JP3023955B2 - 3次元形状測定用光学システム - Google Patents

3次元形状測定用光学システム

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JP3023955B2
JP3023955B2 JP10332533A JP33253398A JP3023955B2 JP 3023955 B2 JP3023955 B2 JP 3023955B2 JP 10332533 A JP10332533 A JP 10332533A JP 33253398 A JP33253398 A JP 33253398A JP 3023955 B2 JP3023955 B2 JP 3023955B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は物体の3次元形状及
び必要に応じて濃淡パターンを計測する装置の光学シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】非接触で物体の3次元形状を計測する方
法は例えば、プリント板上への表面実装部品(回路素子
等)の実装状態(実装の有無、位置ずれ、実装方向、素
子の欠けや浮き上がり等)を自動検査する有力な方法と
して利用されている。従来の計測方法の主たるものは光
切断方法である。
【0003】図11に光切断法による物体の高さ計測方
法の原理を示す。同図において、被計測物体10の真上
からスリット光L1 を照射し、光切断線を斜め方向から
TV(テレビ)カメラ13で撮像する。図11に示す物
体形状の場合、図12に示す如く高さ部分に相当する個
所が、例えば、輝度イメージとしてTVカメラ13によ
りモニターされる。このイメージパターンを各ライン
(縦方向)毎に横方向(x方向)に走査して三角法によ
り全体形状(高さ)を検出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の光切
断方法ではx−y走査に時間がかかり、計測速度が非常
に遅いという欠点がある。検出された画像から高さを求
める処理をハードウェアによってリアルタイム化して
も、1ラインの高さの計測に少なくとも1/30秒(1
フレームの時間)程度かかるのが実情である。この計測
速度では高速処理化の要請には十分応えられない。
【0005】本発明の目的は計測時間の短縮と正確な計
測を実現し得る簡易構造の光学システムを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る3次元形状測定用光学システムは、図
1に示す如く、レーザ光源(21)からのレーザビーム
を平行光に変換するコリメートレンズ(23)と、この
レーザ平行光を被計測物(50)に垂直に走査する走査
光学系(31)と、被計測物に対し垂直に近い所定の
角度をなし、該被計測物からの斜め反射光を受けるミラ
ー(29)と、該ミラーによる被計測物からの反射光
再結像する結像レンズ(33)と、該結像レンズによ
る結像ビームスポットを検出する光検出器(35)とを
有し、上記走査光学系(31)は上記レーザ平行光を所
定方向に偏向する偏向ミラー(25)と、その偏向光を
反射して上記被計測物に照射ビームを垂直に入射する放
物面鏡(27)とを備えてなる3次元形状測定用光学シ
ステムであって、上記斜め反射光を受けるミラーが上記
放物面鏡からの照射ビームの近傍に配置されることによ
り、上記反射光が該照射ビームに近接した状態にて上記
走査光学系に入射した後、上記結像レンズに入射する再
帰反射系が形成されてなる
【0007】上記放物面鏡の代わりにf・θレンズ41
(図2)を用いることも考えられるが、これは本発明に
は含まれない。
【0008】上記レーザビームの往路内に被計測物に反
射され、往路を逆行する復路のビームを偏光するλ/4
板(36)と、その偏光光を分離する偏光ビームスプリ
ッタ(38)とを配置し、更に、ビームスプリッタによ
り分離されたビームを収束するレンズ(40)と、その
収束光を検出する第2の光検出器(35B)とを付設す
ることができる。
【0009】第2光検出器の手前には被計測物上のビー
ム照射点からの反射光を遮断するマスクを設けることが
できる。
【0010】光検出器は好ましくはPSDである。この
時、第1PSDによる被計測物の高さ情報はPSDの出
力をIa ,Ib とした時、 で表される。
【0011】第2PSDの出力をΔIとした時に、第1
PSDの出力を第2PSDの出力により補正すれば、高
さ情報は次式により表示される。
【0012】第1PSDの両側に第2、第3のPSDを
配置することも可能である。この場合、第1、第2、第
3PSDの出力を夫々Ia ,Ib :Ic ,Id :I e
f とした時、被計測物の高さ情報は次式で与えられ
る。
【0013】図1に示す如く、レーザ光源21から出射
されるレーザビームはコリメートレンズにより平行光に
変換される。このレーザ平行光は所定の入射角で偏向ミ
ラー25に入射し、それにより偏向された反射光は放物
面鏡27に入射する。放物面鏡により反射されるレーザ
ビームスポットを被計測物50に垂直に照射し、偏向ミ
ラーと放物面鏡とによりレーザビームスポットを走査す
る。
【0014】被計測物による反射散乱光の一部はミラー
29により反射され、偏向ミラーと放物面鏡とを経て再
結像レンズ33により結像し光検出器35上に合焦す
る。光検出器35による検出光は周知の方法により信号
処理回路45により信号処理され、高さ信号S1 及び必
要に応じて明るさ信号S2 として取り出すことが出来
る。
【0015】
【0016】レーザビームの往路内に被計測物の照射部
からの拡散光を外部に取り出すビーム分離手段を設ける
ことにより、この取り出したビームを第2の光検出器に
より検出し、それを第1光検出器の出力値の演算補正値
として利用することが出来る。
【0017】また、第1PSDの両側に第2、第3のP
SDを配置し、その検出値により第1PSDの出力を補
正し、拡散光による誤差を小さくすることが出来る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を詳細に説
明する。図3,4に本発明の一実施例を示す。基本的に
は図1に示す構成と同様であり、対応する部品は図1と
同一番号で示し、重複説明を省略する。
【0019】図3,4において、レーザ光源(例、半導
体レーザ)21からのレーザ光L2をコリメートレンズ
23により平行光L3 に変換し、偏向ミラー25に入射
する。偏向ミラー25は例えば回転軸線Oを中心に回転
するそれ自体公知のポリゴンミラー(回転多面鏡)を用
いることが出来る。ポリゴンミラー25による反射光L
4 は放物面鏡27により所定方向に反射される。放物面
鏡27は周知の如くその焦点距離に像を結像する機能も
有する。従って、直交x−y平面内において可動なステ
ージ51上に載置された被計測物50は放物面鏡27の
焦点距離に置かれる。図示実施例では被計測物50は水
平平面内に置かれているために、これに上方から垂直に
走査ビームL5 を入射し得るように放物面鏡27と被計
測物50との間に第1のミラーM1 が設けられている。
この第1ミラーM1 と後述の第2ミラーM2 及び第3ミ
ラーM3 は単に光路の方向を変えるためだけのもので、
各光学要素の配置によっては図1に示す如く不要となす
ことも、あるいは更に第3、第4…の適宜の数のミラー
を設けることも可能である。
【0020】被計測物50の近傍に配置されるミラー2
9は被計測物に対して略垂直に近い傾斜角度βを形成す
る。またミラー29は被計測物への照射ビームL5 の近
傍(間隔d)に配置される。これにより、ミラー29に
より往路(照射ビームL5 )と略平行でかつ往路に近接
した一種の再帰反射系が形成される。ミラー29は被計
測物50により反射される散乱光L6 を検出する。即
ち、斜め方向からミラー29に向かって反射された光は
このミラーにより反射され、往路に近接してそれと略平
行な復路、即ち、第1ミラーM1 、放物面鏡27、及び
ポリゴンミラー25を経て第2ミラーM2 、第3ミラー
3 を介し収束レンズ33により光検出器35に収束せ
しめられる。光検出器35は収束レンズ33の焦点距離
に置かれる。その結果、被計測物50からの反射光(信
号光)は光検出器35にビームスポットとして再結像さ
れる。尚、図面において、光は光軸により代表させてい
る。
【0021】次に、図4により、本発明に係る被計測物
50の3次元形状(主に、高さ)の測定原理を説明す
る。
【0022】図4において、便宜上、被計測物50の低
い部分をA、高い部分をBで示す。図3に示す光学系は
上述の如く再結像系であるから、ビームを走査するにも
拘わらず反射光を一個所(光検出器35)に収束させる
ことが出来る。この時、ミラー29は被計測物50に対
して所定の傾斜角βをなすから被計測物50の高さに応
じて光検出器35上での結像ビームスポットの位置が変
化する。即ち、点Aからの結像ビームスポットはA′
に、また点Bからの結像ビームスポットはB′に夫々結
像する。従って、光検出器35のビームスポットの位置
を計測することにより被計測物50の高さ分布を検出す
ることが出来る。
【0023】光検出器35としては例えば、それ自体公
知の光点位置検出素子PSD(Position Sensitive Det
ector)を用いることが出来る(例えば、浜松ホトニクス
(株)社から市販されている)。これは一種のホトダイ
オードであり、その出力信号から光点の位置と強度が検
出される。応答時間(検出時間)は500nsec. 程度と
極めて短い。従って、信号処理回路45での処理時間を
含めても、1つの光点を1μsec.以下で計測することが
可能となる。尚、PSDは上述の如く、光強度も同時に
検出することが出来るので、被計測物の濃淡情報の計測
も出来る。
【0024】図5に示す如く、PSD35の2つの出力
端子の出力電流を夫々Ia ,Ib とすると、光の位置
(本実施例では被計測物50の高さ情報に対応する)と
強度(本実施例では被計測物の濃淡情報に対応する)は
次式によって表される。 光強度= Ia +Ib …(2)
【0025】図2に示す如く放物面鏡27の代わりにf
・θレンズ41を用いても同様に本発明を実施できる。
しかしながら、一般に偏向ミラーとの組み合わせにより
走査光学系を実現する場合において、放物面鏡とf・θ
レンズとでは以下の点で放物面鏡の方が有利である。 走査長を長くすること(240mm程度)が容易であ
る。 反射光量がより多く得られる。 反射光量のシェーディング(不均一さ)がより少な
い。
【0026】その反面、f・θレンズを用いる場合には
次のような利点がある。 略完全な直線走査(走査線が湾曲軌跡を描かず直線
となる)を実現することができる。放物面鏡の場合には
一般に走査線は湾曲し、それを補正するためには特別な
補正手段が必要である。 ビームスポット径をより小さく出来る。
【0027】以上の実施例において、ミラー29と照射
ビームL5 との距離d及びミラー29の傾斜角βを変え
ることにより被計測物の高さの計測分解能及び計測範囲
を容易に変えることが出来る。
【0028】また、再結像レンズ33の焦点距離及びP
SD35の受光面積を変えることによっても、高さの計
測分解能及び計測範囲を変えることが出来る。
【0029】図6は図1に示す光学系により検出した被
計測物50の高さ情報(S1 )と濃淡情報(S2 )とに
より被計測物の画像処理システムを示す。尚、上記の実
施例の如く、被計測物の高さを測定する場合には被計測
物は静止させたまま、ビームを一次元に走査するだけで
よいが、被計測物の面の3次元形状を測定する場合には
ステージ51により被計測物を走査方向と直交する方向
(xまたはy方向)に移動させればよい。
【0030】図6において、信号処理回路45は上記
(1),(2)の演算を実行し、高さと明るさのデータ
を得る。このデータをDMA(Direct Memory Access)
回路55により画像メモリ57に直接転送する。画像メ
モリ57に入力されたデータ(S1 ,S2 )の画像をC
PU59で処理し、被計測物50の例えばプリント板
(図示せず)上での実装状態を検査する。尚、本発明に
おいては、信号処理回路45で検出した信号を如何にし
て画像処理するかについては関与するところではないの
で詳細な説明は省略する。
【0031】尚、放物面鏡を用いた走査光学系において
は、一般に入射ビームの光軸と反射ビームの光軸とをず
らす必要があるため、両ビーム間に所謂、軸外し角が付
される。さもなければ、反射ビームは入射ビームに一致
してしまい検出出来ない。
【0032】一例として、この軸外し角を10°、放物
面鏡27の焦点距離fを300mmとし、ポリゴンミラー
25は6面でその対面間距離を60mmとした場合、レー
ザ走査長は240mmが得られる。また、有効走査効率は
約40%となる。応答時間500nsec程度のPSD35
を用いれば、1M画素/秒の速度で高さと明るさの計測
が出来る。また、上記の有効走査率を考慮すると、平均
計測速度は0.4M画素/秒となる。
【0033】図7は本発明の別の実施例を示す。上述の
実施例(図3)において、被計測物50が大きな光拡散
性を有する物質の場合には、反射光を再結像させた時、
ビームを照射した部分からだけでなく、その周囲からも
反射光が生じる。即ち、PSD35(図5)の出力
a ,Ib には不要な拡散光の信号も含まれてしまう
(この信号出力をΔIとする)。この拡散光ΔIにより
前述の(1)式で求められる光位置の測定値は以下の理
由により正確な値よりも小さくなる。即ち、拡散光を含
まない真の電流値を夫々I1 ,I 2 とすると、実際の測
定値(出力電流)は夫々次式となる。 Ia =I1 +ΔI Ib =I2 +ΔI 従って、測定高さは次式であらわされる。
【0034】一方、真の高さは、 で表されるが、この値は明らかに(3)式より小さい
(スポット光が中心に近づく)。
【0035】図7に示す実施例はこの誤差を補正するも
のである。即ち、位置を求めようとするスポット光以外
の拡散光の強度を測定し、(Ia +Ib )からこの値を
引いて演算すればよい。
【0036】図7はその具体的な光学系を示すもので、
同図において、図3に示す実施例に対し、位置を求めよ
うとするスポット光以外の拡散光(以下、余分拡散光と
呼ぶ)を取り出しそれを検出する光学系が付加されてい
る。この付加光学系は半導体レーザ21から被計測物5
0に至る往路の光路内に配置される偏光ビームスプリッ
タ38と、それを収束する第2のレンズ40(第1のレ
ンズは33)と、第2の光検出器(PSD)35B(前
述のPSDは第1PSD35Aとして示される)とから
構成される。即ち、被計測物50で反射された余分拡散
光はビームの往路と全く同一の光路を辿って逆行し、偏
光ビームスプリッタ38に入射する。偏光ビームスプリ
ッタ38の手前(光源21と反対側)にはλ/4板36
が設けられる。
【0037】偏光ビームスプリッタ38は例えばP偏光
は通過し、S偏光は反射するようになっており、従っ
て、往路のビーム(直線偏光)をP偏光としておけば、
復路では余分拡散光はλ/4板36にS偏光に変換され
るから、ビームスプリッタ38により反射され、第2レ
ンズ40を介して第2PSD35Bに入射する。こうし
て、余分拡散光を第2PSD35Bに取り出すことが出
来る。
【0038】尚、通常の再結像系と何ら変わりはないの
で、被計測物の高さが変わっても、光点の位置は変わら
ない。
【0039】確実に余分拡散光のみを取り出すために、
第2PSD35Bの手前には被計測物50のビーム照射
点からのビームスポットの点光を遮断するマスク44が
設けられる。マスク44は通常のピンホールとは逆に、
ビームスポットに対応する部分44aのみが例えば不透
明、残りの部分が透明となったプレートでよい。これに
より、余分拡散光のみを第2PSD35Bにより検出す
ることが出来る。
【0040】尚、PSD35Bで検出する余分拡散光は
第1PSD35Aで検出する拡散光と厳密には等しくな
い(検知している角度が違うので)が、余分拡散光はす
べての方向に均一に反射するため、この相違は実用上全
く問題とならない。
【0041】図8は図7に示す実施例の演算回路の一例
を示す。第1PSD35Aに対しては、前述の実施例と
同様に両電流値Ia ,Ib の和と差を減算器63、加算
器65により求める。尚、実際の演算に際しては測定電
流値は電流−電圧変換器61により電圧に変換される
が、便宜上電流値として説明する。第2PSD35Bか
らの出力値ΔIは加算器69により加算される。
【0042】半導体レーザの光は直線偏向であるから、
照射光(往路)のロスは殆どないが、復路においてはλ
/4板36によりPからSあるいはその逆に偏光される
ので反射光は約50%のロスがある。従って、第2PS
D35Bの出力の和信号を増幅器71で増幅するのが望
ましい。光量ロスが50%の場合、増幅器71のゲイン
を2倍にすることによって補正が出来る。
【0043】PSD35Aの和信号から第2PSD35
Bの増幅和信号を減算器73により減算し、除算回路7
5の分母に入力する。一方、除算回路75の分子へは第
1PSD35Aの差信号を入力する。除算回路75では
結局、 の演算が実行されることになり、従って、余分拡散光が
補正される。
【0044】図9,10は本発明の別の実施例を示す。
高さ計測用の第1PSD35Aの両側に第2PSD35
B、第3PSD35Cとを設け、この第2、第3PSD
により余分拡散光を検出する。3つのPSDは全く同一
のものでよい。
【0045】この実施例によれば、光検出器の受光面
積、感度が全く同一であるので正確な余分拡散光の信号
が得られる。拡散光は前述の如く均一に分布すると考え
られるので、第2、第3PSDは同一の余分拡散光を受
光する。
【0046】図10に示す演算回路は図8と基本的に同
一であるが、それとは異なり、第2PSD35Bの和信
号と第3PSD35Cの和信号の平均値を第1PSD3
5Aの和信号から引いている。即ち、第2PSD35B
の和信号と第3PSD35Cの和信号とを和算器68に
より和算し、その和算値を分圧器70により1/2にし
て(平均値)から減算器73に入力する。
【0047】図10に示す演算方法においては、高さ信
号は次式で表される。但し、Ia ,Ib :Ic ,Id
e ,If は夫々、第1PSD35A、第2PSD35
B、第3PSD35Cの出力を示す。 このように平均値を用いることにより誤差を少なくする
ことが出来る。
【0048】
【発明の効果】以上に記載の通り、本発明によれば、被
計測物の3次元形状及び必要に応じて明るさを同時に極
めて短時間で計測することが出来る。また、第2あるい
は第3の光検出器を付設することにより、仮令、被計測
物が光拡散性の物体であっても、その拡散光による誤差
を減少し、正確な計測を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光学システムの基本原理を説明す
る図。
【図2】図1における走査光学系の放物面鏡の代わりに
f・θレンズを用いた場合を示す図。
【図3】本発明の光学システムの一実施例を示す図。
【図4】図3に示す光学系の計測原理を説明する図。
【図5】本発明において用いられる光検出器の一例を示
す図。
【図6】画像処理回路の概要を示すブロック図。
【図7】本発明の別の実施例を示す図。
【図8】図7に示す光学系に対する演算回路の一例を示
すブロック図。
【図9】図7の更に別の実施例を示す図。
【図10】図9に示す光学系に対する演算回路の一例を
示す図。
【図11】従来の光切断法による高さ測定方法を示す
図。
【図12】図11の測定法により得られる高さ情報のモ
ニター画像を示す図。
【符号の説明】
21…レーザ光源 23…コリメートレンズ 25…偏向ミラー 27…放物面鏡 29…ミラー 31…走査光学系 35…光検出器(PSD) 50…被計測物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平岡 規之 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 塚原 博之 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 須藤 嘉規 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−55210(JP,A) 特開 昭62−168007(JP,A) 特開 昭63−101703(JP,A) 特開 昭60−55211(JP,A) 特開 昭61−97505(JP,A) 特開 昭58−60593(JP,A) 特開 昭57−56704(JP,A) 特開 昭63−131053(JP,A) 特開 昭63−108208(JP,A) 特開 昭62−294218(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 - 11/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源(21)からのレーザビーム
    を平行光に変換するコリメートレンズ(23)と、この
    レーザ平行光を被計測物(50)に垂直に走査する走査
    光学系(31)と、被計測物に対し垂直に近い所定の
    角度をなし、該被計測物からの斜め反射光を受けるミラ
    ー(29)と、該ミラーによる被計測物からの反射光
    再結像する結像レンズ(33)と、該結像レンズによ
    る結像ビームスポットを検出する光検出器(35)とを
    有し、 上記走査光学系(31)は上記レーザ平行光を所定方向
    に偏向する偏向ミラー(25)と、その偏向光を反射し
    上記被計測物に照射ビームを垂直に入射する放物面鏡
    (27)とを備えてなる3次元形状測定用光学システム
    であって、 上記斜め反射光を受けるミラーが上記放物面鏡からの照
    射ビームの近傍に配置されることにより、上記反射光が
    該照射ビームに近接した状態にて上記走査光学系に入射
    した後、上記結像レンズに入射する再帰反射系が形成さ
    れてなる ことを特徴とする3次元形状測定用光学システ
    ム。
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JP4696249B2 (ja) * 2007-02-13 2011-06-08 国立大学法人 新潟大学 形状測定方法及び装置

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