JP3023780U - 筒形容器の段積み用パッド - Google Patents
筒形容器の段積み用パッドInfo
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- JP3023780U JP3023780U JP1995011890U JP1189095U JP3023780U JP 3023780 U JP3023780 U JP 3023780U JP 1995011890 U JP1995011890 U JP 1995011890U JP 1189095 U JP1189095 U JP 1189095U JP 3023780 U JP3023780 U JP 3023780U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本考案は、容器本体と該本体の上部開口に嵌
合させる蓋体とからなる筒形容器本体の複数個を直上多
段に積み重ねるに際して上下の容器間に介設させること
により安定した段積みを可能とする。 【解決手段】 パッド1(11)を、周側板2(12)
の軸方向中間部内周に仕切板3(15)を介設させて該
仕切板上下の上記周側板内に適宜径の凹部4,5(1
6),(17)を形成する。
合させる蓋体とからなる筒形容器本体の複数個を直上多
段に積み重ねるに際して上下の容器間に介設させること
により安定した段積みを可能とする。 【解決手段】 パッド1(11)を、周側板2(12)
の軸方向中間部内周に仕切板3(15)を介設させて該
仕切板上下の上記周側板内に適宜径の凹部4,5(1
6),(17)を形成する。
Description
【0001】
本考案は、主として紙製の筒形容器を直上多段に積み重ねるに際して上下容器 間に介在させて使用する筒形容器の段積み用パッドに関する。
【0002】
粉,粒状の工業薬品とか、合成樹脂材などを収容させる容器として、近時は軽 量で、かつ使用後の焼却処分が容易な紙製筒形容器が多く用いられているのであ り、然してこのような容器は輸送、保管時等に際して直上方向へ多段に積み重ね ることが行われるのである。この場合、震動等により上部の容器が横滑りして荷 崩れを生じさせないように安定して段積みさせるにはそれなりの工夫を必要とす るのであり、例えば実開平6−42666号は、容器本体底部に凹部形成用の環 状体を、そして蓋体上面に凸部用の円板体を各設けしめ、前記段積み時に際して 容器上面の凸部を上部容器の底面凹部に嵌合させるようにしているのである。
【0003】
ところで、前記した従来の技術は、容器の形成材料以外に環状体と円板体を必 要とし、それだけ資材が無駄になるばかりか、容器本体と蓋体の双方に余分な加 工を施さねばならず、しかも既製の容器に施こすことは面倒であり、その他、上 記環状体に対して円板体の厚みが大であると、上記容器の荷重を強度が比較的弱 い下部容器の蓋体中央部分に大きく加担させることになる等の弊害を有している のである。
【0004】 本考案は、これに対処するものであって、即ち、容器自体の構造に関係なく単 体として形成しうると共に、置換可能に、かつ反覆して使用させるようにした実 用ならびに経済的に秀れた筒形容器の段積み用パッドの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案は、有底筒状の容器本体と、該容器本体の上部開口に嵌合させる蓋体と からなる筒形容器を直上多段に積み重ねるに際して上下の筒形容器間に介在させ るようにしたパッドであって、該パッドは、周側板の軸方向中間部内周に仕切板 を介設させることにより該仕切板上下部の上記周側板内に上記容器本体の底部と 蓋体の上部を各嵌合させる凹部を設けて形成されていることを特徴とする。
【0006】 なお、上記周側板内の仕切板上下部に設ける各凹部の内径を大小異ならしめて 形成することが可能である。
【0007】 また、上記周側板ならびに仕切板は紙材で形成してもよいのである。
【0008】
次に、本考案の実施例を図面にもとづいて説明する。
【0009】 図1,図2は本考案パッドの一実施例を示し、該パッド1は断面が巾の広いH 形を呈するように、適宜の厚みと軸方向長さを有するリング状の周側板2の軸方 向中間部内周に、厚みを上記周側板2の軸方向厚みtより薄くした仕切板3を介 設することにより該仕切板の上下部に凹部4,5が各形成されているのであり、 然して上記凹部は図1においては上部がわ凹部4の内径dに対し下がわ凹部5の 内径Dが大とされているが、これは図2のように後述する容器の形体に応じて略 同径Dとして形成する場合がある。なお、上記パッド1は、全体を合成樹脂材に より形成することにより周側板2と仕切板3を一体成形してもよく、また、仕切 板3は図示のような盲板とすることなく、中央部ないしは随所に小穴(図示なし )を設けしめても差支えないのである。
【0010】 図3は、パッド11の全体をクラフト紙、合成紙その他ラミネート紙等の厚紙 により形成した本考案の第二実施例を示すもので、即ち、紙製の周側板12の一 方の端部内周に、該周側板の軸方向厚みtの半分弱の厚みt′とした紙製の小リ ング13を嵌合し、対接面に施こした接着剤、ミシン糸14等により固着すると 共に、上記周側板12の中間部内周に紙製の仕切板15を該小リング13の内端 に当接しうるよう嵌合固着させることにより該仕切板の上下部に径の異なる凹部 16,17を設けて形成させているのである。なお、上記凹部16,17内径を 同径にしようとするときは上記径の大きい他方の凹部17内へ図示しないが上記 と同じ別個の小リングを嵌合取着すればよいのである。
【0011】 上記パッド1,11は何れも平面視において円形に形成したものを示している が、対象とする容器形体に対応した角形に形成してもよいのである。
【0012】 上記構成を有するパッドは図4にその一例を示しているように、有底筒状の容 器本体(イ)と、該本体の上部外周に嵌合させて開口部を閉塞させる蓋体(ロ) とからなる筒形容器(ハ)の複数個を、上下同心として直上多段に積み重ねる場 合において、下部容器(ハ)の蓋体(ロ)上へ下方凹部5(17)を被冠させて パッド1(11)を載置し、次いで該パッドの上方凹部4(16)内へ上部容器 の本体底部(イ′)を嵌合させるようにして順次積み上げる際の中間に介設して 用いるのである。
【0013】 なお、上記図の容器(ハ)は、蓋体(ロ)の外径が容器本体(イ)より大径で ある場合の例を示しているが、図示しないが蓋体(ロ)と容器本体(イ)の各外 径が略同径である場合には図2に示した上下の凹部径を同じとしたパッドを用い ればよいのである。
【0014】
上記したように、本考案のパッドによるときは筒形容器を直上として多段に積 み重ねるに当り、上下容器間へ介在して使用するとき、上部の容器が外力とか震 動によって横滑りすることが阻止されるので、安定した段積みが可能となり、し かも本考案は容器本体と関係なく形成しうると共に、多くの容器に繰り返して使 用しうるので廉価に供しうるのである。また、本考案パッドを紙材で形成すると 、上下容器間の振動時での衝撃を緩和させることができる。
【図1】 (A)本考案の実施例を示す断面図。 (B)同上の一部切欠平面図。
【図2】 他の実施例を示す断面図。
【図3】 さらに他の実施例を示す断面図。
【図4】 使用状態を示す一部切欠側面図。
1,11 パッド 2,12 周側板 3,15 仕切板 4,5,16,17 凹部
Claims (3)
- 【請求項1】 有底筒状の容器本体と、該容器本体の上
部開口に嵌合させる蓋体とからなる筒形容器を直上多段
に積み重ねるに際して上下の筒形容器間に介在させるよ
うにしたパッドであって、該パッドは、周側板の軸方向
中間部内周に仕切板を介設させることにより該仕切板上
下部の上記周側板内に上記容器本体の底部と蓋体の上部
を各嵌合させる凹部を設けて形成されていることを特徴
とする筒形容器の段積み用パッド。 - 【請求項2】 上記周側板内の仕切板上下部に設ける各
凹部の内径を大小異ならしめたことを特徴とする請求項
1に記載の筒形容器の段積み用パッド。 - 【請求項3】 上記周側板ならびに仕切板を紙材で形成
してなる請求項1又は請求項2に記載の筒形容器の段積
み用パッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995011890U JP3023780U (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 筒形容器の段積み用パッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995011890U JP3023780U (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 筒形容器の段積み用パッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3023780U true JP3023780U (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=43159039
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995011890U Expired - Lifetime JP3023780U (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 筒形容器の段積み用パッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3023780U (ja) |
-
1995
- 1995-10-13 JP JP1995011890U patent/JP3023780U/ja not_active Expired - Lifetime
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