JP3023774U - 抗菌パイプ - Google Patents

抗菌パイプ

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JP3023774U
JP3023774U JP1995011836U JP1183695U JP3023774U JP 3023774 U JP3023774 U JP 3023774U JP 1995011836 U JP1995011836 U JP 1995011836U JP 1183695 U JP1183695 U JP 1183695U JP 3023774 U JP3023774 U JP 3023774U
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JP1995011836U
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Inventor
哲也 土田
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株式会社アサヒ産業
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 常時室内に殺菌された新鮮な空気を導入する
と共に、可撓性,柔軟性を有し、取り扱い性や施工性に
優れる簡便構造の抗菌パイプを提供する。 【解決手段】 ブロア本体15に連結されるダクト本体
12に連結され、各室内7に導入される可撓性の抗菌パ
イプ1であって、抗菌パイプ1は空気の接触する内面に
抗菌処置された内面材2を有すると共に、鋼線4で巻回
され、保温材5および表面材6で被包されたものからな
る。ダクト本体12内の空気は内面材2に接触し殺菌さ
れて室内7の吸出口から送出される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ダクトシステムに使用され、ダクト本体と室内の吸出口とを連結す るパイプに係り、特に、抗菌機能を有する抗菌パイプに関する。
【0002】
【従来の技術】
ダクトシステムの空気の流れ構造としては送風機からの空気をダクト本体に導 入し、該ダクト本体にパイプを連結し、該パイプを室内に設けられた吸出口を介 して空調設備に送るものが採用されている。前記送風機およびダクト本体は防火 壁内に配置されるため、室内側にはダクト本体側に連結する可撓性のパイプによ って空気を導入することが必要になる。図4は従来のダクトシステムにおけるダ クト本体およびパイプ等の配設構造の概要を示すものである。防火壁11の内側 には図略の送風機に連結するダクト本体12が垂直方向に沿って配置される。ダ クト本体12の長手方向には各フロアの室内7に空気を送るための複数箇所の出 口19が形成される。一方、室内7にはフロア8に沿ってフレキシブルパイプ2 0,21が配設される。フレキシブルパイプ20,21は出口19と貫通スリー ブ22を介して連結される。なお、貫通スリーブ22は防火壁11に保持される 。フレキシブルパイプ20は鉄製のスパイラルチューブからなり、フレキシブル パイプ21はアルミ製のパイプからなる。勿論、フレキシブルパイプとしてはそ の他の構造,材質の可撓性パイプが使用される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ダクトシステム内の空気は常に正流状態で流通するものではなく、乱流が生じ 易い。特に、屈曲部等においては乱流が発生する。一方、導入される空気内には 粉塵やゴミが混在し、これ等がダクト本体12,貫通スリーブ22およびフレキ シブルパイプ20,21等内に溜る。そのため、粉塵やゴミ等の付着滞溜物から 菌が発生する問題点がある。各室内7に送風機側から新鮮な空気を連続供給して いる場合は、粉塵やゴミ等の滞溜が少ないが、停止中においては下層階側の空気 が煙突効果によって吸引され、この空気が上層階側の室内7の吸出口10から各 室内7に排出される。この排出空気には粉塵やゴミが混在していると共に菌が付 着し易いため、細菌を有する空気が室内7に導入される問題点が生ずる。
【0004】 本考案は、以上の問題点を解決するもので、パイプ内の細菌の繁殖を防止し、 常時室内に新鮮な空気が導入されると共に、可撓性を有し、施工性のよい抗菌パ イプを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以上の目的を達成するために、室内に連通する吸出口とダクト本体 とを連結する可撓性のパイプであって、少なくとも空気と接触する内面に抗菌処 理される無機繊維を設けてなる抗菌パイプを構成するものである。更に具体的に 、前記パイプが、無機繊維の中空パイプ状の内面材の外周側に接着剤を介して鋼 線を巻回し、更に内面材の外周を保温材で被包し、該保温材を表面材で被覆した ものからなり、前記パイプが、前記ダクト本体の1ヶ所の出口に複数本取り付け られることを特徴とするものである。
【0006】 抗菌パイプはダクト本体の1つの出口に1本又は複数本取り付けられ、各室内 に導入され吸出口と連結される。抗菌パイプは空気と接触する内面側には抗菌処 理された内面材が配置される。また、鋼線を巻回した構造により可撓性をもたせ ている。また、内面材の保温や消音のため内面材は保温材および表面材により被 包される。以上の構造により、柔軟性を有するため施工がやり易く、且つ抗菌処 理が施されているため常に新鮮な空気が室内に導入される。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る抗菌パイプを図面を参照して詳述する。まず、図1により 本考案の抗菌パイプ1を設けたダクトシステムの概要構造を説明する。各室内7 にはフロア8にほぼ平行に抗菌パイプ1が配設される。この抗菌パイプ1は抗菌 処理された抗菌継手9を介して吸出口10と連結される。吸出口10は図略の空 調設備と連結される。
【0008】 抗菌パイプ1は防火壁11を通り抜け、防火壁11の内側に配置されるダクト 本体12に連結される。なお、その連結部は空気洩れを防止するため接着剤13 によりシールされる。ダクト本体12は継手14を介しブロア本体15側に連結 される。ブロア本体15はブロア16とフィルタ17等からなり、フィルタ17 は抗菌剤入りのものが使用される。また、継手14やダクト本体12の内面も抗 菌処理されることが望ましい。
【0009】 次に、抗菌パイプ1の詳細構造を図2により説明する。抗菌パイプ1は無機繊 維からなる内面材2と、接着剤3と、鋼線4と、保温材5および表面材6等から 構成される細長の可撓性のパイプからなる。
【0010】 内面材2は、例えばPタイプ保温塩化メラライズフィルムやSタイプ消音ガラ スクロス等からなる薄肉(例えば、0.13mm)の中空パイプ状のものからな り、その内面側には抗菌層が形成される。なお、抗菌層は抗菌剤をロール塗布, スプレー塗布等により付着させたものからなる。なお、前記抗菌剤は公知のもの が使用される。
【0011】 接着剤3は鋼線4を内面材2の外周側に固着するためのもので、例えば、SB R系の接着剤が使用される。塗布量としては、例えば115[g/m3 ]が適用 される。
【0012】 鋼線4は内面材2の外周にスパイラル状に巻回し接着剤3により固定されるも のであり、例えば、外径1.2[mm]の亜鉛メッキ硬鋼線が使用される。
【0013】 保温材5は内面材2および鋼線4を被包するもので保温材および消音材として 機能するものである。例えば、不燃第1031号,24[kg/m3 ],厚さ2 5[mm],600[g/m3 ]のグラスウール保温材が用いられる。
【0014】 表面材6は外皮として機能するもので、保温材5を被覆して配置される。例え ば、厚み0.08[mm],110[g/m3 ]の塩化ビニルフィルムが使用さ れる。
【0015】 以上の構造の抗菌パイプ1は図示のように端部に縮径部18を形成し、図1に 示すように縮径部18をダクト本体12に挿入してダクト本体12に連結する。
【0016】 次に、本考案の抗菌パイプ1を用いたダクトシステムの作用を説明する。ブロ ア本体15の空気は継手14を介しダクト本体12間に導入される。ダクト本体 12には縦方向に沿い各室内7に対応する位置に出口が開口形成され、該出口に は抗菌パイプ1が連結される。抗菌パイプ1は防火壁11に保護され、室内7内 に誘導され、抗菌継手9等を介し吸出口10と連結される。ダクト本体12内の 空気は抗菌パイプ1内に入り、抗菌パイプ1の内面材2に接触し、殺菌される。 従って、吸出口10側には常に殺菌された新鮮な空気が導入される。一方、抗菌 パイプ1は鋼線4の巻回により剛性のある可撓体から形成されるためダクト本体 12側から柔軟的に室内7の適宜場所に誘導され施工設置される。また、保温材 5および表面材6により、保温され、内部の空気温度を一定に保持する。また、 保温材5の消音機能により、空気流れによる騒音が消音される。以上により、ブ ロア本体15の作動に関係なく、室内7には細菌を伴った空気が導入されない。 そのため、病院等において病気の蔓延等が防止される。
【0017】 図3に示すように、本考案の抗菌パイプ1はダクト本体12の1つの出口から 1本のみ連結されるものではなく、複数本(図示では2本)のものが連結される 。これにより、区分けされた小部屋に空気を導入することが可能になる。
【0018】 以上の説明において抗菌パイプ1の外観形状は図示のものに限定するものでは なく、円筒状又は角筒状のものでもよい。また、抗菌パイプ1の各材の材質や肉 厚,重量等も前記のものに限定するものではない。また、表面材6としてはアル ミ箔を用いて保温性を更に向上するようにしてもよい。また、抗菌パイプ1は図 1ではフロア8に平行に配設されているが、勿論空調設備に合わせて柔軟的に変 化させ適宜な形態で配置される。
【0019】
【考案の効果】
以上が、本考案の実施の形態の一例の構成であるが、本考案によれば、次のよ うな顕著な効果を奏する。 1)抗菌パイプは空気の接触する内面材に抗菌処理されているため、ブロアの 運転又は停止に関係なく、常に殺菌された新鮮な空気が室内に導入される。 2)可撓性で柔軟性を有するため、取り付けが容易にでき、任意の場所に誘導 して装備することができる。 3)ダクト本体の1つの出口に複数本連結されるため、区分けされた小部屋に ダクト本体内の空気を簡単に誘導することができる。 4)保温性および消音性を有するため、内部空気温度を一定に保持し得ると共 に、空気流れによる雑音を消音することができる。 5)構造が簡単なため、すべてのダクトシステムに適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる実施の形態の抗菌パイプを設け
たダクトシステムの概要構造を示す部分断面図。
【図2】本考案に係わる実施の形態の抗菌パイプの軸断
面図。
【図3】本考案に係わる実施の形態の複数個の抗菌パイ
プの取り付け状態を示す斜視図。
【図4】従来のダクトシステムの概要構造を示す部分断
面図。
【符号の説明】 1 抗菌パイプ 2 内面材 3 接着剤 4 鋼線 5 保温材 6 表面材 7 室内 8 フロア 9 抗菌継手 10 吸出口 11 防火壁 12 ダクト本体 13 接着剤 14 継手 15 ブロア本体 16 ブロア 17 フィルタ 18 縮径部 19 出口 20 フレキシブルパイプ 21 フレキシブルパイプ 22 貫通スリ−ブ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内に連通する吸出口とダクト本体とを
    連結する可撓性のパイプであって、少なくとも空気と接
    触する内面に抗菌処理される無機繊維を設けることを特
    徴とする抗菌パイプ。
  2. 【請求項2】 前記パイプが、無機繊維の中空パイプ状
    の内面材の外周側に接着剤を介して鋼線を巻回し、更に
    内面材の外周を保温材で被包し、該保温材を表面材で被
    覆したものからなる請求項1に記載の抗菌パイプ。
  3. 【請求項3】 前記パイプが、前記ダクト本体の1ヶ所
    の出口に複数本取り付けられるものである請求項1に記
    載の抗菌パイプ。
JP1995011836U 1995-10-13 1995-10-13 抗菌パイプ Expired - Lifetime JP3023774U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10220397A (ja) * 1997-02-04 1998-08-18 Yokogawa Electric Corp ブロワーエアダクト装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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