JP3025049U - リフト装置 - Google Patents
リフト装置Info
- Publication number
- JP3025049U JP3025049U JP1995012315U JP1231595U JP3025049U JP 3025049 U JP3025049 U JP 3025049U JP 1995012315 U JP1995012315 U JP 1995012315U JP 1231595 U JP1231595 U JP 1231595U JP 3025049 U JP3025049 U JP 3025049U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulley
- friction pulley
- plate
- sprocket gear
- anchor rope
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- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】構造が簡単で安価な、しかも安定して動作する
定滑車を用いたリフト装置を提供する。 【解決手段】複数の軸と、複数の軸の各々にカラーを介
してスプロケットギアとフリクションプーリとを軸に同
軸的に固着してなるプーリと、ベアリングを介して前後
複数の軸の両端を枢支する表板及び裏板と、スプロケッ
トギアとフリクションプーリとを隔てるための中板と、
表板及び裏板及び中板との位置を固定する隔板と、モー
タ等の駆動手段にクラッチを介して連結される駆動スプ
ロケットギアと複数のスプロケットギア及び駆動スプロ
ケットギアに巻回して作動を連結せしめるチェーンと、
フリクションプーリの各々に巻回し、一端は重量物の吊
り下げ用の端部とし、他端は操作用の端部としたアンカ
ーロープとを備え、吊り下げ用端部側のフリクションプ
ーリと操作用端部側のフリクションプーリの円周近傍に
フリクションプーリと対峙してアンカーロープを押圧す
る押圧ローラを配設したもの。
定滑車を用いたリフト装置を提供する。 【解決手段】複数の軸と、複数の軸の各々にカラーを介
してスプロケットギアとフリクションプーリとを軸に同
軸的に固着してなるプーリと、ベアリングを介して前後
複数の軸の両端を枢支する表板及び裏板と、スプロケッ
トギアとフリクションプーリとを隔てるための中板と、
表板及び裏板及び中板との位置を固定する隔板と、モー
タ等の駆動手段にクラッチを介して連結される駆動スプ
ロケットギアと複数のスプロケットギア及び駆動スプロ
ケットギアに巻回して作動を連結せしめるチェーンと、
フリクションプーリの各々に巻回し、一端は重量物の吊
り下げ用の端部とし、他端は操作用の端部としたアンカ
ーロープとを備え、吊り下げ用端部側のフリクションプ
ーリと操作用端部側のフリクションプーリの円周近傍に
フリクションプーリと対峙してアンカーロープを押圧す
る押圧ローラを配設したもの。
Description
【0001】
本考案は、ロープによって重量物を吊り下げ、または吊り上げるようにした定 滑車装置に係り、特に、モータ等の駆動トルクを常に一定に保ち10トン程度の 舟艇係留のために使用する長短自由なシーアンカー用ロープを牽引するのに適し たリフト装置に関する。
【0002】
従来、艀や釣り舟等に用いられるシーアンカーは、10キログラム程度と比較 的軽量であるために、通常は、人力で船縁から海面に投入し、または引き上げて いた。 また、荷物等も高低差がある所へ移動させるような場合に、10キログラム程 の重量のものは、人が手で移動させることが多かった。
【0003】
ところが、上述した従来の舟艇のシーアンカーを直接操作する場合等では、波 による動揺があって足場が悪いため、海中へ転落する危険があり、特に高齢者が 寒中転落すると生命の危険を生じるという欠点があった。 この問題を解決するものとして本願出願人が先に提案した実開平7-40681 があ った。この考案においては、複数個のプーリを使用した定滑車装置で、モータに よりシーアンカーを巻き揚げ、人力でシーアンカーを吊り降ろすことができるよ うにしたものである。 ところが、先の提案では、アンカーロープを動かすのは、プーリとアンカーロ ープの摩擦を利用しているため、常にプーリとアンカーロープを密着させる必要 があった。このためプーリの位置をアンカーロープが最大に接触する位置に配置 しているが、アンカーロープの吊り下げ用端部側と操作用端部側のプーリだけは 位置的な制約あるので、プーリとアンカーロープの接触部分を十分にとることが できなくなり、プーリの回転がうまくアンカーロープに伝わらず、スリップが発 生するという問題があった。 また、巻き揚げ作業の停止はシーアンカーの上がり具合を見ながら、手動でモ ータの停止スイッチを操作するので、特に慣れない場合など、停止のタイミング を誤ってシーアンカーをリフト装置に巻き込んでしまい、リフト装置を破損して しまうという問題があった。 本考案は、上述した従来技術の問題点に鑑み、簡単で安価な、しかも安定して 動作する安全な定滑車を用いたリフト装置を提供することを目的とする。
【0004】
上記の目的を達成するために、本考案においては、複数の軸と、該複数の軸の 各々にカラーを介してスプロケットギアとフリクションプーリとを該軸に同軸的 に固着してなるプーリと、ベアリングを介して前後複数の軸の両端を枢支する表 板及び裏板と、前記スプロケットギアとフリクションプーリとを隔てるための中 板と、前記表板及び裏板及び中板との位置を固定する隔板と、モータ等の駆動手 段にクラッチを介して連結される駆動スプロケットギアと前記複数のスプロケッ トギア及び駆動スプロケットギアに巻回して作動を連結せしめるチェーンと、前 記フリクションプーリの各々に巻回し、一端は重量物の吊り下げ用の端部とし、 他端は操作用の端部としたアンカーロープとを備え、前記吊り下げ用端部側のフ リクションプーリと操作用端部側のフリクションプーリの円周近傍にフリクショ ンプーリと対峙してアンカーロープを押圧する押圧ローラが配設されていること を特徴とするものである。 また、前記吊り下げ用端部側に取り付けられた押圧ローラの外周に作動片が接 触する状態で検出スイッチが前記表板に配設されていることを特徴とすものであ る。
【0005】
以下、本考案に係るリフト装置の実施の形態を図に基づいて説明する。 図1は本考案に係るリフト装置を模式的に示す正面図であり、図2は図1の矢 印A−A断面方向から拡大して見た矢視図で、図3は検出スイッチの動作説明図 である。
【0006】 図1において、リフト装置1は、図示していないシーアンカーを図1の右端部 からアンカーロープ2の吊り下げ用端部2aで吊り下げ、同じく左端部にアンカ ーロープ2の操作用端部2bを束ねている。 前記リフト装置1は、表板1a、裏板1b、中板1cによってプーリ3〜8を 枢支している。各プーリ3〜8は、図示していないモータに駆動されるスプロケ ットギア9とチェーン10によって連結されている。
【0007】 そして、該駆動スプロケットギア9によって、このチェーン10を介して各プ ーリ3〜8が駆動される。前記アンカーロープ2は、各プーリ3〜8に巻回され ている。 前記表板1a、裏板1b、中板1cは図2に示すように、隔板1dによって固 定され、リフト装置1は甲板等の固定部分に取り付けられている。 前記各プーリ3〜8は、総て同一形状であり、その内の一つであるプーリ3の 形状の断面図を図2に示す。
【0008】 図2において、プーリ3は軸3aにカラー3bを固着し、該カラー3bの一端 にスプロケットギア3cを固着している。 カラー3bの他端には、例えばゴム或いはその他のプラスチック等の高摩擦係 数を有し、且つ、弾力性のある材料からなるフリクションプーリ3dを固着する 。 前記フリクションプーリ3dは円周面中央部に、アンカーロープ2をガイドす る凹部3eが形成されている。
【0009】 軸3aの両端部にはベアリング11、12を嵌合し、表板1a、裏板1bに軸 3aを枢支させている。また、中板1cには、軸3aに固着したカラー3bが触 れることなく挿通される通り孔1e、1e、・・・が形成されており、該中板1 cによってスプロケットギア3cとフリクションプーリ3dとが隔てられるよう に成っている。 前記した各プーリ3〜8のスプロケットギア3c〜8cおよび駆動スプロケッ トギア9に対して、チェーン10を巻回し、作動を連結している。
【0010】 また、図1に示すように、アンカーロープ2の吊り下げ用端部側のプーリ3と 操作用端部側のプーリ8にはアンカーロープ2を挟んでアンカーロープ2を押圧 する押圧ローラ13、18が取り付けられている。 該押圧ローラ13、18は同一構造なので、押圧ローラ13の構造について図 2を用いて説明すると、押圧ローラ13はプラスチック等から形成されたローラ 部13aがローラ軸13bに固着されており、ローラ部13aには円周両端に平 坦部13c、13dを持ち、中央部にアンカーロープ2のガイドする凹部13e が形成されている。
【0011】 前記ローラ軸13bの表板1a側の端部13b′は、表板1aの内部に形成さ れた穴1fに閉じ込められたピン15を介してバネ14により圧接されており、 該バネ14の作用により、常に前記ローラ部13aはアンカーロープ2をフリク ションプーリ3dに押圧している。このフリクションプーリ3dを押圧する強さ は穴1fに取り付けられている調節ネジ16の位置によって調節され、該調節ネ ジ16を押し込んで行くとバネ14が圧縮されて押圧が強くなり、調節ネジ16 を抜く方向では弱くすることができるので、アンカーロープ2とフリクションプ ーリ3dのスリップ度合いを見て調節ネジ16を調節する。 またローラ部13aはアンカーロープ2の太さにより上下動するので、ローラ 軸13bも一緒に動けるように、表板1aの内壁面に逃げ部1hが形成してある 。 一方ローラ軸13bの裏板1b側の端部13b″は、裏板1bに形成された軸 穴1gにより枢支される。
【0012】 前記ローラ部13aの上には、円周の平坦部13dに検出スイッチ17の作動 片17aが接する状態で表板1aの内壁面に取り付けられている。 該検出スイッチ17はアンカーロープ2のロープエンドを検出するためのスイ ッチであり、図3に示すようにアンカーロープ2の端部2aのロープエンドの少 し手前に形成した結び目2cが作動片17aを通過する時に作動片17aを持ち 上げるのでスイッチ17が動作し、スイッチ17に接続された配線17bを通じ て図示していないモータを止め、ロープエンドに継がれたシーアンカーが、リフ ト装置1に巻き込まれるのを防止するものである。
【0013】 次に上述したリフト装置1の動作を説明すると、図1において、リフト装置1 が舟艇の甲板上に据え付けられ、アンカーロープ2の吊り下げ用端部2aに数1 0キログラム程度の図示していないシーアンカーが結合され、海中にに沈下して いる状態であるものとする。 この状態で、前記シーアンカーを引き揚げるために、駆動スプロケットギア9 を図示していないモータ等により矢印方向に回転せしめると、チエーンとの噛合 いよってスプロケットギア3c〜8cが各々矢印方向に回転する。
【0014】 スプロケットギア3c〜8cは図2で示すようにフリクションプーリ3d〜8 dと一体的に構成してあるから、フリクションプーリ3d〜8もスプロケットギ ア3c〜8cと一体的に回転し、アンカーロープ2を矢印方向に牽引する。 この時にフリクションプーリ3d、8dの位置に取り付けられた押圧ローラ1 3、18がそれぞれアンカーロープ2を押圧するので、フリクションプーリ3d と8dの回転力も効率良くアンカーロープ2ロープに伝わり、安定してシーアン カーの引き揚げ作業ができる。
【0015】 引き揚げられたアンカーロープ2の端部2bはリフト装置1の傍らに巻いて 積み上げておく、シーアンカーが所定位置まで引き揚げられると、アンカーロー プ2に形成した結び目2cが、押圧ローラ13の位置に達し、ローラ部13aを 持ち上げる。するとローラ部13aに接触している検出スイッチ17の作動片1 7aが持ち上げられることにより、検出スイッチ17が作動してモータの回転を 止めるので、リフト装置1の動作も自動的に停止する。
【0016】
本考案によれば、以上の如く吊り下げ用端部側のフリクションプーリと操作用 端部側のフリクションプーリにフリクションプーリと対峙してバネでアンカーロ ープを押圧する押圧ローラを取り付けたことにより、アンカーロープとフリクシ ョンプーリのスリップがなくなり、効率の良いスムーズなシーアンカーの巻き揚 げ作業が可能となる。 また、吊り下げ用端部側の押圧ローラに検出スイッチを取り付けたことにより 、シーアンカーの巻き揚げ作業のモータの停止が自動的に、しかも正確に行われ るので、リフト装置を破損するという問題もなくなり、しかもシーアンカーの動 きを監視してモータの停止スイッチを操作するという手間も省ける。
【図1】本考案に係るリフト装置を模式的に示す正面図
である。
である。
【図2】図1の矢印A−A断面方向から拡大して見た矢
視図である。
視図である。
【図3】本考案に係る検出スイッチの動作説明図であ
る。
る。
1 リフト装置 1a 表板 1b 裏板 1c 中板 1d 隔板 2 アンカーロープ 2a 吊り下げ用端部 2b 操作用端部 2c 結び目 3〜8 プーリ 3a 軸 3b カラー 3c スプロケットギア 3d フリクションプーリ 9 駆動スプロケットギア 10 チェーン 11 ベアリング 12 ベアリング 13 押圧ローラ 13a ローラ部 13b ローラ軸 14 バネ 15 ピン 16 調節ネジ 17 検出スイッチ 17a 作動片 18 押圧ローラ
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の軸と、該複数の軸の各々にカラー
を介してスプロケットギアとフリクションプーリとを該
軸に同軸的に固着してなるプーリと、ベアリングを介し
て前後複数の軸の両端を枢支する表板及び裏板と、前記
スプロケットギアとフリクションプーリとを隔てるため
の中板と、前記表板及び裏板及び中板との位置を固定す
る隔板と、モータ等の駆動手段にクラッチを介して連結
される駆動スプロケットギアと前記複数のスプロケット
ギア及び駆動スプロケットギアに巻回して作動を連結せ
しめるチェーンと、前記フリクションプーリの各々に巻
回し一端は重量物の吊り下げ用の端部とし他端は操作用
の端部としたアンカーロープとを備え、 前記吊り下げ用端部側のフリクションプーリと操作用端
部側のフリクションプーリの円周近傍にフリクションプ
ーリと対峙してアンカーロープを押圧する押圧ローラが
配設されていることを特徴とするリフト装置。 - 【請求項2】 前記吊り下げ用端部側に取り付けられた
押圧ローラの外周に作動片が接触する状態で検出スイッ
チが前記表板に配設されていることを特徴とする請求項
1記載のリフト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995012315U JP3025049U (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | リフト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995012315U JP3025049U (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | リフト装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3025049U true JP3025049U (ja) | 1996-06-07 |
Family
ID=43160260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995012315U Expired - Lifetime JP3025049U (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | リフト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3025049U (ja) |
-
1995
- 1995-11-21 JP JP1995012315U patent/JP3025049U/ja not_active Expired - Lifetime
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