JP3025185U - 刻印装置のポンチ保持構造 - Google Patents

刻印装置のポンチ保持構造

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JP3025185U
JP3025185U JP1995013474U JP1347495U JP3025185U JP 3025185 U JP3025185 U JP 3025185U JP 1995013474 U JP1995013474 U JP 1995013474U JP 1347495 U JP1347495 U JP 1347495U JP 3025185 U JP3025185 U JP 3025185U
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stopper
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notch
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JP1995013474U
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Inventor
洋一 宮崎
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トーソク株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポンチにより製造物の表面にロット番号等を
打刻する刻印装置において、ポンチの交換作業を極めて
簡易に行うことができるようにする。 【解決手段】 ホルダ5に摺動自在に内嵌し、先端に字
型7bを有するポンチ7の周面に切欠7cを設ける。ホ
ルダ5内に、ポンチ7の横断方向にロック位置とアンロ
ック位置とに移動可能なストッパ20を収容する。スト
ッパ20をコマ22と、ポンチ7の交換時にストッパ2
0をアンロック位置に操作するための操作ピン23にて
形成する。コマ22に、ストッパ20がロック位置にあ
るとき切欠7cに接面してポンチ7の回転を防止し、か
つポンチ7の取り外し方向の移動限界を決める凸部22
bを設ける。また、操作ピン23をホルダ5の周面に突
出させて、操作性を向上させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、製品の表面にロット番号等を刻印する刻印装置のポンチ保持構造に 関する。
【0002】
【従来技術】
従来、工場等においては、製造物の表面にロット番号や製造年月日等を刻印す るものとして、例えば図3及び図4に示すような刻印装置が用いられている。す なわち刻印装置1は、本体2に両端が固定された2本のガイドロッド3,3と、 これにボールブッシュ4を介してスライド自在に支持されたホルダ5と、ホルダ 5に連結された駆動ロッド6aを有するエアシリンダ6とを有している。ホルダ 5には、略円柱状の3本のポンチ7がホルダ5のスライド方向に並んで保持され ている。各ポンチ7はホルダ5の上面側から挿入されるとともに、軸方向へ摺動 自在であり、ホルダ5の上面側に突出する頭部7a側に外挿されたスプリング8 により抜け方向に付勢されている。
【0003】 また、各ポンチ7には、ホルダ5を貫通して下面側に突出する先端に文字や記 号等の字型7bが設けられるとともに、その先端側の周面には、軸方向に延びる 切欠7cが設けられている。一方、ホルダ5の下面には、各ポンチ7に外嵌する 止め板9がボルト10,10により固定されており、この止め板9が前記切欠7 cの下端側に係合することにより、各ポンチ7が回転及び抜けを防止されている 。また、止め板9を取り外すことによりポンチ7の交換が可能となっている。他 方、本体2には、ホルダ5の上方側に位置してエアハンマ11が設けられている 。エアハンマは11は、本体2に固定されたハウジング12と、その内部に気密 を保持して摺動自在に収容されるとともに、ハウジング12の内部に供給した圧 縮空気Eにより下方へ作動し、その先端部にて前述したポンチ7の頭部を打撃す るピストン13とによって構成されている。
【0004】 そして、かかる刻印装置1においては、ポンチ7の下方側にワークWを固定し た状態で、エアシリンダ6により前記ホルダ5をスライドさせ、いずれかのポン チ7を選択的にエアハンマ11の直下に位置決めした後、エアハンマ11により ポンチ7の頭部7aを打撃して先端の字型7bをワークWの表面に衝突させる。 これによりワークWの表面に文字等が打刻される。また、このような刻印装置1 では、使用期間の経過が経過するとポンチ7の字型7bが摩耗して刻印した文字 等に掠れが生じるため、半年乃至は1年毎にポンチ7を交換するのが一般的であ り、また、複数本のポンチ7のうち例えば製造年月日の日付部分を打刻するもの にあっては毎日交換されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした刻印装置1においては、ポンチ7を交換する際に、前 述したようにホルダ5に固定された止め板9の脱着作業が必要不可欠となってお り、かかる際の作業性が悪かった。一方、刻印装置1は製造ラインに配設される が一般的であり、その場合にはホルダ5が他の装置のかげに隠れるなど、ポンチ 7を交換する際の作業環境がよくない。こうしたことから、ポンチ7の交換作業 に時間を要しておりラインの生産効率を低下させる要因ともなっていた。
【0006】 本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、ポンチの交換 作業を極めて簡易に行うことができる刻印装置のポンチ保持構造を提供すること を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために請求項1の考案にあっては、ホルダに、先端に字型 を有するポンチを摺動自在に取り付ける一方、前記ポンチの頭部を打撃して前記 字型によりワークの表面に文字や記号を打刻する刻印装置において、前記ポンチ に被係合部を設け、前記ホルダに、ロック位置とアンロック位置とに移動可能で かつロック位置へ常時付勢されるストッパを設け、該ストッパに、前記ロック位 置にて前記被係合部に係合し、前記ポンチの摺動を許容しつつ前記ポンチの取り 外し方向の移動限界を決める係合部と、前記ホルダの周面に露出する操作部とを 設けたものとした。かかる構成において、使用時にポンチはストッパによりホル ダからの脱落を防止される。また、かかる状態で、外部に露出する操作部を操作 して、ロック位置に付勢されたストッパをアンロック位置へ強制移動させると、 ホルダに対するポンチの脱着が可能となる。
【0008】 また、請求項2の考案にあっては、請求項1の構成に加え、前記被係合部を、 前記ポンチの周面に設けられるとともに前記ポンチの摺動方向へ延びる切欠とす る一方、前記ストッパを前記ポンチの横断方向へ移動可能とするとともに、前記 係合部を前記ロック位置にて前記切欠に接面させ、かつ前記操作部を前記ホルダ から突出させたものとした。かかる構成では、作業者が操作部の周囲を視認でき ない状態にあっても、手探りの状態で操作部を操作してストッパをアンロック位 置へ移動できる。しかも、ストッパは、ホルダからのポンチの脱落を防止するだ けでなくポンチの回転をも確実に防止できる。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施の形態を図にしたがって説明する。すなわち、図1及び 図2は、図3及び図4をもって既説した刻印装置1に本考案を採用した場合にお けるホルダ5部分の拡大図である。以下、既説したものと同一の部分については 同一の符号を付すことにより説明を省略し、それと異なる部分についてのみ説明 する。
【0010】 すなわち、図2に示すようにホルダ5の下面には、ホルダ5に開口されるとと もに各々のポンチ7が嵌挿された各穴5aに近接して、前後方向つまり各ポンチ 7の横断方向に貫通した溝15がそれぞれ形成されている。溝15は穴5aに接 する一方側の開口縁を拡幅されるとともに、その中程部において穴5aに連続し ている。溝15の一端側は、ホルダ5の背面側に設けられた背板16(図2)に よって閉鎖されており、背板16には溝15内に突出する支持ピン17が立設さ れている。そして、溝15は、ホルダ5の下面にビス止めされた底板19によっ て閉鎖されている。底板19にはホルダ5の各穴5aに対応する穴19aと、そ の側部にそれぞれ位置するとともに、前記溝15に沿った方向に長尺状の長穴1 9bが開口されている。なお、ホルダ5と底板19により本考案のホルダが構成 されている。
【0011】 一方、底板19により閉鎖された溝15には、ホルダ5の前面側からストッパ 20が摺動自在に内嵌されている。ストッパ20は、端部が前記支持ピン17に 外挿されたコイルスプリング21によってホルダ5の前面側へ常時付勢されてい る。ストッパ20は、溝15内に内嵌する本考案の係合部であるコマ22と、一 端側がコマ22に螺嵌されるとともに、他端側が前記底板19の長穴19bに遊 挿され外部に突出した、本考案の操作部である操作ピン23とを有している。そ して、ストッパ20は、前記スプリング21によって、操作ピン23が長穴19 bの長手方向の一端側、つまり前記ホルダ5の前面側に位置する図2に示したロ ック位置を維持される一方、操作ピン23が前記長穴19bの長手方向の他端に 位置するアンロック位置まで移動可能となっている。
【0012】 前記コマ22にはホルダ5の穴5a内に突出する凸部22aが形成されている 。凸部22aは、ストッパ20がロック位置にて、ポンチ7の周面に形成された 切欠7cに接する端面22bを有し、その状態にて前記切欠7cの下端側に係合 して、ポンチ7の摺動を許容しつつポンチ7の取り外し方向の移動限界を決めて いる。なお、前記切欠7cにより本考案の被係止部が構成されている。
【0013】 以上の構成からなる本実施の形態において、ポンチ7は、使用時にはロック位 置にあるストッパ20によりホルダからの脱落を防止されている。また、かかる 状態で、外部に突出した操作ピン23をスプリング21の付勢に抗してスライド させ、ストッパ20をアンロック位置へ強制移動させると、コマ22の凸部22 aがポンチ7の切欠7cとの係合状態を解除され、ポンチ7を引き抜いて取り外 すことができる。逆に、ストッパ20をアンロック状態にしてポンチ7を挿入す るとともに所定の位置に回転させた後、操作ピン23から手を放すことによりポ ンチ7を取り付けることができる。よって、極めて簡単な作業によりポンチ7の 交換作業を行うことができる。その結果、刻印装置1が生産ラインに設置される とともに、ホルダ5が作業環境の悪い位置にある場合であったとしても、ポンチ 7の交換作業を速やかに行うことができる。
【0014】 しかも、本実施の形態においては、操作ピン23をホルダ5から突出させたこ とから、作業者が操作部の周囲を視認できない状態にあっても、手探りで操作ピ ン23を操作しストッパ20をアンロック位置へ移動させることができる。よっ て、ポンチ7の交換時における作業性がさらに向上する。また、使用時には、コ マ22の凸部22aがポンチ7の切欠7cに接面することにより、ポンチ7の回 転が確実に防止される。つまりポンチ7の交換作業を極めて簡単なものとしても 、ポンチ7の回転を防止するための部材が不要である。よって、刻印装置1にお ける部品点数の増加を最小限に止めることができる。
【0015】 なお、本実施の形態ではコマ22に凸部22aを形成し、ストッパ20がロッ ク位置にあるとき凸部22aがポンチ7の切欠7cに接面するようにしたが、凸 部22aを設けることなくコマ22が直接切欠7cに接面する構成としても構わ ない。また、ストッパ20に操作ピン23を設け、それをホルダ5の外部に突出 させたものを示したが、操作ピン23の先端をホルダ5の周面と面一にしても、 つまり単に露出させるだけであっても、従来のものに比べポンチ7の交換作業が 簡単になる。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように請求項1の考案においては、ポンチが使用時にはストッパ によりホルダからの脱落を防止される一方、ホルダの外部に露出する操作部を介 してストッパをアンロック位置へ強制移動させることにより、ホルダに対する脱 着が可能となるようにした。よって、操作部によりストッパを移動させるといっ た極めて簡単な作業によりポンチの交換を行うことができる。その結果、刻印装 置が生産ラインに設置されるとともに、ホルダが作業環境の悪い場所に位置して いる場合であっても、ポンチ7の交換作業を速やかに行うことが可能となる。
【0017】 これに加え、請求項2の考案では、ストッパの操作部をホルダの周面に突出さ せ、作業者が操作部を視認できない状態にあっても、手探りで操作部を操作して ストッパをアンロック位置へ移動できるようにしたことから、ポンチの交換時に おける作業性がさらに向上する。しかも、ホルダからのポンチの脱落を防止する ストッパによりポンチの回転を確実に防止できるようにしたことから、ポンチの 回転を防止するための部材が不要である。よって、ポンチの交換作業を極めて簡 単なものとしつつ、刻印装置における部品点数の増加を最小限に止めることがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施の形態を示す図3に対応するホ
ルダ部分の拡大図である。
【図2】同ホルダ部分の下面側を示した図である。
【図3】従来の刻印装置のホルダ部分を示す正面図であ
る。
【図4】同刻印装置の左側面図である。
【符号の説明】
1 刻印装置 5 ホルダ 7 ポンチ 7a 頭部 7b 字型 7c 切欠(被係合部) 19 底板(ホルダ) 20 ストッパ 22 コマ(係合部) 23 操作ピン(操作部)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホルダに、先端に字型を有するポンチを
    摺動自在に取り付ける一方、前記ポンチの頭部を打撃し
    て前記字型によりワークの表面に文字や記号を打刻する
    刻印装置において、 前記ポンチに被係合部を設け、前記ホルダに、ロック位
    置とアンロック位置とに移動可能でかつロック位置へ常
    時付勢されるストッパを設け、該ストッパに、前記ロッ
    ク位置にて前記被係合部に係合し、前記ポンチの摺動を
    許容しつつ前記ポンチの取り外し方向の移動限界を決め
    る係合部と、前記ホルダの周面に露出する操作部とを設
    けたことを特徴とする刻印装置のポンチ保持構造。
  2. 【請求項2】 前記被係合部を、前記ポンチの周面に設
    けられるとともに前記ポンチの摺動方向へ延びる切欠と
    する一方、前記ストッパを前記ポンチの横断方向へ移動
    可能とするとともに、前記係合部を前記ロック位置にて
    前記切欠に接面させ、かつ前記操作部を前記ホルダから
    突出させたことを特徴とする請求項1記載の刻印装置の
    ポンチ保持構造。
JP1995013474U 1995-11-27 1995-11-27 刻印装置のポンチ保持構造 Expired - Lifetime JP3025185U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190118074A (ko) * 2018-04-09 2019-10-17 유종석 각인 장치
KR20200016094A (ko) * 2018-08-06 2020-02-14 재단법인대구경북과학기술원 핫 엠보싱 장치의 인쇄 헤드

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KR20190118074A (ko) * 2018-04-09 2019-10-17 유종석 각인 장치
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