JP3025265U - 布製品の整理収納ケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】ハンカチ−フ等の布製品を整然と収容すること
ができ、所望のものを容易に選択して取り出すことがで
きる布製品の整理収納ケ−スを提供する。 【解決手段】長方形の上部が開放するボックス本体１２
の長手方向の両側壁１４、１６の上部にそれぞれ水平方
向に伸長する溝１８を形成し、前記溝１８に複数本の布
製品を支持することのできる桟部材２０の両端を挿入
し、前記桟部材２０を溝１８に沿って移動することがで
きるように装架してなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は布製品の整理収納ケース、より詳細にはハンカチーフ等の布製品の 整理収納ケースに関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、日常使用される布製品、たとえばハンカチーフは、使用後に洗濯し、 アイロン掛けして折り畳んだ後、そのままタンスの引き出し、あるいは箱などに 収納しておかれる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、最近はハンカーチーフも単に顔や手を拭うだけでなく、アクセサリ ーとして、色彩や意匠の凝ったものが用いられている。特に、女性の場合には、 服装に合わせて、日々異なるハンカチーフを選びだして使用している。

【０００４】 しかしながら、洗濯してアイロン掛けをしたハンカチーフを折り畳んだまま引 き出しや箱などに雑然と収容しておくのであっては、好みのものを直ちに取り出 して携帯することができない。

【０００５】 このような問題点を考慮して、この考案の主目的は、ハンカチーフ等の布製品 を整然と収容することができ、所望のものを容易に選択して取り出すことができ る布製品の整理収納ケースを提供することにある。

【０００６】 さらに、この考案の目的は、これを部屋等に放置しておいても、立派な装飾品 となる布製品の整理収納ケースを提供することにある。

【０００７】

【問題を解決するための手段】

この目的を達成するために、この考案の布製品の整理収納ケースは、長方形の ボックスの長手方向の両側壁の内側の上部に水平方向に伸長する溝を設け、それ ぞれ適当な寸法に折り畳んだ布製品、例えばハンカチーフを掛けるための複数本 の桟部材の両端を両側壁の溝に移動することができるように支持し、このボック スの一方の端部に蓋部材を開放可能に蝶番付けしてなるものである。

【０００８】

【実施例】

この考案の好ましい実施態様を図について詳細に説明する。図１に示すように 、この考案の布製品の整理収納ケース１０は、長方形の上部が開放するボックス 本体１２からなっていて、このボックス本体１２の長手方向の両側壁１４、１６ の上部には、それぞれ水平方向に伸長する溝１８が形成してある。

【０００９】 これらの溝１８には、複数本の桟部材２０の両端が挿入されて、溝１８に沿っ て移動することができるように装架される。

【００１０】 桟部材２０を溝１８に装架するために、溝１８の一方の端部（ボックス本体１ ２の前端）には、図２に示すように、両側壁１４、１６に切欠き２２が形成して ある。つまり、この切欠き２２に桟部材２０の両端部を挿入して、複数の桟部材 ２０を順次ボックス本体１２に組み込む。

【００１１】 また、ボックス本体１２に組み込んだ最前端桟部材２０が脱出することのない ように、薄板部材２４を切欠き２２に挿入する。

【００１２】 ボックス本体１２は開閉可能の蓋体２６で被覆するもので、そのために蓋体２ ６はボックス本体１２の後方の端壁の頂部に蝶番付けする。なお、蓋体２６はそ の中央部で二つ折りに内側に折り込むことができるようにすることが好ましい。

【００１３】

【考案の効果】

この考案の布製品の整理収納ケース１０は、以上に詳細に説明したとおりに構 成してあるので、蓋体２６を開いて、複数本の桟部材２０の各々に、例えば、適 当なサイズに折った布製品、例えばハンカチーフＨをかけ、また必要に応じて、 これらを適当に整理して収納することができる。

【００１４】 したがって、色彩や模様の異なるハンカチーフＨは、蓋体２６を開ければすぐ に判るので、所望のハンカチーフＨを即座に選択して取り出すことができる。

【００１５】 また、この考案の布製品の整理収納ケース１０は、そのケースに装飾を施すこ とにより、放置しておいてもアクセサリーとして部屋の美化に役立つものである 。

【００１６】 なお、この考案の布製品の整理収容ケースは、単にハンカチーフに限ることな く、そのサイズを変更することにより、ネッカチーフ、マフラーあるいはネクタ イ等を整理収容するのにも適用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の布製品の整理収納ケースの一実施態
様の蓋体を開いた状態を示す斜視図である。

【図２】図１に示す布製品の整理収納ケースから薄板部
材を除き、ボックス本体の前端部を切り欠いて示す略平
面図である。

【図３】図１の線ＩＩＩ−ＩＩＩについて矢印方向に見
た部分断面図である。

【符号の説明】

１０ 布製品の整理収納ケース １２ ボックス本体 １４、１６ 長手方向の側壁 １８ 溝 ２０ 桟部材 ２２ 切欠き ２４ 薄板部材 ２６ 蓋体 Ｈ ハンカチーフ

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 長方形の上部が開放するボックス本体
   （１２）の長手方向の両側壁（１４、１６）の上部にそ
   れぞれ水平方向に伸長する溝（１８）を形成し、前記溝
   （１８）に複数本の桟部材（２０）の両端を挿入し、前
   記桟部材（２０）を溝（１８）に沿って移動することが
   できるように装架してなる布製品の整理収納ケース。
2. 【請求項２】前記桟部材（２０）を溝（１８）に装架す
   るために、前記溝（１８）の一方の端部において両側壁
   （１４、１６）に切欠き（２２）を形成してなる請求項
   １に記載の布製品の整理収納ケース。
3. 【請求項３】前記ボックス本体（１２）に組み込んだ前
   記桟部材（２０）が脱出することのないように、前記切
   欠き（２２）に薄板部材（２４）を挿入してなる請求項
   ２に記載の布製品の整理収納ケース。
4. 【請求項４】前記ボックス本体（１２）の長手方向の他
   方の端部に蓋体（２６）を蝶番付けしてなる請求項１に
   記載の布製品の整理収納ケース。