JP3025439B2 - 開口装置付きの密閉紙容器 - Google Patents

開口装置付きの密閉紙容器

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JP3025439B2
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    • B65D5/00Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
    • B65D5/42Details of containers or of foldable or erectable container blanks
    • B65D5/72Contents-dispensing means
    • B65D5/74Spouts
    • B65D5/746Spouts formed separately from the container
    • B65D5/747Spouts formed separately from the container with means for piercing or cutting the container wall or a membrane connected to said wall
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  • Cartons (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡易な開口装置を
具備した密閉紙容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、簡易な開口装置を具備した密閉紙
容器として、実公平6−27542号が知られている。
この開口装置を具備した密閉紙容器は、板紙3の表裏面
に熱可塑性樹脂層4,5を積層した容器素材2をもって
形成される容器本体1の頂壁7に透孔6が設けられてい
る。該頂壁7の外面には、前記透孔6と同じ或いは小さ
な透孔9を有する合成樹脂製の下板8が、該下板8の透
孔9が前記頂壁7の透孔6内に位置するように接着して
いる。
【0003】この下板8の上面には、下板8の透孔9に
嵌合する嵌合突部12を有する合成樹脂製の上板11
が、該上板11の嵌合突部12が下板8の透孔9に嵌合
されて重合されている。更に、前記頂壁7の内面には、
頂壁7に設けた透孔6を覆うバリヤーフイルム14が、
頂壁7内面の透孔6の周辺と前記下板8の透孔9に嵌合
している上板11の嵌合突部12の頂面に接着してい
る。そしてまた、前記下板8にあっては、その下部先端
15が頂壁7の上面への接着から除外され、若干エプロ
ン状に頂壁7の上面から浮き上がる構成となっている
(図5,図7)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の開口装置を具備
した密閉紙容器によれば、容器の開封時に、上板11を
下板8から単に引き上げるといった簡単な手段により、
上板11の嵌合突部12の頂面に接着しているバリヤー
フイルム14の部分を切り取り、容器本体1の頂壁7に
設けられた透孔6を開口して容器を開封することがで
き、そして内容物の注出の際、下板8の下部先端15が
エプロン状に頂壁7の上面から浮き上がっているので、
この下部先端15が液切れを良くし液だれを防止でき
る。
【0005】しかしながら、上記下板8の下部先端15
を浮き上がらせる手段として、単に前記下部先端15を
頂壁7の上面への接着(溶着)から除外するだけとなっ
ているため、前記下部先端15の浮き上がり変形の自由
度が小さく、このため、下部先端15の浮き上がりが不
十分で、注出の際、内容物が容器を伝って液だれが発生
してしまう場合がある。
【0006】本発明は上記点に鑑み、下板の下部先端を
十分浮き上がらせることにより、液切れを良くし、液だ
れを防止できるようにした開口装置付きの密閉紙容器を
提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、板紙の表裏面に熱可塑性樹
脂層を積層した容器素材をもって形成される容器本体の
頂壁に透孔を設け、該頂壁の外面に、前記透孔よりも小
さな透孔を有する合成樹脂製の下板を、該下板の透孔を
前記頂壁の透孔内に位置するようにして溶融圧着により
接着し、この下板の上面には、下板の透孔に嵌合する嵌
合突部を有する合成樹脂製の上板を、該上板の嵌合突部
を下板の透孔に嵌合させて重合し、更に前記頂壁の内面
には、頂壁に設けた透孔を覆うバリヤーフイルムを、頂
壁内面の透孔周辺と前記下板の透孔に嵌合している上板
の嵌合突部の頂面に接着してなる開口装置付きの密閉紙
容器であって、前記下板が容器素材に設けられた透孔の
内径に嵌合する外径を有する筒形の突壁を有し、該筒形
の突壁の内側は下板の透孔をなし、該透孔の直径は前記
嵌合突部と嵌合すること、更に、前記嵌合突部が筒形の
突壁の内側と嵌合した場合には、前記嵌合突部の頂面と
前記筒形の突壁の周端面とが容器内面と実質的に同一平
面をなすこと、を特徴とするものにおいて、下板の下方
先端部中央寄り左右対称位置2箇所に切り込みが施さ
れ、該切り込みに囲まれる部分を下板と容器本体の頂壁
との接着から除外するものとし、そして、前記2箇所の
切り込みの奥部先端を結ぶ接着部と非接着部の境界線が
円弧状とされて、前記2箇所の切り込みで囲まれる下板
の非接着部の先端が容器の頂壁面から庇状に浮かび上が
っていることを特徴としている。
【0008】かかる構成によれば、前記下板の下方先端
に所定の間隔をあけて2箇所に切り込みを入れたの
で、下方先端部の2箇所の切り込みに挟まれた部分の変
形の自由度が大きい。そして、前記切り込みに囲まれる
部分を下板と容器本体の頂壁との接着から除外するもの
としたので、この下板を頂壁に接着するにあたり、その
際の加圧により、この変形自由度の大きい非接着部は変
形し、そして、この非接着部の変形は、前記2箇所の切
り込みの奥部先端を結ぶ接着部と非接着部の境界線が円
弧状とされているので、接着部と非接着部の境界線が円
弧状に加圧されて接着されることにより、大きく変形す
るものとなり、同部が頂壁の上面から庇状に大きく浮き
上がり、そして浮き上がった非接着部の先端が液の注出
方向に対して円弧状に変形する。
【0009】したがって、上板を下板から引き上げるこ
とにより、上板の嵌合突部の頂面に接着しているバリヤ
ーフイルムの部分を切り取り、頂壁に設けられた透孔を
開口することにより、容器を開封し、該開口から内容物
を注出したとき、内容物は下板の下方先端部で頂壁の上
面から庇状に大きく浮き上がり、そして浮き上がった先
端が液の注出方向に対して円弧状に変形している非接着
部により良好に液切りされ、容器壁面への液だれが確実
に防止される。
【0010】
【0011】
【0012】また、請求項記載の発明は、前記請求項
1記載の開口装置付きの密閉紙容器の製法が、容器内側
からバリーフィルムにより閉鎖されている液体注出用
の透孔を有する容器本体の頂壁の上面に別に成形した開
口装置の下板を、上板を重合させない状態で超音波シー
ルによって溶融圧着する工程において、厚みが0.4m
m〜0.6mmとした下板を2.5kg/cm2 〜4.
0kg/cm2 のシール圧で溶融圧着することを特徴と
している。
【0013】かかる構成によれば、下板の厚みを0.4
mm〜0.6mmとすることにより、開口装置としての
必要な強度を有し、且つ容器本体の頂壁に接着したとき
に、頂壁からの開口装置の突出量がカートン成型時やカ
ートンの充填密封時などにおいて、装置上でのトラブル
を起こす程の量にならない。そして、シール圧を2.5
kg/cm2 〜4.0kg/cm2 とすることにより、
下板の頂壁への接着を確実にし、且つ非接着部の浮き上
がりを確実にする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図4に基づいて詳細に説明する。板紙3の表裏面の
最外層にポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹
脂層4,5を積層し、必要に応じて、アルミ箔層、バリ
ヤー性合成樹脂層を下地に積層した容器素材2をもって
形成される容器本体1の頂壁7に透孔6が打抜き加工に
より設けられてある。前記容器素材2の厚みは0.4m
m〜0.5mmとなっている。前記頂壁7の内面には、
頂壁7に設けられた透孔6を覆うようにアルミ箔等のバ
リヤーフィルム14が、頂壁7内面の透孔6周辺に熱シ
ールされている。
【0015】この頂壁7の外面には、開口装置を構成す
る下板8と上板11が下記の要領で取付けられている。
下板8と上板11は熱可塑性合成樹脂製で、両者は一端
においてヒンジ結合により一体として形成されている。
前記下板8には前記頂壁7に設けられた透孔6よりも小
さい透孔9が設けられ、該透孔9の周縁には前記頂壁7
の透孔6の内径に嵌合する外径を有する筒形の突壁10
が設けられている。この突壁10の高さは前記容器素材
2の厚みにほぼ等しいものとなっている。一方、上板1
1には前記下板8の透孔9に嵌合する嵌合突部12が下
向きに設けられている。
【0016】下板8と上板11はヒンジ部21で折り畳
むことができ、折り畳むと、前記嵌合突部12は突壁1
0内即ち下板8の透孔9に嵌合し、嵌合突部12の頂面
は前記突壁10の周端面とほぼ同一面をなしている。
【0017】前記下板8は後述するように、容器本体1
の頂壁7に溶融圧着により接着されるが、接着されたと
き下側に位置する下方先端部15の中央寄り左右対称位
置に2個の切り込み16,17が設けられており、切り
込み16,17に囲まれる部分が非接着部18となって
いる。この切り込み16,17の奥部先端を結ぶ接着部
19と非接着部18の境界線20は円弧状となってい
る。
【0018】前記下板8と上板11により構成される開
口装置の容器本体1の頂壁7の上面への取付けにあって
は、下板8の筒形の突壁10を頂壁7の透孔6に嵌合
し、溶融圧着して下板8を頂壁7の上面に接着する。こ
のとき、下板8の非接着部18は2個の切り込み16,
17に囲まれて形成されているので、これにより非接着
部18の変形の自由度は大きく、下板8を頂壁7へ接着
した際、その加圧により、下板8の接着部19上面が押
しつぶされ、その反動で非接着部18が大きく変形し、
その先端が頂壁7の上面から庇状に十分浮き上る。
【0019】このとき、切り込み16,17の奥部先端
を結ぶ接着部19と非接着部18の境界線20が円弧状
となっていると、非接着部18はより大きく変形して、
同部が頂壁7の上面からより大きく浮き上がり、そして
浮き上った非接着部18の先端が液の注出方向に対して
円弧状に変形する(図1,図3)。これにより液切れが
一層良くなり、液だれを一層効果的に防止する。
【0020】下板8を容器本体1の頂壁7の上面に接着
したら、上板11をヒンジ部21において折り畳み、上
板11の嵌合突部12を下板8の透孔9に嵌合するよう
に重合したうえで、該嵌合突部12の頂面及び下板8の
突壁10の周端面と前記頂壁7の内面に設けられたバリ
ヤーフイルム14とを接着する。
【0021】本例を更に詳細に説明すると、下板8は厚
みが0.4mm〜0.6mmのものが使用される。この
下板8の厚みが0.4mm以下の場合、開口装置として
必要な強度が無くなり、また定形が維持できず、これを
容器本体1に取付ける場合等のハンドリングが難しくな
り、製造効率が悪くなる。また厚みが0.6mm以上の
場合、開口装置自体の厚みが増し、容器本体1の頂壁7
に取付けた場合に、頂壁7からの突出量が大きくなっ
て、カートン成型時や成型したカートンの充填密封時等
において、装置上でトラブルを起す場合がある。
【0022】また、下板8を容器本体1の頂壁7へ溶融
圧着する際のシール圧は、2.5kg/cm2 〜4.0
kg/cm2 である。このシール圧は下板8を頂壁7へ
圧着する際の下板8を加圧するエアシリンダーの空気圧
をいう。前記シール圧が2.5kg/cm2 以下の場
合、下板8の非接着部18を十分に浮き上がらせること
が難しい。またシール圧が4.0kg/cm2 以上の場
合は、下板8の加圧部分が極端に薄くなり、甚しい場合
にはこの部分で千切れてしまう。
【0023】また、下板8の下方先端部15に設けられ
る2個の切り込み16,17の切り込み深さは、下板8
の非接着部18の適正な浮き上がりに必要な深さが求め
られ、下板8の周縁から透孔9方向に向かって1.5m
m〜2.5mmの長さが好ましい。
【0024】切り込み16,17の深さが下板8の周縁
から透孔9の周縁までの距離の1.5mm以下の場合
は、下板8の非接着部18の浮き上がりが小さすぎて、
容器内容物を注出した際の液切れの効果があまり望めな
い。また2.5mm以上の場合は、下板8の非接着部1
8の浮き上がりが大きすぎ、容器本体1の頂壁7に取付
けた場合に、頂壁7からの突出量が大きくなって、カー
トン成型時や成型したカートンの充填密封時等におい
て、装置上でトラブルを起す場合がある。
【0025】なお、接着部19と非接着部18の境界線
20は、切り込み16,17の奥部先端位置よりも若
干、下板8の周縁よりにずれていても構わない。ただ
し、この場合も、上記した理由により下板8の周縁から
境界線20までの距離が1.5mm〜2.5mmの範囲
内にあることが好ましい。
【0026】また、境界線20を形成する接着部19の
幅にあっては、下板8を容器本体1の頂壁7にシールす
る際に生じるおそれのある、下板8とシール装置とのご
くわずかな位置ずれがあっても、境界線20が切り込み
16,17の奥部先端から離れ透孔9側へずれることを
防止できるように、前記下板8とシール装置との位置ず
れを吸収できる長さの幅とすることが好ましい。この接
着部19の幅の長さとしては、下板8の周縁から透孔9
の周縁までの距離に対して20%以上であることが好ま
しいが、この場合でも境界線20の位置が下板8の周縁
から1.5mm〜2.5mmの範囲内にあるようにしな
ければならない。
【0027】かかる構成から、容器の開封時に、上板1
1を下板8から引き上げることにより、上板11の嵌合
突部12の頂部に溶着しているバリヤーフイルム14の
部分が切り取られ、容器本体1の頂壁7に設けられた透
孔6が開口して容器が開封される(図4)。そして、前
記開口から内容物を注出したとき、前記下板8の下部先
端15の非接着部18が庇状に十分頂壁7の上面から浮
き上がっているので、該非接着部18により、注出した
内容物は良好に液切りされ、容器壁面への液だれが防止
される。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、容器本体
の頂壁の上面に接着した下板の下部先端の非接着部を庇
状に十分浮き上がらせることができ、しかも浮き上がっ
た先端が液の注出方向に対して円弧状に変形しているの
で、内容物を注出した際、該内容物が前記下板の下部先
端で浮き上がっている非接着部により良好に液切りさ
れ、容器壁面への液だれを確実に防止することができる
といった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す一部省略斜視
図。
【図2】図1に示す下板と上板を示す拡大斜視図。
【図3】図1のA−A線拡大断面図。
【図4】上板を上方に引き上げて容器を開封した状態を
示す説明図。
【図5】従来の例を示す一部省略斜視図。
【図6】図5の下板と上板を示す拡大斜視図。
【図7】図5のB−B線拡大断面図。
【符号の説明】
1 紙容器本体 2 容器素材 3 板紙 4,5 熱可塑性樹脂層 6 透孔 7 頂壁 8 下板 9 透孔 10 突壁 11 上板 12 嵌合突部 13 圧接突部 14 バリヤーフイルム 15 下部先端 16,17 切り込み 18 非接着部 19 接着部 20 境界線 21 ヒンジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 5/00 - 5/76 B65D 47/36,47/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板紙の表裏面に熱可塑性樹脂層を積層し
    た容器素材をもって形成される容器本体の頂壁に透孔を
    設け、該頂壁の外面に、前記透孔よりも小さな透孔を有
    する合成樹脂製の下板を、該下板の透孔を前記頂壁の透
    孔内に位置するようにして溶融圧着により接着し、この
    下板の上面には、下板の透孔に嵌合する嵌合突部を有す
    る合成樹脂製の上板を、該上板の嵌合突部を下板の透孔
    に嵌合させて重合し、更に前記頂壁の内面には、頂壁に
    設けた透孔を覆うバリヤーフイルムを、頂壁内面の透孔
    周辺と前記下板の透孔に嵌合している上板の嵌合突部の
    頂面に接着してなる開口装置付きの密閉紙容器であっ
    て、前記下板が容器素材に設けられた透孔の内径に嵌合
    する外径を有する筒形の突壁を有し、該筒形の突壁の内
    側は下板の透孔をなし、該透孔の直径は前記嵌合突部と
    嵌合すること、更に、前記嵌合突部が筒形の突壁の内側
    と嵌合した場合には、前記嵌合突部の頂面と前記筒形の
    突壁の周端面とが容器内面と実質的に同一平面をなすこ
    と、を特徴とするものにおいて、下板の下方先端部中央
    寄り左右対称位置2箇所に切り込みが施され、該切り込
    みに囲まれる部分を下板と容器本体の頂壁との接着から
    除外するものとし、そして、前記2箇所の切り込みの奥
    部先端を結ぶ接着部と非接着部の境界線が円弧状とされ
    て、前記2箇所の切り込みで囲まれる下板の非接着部の
    先端が容器の頂壁面から庇状に浮かび上がっていること
    を特徴とする開口装置付きの密閉紙容器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の開口装置付きの密閉紙容
    器の製法が、容器内側からバリヤーフィルムにより閉鎖
    されている液体注出用の透孔を有する容器本体の頂壁の
    上面に別に成形した開口装置の下板を、上板を重合させ
    ない状態で超音波シールによって溶融圧着する工程にお
    いて、厚みが0.4mm〜0.6mmとした下板を2.
    5kg/cm 2 〜4.0kg/cm 2 のシール圧で溶融
    圧着することを特徴とする開口装置付きの密閉紙容器の
    製造方法。
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