には、その相手のカード置き場へのユニットカードの
転移ができないことをルールが定めている。第3のコス
ト欄58cには、手札からプレイフィールド上にカード
を出す場合に必要とされるコストが表示されている。ま
た第1の対戦能力欄59aは、このカードの攻撃力を数
または量で示す攻撃力表示欄であり、第2の対戦能力欄
59bはこのカードの守備力を数または量で示す守備力
表示欄であり、第3の対戦能力欄59cは、後述する対
戦により負けた際に、相手プレイヤが取得するポイント
を数または量で示すポイント表示欄である。この実施の
形態では、各表示欄には、数字を記載してそれぞれの能
力の大きさを示している。なお特定のマークの数により
(量)により、それぞれの能力の大きさを表示するよう
にしてもよいのは勿論である。なおこのカードのテキス
ト欄には、「援軍、侵略を受けた戦闘に参加した場合、
ターン終了時までこのユニットはAT+1/DF+1」
との能力が記載されている。AT+1とは、攻撃力を1
点追加することを意味し、DF+1とは守備力を1点追
加することを意味する。「援軍」の表示があるユニット
カードは、対戦中に自分のユニットカードを助けるため
にコストを支払うことにより使用できるものである。そ
の他のユニットカードのテキスト欄には、「このユニッ
トが敵軍エリアにいる場合、補充フェイズに更に1ポイ
ント得る。」、「戦闘に参加した場合、このカード置き
場上の全ユニットを破壊する。」、「このカード置き場
のユニットが移動/転移を行うたびに、目標のユニット
1体に1点のダメージを与える。」、「このユニット
は、他のカードの目標にならない。」等の能力または効
果が記載されている。
【0033】図5は、効果付与カード(またはフォース
カード)の一例の表面の表示を示している。このカード
の表面に表示された複数の欄61〜67は、図3に示し
たテリトリカードTCの欄41〜47と同じであるた
め、詳細な説明は省略する。このカードでは、対戦の途
中に様々な効果を発動させる際に必要とされるコストを
コスト表示欄68に示している。このテキスト欄66に
は、自分または相手プレイヤのテリトリカード及びユニ
ットカードの少なくとも一方に付与する所定の効果が記
載されている。特にこのカードには「干渉」と記載され
ており、この「干渉」と記載されているカードは相手の
ターンにおける対戦中に使用できるカードであることを
意味している。その他の効果発揮カードのテキスト欄に
は、例えば「干渉:目標の自軍のユニットカード1体
か、目標の自軍のテリトリカード1枚を所有者の手札に
戻す。」、「目標のプレイヤが支配するユニットカード
は、次の目標のプレイヤのターン終了時まで、移動コス
ト+1/転移コスト+1。この効果は、このカードを使
用した後にエリアに出たユニットカードにも及ぶ。」、
「目標のユニットカード1体は、ターン終了時まで、
「AT5/DF1」とする。」等の効果が記載されてい
る。
【0034】図6は、オプションカード(またはフォー
スカード)の一例の表面の表示を示している。このカー
ドの表面に表示された複数の欄71〜78は、図5に示
した効果付与カード(フォースカード)ECの欄61〜
68と同じであり。複数の欄79a〜79cは図4の欄
59a〜59cと同じであるため、詳細な説明は省略す
る。このテキスト欄76には、「装備したユニットに以
下の能力を与える。[VP+3]」と記載されている。
ここでVP+3とは、得点を3点加算すること意味す
る。
【0035】その他のオプションカードのテキスト欄に
は、例えば「装備したユニットに以下の能力を与える。
[移動/転移不可]」、「このユニットが破壊したユニ
ットは得点を0とする」、「他のカードの目標にならな
い」、「このカードが置かれたカード置き場上のテリト
リカードはサポートを発生しなくなり、テキスト欄を空
白として扱う。」、「このカードが置かれたカード置き
場上のテリトリカードは破壊される。」等のオプション
内容が記載されている。
【0036】図7(A)乃至(C)は、得点の計算に用
いられるチップ24の一例を示したものであり、(A)
乃至(C)は、それぞれ1点、5点、10点の得点を示
すために用いられるチップである。これらのチップ24
は、得点を得た段階で、各プレイヤのチップ置き場23
及び25に置かれる。このゲームでは、ゲームの進行課
程においては、得点を貯めていくようにルールが定めら
れている。また図8(A)乃至(D)は、対戦時に発生
するダメージを示すために用いられるチップの例であ
る。効果付与カードの使用等により守備力が増加した場
合には、図8(A)及び(B)のプラスのチップ24が
ユニットカードの上に置かれ、対戦により守備力が低下
した場合には、その低下した分を示すために図8(C)
及び(D)に示したマイナスのチップ24がユニットカ
ードの上に置かれる。なおこのような専用のチップを用
意せずに、コイン等のチップを適宜に使用してもよいの
は勿論である。
【0037】各カードの表面に表示したシンボルS1〜
S4について説明する。この実施の形態では、丸図形の
内部の色を変えて、シンボルの種類が識別できるように
なっている。本発明のカードゲームのルールには、一人
のプレイヤの1枚以上のユニットカードがカード置き場
に存在し得る条件として、ユニットカードに表示された
1以上のシンボルと、1以上のカード置き場に存在する
そのプレイヤの1枚以上のテリトリカードに表示された
1以上のシンボルとが所定の関係を満たしていなければ
ならないというカード存在条件が含まれている。このカ
ード存在条件を、より具体的なレベルで表現すると、一
人のプレイヤの1枚以上のユニットカードが1以上のカ
ード置き場に存在し得る条件として、そのユニットカー
ドに表示された1以上のシンボルと同じシンボルが、1
以上のカード置き場に存在するそのプレイヤの1枚以上
のテリトリカードに表示された1以上のシンボルに含ま
れていなければならないということである。このようシ
ルールを分かり易くするために、テリトリカードのシン
ボルの上には、テリトリカードがユニットカードの存在
をサポートすることを示す目的で「サポート」と記載し
ており、またその他のカードにはテリトリカードのシン
ボルによって存在がサポートされることを示す目的で
「ホールド」と記載してある。
【0038】例えば、プレイフィールド上に存在する自
分の1枚のテリトリカードに同じ種類の2つのシンボル
S1及びS2が表示されている場合には、シンボルS1
が表示された1枚のユニットカードとシンボルS2が表
示された別の1枚のユニットカードをプレイフィールド
上に存在させておくことができ、加えて同じ種類の2つ
のシンボルS1及びS2が表示された別の1枚のユニッ
トカードをプレイフィールド上に存在させておくことも
できる。
【0039】る。また、効果付与カードECまたはオプ
ションカードOCを使用する場合にも、同じカード存在
条件が適用される。したがってプレイフィールド上にあ
る1枚のテリトリカードに同じ種類の2つのシンボルS
1及びS2が表示されている場合には、シンボルS1が
表示された1枚の効果付与カードとシンボルS2が表示
された1枚のオプションカードを使用することができ
る。実際には、効果付与カード及びオプションカードは
対象となるユニットカードの上に重ねて配置される。こ
のようにテリトリカードの存在を条件として、ユニット
カードを含むすべてのカードをカードエリアに存在させ
ることができるというカード存在条件を用いると、ユニ
ットカード等をカードエリアに存在させるため(相手の
プレイヤのユニットカードをカードフィールドから排除
するため)に、テリトリカードに表示されているシンボ
ルとユニットカードに表示されているシンボルを常に考
慮する必要性が生じ、カードゲームを行う場合に高い戦
略性が必要になる。その結果、ゲームの進行パターンが
豊富になるという利点が得られる。
【0040】次に本発明のカードゲームのプレイ方法に
ついて説明する。本発明のプレイ方法では、ルールが、
前述のカード存在条件と、ゲーム進行条件と、自分のユ
ニットカードと他人のユニットカードとの対戦条件と、
得点取得条件と、勝利条件とを少なくとも定めている。
図9は、ルールに従って進められるゲームの前準備とタ
ーンを含む進行フローの内容を示している。対戦開始準
備ステップST1では、図1に示すように、プレイフィ
ールド1上にそれぞれデッキ7及び9を用意する。そし
てジャンケン等により先攻と後攻とを決める。なおルー
ルの得点取得条件は、後攻が不利であることを考慮し
て、後攻のプレイヤに得点2ポイント(2VP)を予め
付与することを定めている。なおルールは、このゲーム
において下記表1に定めた得点取得条件の一例に従っ
て、各プレイヤが得点(VP)を取得することを定めて
いる。
【0041】
【表1】 最初のプレイヤは、自分のターンのステップST2を実
行する。以下の説明においては、デッキ9を使用するプ
レイヤが先攻で、デッキ7を使用するプレイヤが後攻で
あるものとする。1回のターンでは、行動フェイズP
1、補充フェイズP2及び判定フェイズP3を順番に実
行する。行動フェイズP1においては、先攻のプレイヤ
は、初回に自分のデッキ9から5枚のカードを引いて自
分の手札を作るステップと、デッキ9から5枚のカード
を引いて裏返しの状態にしてサブセット置き場17上に
置くことにより自分で使用するサブセット18を作るス
テップを実行する。手札31に含まれる5枚のカードか
ら選択した1枚のカードをプレイフィールド上の出すま
たは各カードのテキスト欄に記載の効果を発揮させる際
には、サブセット18を構成する複数枚のカードを自分
のデッキに戻すことにより使用するカードに記載されて
いるコストを支払う。この実施の形態では、このように
してコストを支払うことを、アクションポイントの消費
(APの消費)と言う。ルールは、この行動フェイズP
1においてプレイヤが行えるアクションポイントの消費
の例を下記表2に示すように定めている。表2におい
て、「1AP消費の行動」とは、図12に示したよう
に、サブセット18のカードを1枚デッキ9に戻して
(コストを支払って)行う行動を意味し、「nAP消費
の行動」とは、サブセット18のカードをn枚デッキ9
に戻して(コストを支払って)行う行動を意味する。
【0042】
【表2】 図10は、デッキ9を使用する一方のプレイヤが、表2
の定めに従ってアクションポイントを消費しながら行っ
た行動フェイズP1の途中の状態を示している。この例
では、デッキ7を使用する他方のプレイヤは、まだデッ
キ7をデッキ置き場11に置いているだけである。図1
1は、図10の要部を拡大して、しかも理解しやすいよ
うにカードの表面の表示を簡略化したものである。以下
の説明では、手札31内に1枚のテリトリカードTC
と、2枚のユニットカードUC1及びUC2が含まれて
いるものと仮定する。図11に示される状態まで進行す
るためには、最初に所定のアクションポイントを消費し
て(サブセット18からカードをデッキ9に戻すことに
よりコストを支払って)、テリトリカードTCをプレイ
フィールド上の選択したカード置き場29dに置く。そ
して更に必要なアクションポイントの消費をして、ユニ
ットカードUC1及びUC2をカード置き場29aとカ
ード置き場29fとに置く。この状態では、テリトリカ
ードTCには、サポートとして3種類のシンボルS1〜
S3が表示されている。ユニットカードUC1上には、
ホールドとして2つのシンボルS1及びS2が表示され
ている。ユニットカードUC1の2種類のシンボルS1
及びS2がテリトリカードの3種類のシンボルに含まれ
るものと同じであるため、ユニットカードUC1は、カ
ード置き場29a上に存在し得る。またユニットカード
UC2上には、ホールドとして1つのシンボルS2が表
示されている。ユニットカードUC2の1種類のシンボ
ルS2がテリトリカードの3種類のシンボルに含まれる
ものと同じであるため、ユニットカードUC2も、カー
ド置き場29f上に存在し得る。もし相手プレイヤから
の攻撃で、テリトリカードTCのシンボルが無いものと
擬制されたり、または対戦の結果としてテリトリカード
TCがプレイフィールドから除去されると、ユニットカ
ードUC1及びUC2は、サポートを失うため、プレイ
フィールドから除去されて使用済みカード置き場へと移
されることになる。この状態で、プレイフィールド上の
カード及び手札に残っているカードにアクションポイン
トの消費の行動を行わせる必要が無ければ、行動フェイ
ズP1を終了して補充フェイズP2に移行する。なお今
回のターンで使用しなかったサブセット18のカード
は、次回のターンまで繰り越すことができる。ただし、
サブセットを構成するカードの枚数が10枚を超えた場
合には、後の補充フェーズにおいて余分なカードはデッ
キに戻される。
【0043】なおルールは、自分の行動フェイズP1に
おいて、自分のテリトリカードはコストをテキスト欄に
記載のコストを支払うことにより自分のカードエリア内
で移動できることを定めている。またルールは、自分の
行動フェイズP1において、ユニットカードをコストを
支払うことによりカードエリアのカード置き場上に出す
(置く)ことを認める。なお既に自分のユニットカード
が置かれているカード置き場には、新たなユニットカー
ドを出すことはできない。なお相手のユニットカードが
置かれている自分のカード置き場に、新たなユニットカ
ードを置いて対戦状態にすることは可能である。
【0044】補充フェイズP2では、後述する対戦で発
生したダメージ(対戦により守備力が減少しているこ
と)を回復し、予め定めたカード補充調整基準に従って
デッキから手札にカードを補充するかまたは手札からか
ら1枚以上のカードを捨てて手札のカードの枚数を調整
し、且つ前記表1の得点取得条件に従って得点を決定す
る。ルールは、この補充フェイズP2において、このタ
ーン中に受けたダメージを取り除くすなわち各ユニット
カードの守備力を表示する数を最初の状態に戻すことを
定めている。カード補充調整基準では、自分のカードエ
リア29にある自分のユニットカードUCのカード枚数
分(この例では2枚)のカードをデッキ9から引いて手
札31に含め、次に自分の手札31のカードが5枚以上
であれば、手札が5枚になるように任意のカードを手札
から使用済みカード置き場21に捨てる。これによって
次のターンのために、手札の枚数が調整される。表1の
得点取得条件に従って得た、得点に相当するチップ24
をチップ置き場25におく。
【0045】次に判定フェイズP3へと進む。判定フェ
イズP3では、ターンの終了宣言、勝利宣言または敗北
宣言を行う。ターンの終了宣言をした場合には自分のタ
ーンを終了し、相手のターンが始まる(ステップST
3)。勝利宣言をした場合には、その後相手のプレイヤ
が行動フェイズ及び補充フェイズを実行した後に、二人
のプレイヤがそれぞれ取得した総得点数及び勝利条件に
基づいて勝者を判定する。更に、敗北宣言をした場合に
は、敗北宣言をしたプレイヤの敗北と判定し、ゲームは
即座に停止される。
【0046】この例の状態では、ターンの終了宣言が行
われ、相手プレイヤのターンが行われるものとする。相
手のターンでは、上記と同様の動作が実行される。以後
交互に自分と相手のターンが繰り返される。図13は、
デッキ9を使用するプレイヤ側から対戦を仕掛ける(侵
略する)場合のカードの状態を示している。なお逆向き
に表示されているTC´は相手プレイヤのテリトリカー
ドであり、また逆向きに表示されているU´1及びU´
2は相手プレイヤのユニットカードである。対戦は自分
のユニットカードと相手のユニットカードとが重なった
場合に発生する。カードの移動(隣接するカードに移行
すること)によっても、転移(自分のカードエリアのカ
ード置き場から仮想線PLを挟んで対称な位置にある相
手のカード置き場に移行すること;例えば自分のカード
エリアにある「カード置き場7」にあるカードを、相手
のカードエリアにある「カード置き場7」に移行するこ
と)によっても、相手のユニットカードに自分のユニッ
トカードを重ねることができる。
【0047】図13の状態で、自分のユニットカードU
1をアクションポイントの消費(コストの支払い)を行
って、転移させて相手のユニットカードU´2が位置す
るカード置き場に重ねて、対戦が始まったものと仮定す
る。図14は、この仮想の対戦状態における両者のユニ
ットカードを表示している。対戦では、図15に示すス
テップを順番に実行する。最初に援軍・干渉使用ステッ
プST11を実行する。援軍・干渉使用ステップST1
1では、図4に示すような「援軍」と書かれた自分のユ
ニットカードを対戦中の自分のユニットカードの上に重
ねて出したり、図5に示すような「干渉」と書かれた自
分の効果付与カードを相手のユニットカードのに重ねて
出すことができる。図14の状態では、相手のユニット
カードU´2は、攻撃力を示す数が2で、守備力を示す
数が3であり、これらの数はいずれもユニットカードU
1の攻撃力を示す数4及び守備力を示す数4よりも小さ
い。ルールは、自分の守備力を示す数から相手の攻撃力
を示す数を引いた値が0以下になると、そのユニットカ
ードはード置き場に存在し得なくなることを定めてい
る。そのためこのままでは、ユニットカードU´2は、
カード置き場に存在できない。もし何もしなければ、相
手に得点2VPポイントを獲得させた上で、ユニットカ
ードU´2は使用済みカード置き場に移行されることに
なる。そこで援軍・干渉使用ステップST11で、自分
の手札に「援軍」または「干渉」と書かれたカードがあ
れば、必要なコストを支払って、対戦中の自分のユニッ
トの上に重ねられる。このようにカードを重ねることを
カードのスタックと言う。図16は、援軍・干渉使用ス
テップST11で、援軍のユニットカードU´3が出さ
れた状態を示している。
【0048】援軍・干渉使用ステップST11が終了す
ると、ダメージ適用ステップST12に進む。ダメージ
適用ステップST12では、重ねられたカードのダメー
ジの計算が行われる。図17(A)は、図16の状態の
各カードの攻撃力を示す数ATと守備力を示す数DFの
関係を示している。この実施の形態のルールでは、複数
枚のカードが重ねられた場合に次のように各カードの能
力を解釈する。すなわち図18(A)に示すように、あ
るスタック上にプレイヤAのカードが重ねられた後、図
18(B)のようにその上に更にプレイヤBのカードが
重ねられた場合には、図18(C)のように上側に位置
するプレイヤBのカードから能力を解釈し、次に下側に
位置するプレイヤAのカードの能力を解釈する。
【0049】なおカードを重ねる優先権は、最初の段階
では、そのターンのプレイヤにある。そのプレイヤが権
利の放棄を宣言した後に、相手のプレイヤがカードを重
ねる権利を持つ。その後相のプレイヤが権利を放棄した
場合には、再び最初のプレイヤに権利が移る。
【0050】この基準に従って図17(A)の場合のダ
メージ計算を行うと、図17(B)のようになる。すな
わちユニットカードU1の攻撃力AT4は、上側に位置
する相手のユニットカードU´3に振り分けられる。ユ
ニットカードU´3の守備力DFは2であるため、ユニ
ットカードU´3の守備力は0以下となり、ユニットカ
ードU´3は破壊される(カード置き場に残ることがで
きなくなる)。次に下側のユニットカードU´2に,ユ
ニットカードU1の残りの攻撃力AT2が振り分けられ
る。しかしユニットカードU´2の守備力ATは3であ
るため、ユニットカードU´2は破壊されない。またユ
ニットカードU´2の攻撃力AT2であり、ユニットカ
ードU1の守備力はユニットカードU´3との対戦でA
T3になっているものの、攻撃力が1ポイント残るた
め、ユニットカードU1も破壊されない。なおこの状態
では、ユニットカードU1及びU´2の守備力DFは共
に1ポイントである。なおルールは、対戦終了ステップ
ST13において、使用済みカード置き場に行くユニッ
トカードに記載の得点VPは、相手プレイヤに渡される
ことを定めている。またルールは、対戦終了時に侵略を
したカード(この例の場合にはユニットカードU1)が
カード置き場に残っている場合には、侵略側のユニット
カードU1が使用済みカード置き場に捨てられることを
定めている。なおこのこの場合には、相手プレイヤに得
点を与える必要はない。ゲームの途中でデッキのカード
が無くなった場合には、使用済みカード置き場に捨てら
れたカードをシャッフルして再度デッキとして使用す
る。
【0051】このようにしてターンが繰り返され、一方
のプレイヤが勝利宣言をすることによりゲームは終了に
向かう。一方のプレイヤが勝利宣言をした場合には、そ
の後相手のプレイヤが行動フェイズ及び補充フェイズを
実行した後に、二人のプレイヤがそれぞれ取得した総得
点数及び勝利条件に基づいて勝者を判定する。勝利宣言
は、自分の得点が10点以上あること、または相手の得
点よりも1点以上自分の得点が多いことである。そして
勝利条件は、勝利宣言をした相手プレイヤの得点を9点
以下にすること、または自分の得点を相手プレイヤの得
点以上にすることである。上述のように1ターンを定め
ると、ゲームの進行がスムーズになるだけでなく、ゲー
ムの展開の意外性を高めることができる。特に、判定フ
ェイズで勝利宣言をしたとしても、その後に相手のプレ
イヤがターンを実行した結果、逆転になる可能性があ
り、ゲームの意外性が高まる。
【0052】なおルールにより、勝者に、得点の差分に
相当する敗者のカードを譲渡することを定めてもよい。
【0053】上記実施の形態は、二人のプレイヤにより
対戦を行う例であるが、本発明は3人以上のプレイヤに
よりカードゲームを行う場合にも当然にして適用があ
る。また本発明の方法は、テレビゲームで実現すること
も当然にして可能である。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、テリトリカードの存在
を条件として、ユニットカード等がカードエリアに存在
し得るというカード存在条件を用いて、ユニットカード
をカードエリアに存在させるため、テリトリカードに表
示されているシンボルとユニットカードに表示されてい
るシンボルを常に考慮する必要性があり、高い戦略性を
必要として、しかも進行パターンが豊富になるという利
点が得られる。
【0055】またコストの支払いにサブセットを構成す
るカードを用いれば、別のパーツを用いることなくコス
トの支払いを実行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】二人でプレイするカードゲームの実施の形態の
一例の構成を示す図である。
【図2】(A)〜(D)は、それぞれプレイフィールド
の仮想線に対して対称に配置される複数のカード置き場
の変形例を示す図である。
【図3】テリトリカードの一例の表面の表示を示す図で
ある。
【図4】ユニットカードの一例の表面の表示を示す図で
ある。
【図5】効果付与カードの一例の表面の表示を示してい
る。
【図6】オプションカードの一例の表面の表示を示す図
である。
【図7】(A)乃至(C)は、得点の計算に用いられる
チップの一例を示す図である。
【図8】(A)乃至(D)は、対戦時に発生するダメー
ジを示すために用いられるチップの例である。
【図9】ルールに従って進められるゲームの前準備とタ
ーンを含む進行フローの内容を示す図である。
【図10】デッキを使用する一方のプレイヤが、表2の
定めに従ってアクションポイントを消費しながら行った
行動フェイズP1の途中の状態を示す図である。
【図11】図10の要部を拡大して、しかもカードの表
面の表示を簡略化して示した図である。
【図12】サブセットを構成するカードを用いてコスト
を支払う際の動作を説明するために用いる図である。
【図13】デッキを使用するプレイヤ側から対戦を仕掛
ける(侵略する)場合のカードの状態を示す図である。
【図14】仮想の対戦状態における2つのユニットカー
ドを表示する図である。
【図15】対戦ステップの流れを示す図である。
【図16】援軍・干渉使用ステップST11で、援軍の
ユニットカードU´3が出された状態を示す図である。
【図17】(A)は図16の状態の各カードの攻撃力を
示す数ATと守備力を示す数DFの関係を示しており、
(B)は計算結果を示す図である。
【図18】(A)〜(D)はスタックの形成の順位及び
スタックの解釈の順位を説明するために用いる図であ
る。
【符号の説明】
1 プレイフィールド 3,5 プレイフィールド半部 7,9 デッキ 11,13 デッキ置き場 15,17 サブセット置き場 18 サブセット 19,21 使用済みカード置き場 23,25 チップ置き場 24 チップ 27,29 カードエリア 27a〜27g,29a〜29g カード置き場 31,33 手札 S1〜S4 シンボル

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルールに従って二人以上のプレイヤでプ
    レイするカードゲームであって、 前記二人以上のプレイヤがそれぞれ使用する複数枚のカ
    ードからなる2以上のデッキと、 前記2以上のデッキがそれぞれ配置される2以上のデッ
    キ置き場及び前記二人以上のプレイヤのためにそれぞれ
    予め定められた複数のカード置き場からなる2以上のカ
    ードエリアを少なくとも含むプレイフィールドと、 前記2以上のデッキからそれぞれ引かれた複数枚の前記
    カードからなり、前記二人以上のプレイヤがそれぞれ使
    用する2以上の手札とを備え、 前記デッキ中の前記複数枚のカードには、前記カード置
    き場に置かれてプレイヤが支配するカード置き場を確定
    する複数枚のテリトリカードと、前記複数のカード置き
    場から選択された前記カード置き場に存在してカードの
    対戦に使用される複数枚のユニットカードとが少なくと
    も含まれ、 少なくとも前記複数枚のテリトリカード及び前記複数枚
    のユニットカードの表面には、視覚によって識別できる
    複数種類のシンボルから選択された1以上のシンボルが
    それぞれ表示されており、 前記ルールには、前記プレイヤの1枚以上の前記ユニッ
    トカードが前記カード置き場に存在し得る条件として、
    前記ユニットカードに表示された前記1以上のシンボル
    と、1以上の前記カード置き場に存在する前記プレイヤ
    の1枚以上の前記テリトリカードに表示された前記1以
    上のシンボルとが所定の関係を満たしていなければなら
    ないというカード存在条件が含まれていることを特徴と
    するカードゲーム。
  2. 【請求項2】 ルールに従って二人のプレイヤでプレイ
    するカードゲームであって、 前記二人のプレイヤがそれぞれ使用する複数枚のカード
    からなる2つのデッキと、 前記2つのデッキがそれぞれ配置される2つのデッキ置
    き場及び前記二人のプレイヤのためにそれぞれ予め定め
    られた複数のカード置き場からなる2つのカードエリア
    を少なくとも含むプレイフィールドと、 前記2つのデッキからそれぞれ引かれた複数枚の前記カ
    ードからなり、前記二人のプレイヤがそれぞれ使用する
    2つの手札と、 前記2つのデッキからそれぞれ引かれた複数枚の前記カ
    ードからなり、前記二人のプレイヤがそれぞれ使用する
    2つのサブセットとを備え、 前記デッキ中の前記複数枚のカードには、前記カード置
    き場に置かれてプレイヤが支配するカード置き場を確定
    する複数枚のテリトリカードと、前記複数のカード置き
    場から選択された前記カード置き場に存在してカードの
    対戦に使用される複数枚のユニットカードと、前記テリ
    トリカード及びユニットカードの少なくとも一方に所定
    の効果を付与するための複数枚の効果付与カードとが少
    なくとも含まれており、 少なくとも前記複数枚のテリトリカード及び前記複数枚
    のユニットカードの表面には、視覚によって識別できる
    複数種類のシンボルから選択された1以上のシンボルが
    それぞれ表示されており、 前記ルールには、前記プレイヤの1枚以上の前記ユニッ
    トカードが1以上の前記カード置き場に存在し得る条件
    として、前記ユニットカードに表示された前記1以上の
    シンボルと同じシンボルが、前記1以上のカード置き場
    に存在する前記プレイヤの1枚以上の前記テリトリカー
    ドに表示された前記1以上のシンボルに含まれていなけ
    ればならないというカード存在条件が含まれており、 前記複数枚のテリトリカード及び前記複数枚のユニット
    カードの表面には、前記手札から前記カードエリア上に
    移行するのに必要なコストがそれぞれ表示され、 前記複数枚の効果付与カードの表面には、前記効果を付
    与するために必要なコストがそれぞれ表示され、 前記サブセットを構成する前記複数枚のカードが前記コ
    ストの支払いに用いられることを特徴とするカードゲー
    ム。
  3. 【請求項3】 前記複数枚の効果付与カードの全部また
    は一部には、その表面に前記1以上のシンボルが表示さ
    れており、 前記ルールには、前記効果付与カードの使用条件とし
    て、前記プレイヤの前記効果付与カードに表示された前
    記1以上のシンボルと同じシンボルが、前記1以上のカ
    ード置き場に存在する前記プレイヤの1枚以上の前記テ
    リトリカードに表示された前記1以上のシンボルに含ま
    れていなければならないという使用条件が含まれている
    請求項2に記載のカードゲーム。
  4. 【請求項4】 前記デッキ中の前記複数枚のカードに
    は、前記ルールのオプションを定める1枚以上のオプシ
    ョンカードが含まれており、 前記1枚以上のオプションカードには、その表面に前記
    1以上のシンボルが表示されており、 前記ルールには、前記オプションカードの使用条件とし
    て、前記プレイヤの前記オプションカードに表示された
    前記1以上のシンボルと同じシンボルが、前記1以上の
    カード置き場に存在する前記プレイヤの1枚以上の前記
    テリトリカードに表示された前記1以上のシンボルに含
    まれていなければならないという使用条件が含まれてい
    る請求項2に記載のカードゲーム。
  5. 【請求項5】 前記複数種類のシンボルは、色の相違に
    より種類が識別可能に構成されている請求項1または2
    に記載のカードゲーム。
  6. 【請求項6】 すべての前記カードには、そのカードの
    能力または効果を示すテキスト欄が設けられており、そ
    のカードが所定の条件下で使用されているときには、前
    記テキスト欄に記載の能力または効果が発揮されること
    を特徴とする請求項1または2に記載のカードゲーム。
  7. 【請求項7】 前記プレイフィールドは、机または床等
    のカードが並べられる手段の上にカードが並べられて実
    現される仮想のものである請求項1または2に記載のカ
    ードゲーム。
  8. 【請求項8】 前記2つのカードエリアは、両エリアの
    間に位置する仮想線を中心にして対称になるようにそれ
    ぞれ構成されている請求項1または2に記載のカードゲ
    ーム。
  9. 【請求項9】 前記複数枚のユニットカードの前記表面
    には、そのカードの攻撃力を数または量で示す攻撃力表
    示とそのカードの守備力を数または量で示す守備力表示
    と、前記対戦により負けた際に、相手プレイヤが取得す
    るポイントを数または量で示すポイント表示がそれぞれ
    表示されている請求項1または2に記載のカードゲー
    ム。
  10. 【請求項10】 前記複数枚のテリトリカード及びユニ
    ットカードの前記表面には、前記複数のカード置き場を
    移動するのに必要とされるコストが表示されている請求
    項1または2に記載のカードゲーム。
  11. 【請求項11】 前記複数枚のテリトリカードの前記表
    面には、既に前記カード置き場に存在している他のテリ
    トリカードと置換されるのに必要とされるコストが表示
    されている請求項1または2に記載のカードゲーム。
  12. 【請求項12】 前記テリトリカードの前記表面には、
    前記1以上のシンボルが、複数箇所に表示されている請
    求項1または2に記載のカードゲーム。
  13. 【請求項13】 ルールに従って二人以上のプレイヤで
    プレイするカードゲームのプレイ方法であって、 前記二人以上のプレイヤがそれぞれ使用する複数枚のカ
    ードからなる2以上のデッキと、前記2以上のデッキが
    それぞれ配置される2以上のデッキ置き場及び前記二人
    以上のプレイヤのためにそれぞれ予め定められた複数の
    カード置き場からなる2以上のカードエリアを少なくと
    も含むプレイフィールドとを用意し、 前記デッキ中の前記複数枚のカードは、前記カード置き
    場に置かれてプレイヤが支配するカード置き場を確定す
    る複数枚のテリトリカードと、前記複数のカード置き場
    から選択された前記カード置き場に存在してカードの対
    戦に使用される複数枚のユニットカードとを少なくとも
    含んでおり、 少なくとも前記複数枚のテリトリカード及び前記複数枚
    のユニットカードの表面には、視覚によって識別できる
    複数種類のシンボルから選択された1以上のシンボルが
    それぞれ表示されており、 前記複数枚のテリトリカード及び前記複数枚のユニット
    カードの表面には前記カードエリアに置かれるのに必要
    なコストがそれぞれ表示されており、 前記ルールは、前記プレイヤの1枚以上の前記ユニット
    カードが前記カード置き場に存在し得る条件として、前
    記ユニットカードに表示された前記1以上のシンボル
    と、1以上の前記カード置き場に存在する前記プレイヤ
    の1枚以上の前記テリトリカードに表示された前記1以
    上のシンボルとが所定の関係を満たしていなければなら
    ないというカード存在条件を含んでおり、 前記カード存在条件を満たしながら前記テリトリカード
    及び前記複数枚のユニットカードを前記カード置き場に
    存在させていくことを特徴とするカードゲームのプレイ
    方法。
  14. 【請求項14】 ゲームに使用する全部または大部分の
    カードに前記1以上のシンボルが表示されており、前記
    テリトリカードを除くカードのうち前記1以上のシンボ
    ルが表示されたカードについては、前記カード存在条件
    に従って前記プレイフィールド上にカードを存在させる
    ことを特徴とする請求項13に記載のカードゲームのプ
    レイ方法。
  15. 【請求項15】 前記ルールは、カード存在条件の他
    に、ゲーム進行条件と、自分の前記ユニットカードと他
    人の前記ユニットカードとの対戦条件と、特定取得条件
    と、勝利条件とを少なくとも定めており、 前記ゲーム進行条件に従い、前記プレイヤが自分のター
    ンにおいて、自分の前記デッキから複数枚の前記カード
    を引いて自分の手札を作るステップと、前記デッキから
    複数枚の前記カードを引いて裏返しの状態にして前記プ
    レイフィールド上に置くことにより自分で使用するサブ
    セットを作るステップと、前記手札に含まれる前記複数
    枚のカードから選択した1枚のカードを使用する際に、
    前記サブセットを構成する前記複数枚のカードの所定枚
    数を自分の前記デッキに戻すことにより使用する前記カ
    ードに記載されている前記コストを支払うステップとを
    少なくとも実行することを特徴とする請求項13に記載
    のカードゲームのプレイ方法。
  16. 【請求項16】 前記ゲーム進行条件は、前記サブセッ
    トを構成する前記複数枚のカードを所定枚数自分の前記
    デッキに戻すことにより、前記デッキから新たなカード
    を前記手札に追加するステップを更に含んでいる請求項
    13に記載のカードゲームのプレイ方法。
  17. 【請求項17】 ルールに従って二人のプレイヤでプレ
    イするカードゲームのプレイ方法であって、 前記二人のプレイヤがそれぞれ使用する複数枚のカード
    からなる2つのデッキと、前記2つのデッキがそれぞれ
    配置される2つのデッキ置き場及び前記二人のプレイヤ
    のためにそれぞれ予め定められた複数のカード置き場か
    らなる2つのカードエリアを少なくとも含むプレイフィ
    ールドとを用意し、 前記デッキ中の前記複数枚のカードは、前記カード置き
    場に置かれてプレイヤが支配するカード置き場を確定す
    る複数枚のテリトリカードと、前記複数のカード置き場
    から選択された前記カード置き場に存在してカードの対
    戦に使用される複数枚のユニットカードと、前記テリト
    リカード及びユニットカードの少なくとも一方に所定の
    効果を付与するための複数枚の効果付与カードとを少な
    くとも含んでおり、 少なくとも前記複数枚のテリトリカード、前記複数枚の
    ユニットカード及び前記複数枚の効果付与カードの表面
    には、視覚によって識別できる複数種類のシンボルから
    選択された1以上のシンボルがそれぞれ表示されてお
    り、 前記複数枚のテリトリカード及び前記複数枚のユニット
    カードの表面には前記カードエリアに置かれるのに必要
    なコストがそれぞれ表示されており、 前記複数枚の効果付与カードの表面には、前記効果を付
    与するために必要なコストがそれぞれ表示されており、 前記ルールは、前記プレイヤの1枚以上の前記ユニット
    カードが1以上の前記カード置き場に存在し得る条件と
    して、前記ユニットカードに表示された前記1以上のシ
    ンボルと同じシンボルが、前記1以上のカード置き場に
    存在する前記プレイヤの1枚以上の前記テリトリカード
    に表示された前記1以上のシンボルに含まれていなけれ
    ばならないというカード存在条件と、ゲーム進行条件
    と、自分の前記ユニットカードと他人の前記ユニットカ
    ードとの対戦条件と、得点取得条件と、勝利条件とを少
    なくとも定めており、 前記ゲーム進行条件には、前記二人のプレイヤが交互に
    行うターンの手順が定められており、 前記ターンの手順では行動フェイズ、補充フェイズ及び
    判定フェイズが順番に実行され、 前記行動フェイズにおいては、初回に自分の前記デッキ
    から複数枚の前記カードを引いて自分の手札を作るステ
    ップと、前記デッキから複数枚の前記カードを引いて裏
    返しの状態にして前記プレイフィールド上に置くことに
    より自分で使用するサブセットを作るステップと、前記
    手札に含まれる前記複数枚のカードから選択した1枚の
    カードを使用する際に、前記サブセットを構成する前記
    複数枚のカードを自分の前記デッキに戻すことにより使
    用する前記カードに記載されている前記コストを支払う
    ステップと、前記サブセットを構成する前記複数枚のカ
    ードを所定枚数自分の前記デッキに戻すことにより前記
    デッキから新たなカードを前記手札に追加するステップ
    と、前記対戦条件に基づく相手の前記プレイヤが前記カ
    ードエリアに置いている前記ユニットカードと自分の前
    記ユニットカードとの対戦を行うステップとを少なくと
    も実行し、 前記補充フェイズでは予め定めたカード補充調整基準に
    従って前記デッキから前記手札に前記カードを補充する
    かまたは前記手札から1枚以上の前記カードを捨てて前
    記手札のカードの枚数を調整し、且つ前記得点取得条件
    に従って得点を決定し、 前記判定フェイズでは、ターンの終了宣言、勝利宣言ま
    たは敗北宣言を行い、前記ターンの終了宣言をした場合
    には自分の前記ターンを終了し、前記勝利宣言をした場
    合には、その後相手の前記プレイヤが前記行動フェイズ
    及び前記補充フェイズを実行した後に、前記二人のプレ
    イヤがそれぞれ取得した総得点数及び前記勝利条件に基
    づいて勝者を判定し、前記敗北宣言をした場合には、前
    記敗北宣言をした前記プレイヤの敗北と判定することを
    特徴とするカードゲームのプレイ方法。
  18. 【請求項18】 前記複数枚のユニットカードの前記表
    面には、そのカードの攻撃力を数または量で示す攻撃力
    表示とそのカードの守備力を数または量で示す守備力表
    示と、前記対戦により負けた際に、相手プレイヤが取得
    するポイントを数または量で示すポイント表示がそれぞ
    れ表示されており、 前記対戦は、一方の前記プレイヤの前記ユニットカード
    と他方の前記プレイヤの前記ユニットカードとが同じ前
    記カード置き場に置かれたときに発生し、 前記対戦条件は、一方の前記プレイヤの前記ユニットカ
    ードの前記守備力表示に表示されている守備力を示す数
    または量から、他方の前記プレイヤの前記ユニットカー
    ドの前記攻撃力を示す数または量を引いた結果が、0以
    下になっていれば一方の前記プレイヤの前記ユニットカ
    ードの負けになるという比較判断を行い、負けた前記ユ
    ニットカードは前記カードエリアから除去されることを
    定めている請求項17に記載のカードゲームのプレイ方
    法。
  19. 【請求項19】 前記複数枚のユニットカードには、前
    記対戦中に前記カードエリアに既に出ている自分の前記
    ユニットカードと一緒になって、前記対戦に参加できる
    特殊なユニットカードが含まれており、 前記複数枚の効果付与カードには、対戦中の自分の前記
    ユニットカードの前記攻撃力及び前記守備力の少なくと
    も一方を高める効果を付与する特殊な効果付与カード
    と、対戦相手の前記ユニットカードの前記攻撃力及び前
    記守備力の少なくとも一方を低くする効果を付与する特
    殊な効果付与カードとが含まれており、 前記特殊なユニットカードの守備力及び攻撃量と前記特
    殊な効果付与カードにより付与された効果とを総合して
    前記比較判断を行うことを特徴とする請求項18に記載
    のカードゲームのプレイ方法。
  20. 【請求項20】 すべての前記カードには、テキスト欄
    が設けらており、前記カードが使用される際には、所定
    の条件下でテキスト欄に記載の能力または効果を発揮さ
    せることを特徴とする請求項13または17に記載のカ
    ードゲームのプレイ方法。
JP2001376512A 2001-12-10 2001-12-10 カードゲーム及びカードゲームのプレイ方法 Pending JP2003175145A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001376512A JP2003175145A (ja) 2001-12-10 2001-12-10 カードゲーム及びカードゲームのプレイ方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001376512A JP2003175145A (ja) 2001-12-10 2001-12-10 カードゲーム及びカードゲームのプレイ方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003175145A true JP2003175145A (ja) 2003-06-24

Family

ID=19184688

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001376512A Pending JP2003175145A (ja) 2001-12-10 2001-12-10 カードゲーム及びカードゲームのプレイ方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003175145A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220147804A (ko) * 2021-04-28 2022-11-04 레트로봇주식회사 보드형 카드전투게임기구 및 카드전투게임방법
JP7444956B1 (ja) 2022-12-05 2024-03-06 株式会社バンダイ ゲーム玩具、及びプログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08308980A (ja) * 1995-05-19 1996-11-26 Nobuyasu Mori カードゲーム
JP2000093573A (ja) * 1998-09-24 2000-04-04 Komusu:Kk カードゲーム具
JP2000288155A (ja) * 1999-04-02 2000-10-17 Birthday:Kk トレーディングカードゲーム「ザ・ミラクルオブザ・ゾーン」のゲーム方法
JP2001204874A (ja) * 1999-11-18 2001-07-31 Nintendo Co Ltd カードゲーム玩具

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08308980A (ja) * 1995-05-19 1996-11-26 Nobuyasu Mori カードゲーム
JP2000093573A (ja) * 1998-09-24 2000-04-04 Komusu:Kk カードゲーム具
JP2000288155A (ja) * 1999-04-02 2000-10-17 Birthday:Kk トレーディングカードゲーム「ザ・ミラクルオブザ・ゾーン」のゲーム方法
JP2001204874A (ja) * 1999-11-18 2001-07-31 Nintendo Co Ltd カードゲーム玩具

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220147804A (ko) * 2021-04-28 2022-11-04 레트로봇주식회사 보드형 카드전투게임기구 및 카드전투게임방법
KR102625179B1 (ko) * 2021-04-28 2024-01-15 레트로봇주식회사 보드형 카드전투게임기구 및 카드전투게임방법
JP7444956B1 (ja) 2022-12-05 2024-03-06 株式会社バンダイ ゲーム玩具、及びプログラム
WO2024122337A1 (ja) * 2022-12-05 2024-06-13 株式会社バンダイ ゲーム玩具、及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE37957E1 (en) Trading card game method of play
US6554702B2 (en) Card game and method thereof for playing a real time card game
US20060038349A1 (en) Set of cards for game playing and related method
JP2006247178A (ja) 対戦型カードゲーム
JP2004073692A (ja) 対戦型カードゲーム
JP2006247178A5 (ja)
JP4036877B2 (ja) ゲーム装置及びゲーム制御方法
US6062562A (en) Board game method of play
US4200293A (en) Space game
US7258343B2 (en) Card game and methods of play
US4801147A (en) Method of playing a board game
US7793936B2 (en) Draw for battle
US7267342B2 (en) Games and methods of playing games with collectable game components
US20060284373A1 (en) Board games with selected player movers and methods for playing same
WO2004062753A2 (en) Method of playing an advanced chess game
US20100072702A1 (en) Strategy board games with concurrent play
US10850185B2 (en) Word-forming and word-guessing game
US20080054569A1 (en) Trading chip game method of play and playing surface designed for game
JP2003175145A (ja) カードゲーム及びカードゲームのプレイ方法
US5791650A (en) Board game
JP2002065937A (ja) 戦闘シミュレーションカードゲームユニット、戦闘シミュレーションゲーム装置及びコンピュータプログラム
US20210016156A1 (en) Tabletop game
JP7268114B1 (ja) ゲーム玩具
WO1996004968A1 (en) Trading card game and method of play
GB2430893A (en) Board game

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041022

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060427

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060522

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070724

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070925

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080409