JP3024613U - 金融情報管理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金融機関において顧客の融資状況の把握、
融資の審査の支援。 【解決手段】担保物件評価額の一定比率に予め定めた根
抵当権極度額を設けておき、担保物件評価額の一定額を
融資限度額とし、貸付限度額から貸付残高を控除した額
内で、自動車ローン、学資ローン及び生活ローン等の１
以上の融資を行う金融管理装置であって、表示出力装置
と、データ入力装置、処理装置と、顧客の融資データ及
び対応する融資限度額データが格納された融資実行デー
タファイルとを有し、前記データ入力装置により顧客識
別データを入力し、前記のデータを取り出して該顧客の
融資限度額データに対する融資データを前記表示出力装
置に出力し、顧客識別データ対応の融資限度データを格
納する融資限度額マスターファイルと前記融資実行デー
タファイル内のデータを融資種別毎に検索せしめる検索
制御手段とを備え、所要の融資種別データを表示出力し
た後、該表示出力された融資種別データの中から、所要
の融資種別データに対応する融資データを索出する金融
情報管理装置。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、金融機関において、顧客の融資状況が容易に把握でき、顧客からの 融資申込に対して、融資の審査を支援することのできる管理装置に関する。特に 、住宅ローンを柱として、生活を営む上で必要とする資金をパック化し、単品商 品の利用より、金利及び保証料を低く抑さえるとともに、手続きや徴求書類を簡 略化した商品内容として、一度利用した顧客を継続して管理するための金融情報 管理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

近年、各金融機関は、個人市場にターゲットを当て、自動車ローンをはじめ各 種生活関連資金の開発を行い、次々と新金融商品を発売し、その金利水準も市場 の金利状況を反映し、どの金融機関の商品も特徴のないものとなっている。又、 融資の手続きは複雑で解かりにくく、面倒だというイメージが定着し、金融機関 の計画どおりの実績を上げていないのが現状ある。 従来、担保物件について極度額を設定し、その極度額範囲内で融資を実行する 制度が存在する。 しかしながら、その融資対象は一定の限定されたものに過ぎなかった。 従って、顧客は使用用途毎に融資を審査され不便であった。又、金融機関に とっても一々担保の確保等を行う必要があり、不便であった。 そして、この新商品について顧客毎に融資状況、新ローンに対する融資の可否 判断等を管理する必要があり、そのための管理装置の開発が求められている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで、本考案が解決しようとする課題は、住宅ローンを柱として、生活を営 む上で必要とする資金をパック化し、単品商品の利用より、金利及び保証料を低 く抑さえるとともに、手続きや徴求書類を簡略化した商品内容として、一度利用 した顧客を継続して管理するための管理装置を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、担保物件評価額の一定比率に予め定めた根抵当権極度額を設 けておき、担保物件評価額の一定額を融資限度額とし、貸付限度額から貸付残高 を控除した額内で、自動車ローン、学資ローン及び生活ローン等の１以上の融資 を行う金融管理装置であって、 表示出力装置と、データ入力装置、処理装置と、顧客の融資データ及び対応す る融資限度額データが格納された融資実行データファイルとを有し、 前記データ入力装置により顧客識別データを入力し、前記のデータを取り出し て該顧客の融資限度額データに対する融資データを前記表示出力装置に出力し、 顧客識別データ対応の融資限度データを格納する融資限度額マスターファイルと 前記融資実行データファイル内のデータを融資種別毎に検索せしめる検索制御手 段とを備え、 所要の融資種別データを表示出力した後、該表示出力された融資 種別データの中から、所要の融資種別データに対応する融資データを索出するこ とを特徴とする金融管理装置を提供する。

【０００５】 前記融資限度額マスターファイルは、融資を予定する融資種別を全て収容して おく。又、実行した融資のデータ等は、前記融資種別を示す記号が付され格納さ れる。従って、この顧客の融資実行ファイルを識別番号により検引し、又必要に 応じて、融資限度額マスターファイルから融資種別毎のデータを取り出してデー タの更新を行い、また前記顧客融資実行データファイルから融資種別別のデータ を取り出して、融資の可否等を判断するものである。 以下、本考案を図面によってさらに詳細に説明する。 図１は、本考案の一実施例を説明するブロック図、１は表示部、２はキーボー ド、３は制御部、４は処理装置、５はファイル装置、６はファイル、７はプリン タである。Ｆは融資実行データファイル、Ｍは融資種別マスタファイルである。 図２は、ファイル構成図であり、Ｄ1、Ｄ2はデータ、Ａ、Ｂ，Ｃは融資種別、 ＩＤは識別コード、Ｋはデータ領域である。 図１における融資種別データファイルは図２の（ａ）に示すように、１個の顧 客識別コードＩＤが付されたファイル内に、全ての融資実行データが収容されて いる。 図１における融資種別マスタＭには図２（ｂ）に示すようにその顧客が実行す る全ての融資種別情報が、融資種別記号Ａ，Ｂ，Ｃと共に収容されている。 図１において、キーボード２の操作により識別コードＩＤを入力すれば、該顧 客のデータファイルＦ及びＭのデータが読みだされて表示部１に表示され、従っ て個人の融資実績データー、融資種別の全容を知ることができる。また、識別コ ードＩＤと共に融資の種別、例えばＡを入力すれば、該個人ファイルのローンＡ に関するデータのみが表示される。何れの場合もキーボード２の操作により、融 資実行データファイルＦに融資実行データーを入力し、データーの更新を行い、 あるいは所要のデータをプリンタに出力により、顧客別の融資実行明細書を作製 することができるわけである。 第３図は表示部１における表示の一例（入力モード）で、融資実行データを入 力する場合を示し、第３図の行為入力部にキーボーから入力された融資実行デー ターが表示される。 以上のように、本考案は、複数の融資を受ける顧客の融資情報を１個の顧客融 資データーファイルに括めて管理することにより、個人のデーターの更新及び融 資実行明細書の発行を容易とするだけでなく、処理効率を著しく向上できる利点 を有するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の一実施例を説明するブロック図、

【図２】 本発明の一実施例におけるファイル構成図、

【図３】 本発明の一実施例における表示例であり、

【符号の説明】

１ 表示部、 ２ キーボード、 ３ 制御部、 ４ 処理装置、 ５ ファイル装置、 ６ ファイル、 ７ プリンタ、 Ａ，Ｂ ローン種別 Ｄ１，Ｄ２ データ、 Ｆ 融資実行データーファイル、 ＩＤ 識別コード、 Ｋ データー領域、 Ｍ ローン種別マスタ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 担保物件評価額の一定比率に予め定めた
   根抵当権極度額を設けておき、担保物件評価額の一定額
   を融資限度額とし、貸付限度額から貸付残高を控除した
   額内で、自動車ローン、学資ローン及び生活ローン等の
   １以上の融資を行う金融管理装置であって、 表示出力装置と、データ入力装置、処理装置と、顧客の
   融資データ及び対応する融資限度額データが格納された
   融資実行データファイルとを有し、 前記データ入力装置により顧客識別データを入力し、前
   記のデータを取り出して該顧客の融資限度額データに対
   する融資データを前記表示出力装置に出力し、顧客識別
   データ対応の融資限度データを格納する融資限度額マス
   ターファイルと前記融資実行データファイル内のデータ
   を融資種別毎に検索せしめる検索制御手段とを備え、所
   要の融資種別データを表示出力した後、該表示出力され
   た融資種別データの中から、所要の融資種別データに対
   応する融資データを索出することを特徴とする金融情報
   管理装置。