JP3024242U - マイクロホンの雑音抑制装置 - Google Patents

マイクロホンの雑音抑制装置

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JP3024242U
JP3024242U JP1995011538U JP1153895U JP3024242U JP 3024242 U JP3024242 U JP 3024242U JP 1995011538 U JP1995011538 U JP 1995011538U JP 1153895 U JP1153895 U JP 1153895U JP 3024242 U JP3024242 U JP 3024242U
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金 爐 張
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張 金爐
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雑音を抑制・除去できて品質が向上されたマ
イクロホンの雑音抑制装置を提供する。 【解決手段】 マイクロホン内に設けられた振動膜(4
5)の周縁底面に硬質固定片(51)及び環状クッショ
ン(52)を順に固装して、上記環状クッション(5
2)をPVCまたはプラスチック材により柔軟性に富む
環状ブロック体で形成し、且つ上記環状クッション(5
2)をマイクロホン内の外被ハウシング(44)の上端
面に貼着固定させることにより、マイクロホン本体から
伝わって来る雑音を抑制・除去できるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はマイクロホンに関し、特に雑音の抑制効果を備えたマイクロホンの雑 音抑制装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
マイクロホンの構造は、その応用原理からコンデンサマイクロホン及びムービ ングコイルマイクロホンの両種に分けられる。そのうちのムービングコイルマイ クロホンは、図1に示す如く、主として磁石11と透磁率の高い軟鉄からなるヨ ーク12を適当な間隔を保つよう射出成形などによって、両者の間に所定の高さ のプラスチック材内側リング13を介挿し、且つヨーク12の外周を包むように プラスチック製の外被ハウジング14を被覆形成させて、外被ハウジング14上 の端縁に、球面状を呈した振動膜15の周縁を貼着する。それと共に、振動膜1 5の底面に固装したボイスコイル16を、磁石11とヨーク12との間及び内側 リング13の上端面に形成した磁気間隙に嵌着させて、振動膜15の上にスクリ ーンキャップ17を保護被覆し、更に外被ハウジング14に側面キャップ18を 周設して、側面キャップ18の底部に音室20を設けるように構成される。
【0003】 そして、ムービングコイルマイクロホンの動作態様は、振動膜15により高・ 中・低音声波の応答周波振動を生じさせて、振動膜15に付設したボイスコイル 16が磁場中において音声周波振動の応答振動に対応して磁力線を切断し、且つ これにより音声振動波の応答超電力を生じさせて、しかる後、増幅器の増幅を経 てからスピーカより出力させるのである。他方、コンデンサマイクロホンの振動 板へ音声振動波を伝える振動膜も同様に周縁を外被ハウジングに貼着固定するよ うにしている。
【0004】 このようなマイクロホンは極めて広範囲且つ普遍的に使われているが、使用す る面でなおも幾らかの問題が存在しており、もっともな問題として雑音の干渉が 挙げらる。その原因は、図2のマイクロホン全体の組立構造図が示す如く、マイ クロホン10を亜鉛パイプにより製造した本体30の上端部に取付けて、マイク ロホン10の外側面に更にスクリーンキャップ31を嵌着したことから、マイク ロホンを使って話したリ歌ったりする時に、手が握る本体30の部分が往々にし て手や衣服と接触または摩擦して雑音を生じる。この雑音が本体30より間接的 に側面キャップ18、外被ハウジング14、及び外被ハウジング14上の端縁に 接着した振動膜15の周縁をヘて、振動膜15の膜面やボイスコイル16に伝わ り、もしくは固定電極間の振動板に伝って、話声或いは歌声と一緒に増幅されて スピーカより耳障りな雑音が出るなど、マイクロホンの性能品質に悪い影響をも たらすのである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来のマイクロホンにおける問題点に鑑み、本考案は、雑音を抑 制・除去でき且つ品質が向上されたマイクロホンの雑音抑制装置を提供すること を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、音声振動を受けて振動すると同時に、こ の際の振動波を音声周波振動の応答振動素子として一体付設しているボイスコイ ルまたは振動板に伝える円形薄膜状の振動膜が、その外被ハウジングに貼着して あるマイクロホンにおいて、上記振動膜と外径サイズがマッチする薄状リング体 の硬質固定片を上記振動膜底面の周縁沿いに接着固定し、上記硬質固定片の底面 に上記硬質固定片と同じ形状サイズの柔軟性を有する環状クッションを貼着して 、上記環状クッションの底面を上記外被ハウジングの上端面に接着固定すること により、マイクロホン本体で生じた上記外被ハウジングヘ伝わる雑音が上記環状 クッションを通過する際に完全に吸収・抑制・除去されて上記振動膜へ直接伝わ らないように構成される。または、上記振動膜の底面の周縁沿いに上記振動膜と 外径サイズがマッチする適当な柔軟性を有する第1の環状クッションを貼着して 、上記第1の環状クッションの底面に上記第1の環状クッションと同じ形状サイ ズの硬質固定片を接着固定し、更に上記硬質固定片の底面に上記第1の環状クッ ションと全く同じ形状サイズの第2の環状クッションを貼着固定して、上記第2 の環状クッションの底面を上記外被ハウジングの上端部の外周縁に接着させたこ とにより、マイクロホン本体で生じた雑音が上記外被ハウジングを経て第1,2 の環状クッションを通過する際に、2重に抑制・除去されて上記振動膜に雑音が 直接伝わらないように構成される。
【0007】 そして、上記それぞれ環状クッションを、気泡を内包した適当な柔軟性を有す るポリビニルクロライド(PVC)或いはプラスチック材で形成するようにすれ ば一層好ましい。
【0008】 上記のように構成された本考案は、気泡を内包した柔軟性に富むPVC或いは プラスチック材でなる環状クッションを、振動膜と外被ハウジングとの間の緩衝 体として適所に設けたので、上記環状クッションがマイクロホンの部分シェル体 で生じた振動や摩擦による雑音を完全に吸収・除去でき、マイクロホン本体を手 で持っている際の衝撃や衣擦れ又はコードの摩擦による雑音が振動膜へ伝わらな いように抑制・除去することができる。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を実施の形態として具体的に説明するが、本考案はこれに限定さ れない。
【0010】 図3に示すのは、本考案のマイクロホンの雑音抑制装置の比較的好ましい実施 の1形態としてダイナミックマイクロホンに適用した表示例の図である。
【0011】 図示するように、そのマイクロホンヘッド40の構造や組立方式は従来と同様 で、ともに磁石41と透磁率高い軟鉄からなるヨーク42を間隔な適当に内外層 同心縁状に所定モールドに内装し、且つ磁石41とヨーク42の間にプラスチッ ク材の内側リング43を射出成形して、ヨーク42の周回りにプラスチック材外 被ハウジング44を射出包覆させる。それと共に、外被ハウジング44上の端縁 にリング縁441を形成して、振動膜45の底面の適所に、磁石41の上端部に 外嵌する下向きのリング状ボイスコイル46を設け、更に外被ハウジング44の 周回りに側面キャップ47を周設して、側面キャップ47の底面に音室48を嵌 合固定させる。そして、本考案の雑音抑制装置50は振動膜45の底面の所定位 置に設けられる。
【0012】 雑音抑制装置50は、図4を併せて参照すれば分かるように、硬質固定片51 を備えている。硬質固定片51は本実施の形態では、ステンレス材によって製造 され、且つ振動膜45の周緑の外径サイズにマッチした蒲状リング体に設けられ て、振動膜45の底面の周縁451に貼着固定させられる。そして、硬質固定片 51は、その底面に硬質固定片51と外径サイズが等しい環状クッション52を 粘着固定して、環状クッション52をPVC材或いはプラスチック材により気泡 を内包するように製造し、かなりの柔軟度を備えた環状ブロック体に形成されて 、外被ハウジング44のリング縁441の上面に貼着固定させらる。
【0013】 これによリマイクロホン本体から間接的に外被ハウジング44へ伝わる雑音を 、環状クッション52を通過する際に完全に吸収・除去して、直接振動膜45に 伝わらせずに雑音の除去作用をまっとうするのである。一方、硬質固定片51は 生産作業及び組立作業の必要性から、環状クッション52が柔軟性及び振動膜4 5が薄膜性に富んでいても、硬質固定片51が環状クッション52と振動膜45 との間に粘着固定されるので、環状クッション52及び振動膜45の強度不足を 補うことができる。
【0014】 本考案のマイクロホンの雑音抑制装置は、PVC或いはプラスチック材の気泡 を内包した環状クッションを利用して、振動膜と外被ハウジングとの間の中間緩 衝体とし、環状クッションがマイクロホンの部分シェル体の振動や摩擦による雑 音を完全に吸収することにより緩和する。
【0015】 これにより、マイクロホンを手で握った際のぶつかり触れ合いや摩擦による雑 音が、振動膜に伝わることを抑制・除去することができ、マイクロホンの品質が 影響されるのを防止することができる。
【0016】 図5,6は本考案におけるもう一つの実施の形態図である。
【0017】 図示するように、この実施の形態による雑音抑制装置60は、マイクロホン7 0の内部の振動膜71の底面の周縁711に貼着される第1の環状クッション6 1を備えている。第1の環状クッション61は、PVC或いはプラスチック材の 気泡を内包した材料により製造され、相当な柔軟度を備えた振動膜71の周縁の 外径サイズとマッチした薄状リング体であって、第1の環状クッション61の底 面に硬質固定片を62を貼着固定し、硬質固定片62は第1の環状クッション6 1と同じ形状サイズの環状リング体を呈して、硬質固定片62の底面に更に第1 の環状クッションと全く同じ形状サイズの第2の環状クッション63を貼着固定 させられる。そして、第2の環状クッション63が外被ハウジング72の上端部 の外周縁と互いに貼着していることから、マイクロホン本体より生じた雑音が、 外被ハウジング72を経て第1,2の環状クッション61,63を通過する際に 、2重に抑制・除去されることになり、振動膜71に直接雑音が伝わらないこと になる。
【0018】
【考案の効果】
上記のように本考案は、気泡を内包した柔軟性に富むPVC或いはプラスチッ ク材により製造された環状クッションを利用して、振動膜と外被ハウジングとの 間の適当な部位に緩衝体として設けたので、環状クッションがマイクロホン本体 で生じた雑音を完全に吸収・除去でき、マイクロホンの品質を向上させることが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のマイクロホンヘッドを示す断面図。
【図2】従来のマイクロホンを示す断面図。
【図3】本考案のマイクロホンの雑音抑制装置による比
較的好ましい実施の形態を示す断面図。
【図4】図3に示した実施の形態を示す部分拡大表示
図。
【図5】本考案のマイクロホンの雑音抑制装置による他
の実施の形態を示す断面図。
【図6】他の実施の形態を示す部分拡大表示図。
【符号の説明】
4l 磁石 42 ヨーク 43,75 内側リング 44,72 外被ハウジング 45,71 振動膜 46,76 ボイスコイル 47,77 側面キャップ 48,78 音室 51,62 硬質固定片 52 環状クッション 61,63 第1,2の環状クッション

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声振動を受けて振動すると同時に、この
    際の振動波を音声周波振動の応答振動素子として一体付
    設しているボイスコイル(46)または振動板に伝える
    円形薄膜状の振動膜(45)が、その外破ハウジング
    (44)に貼着してあるマイクロホンの雑音抑制装置に
    おいて、 上記振動膜(45)と外径サイズがマッチする薄状リン
    グ体の硬質固定片(51)を上記振動膜(45)の底面
    の周縁沿いに接着固定し、上記硬質固定片(51)の底
    面に上記硬質固定片(51)と同じ形状サイズの柔軟性
    を有する環状クッション(52)を貼着して、上記環状
    クッション(52)の底面を上記外被ハウジング(4
    4)の上端面に接着固定することにより、マイクロホン
    本体で生じた上記外被ハウジング(44)ヘ伝わる雑音
    が上記環状クッション(52)を通過する際に完全に吸
    収・抑制・除去して、上記振動膜(45)ヘ直接伝わら
    ないようにしてなるマイクロホンの雑音抑制装置。
  2. 【請求項2】音声振動を受けて振動すると同時に、この
    際の振動波を音声周波振動の応答振動素子として一体付
    設しているボイスコイル(76)または振動板に伝える
    円形薄膜状の振動膜(71)が、その外被ハウジング
    (72)に貼着してあるマイクロホンの雑音抑制装置に
    おいて、 上記振動膜(71)の底面の周縁沿いに上記振動膜(7
    1)と外径サイズがマッチする適当な柔軟性を有する第
    1の環状クッション(61)を接着して、上記第1の環
    状クッション(61)の底面に上記第1の環状クッショ
    ン(61)と同じ形状サイズの硬質固定片(62)を貼
    着固定し、更に上記硬質固定片(62)の底面に上記第
    1の環状クッション(61)と全く同じ形状サイズの第
    2の環状クッション(63)を接着固定して、上記第2
    の環状クッション(63)の底面を上記外被ハウジング
    (72)の上端部の外周縁に貼着させたことにより、マ
    イクロホン本体で生じた雑音が上記外被ハウジング(7
    2)を経て第1,2の環状クッション(61,63)を
    通過する際に、2重に抑制・除去されて上記振動膜(7
    1)に雑音が直接伝わらないようにしてなるマイクロホ
    ンの雑音抑制装置。
  3. 【請求項3】上記それぞれ環状クッション(52,6
    1,63)を、気泡を内包した適当な柔軟性を有するポ
    リビニルクロライド或いはプラスチック材で形成するよ
    うにしてなる請求項1または2に記載のマイクロホンの
    雑音抑制装置。
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