JP3023361U - 成形品の取り出し装置 - Google Patents

成形品の取り出し装置

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JP3023361U
JP3023361U JP1995011317U JP1131795U JP3023361U JP 3023361 U JP3023361 U JP 3023361U JP 1995011317 U JP1995011317 U JP 1995011317U JP 1131795 U JP1131795 U JP 1131795U JP 3023361 U JP3023361 U JP 3023361U
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JP
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molded product
frame
arm
bucket
rack
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Application number
JP1995011317U
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English (en)
Inventor
宏一 柿中
毅 宮木
由純 杉江
活之 榊原
るり子 大嶋
Original Assignee
株式会社名機製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型成形品を型締装置から搬出するに際し、
コンベアや自動取り出し機ではコストがかかり過ぎ、作
業員が手で搬出する方法では作業員の疲労と危険が極度
に大となるのみならず、成形品の取り出しに多くの時間
を要する。 【解決手段】 床面に設置したベースに伸縮かつ回動自
在に支持される支柱を嵌挿し、該支柱に固着したブラケ
ットにフレームを軸支し、該フレームを遊貫し滑動する
アームの一方の端に成形品を収容するバケットを他方の
端に該バケットを前後、左右、上下に操作するハンドル
を設けた。さらに、前記アームに下ラックを付設し、該
下ラックと対向する上ラックとの間に歯合しフレームに
軸支するピニオンを設け、上ラックのハンドル側端に錘
をアームに摺動自在に設けることにより成形品の重量を
平衡させ操作を容易にした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
大型の射出成形機等によって成形した成形品を該射出成形機等の型締装置内か ら外部に搬出するための、手動の簡易な成形品の取り出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、前記大型成形品を型締装置内から取り出す場合には、安全扉を解放して 作業員が型締装置内に入り、金型キャビティから取り出した大型成形品を手に持 って型締装置内から外部に運び出したり、金型キャビティから自動落下した成形 品をコンベア上に受けて搬出する等の方法があった。 また、大型成形品を真空パッドや挟持アームよりなるアタッチメントによって 保持し型締装置上方から外方に搬送する自動取り出し機もある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、手に持って搬出する方法においては、成形品が大型で重く、し かも型締装置の内部に作業員が出入するときに型締装置の下のタイバーを跨いだ り上のタイバーを避けるため屈んで歩行しなければならず、大変な重労働である と共に、型締装置の内部に入り込むこと自体が極めて危険な作業である。 上記の問題はコンベアを設置して型締装置内から外部に成形品を搬出するよう にすれば解決するが、実際の生産現場ではコンベアのためにピットを設置するか 成形機全体をかさ上げしなければならず、設置場所や投資金額の多さで実現し難 いのが現状である。 さらに、自動取り出し機による方法は成形品が大型である上、複雑な形状のも のが多く、前記アタッチメントを含め極めて高価となり、採用は限定されるので ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、支柱を伸縮かつ回動自在に支持するベースと、前記支柱に固着しフレ ームを軸支するブラケットと、前記フレームに軸支したローラにより水平方向に フレームを遊貫して滑動するアームと、該アームの一方の先端に設けて成形品を 収容するバケットと、該アームの他方の先端に設けた前記バケットを操作するハ ンドルとを有する手動取り出し機を提案するのである。さらにより好ましくは上 記構成に加えてアームの上面に付設した下ラックと、該下ラックと対向しフレー ムを遊貫して摺動する上ラックと、前記上下ラックに歯合しフレームに軸支した ピニオンと、前記上ラックのハンドル側の先端に固着しアームに案内され往復動 可能とした錘とを有する手動取り出し機を提案するのである。
【0005】
【考案の実施の形態】
次に図面に基ずいて本願の実施の形態を詳細に説明する。 図1は本願の一実施例を示す側面図であり、図2はその平面図であり、図3は 図1におけるA−A断面の拡大断面矢視図である。 1はベースであり、成形機の型締装置に近接した床面に設置する。ベース1は 床面に接する板材と該板材に垂直に固着した管材とからなる。 2は支柱であり、丸棒に環状溝を等間隔に設けた部分をベース1の前記管材に 回動かつ伸縮自在に嵌挿している。ベース1の管材上部端面付近には高さ調節ネ ジ16が螺着してあり、支柱2の伸縮を段階的に調節した後該高さ調節ネジ16 を回転することによりその先端は支柱2の適宜の環状溝に係合し支柱を回動自在 に保持する。
【0006】 3は側面コの字形状のブラケットであり、該ブラケット3の解放端が上方とな るように支柱2の上部端面に固着している。 4は側面コの字形状のフレームであり、該フレーム4はブラケット3により挟 持状態でブラケット3の解放端面付近に設けた支点5により回動可能に軸支され ている。 フレーム4の下方には2個のローラー6を軸支しており、該ローラー6はフレ ーム4の解放部を貫通するアーム15を滑動自在に支持する。 アーム15は丸パイプ等よりなりその一方の先端には成形品を載置するバケッ ト13を固着し、他方の先端には該バケット13を前後、上下或は左右移動操作 するためのハンドル14が固着してある。
【0007】 さらに、前記アーム15の上面には下ラック7が付設してあり、該下ラック7 と該下ラック7に対向する上ラック8とにはピニオン9が歯合している。該ピニ オン9はフレーム4に軸支されている。従って上ラック8はアーム15即ち下ラ ック7の移動方向とは反対方向に移動する。上ラック8はフレーム4の内側面及 びフレーム4の解放端部を塞ぐ滑り板11の内面を摺動するのである。 ハンドル14を引いてバケット13が後退するとき、上ラック8が前進してバ ケット13に衝突するのを避けるため、バケット13の下部には台座を設け、該 台座に上ラックを遊貫する孔を穿孔してある。 なを前記滑り板11はボルト等でフレーム4に締着し、容易に着脱出来るため 上ラック8とピニオン9との歯合位置を変更することが可能である。 上ラック8のハンドル14側の端部には錘12が固着してある。該錘12は二 枚の矩形板材よりなり、上ラックの両側に固着すると共に、アームに案内され摺 動するようになっている。二枚の錘の間にはピニオン10を軸支し、錘12の荷 重を下ラック上で移動可能に受ける。但しピニオン10は前記目的を果たせば他 のもの例えばローラー等でもよい。 また、前記錘12には詳細に図示しないが、他の錘部材を追加可能に掛着、挿 着、螺着等して、成形品の重量の変化に対応出来るようになっている。
【0008】 次に操作方法について説明する。 取り出し装置20の設置場所は成形機の型締装置に近接した床面である。型締 装置は固定盤18とステー17及び図示しない可動盤と金型とからなり、型締シ リンダ等の型締手段(図示せず)によって発生する型締力を型締装置により金型 に伝える。 取り出し装置20は固定盤18と可動盤とに設置した金型のうち成形品が残存 し成品突き出しする側の金型に最も近い型締装置の外に設置する。
【0009】 射出、冷却が終了後可動盤が型開移動し安全扉19が開放する。作業員はハン ドル14をいっぱいに引きバケット13が該安全扉19の外方にある状態で待機 しており、安全扉が開放後ハンドル14を押し成形品のある金型の真下にバケッ ト13を移動させる。成形品の突き出しが行われ、落下する成形品をバケット1 3に収容した後、再びハンドル14を引きバケット13を型締装置外に移動させ る。 この際、ハンドル14の前後動に対して反対方向に作動する上ラック8に固着 した錘によって、成形品と錘は重量的に平衡し、ハンドルの操作が重くなること はない。 成形する成形品の重量の相違に対応するためには、錘を加減するか上 ラックのピニオンとの歯合位置を変更するのである。 なを、上下ラック、ピニオン及び錘のない構成においては、アーム15をロー ラー6上で回動させ得るので、バケットを傾斜させてバケット内の成形品を容易 に降ろすことが出来る。
【0010】
【考案の効果】
上記のように構成したので、安価で実用的な成形品取り出し装置が得られ、特 に小ロットでの成形品や複雑形状で自動取り出し困難な成形品には優れた効果を 発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】射出成形機等に併設した状態における本願考案
による成形品取り出し装置の側面図である。
【図2】射出成形機等に併設した状態における本願考案
による成形品取り出し装置の平面図である。
【図3】図1におけるA−A断面の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ・・・・・ ベース 2 ・・・・・ 支柱 3 ・・・・・ ブラケット 4 ・・・・・ フレーム 5 ・・・・・ 支点 6 ・・・・・ ローラー 7 ・・・・・ 下ラック 8 ・・・・・ 上ラック 9、10・・・ ピニオン 11 ・・・・・ 滑り板 12 ・・・・・ 錘 13 ・・・・・ バケット 14 ・・・・・ ハンドル 15 ・・・・・ アーム 17 ・・・・・ ステー 18 ・・・・・ 固定盤 19 ・・・・・ 安全扉 20 ・・・・・ 取り出し装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 榊原 活之 愛知県大府市北崎町大根2番地 株式会社 名機製作所内 (72)考案者 大嶋 るり子 愛知県大府市北崎町大根2番地 株式会社 名機製作所内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱を伸縮かつ回動自在に支持するベー
    スと、前記支柱に固着しフレームを軸支するブラケット
    と、前記フレームに遊貫して水平方向に滑動自在に支持
    されたアームと、該アームの一方の先端に設けて成形品
    を収容するバケットと、該アームの他方の先端に設けた
    前記バケットを操作するハンドルとからなる成形品の取
    り出し装置。
  2. 【請求項2】 アームの上面に付設した下ラックと、該
    下ラックと対向しフレームを遊貫して摺動する上ラック
    と、前記上下ラックに歯合しフレームに軸支したピニオ
    ンと、前記上ラックのハンドル側の先端に固着しアーム
    に案内され往復動可能とした錘とを有する請求項1に記
    載の成形品の取り出し装置。
JP1995011317U 1995-09-29 1995-09-29 成形品の取り出し装置 Expired - Lifetime JP3023361U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116728691A (zh) * 2023-06-16 2023-09-12 河北优尼科塑胶制造有限公司 一种聚碳酸酯板加工系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116728691A (zh) * 2023-06-16 2023-09-12 河北优尼科塑胶制造有限公司 一种聚碳酸酯板加工系统
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