JP3024124U - 農業用マルチング部材 - Google Patents
農業用マルチング部材Info
- Publication number
- JP3024124U JP3024124U JP1995012231U JP1223195U JP3024124U JP 3024124 U JP3024124 U JP 3024124U JP 1995012231 U JP1995012231 U JP 1995012231U JP 1223195 U JP1223195 U JP 1223195U JP 3024124 U JP3024124 U JP 3024124U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet material
- mulching member
- paper sheet
- mulching
- paper
- Prior art date
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- Protection Of Plants (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 収縮性に起因する紙の破壊、播種用孔の位置
ずれ及び方向が規制された柔軟性に起因する敷設作業の
し難さを全て解消できるようにした農業用マルチング部
材を提供する。 【解決手段】 床畝上に敷設されるマルチング部材であ
って、このマルチング部材はシート素材として全面にエ
ンボス加工により形成した多数の凹凸を有する紙シート
素材を用いる。
ずれ及び方向が規制された柔軟性に起因する敷設作業の
し難さを全て解消できるようにした農業用マルチング部
材を提供する。 【解決手段】 床畝上に敷設されるマルチング部材であ
って、このマルチング部材はシート素材として全面にエ
ンボス加工により形成した多数の凹凸を有する紙シート
素材を用いる。
Description
【０００１】
本考案は、農業用マルチング部材に関するものである。
【０００２】
農業用マルチング部材としては、従来合成樹脂シート素材のものと紙シート素 材のものとが知られている。紙シート素材は、合成樹脂シート素材に比べると使 用後の回収作業や廃棄物処理が不要で、環境汚染も生じない等の点で好まれてい る。
【０００３】 しかしながら、紙シート素材のマルチング部材は、使用時に乾湿を繰り返すう ちに収縮が起こり、図５のように床畝Ａに敷設したマルチング部材Ｍの両側端部 Ｃ（土Ｂに埋めた境界部分）で破れる欠点があり、又図６に示すように紙シート 素材Ｓに設けた播種用孔Ｄが点線のようにずれる欠点がある。
【０００４】
前記従来の欠点を防止するには、例えば前者（端部の破壊）に対しては目の粗 いネットを被せて紙シート素材Ｓが破けないようにする方法があり、後者（播種 用孔の位置ずれ）に対しては敷設する際に紙シート素材Ｓの長さを短くカットし 端部を少し重ねるようにして調整を図る等の方法があるが、いずれも面倒な作業 が伴うことになる。更に、化学薬品例えば樹脂等を紙に混入して紙シートの収縮 を少なくする方法もあるが、前記のような紙シート素材の良さが失われてしまう 。 又、図７に示すように紙を段ボールシートのようにコルゲート加工したマルチ ング部材Ｋが提案されているが、コルゲートの波に対し直角方向の柔軟性に欠け るため床畝の両端部に沿って曲げ難く、敷設作業がし難くなる欠点がある。 本考案は、このような従来の問題点を解決するためになされ、収縮性に起因する 紙の破壊、播種用孔の位置ずれ及び方向が規制された柔軟性に起因する敷設作業 のし難さを全て解消できるようにした、農業用マルチング部材を提供することを 目的とする。
【０００５】
前記課題を技術的に解決するための手段として、本考案は、床畝上に敷設され るマルチング部材であって、このマルチング部材はシート素材として全面にエン ボス加工により形成した多数の凹凸を有する紙シート素材を用いた農業用マルチ ング部材を要旨とする。エンボス加工した凹凸により紙シート素材の収縮を吸収 し、且つ方向の規制されない均一な柔軟性を付与することができる。
【０００６】
以下、本考案の実施の形態を添付図面に基づいて詳説する。 図１において、１は紙シート素材であり、所定の幅Ｗでロール紙状に形成され、 その全面にはエンボス加工２による多数の凹凸が形成されている。
【０００７】 この場合、エンボス加工２は公知の雄雌ロール（図示せず）間に前記紙シート 素材１を通すことで容易に形成することができ、図３のように紙シート素材１の 両面に凹凸が形成されることになる。
【０００８】 前記凹凸の大きさやピッチ等は紙の厚さと関連して適宜設定するものとし、例 えば図２に示すように紙シート素材１の長手方向と幅方向に対する凸部２ａのピ ッチＰ、Ｑが同寸でいずれも５〜７ｍｍに設定されている。
【０００９】 上記のように構成された本考案に係る農業用マルチング部材３は、図４に示す ように床畝４の上に敷設して使用される。この敷設作業は従来と同様にマルチン グ装置（図示せず）を床畝４に沿って走行させ、ロール状に巻かれたマルチング 部材３を引き出しながら行われるが、前記のように全面がエンボス加工されてい るのでほぼ均一な柔軟性を有し、床畝４の両端部に沿って曲げ易く敷設作業がし 易くなる。この敷設作業の際に、マルチング部材３に所定のピッチで播種用孔３ ａ（図４参照）が機械的にあけられる。
【００１０】 マルチング部材３の敷設後に、気候の変化又は温度変化等によって吸湿を繰り 返しても、前記エンボス加工による多数の凹凸２によって寸度変形を吸収するこ とができる。従って、マルチング部材３の収縮による側端部３ｂ（土５で覆われ た境目）の破れを未然に防止することができると共に、前記播種用孔３ａの位置 ずれを極力防ぐことができる。
【００１１】 尚、小規模の畑で農業用マルチング部材３を手作業で敷設する場合にも、方向 の規制されない均一な柔軟性を有するので敷設作業が極めてし易くなる。
【００１２】
以上説明したように、本考案の農業用マルチング部材は、紙シート素材の全面 にエンボス加工により多数の凹凸を設けたので、乾湿の繰り返しによる紙の収縮 を吸収できると共に均一な柔軟性を付与することができ、これにより収縮性に起 因する紙の破壊、播種用孔の位置ずれ及び方向が規制された柔軟性に起因する敷 設作業のし難さを全て解消できる効果を奏する。
【図１】 本考案に係る農業用マルチング部材の一部の
平面図である。
平面図である。
【図２】 その一部拡大図である。
【図３】 エンボス加工により両面に凹凸が形成された
状態を示す説明図である。
状態を示す説明図である。
【図４】 使用状態を示す概略斜視図である。
【図５】 従来例の説明図である。
【図６】 紙シート素材の収縮により播種用孔の位置ず
れが生じる説明図である。
れが生じる説明図である。
【図７】 コルゲート加工した従来のマルチング部材の
説明図である。
説明図である。
１…紙シート素材 ２…エンボス加工 ２ａ…凸部 ３…マルチング部材 ３ａ…播種用孔 ３ｂ…側端部 ４…床畝 ５…土
Claims (1)
- 【請求項１】 床畝上に敷設されるマルチング部材であ
って、このマルチング部材はシート素材として全面にエ
ンボス加工により形成した多数の凹凸を有する紙シート
素材を用いたことを特徴とする農業用マルチング部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1995012231U JP3024124U (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | 農業用マルチング部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1995012231U JP3024124U (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | 農業用マルチング部材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3024124U true JP3024124U (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=43159370
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1995012231U Expired - Lifetime JP3024124U (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | 農業用マルチング部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3024124U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04116296U (ja) * | 1991-03-30 | 1992-10-16 | スズキ株式会社 | 電動車輌のスイツチ装置 |
-
1995
- 1995-10-26 JP JP1995012231U patent/JP3024124U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04116296U (ja) * | 1991-03-30 | 1992-10-16 | スズキ株式会社 | 電動車輌のスイツチ装置 |
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