JP3024714U - 囲碁用具 - Google Patents

囲碁用具

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JP3024714U JP1995013025U JP1302595U JP3024714U JP 3024714 U JP3024714 U JP 3024714U JP 1995013025 U JP1995013025 U JP 1995013025U JP 1302595 U JP1302595 U JP 1302595U JP 3024714 U JP3024714 U JP 3024714U
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敏 長谷川
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敏 長谷川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 囲碁を立体的なイメージの盤ゲームとし
て印象づけるとともに、駒の操作も容易にして、囲碁の
醍醐味を向上させる。 【解決手段】 表面に縦、横同一間隔の各20個の線状
凸部により、361個の凹状枡目を形成した囲碁盤1
と、その下部が前記凹状枡目に係合する形状で、かつ少
なくともその上部が前記係合部より幅が小さい立体形状
の駒2とからなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、囲碁ゲームに用いられる囲碁盤と駒(碁石に相当)との改良技術 に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、囲碁は、縦横同一間隔の19線によって区画が形成された碁盤 上の目(線の交差点)に、はまぐり型の碁石を打っていき、相手の石を囲んで取 りつつ、碁石によって囲んだ区画が多い方が勝ちというゲームである。
【0003】 ところで、本考案者らにとって囲碁は最高におもしろいゲームと思われるが、 それに反して現在の囲碁人口は、むしろ若人間には徐々に減少の一途をたどって いる。すなわち現代の若者には興味のあるゲームとしては捉えられていないよう である。
【0004】 一般に盤上ゲームの面白さについて検討すると、種々の要素があるものの、形 勢判断の容易さと用具という2つの要素が重要であると考えられ、囲碁において はこの2つの要素に問題があると考えられる。
【0005】 すなわち、まず囲碁は、形勢判断が容易でない。このことは、例えば、テレビ の囲碁の解説役で登場する一流プロの棋士でさえ目算を誤ることが度々あること からも明らかである。そしてこの原因を考えてみると、碁石を線と線の交差点( 目)に置き、地所はその点の数を数えるというルールにあると言える。
【0006】 次に、囲碁の用具を見ると、盤は平面であり、駒である碁石ははまぐり形で、 ゲーム全体としてあまり立体的でなく、むしろ平面的である。ゲームが平面的で あると面白味が半減するのは、紙パイを使ってやる麻雀、ボール紙の駒を使って やるチェスがさっぱり面白くないことからも明らかである。特に、チェスはあの 立体的な豪華な駒を動かして行うからこそ、無限の面白さを感じるのである。し たがって、平面的な印象のある現在の囲碁では、特に女性や子どもには興味を削 がれることになる。
【0007】 また、盤上の目に碁石をぴったり置こうとしても、盤は平面で、碁石ははまぐ り形なので、当然ながら碁石の位置はずれることが多くなる。このため、几帳面 な者が対局をすると、自分の石はもとより相手の石まで正確な位置に置き直すこ とになり、その者にとって煩雑であるばかりでなく、相手方も見ていて気になっ てしまうのである。この点からも、現在の用具が最善のものとは言えず、興味を 削がれる一因となっていると考えられる。
【0008】 そこで、現在の囲碁ゲームに関する諸点を踏まえ、本考案者は、実開平6−8 1576号において、図6に示す、碁盤4を縦横各20線で361個の枡目を形 成させるとともに、碁石である駒5を立体的な円筒状にして、その立体的な駒5 を碁盤4の枡目に置くという囲碁用具を提案した。この用具では、駒5が円筒形 状であり、かつそれを枡目に打つというところから、ゲームが立体的となり、ま た地所は枡目を数えるので目算もし易くなり、さらに駒5も正確な位置に打ちや すくなって、上記問題の解消が図れるものとなる。
【0009】
【解決しようとする課題】
しかし、実開平6−81576号の囲碁用器具でも、実際にそれを用いて対局 をしていくうち、次のような問題のあることがわかってきた。
【0010】 駒5が円筒状であるので、それを正確に目(枡目)に打ちやすくなったのは 事実であるが、打つ者がいい加減な位置に打てば当然ながら目からずれてしまう ものとなる。 囲碁では、囲んだ相手の駒を取ることになるが、駒5が円筒状なので、囲ん だ駒をつまみづらく、はさむ際に他の駒を倒したり、その位置をずらしたりして しまう。 駒5が円筒状であるので、ある程度の立体感はでるものの単純な形状なので 視覚的に限界がある。
【0011】 このような問題のうち特にに対しては、実開昭62−128582号に示さ れるゲーム用具を応用することも考えられる。すなわち、その用具は、図7に示 すように、四角形をした盤7上に縦横の線状凸部により凹状枡目8を形成し、そ の凹状枡目8に駒9を置くというものであり、これを囲碁の用具として用いれば 、目となる枡目8に正確に打てることになる。
【0012】 しかしながら、この用具における駒においても、囲碁に用いた場合には、囲ん だ駒9を取りづらいという問題、すなわち上記の問題は依然として解決できな い。特に、この駒9は、図示のように高さのあまりない立方体であり、実開平6 −81576号の円筒状駒5に比してさらにつまみづらくなる。また、高さのあ まりない立方体では将棋の駒のようなイメージとなり、立体的な印象はおきず、 上記と同様の問題が生じる。さらに、囲碁の駒(碁石)は平面視で円形である ことから、単純な立方体では、異なる盤ゲームのような印象も出てしまい、囲碁 ゲームの駒としてはあまり適した形状でないものとなる。
【0013】 本考案は、上記実開平6ー81576号及び実開昭62−128582号の有 する問題を一新し、もって囲碁を魅力ある盤ゲームとすることのできる用具を提 供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
このため本考案に係る囲碁用具は、表面に縦、横同一間隔の各20個の線状凸 部により、361個の凹状枡目を形成した囲碁盤と、その下部が前記凹状枡目に 係合する形状で、かつ少なくともその上部が前記係合部より幅が小さい立体形状 の駒とからなることを特徴とする。
【0015】 前記凹状枡目は四角形状(正確な四角形はもとより、角が切られている形状や アールのついている形状等、平面視で略四角形となるもの)に形成されるので、 そこに係合される駒の下部も平面視で四角形状にならざるを得ないが、駒の上部 はその係合部より幅の小さい形状であればどのような形状でもよい。すなわち、 駒は上部と下部とが上下対称形でなくなるため、立体感がより増すことになる。 上部が平面視で円形(純粋な球形、はまぐり型、円盤状等)であれば、碁盤上で は、平面視からは、従来の碁石を置いたと同様の印象がもてる一方、他の角度視 からは極めて立体的な盤ゲームとしての印象がもてる。すなわち、あくまで囲碁 ゲームとの印象を有しつつ、より立体的な囲碁ゲームとしての印象がもてるもの となる。なお、係合部である下部を盤と同色とし、上部のみ他の色とすれば、駒 が浮き上がったような感じとなって立体感がさらに増加するものとなる。
【0016】 駒を打つ際は、盤上の凹状枡目が目となっているので、そこに駒の下部を載置 する。駒の下部は前記凹状枡目と係合するので、従来のように目から位置がずれ るということはまったくない。相手の駒を囲んでそれを取る際、駒の上部は下部 よりも幅が小さい形状であるので、上部側では隣接する駒と駒との間の間隔があ くのでつまみやすく、また隣接する駒を倒すということもない。
【0017】
【考案の実施の形態】
本考案の具体的実施形態を図面に基づき説明する。
【0018】 図1及び図2は囲碁盤1の一形態例を示す。図示のように、盤1表面上に縦横 同一間隔の各20個の線状凸部10により361個の凹状枡目11が形成される。こ の凹状枡目11が目となる。この例では、該凹状枡目11は平面視で角がアールのつ いた四角形状であり、また開口が底部より拡がるテーパが形成されている。この ように凹状枡目11を単純な直方状としないことにより、後述する駒2,3との係 合状態を確実ならしめるものとしている。
【0019】 図3は駒の第1形態例を示す。図示のように、駒2は下部である係合部20が直 方状、上部22が支持部21を介した球状よりなる。前記係合部20は、角がアールと なるとともに、四辺のより下方部にテーパが形成されており、前記凹状枡目11に 係合する形状となっている。前記上部22は、係合部20と同一軸心Oとなるように 支持部21に支持されている。
【0020】 図4は駒の他の形態例を示す。図示のように、駒3の下部側は四角錐状、上端 30は平面視で正円形状となるアールがついている。下部側の下端は係合部31であ り、角がアール形状であるとともに、四辺にはテーパが形成されており、前記凹 状枡目11に係合する形状となっている。また駒3内部は、同図(d)に示すように 、駒3外形と相似形となるように底部からくり抜かれた空洞状となっており、駒 3を重ねて収納することができるものとなっている。そして、重ねた際に駒3相 互がはりついてしまわないように、駒3の空洞内面には空気抜けのための溝32が 形成されている。
【0021】 図3及び図4に示すいずれの駒2,3においても、それぞれ白・黒のように異 なる二色からなる所用枚数で構成されることは言うまでもない。もちろん、二色 であれば、赤・青や金・銀であってもかまわない。
【0022】 図5は、図1及び図2に示す碁盤1と図3に示す駒2を用いたゲーム態様を示 している。駒2を打つ際は、碁盤1の凹状枡目10に載置すれば、駒2の下部が凹 状枡目10にぴったり係合し、その打つ位置がずれてしまうことがまったくなくな る。また図示からも明らかなように、駒2の平面視は円形であるにもかかわらず 、高さのある立体形状であるので、囲碁をしているという感覚を持ちつつ、斬新 な感覚で囲碁を楽しめるものとなっている。さらに駒2の上部は下部と比べて幅 の小さい球状なので、既に載置してある駒2の隣りの枡目10に打つときでも、打 ちづらいということがなく、また相手の駒2を囲んでそれを取るときでも、隣接 する駒2の上部間には間隔が開くのでつまみにくいということもなく、隣接する 駒2を倒すこともない。
【0023】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案に係る囲碁用具によれば、次のような顕著な効果 が得られるものとなる。 駒が多数隣接するような位置(目)でも駒を容易に打つことができ、また囲ん だ駒をつまんで取るのも極めて容易にでき、その際に隣接する駒を倒すというこ ともない。 上部と下部とで幅が異なる上下非対称形で、単純な形状でないので、より立体 感のある囲碁ゲームとしての印象が出ることになり、従来の平面的なイメージを 払拭でき、国際的な盤ゲームであるチェスのような感覚で対局を行うことができ る。 碁盤の枡目と駒の下部とは係合する形状となっているので、誰でも駒を正確な 位置(目)に打てることができ、従来見られていた、対局中に駒(碁石)を置き 直すという煩雑さはまったくなくなる。 もちろん、枡目が目となることから、従来の交差の場合と比して、目算もし易 くなり、形勢判断が容易となることは本考案者が既に提案した実開平6−815 76号と同様である。
【0024】 そして、以上〜の効果により、囲碁が従来持っていたイメージをことごと く変えて、より親しみやすいものとすることができ、もって盤ゲームとして国際 的にも広く普及できるといった極めて有益な派生的効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は碁盤の一形態例を示し、(a)は平面図、
(b)は(a)図中A−A断面図である。
【図2】図1に示す碁盤の斜視図である。
【図3】図3は駒の一形態例を示し、(a)は正面図、(b)
は平面図、(c)は斜視図である。
【図4】図4は駒の他の形態例を示し、(a)は正面図、
(b)は平面図、(c)は(a)図中B−B断面図、(d)は駒を重
ねた状態を示す断面図である。
【図5】図1の盤に図3の駒を用いた使用例を示す説明
図である。
【図6】本考案者が提案した実開平6−81576号の
用具を示し、(a)は使用状態の平面図、(b)は駒をつまん
だ状態図である。
【図7】実開昭62−128582号の用具を示し、
(a)は盤の斜視図、(b)は盤上に駒を置いた状態の断面図
である。
【符号の説明】
1 碁盤 2,3 駒 10 凹状枡目

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に縦、横同一間隔の各20個の線状
    凸部により、361個の凹状枡目を形成した囲碁盤と、
    その下部が前記凹状枡目に係合する形状で、かつ少なく
    ともその上部が前記係合部より幅が小さい立体形状の駒
    とからなることを特徴とする囲碁用具。
  2. 【請求項2】 表面に縦、横同一間隔の各20個の線状
    凸部により、361個の凹状枡目を形成した囲碁盤と、
    その下部が前記凹状枡目に係合する形状で、かつ少なく
    ともその上部が前記係合部より幅が小さい立体形状の駒
    とからなる囲碁用具であって、前記駒の上部が、平面視
    で円状であることを特徴とする囲碁用具。
  3. 【請求項3】 表面に縦、横同一間隔の各20個の線状
    凸部により、361個の凹状枡目を形成した囲碁盤と、
    その下部が前記凹状枡目に係合する形状で、かつ少なく
    ともその上部が前記係合部より幅が小さい立体形状の駒
    とからなる囲碁用具であって、前記駒の上部が球形であ
    ることを特徴とする囲碁用具。
JP1995013025U 1995-11-16 1995-11-16 囲碁用具 Expired - Lifetime JP3024714U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0675566B2 (ja) * 1989-09-20 1994-09-28 和男 市川 内視鏡貫挿孔形成用セット

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0675566B2 (ja) * 1989-09-20 1994-09-28 和男 市川 内視鏡貫挿孔形成用セット

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