JP3024508U - 爪楊枝携帯袋を添着した爪楊枝のパッケージ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 爪楊枝のパッケージを購入すると同時に、外
出先に爪楊枝を手軽に持ち出せて携帯に便利な爪楊枝携
帯袋を安価に提供することができる。 【解決手段】 強靱な紙材で、爪楊枝の略全高寸法と略
同一寸法に長辺側を形成した直方形の背面２を形成す
る。背面２の下半部に横断面Ｃ字形に爪楊枝挿入袋３を
形成して爪楊枝携帯袋１を構成する。爪楊枝携帯袋１の
長手方向と爪楊枝を多数詰め込みした爪楊枝の包装容器
６中の爪楊枝の全高方向とを平行にして爪楊枝の包装容
器６の外周面に添着する。プラスチックスの加熱収縮フ
イルムで形成する被覆固定シートカバー７で、前記爪楊
枝の包装容器６の外周面に添着した爪楊枝携帯袋１を被
覆し加熱による熱収縮で添着固定する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、爪楊枝の包装容器の外周面に爪楊枝の携帯に便利な爪楊枝携帯袋を 添着した爪楊枝のパッケージに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、爪楊枝は、通常多数の爪楊枝を透明なプラスチック容器或は紙質のケー スに入れて爪楊枝のパッケージとして販売されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の爪楊枝のパッケージを購入した場合、一般の家庭内やレストラン等で利 用する場合は、陶器や木製等の爪楊枝入れに移し代えて常備使用するので問題は ないが、近来アウトドアを楽しむ機会が多くなり、ドライブ中の車内や屋外で食 事する回数が著しく増大しているが、この場合、車内や屋外では爪楊枝が常備さ れておらず不便を感じることが多々あり、外出先で簡便に利用できる爪楊枝の常 備携帯が強く望まれている。しかしながら爪楊枝は嵩の割には先尖りで突く危険 があるため爪楊枝の携帯容器はプラスチックや、革材質等で頑強に作られており 、重くて高価なものとなり、従来の携帯容器は便利な反面、あまり一般には普及 していない大きな要因となる問題点を有していた。

【０００４】 本考案は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、 その目的とするところは、一般家庭が購入する通常の安価な爪楊枝のパッケージ に携帯に便利な爪楊枝携帯袋が添着されており購入後に爪楊枝携帯袋を切離して 手軽に爪楊枝の入った爪楊枝携帯袋をポケットや車内に入れて持ち歩きのできる 便利で安価な爪楊枝のパッケージを提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案の爪楊枝携帯袋を添着した爪楊枝のパッケー ジは友禅の和紙を用い、爪楊枝の全高と略同一寸法に長辺側を形成した直方形の 背面の表面下半部を袋状に形成した爪楊枝携帯袋を爪楊枝の入った爪楊枝の包装 容器の外周面に添着し、外側からプラスチックスの収縮フイルムにより爪楊枝の 包装容器の外周面に前記爪楊枝携帯袋を動かないように包覆して添着固定する構 成とする。 購買者は、購入後にプラスチックスの収縮フイルムを破ると爪楊枝携帯袋は独 立して取り出せることができ簡便に外出用として爪楊枝の携帯が可能となる。

【０００６】

【考案の実施の形態】

図面に基づいて本考案を詳述すると、図１〜図４において、爪楊枝携帯袋１は 、強靱な紙材質のもの、とりわけ友禅の和紙で形成することが最も好ましく、背 面２は、直方形に裁断し、直方形の長辺側（図１において縦方向側）は爪楊枝Ｔ の略全高寸法と同寸法に形成することが好ましい。 爪楊枝挿入袋３は、横断面略Ｃ字形に前記背面２の表面４に被着し、袋形に形 成する。さらに詳しくは、爪楊枝挿入袋３は、前記背面２の表面４の下半部全面 を被覆でき、且つ、表面４の両側面及び底部において裏面側に折り返して貼着で きる大きさの直方形に裁断して折り返し部５を貼着し、爪楊枝の挿入可能な横断 面Ｃ字形の袋形に形成する。 爪楊枝の包装容器６は、例えばポリエチレンの透明容器で有蓋円筒形に形成し 中に爪楊枝Ｔを多数詰め込みする。 被覆固定シートカバー７は、プラスチックスの加熱収縮フイルム例えば、ポリ エチレンテレフタラートのアモルフアス状態のもとの熱収縮フイルム（商標テト ロン）を用いるとよい。そして、前記爪楊枝の包装容器６の周囲面の一部に容器 中の爪楊枝群の全高方向と同一方向に爪楊枝Ｔを挿入した爪楊枝挿入袋３の長手 方向を平行に向けて添着してポリエチレンテレフタラートの熱収縮フイルムで爪 楊枝の包装容器６の側面周囲及び蓋８の天板９の周囲縁部を縁部に沿って一定巾 に内側に曲げて包被し、１００℃〜１５０℃で加熱してフイルムを収縮して、爪 楊枝挿入袋３を爪楊枝の包装容器６の周囲面の一部に添着固定する。

【０００７】

【実施例】

爪楊枝の包装容器６は、プラスチック材に限られるものではなく、破れ難い紙 材質のもので形成してもよく、また、図５のように直方形に形成してもよい。さ らに、爪楊枝携帯袋１の材質は友禅の和紙に限定されるものではなく、破れ難い 腰のある紙であれば利用が可能であり、また、プラスチックスのシートを裁断し ても形成することができる。

【０００８】

【考案の効果】

本考案は上述のとおり構成されているので爪楊枝の入った軽くて構造簡単な爪 楊枝携帯袋をポケットやリュックサック等に入れて手軽に外出時携帯が可能とな り、友禅模様も美しく、軽くて構造も簡単なためにポケットの中に入れても気に することなく持ち歩くことができ、安価なこととも相俟ってアウトドアを楽しん だ食後等に広く利用できる便利な考案である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の爪楊枝のパッケージを示す一部省略し
た斜視図ある。

【図２】爪楊枝携帯袋の添着部分の一部拡大図である。

【図３】爪楊枝携帯袋の添着部分の横断面図である。

【図４】被覆固定シートカバーを破って爪楊枝携帯袋を
取り出した状態を示す図である。

【図５】爪楊枝の包装容器の他の実施例を示す斜視図で
ある。

【符号の説明】

１ 爪楊枝携帯袋 ２ 背面 ３ 爪楊枝挿入袋 ４ 表面 ５ 折り返し部 ６ 爪楊枝の包装容器 ７ 被覆固定シートカバー ８ 蓋 ９ 天板

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 強靱な紙材を用いて、爪楊枝の略全高寸
   法と略同一寸法に長辺側を形成した直方形の背面２の表
   面４の下半部に、横断面Ｃ字形に爪楊枝の挿入可能な爪
   楊枝挿入袋３を形成せしめた爪楊枝携帯袋１を、爪楊枝
   を多数詰め込みした爪楊枝の包装容器６中の爪楊枝の全
   高方向と前記爪楊枝携帯袋１の長手方向とを平行にして
   爪楊枝の包装容器６の外周面の一部に爪楊枝携帯袋１を
   添着し、外側からプラスチックスの加熱収縮フイルムで
   形成する被覆固定シートカバー７で被覆加熱し、前記爪
   楊枝携帯袋１を爪楊枝の包装容器６に添着固定せしめて
   なる爪楊枝携帯袋を添着した爪楊枝のパッケージ。
2. 【請求項２】 請求項１の爪楊枝携帯袋１を友禅の和紙
   で形成したことを特徴とする爪楊枝携帯袋を添着した爪
   楊枝のパッケージ。