JP3024226U

JP3024226U - キーホルダー

Info

Publication number: JP3024226U
Application number: JP1995012902U
Authority: JP
Inventors: 顯原
Original assignee: 顯原
Priority date: 1995-10-30
Filing date: 1995-10-30
Publication date: 1996-05-17
Anticipated expiration: 2001-10-30

Abstract

(57)【要約】【目的】着色した表本革と裏本革とを重合したキーホ
ルダーの正面中央に接着フイルムを重合し、その上部に
天然押し花又は各種の写真等を積層し、その表面に透明
樹脂保護膜を被着重合することによつて完全防水して永
久保存に供するものである。【構成】キーホルダー本体を着色した表本革と裏本革
とで構成し、その表本革の正面の中央部分に熱によつて
融着する接着フイルムを重合し、その上面に梅、菊、草
花等の天然押し花又は各種の写真を載置し、その上部に
透明樹脂保護膜を被着重合して天然押し花による凹凸模
様の隆起を形成する。また、キーホルダー本体の裏本革
にも表本革と同様に、その表面に接着フイルム、天然押
し花又は各種の写真を重合し、その表面全体に透明樹脂
保護膜を被着重合してあることを特徴としている

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、本革を使用したキーホルダーの表面又は裏面の中央内部に天然押し花又は各種の写真を重合して立体的な押し花模様を形成すると共に、各種の写真を内部に収納重合し、防水の確実性と装飾価値を一段と高めることを特徴とするキーホルダーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来この種の本革を使用したキーホルダーは、本革の表面を着色したもの自体に吊り環を取り付けたものか、本革の表面に色柄の着色した図柄模様を印刷したもの等が普通に使用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記における従来の技術で述べたキーホルダーにあつては、本革の表面に着色したものでは何等変化がなく、装飾的な特徴がない問題点と本革の表面に色柄を着色した図柄模様を印刷したものでは、使用中に本革の折曲によつて印刷部分の図柄が剥がれたりして斑が生じ、大変に見苦しい等の問題点を有していた。この考案は、従来の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とする所は、表面又は裏面の本革の正面中央部分に接着フイルムを重合し、その表面に自然色を有する花、草等の天然押し花を接着するか、又は各種の写真を接着し、その表面に透明樹脂保護層を被着重合して一体化することにより天然押し花及び写真等の変色を防止し、半永久の美観と装飾の維持と、剥離と汚染のない美しいキーホルダーを提供しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するために、キーホルダー本体は着色した表裏２枚の本革を重合して構成され、図１に示す表本革には、中央部分に熱で融着する接着フイルムを重合する。この接着フイルムの上面に各種類の梅、菊、草花等の天然押し花又は写真を載置配列し、その表面に透明樹脂保護膜を被着重合して天然押し花による凹凸模様の隆起を形成するものである。また、図２に示す裏本革の表面に接着フイルムを重合し、その上面に天然押し花或は各種の写真を重合し、その表面に透明樹脂保護膜を被着重合したキーホルダーを提供するものである。

【０００５】

【作用】

この考案のキーホルダー本体は、表裏本革の正面中央に接着フイルム、その上部に天然押し花又は各種写真を重合し、その上部に透明樹脂保護膜を重合させた状態で上部より加熱処理することにより接着フイルムが融合して全体を被着一体化して仕上げるものである。

【０００６】

【実施例】

次にこの考案の実施例について説明すると、図１はキーホルダー本体（１）の表本革（２）から見た天然押し花（６）を重合した正面図、図２はキーホルダー本体（１）の裏本革（３）から見た写真（９）を重合した裏面の正面図を示したもので、キーホルダー本体（１）は着色された表本革（２）と裏本革（３）とを重合して構成されている。そして、一方の該表本革（２）には、外周を残した縦円形状の中央正面に熱によつて融着する接着フイルム（５）を重合する。この接着フイルム（５）には、その上面に各種類の梅、菊、草花等の天然押し花（６）又は記念等各種の写真（９）を載置積層する。その天然押し花（６）又は写真（９）には、表面全体に透明樹脂保護膜（７）を被着重合する。該表本革（２）の表面に天然押し花（６）による立体的な凹凸模様の隆起を形成する。また、該キーホルダー本体（１）の上端部には吊り環（１１）等を取着してある。

【０００７】また、キーホルダー本体（１）における裏面側に位置する裏本革（３）には、正面の外周を残した縦円形上に対して熱によつて融着する接着フイルム（８）を重合し、その接着フイルム（８）の表面には、各種の記念等の写真（９）或は天然押し花（６）を重合する，その写真（９）或は天然押し花（６）の表面全体に対して透明樹脂保護膜（１０）を重合被着してある。上記天然押し花（６）による自然の花類の押し花模様によつて立体的な隆起を形成するものである。

【０００８】図３、図４、図５に示す実施例は、図１と図２の各々の縦横断面図の一部を示しいているが、この実施例のものは、表本革（２）に天然押し花（６）を重合し、裏本革（３）に対しては各種の記念の写真（９）を重合して透明樹脂保護膜（７）又は（１０）を被着して仕上げたものを示したものである。符号（１２）は該キーホルダー本体（１）を構成する各本革部分の折り返し部分に使用する止め具を示したものである。

【０００９】

【考案の効果】

この考案は、上述の如く構成されているので、従来の本革よりなるキーホルダーの如く、表面に印刷した図柄模様が容易に剥がれて斑ができることがない効果と、表面に被覆した透明樹脂保護膜によつて内部の変色を防止すると共に、完全に防水の役目を果たすと云う従来にない実利的な効果がある。そして、表裏に表本革と裏本革とを使用したので、キーホルダー本体は全体が感触よく強固に形成される。また、一方の表本革に対して、正面の中央部分に熱で融着する接着フイルムを重合し、その上面に各種類の梅、菊、草花等の天然押し花又は各種の写真等を載置積層した表面全体に透明樹脂保護膜を被着重合したことにより、天然押し花の原形及び写真等が確実に汚染されず保持できると共に、長期に亘つて湿度を防ぐため変色することがなく、永久に使用できる効果がある。また、天然押し花による凹凸模様の花柄の隆起によつて押し花は立体的に見えて大変に装飾価値を高める効果がある。更に、請求項２のキーホルダーにおいては、キーホルダー本体の裏面側の裏本革にも表本革の表面中央と同様に接着フイルムの表面に天然押し花又は写真等を載置し、その表面に透明樹脂保護膜を被着したことによりキーホルダーは表裏面にを汚染されず、著しく美観に優れ、装飾価値を高めると共に、変色を防止するために永久保存ができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案のキーホルダーの１実施例の正面図で
ある。

【図２】同じくこの考案のキーホルダーの裏面図であ
る。

【図３】同じくこの考案の図１Ａ−Ａ線の縦断側面図で
ある。

【図４】同じくこの考案の図１Ｂ−Ｂ線の縦断側面図で
ある。

【図５】同じくこの考案の図２Ｃ−Ｃ線の縦断側面図で
ある。

【符号の説明】

１キーホルダー本体２表本革３裏本革５接着フイルム６天然押し花７透明樹脂保護膜８接着剤フイルム９写真１０透明樹脂保護膜１１吊り環

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】キーホルダー本体（１）は、着色した表
本革（２）と裏本革（３）とを重合して構成し、一方の
該表本革（２）には、正面の中央部分に熱で融着する接
着フイルム（５）を重合し、該接着フイルム（５）の上
面に各種類の梅、菊、草花等の天然押し花（６）又は各
種の写真（９）を載置積層し、該天然押し花（６）又は
写真（９）には、表面全体に透明樹脂保護膜（７）を被
着重合し、該天然押し花（６）による凹凸模様の隆起を
形成し、且つキーホルダー本体（１）の上端部に吊り環
（１１）を装設したことを特徴とするキーホルダー。
【請求項２】キーホルダー本体（１）における裏面の
裏本革（３）には、正面の中央部分に接着フイルム
（８）を重合し、該接着フイルム（８）の表面に天然押
し花（６）又は各種の写真（９）を重合し、該天然押し
花（６）又は写真（９）の表面全体に透明樹脂保護膜
（１０）を被着重合したことを特徴とする請求項１のキ
ーホルダー。