JP3022701U - 自動車の補助制動灯の固定座 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リアウインドに密着して脱落しない自動車の
補助制動灯の固定座。 【解決手段】 一の補助制動灯を長手方向の中段に取り
付ける一本の保持体の左右両側にそれぞれ一の固定側座
を枢軸的に組付けて、保持体を角度調整可能とし、各固
定側座に、上に伸びた後、前方に折曲するアームを設
け、二のアームの屈曲した部分の前端面を上記保持体の
上方に水平な一直線上にあるようにすると共に、該前端
面を垂直面としてそれぞれ一の固定板を固着し、該固定
板の裏面に複数の直線の溝を設けて固定板に弾性と湾曲
性を与えてリアウインドに密着して貼着するようにした
構成を有する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、自動車の制動灯と同時に発光し指示効果を高める補助制動灯のリア ウインドへの取り付け用の固定座に関し、特にその保持力が高く、さらに車体の 外観を損なわずに補助制動灯の車体への取り付けを達成するものに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従米の自動車の補助制動灯の取り付け位置としては、その両側の固定座が後部 座席の後音響板の上に固定されているものがあるが、その位置では表示効果が芳 しくない。その外の方式としては、固定座の底面に両面粘着テープを貼り、車の リアウインドに貼着し、補助制動灯を吊り下げるものがある。この位置への取り 付けは比較的良い表示効果が得られるが、補助制動灯の保持体が一の直立の板と 該板の底端に垂直に交接する一の固定板とで構成されて、該固定板がガラス面と 接触し、また補助制動灯保持体の両側の固定座の粘着テープがガラスに貼着され た部分が外部から見えるために体裁がよくなく、それを装飾物で偽装すれば両側 が目立ち過ぎる。さらに、この方法では固定板とリアウインドに両面粘着テープ で貼着しているが、固定板は板状である強度を持ち、一方リアウインドは傾斜状 でカーブしているため両者は決して密接に接触できず、完全に密着して貼着でき ず、相互の密着面積が少ないために、補助制動灯の保持体自身が固定板と共にリ アウインドから脱落して補助制動灯が破損する場合があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

自動車の補助制動灯を適当な固定座でリアウインドに完全に密着するよう貼着 した後、適当な装飾品でかくし、その取り付けた二箇所とその中間の場所が見え ないようにして体裁よくする必要がある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、上方に延伸されその上端が前方に屈折してその垂直の前端 面に一の固定板が設けられた一のアームを有する一の固定側座を、一本の補助制 動灯の保持体の左右両端にそれぞれ枢軸的に連結してなり、この両端の固定側座 の固定板が上記保持体の上に水平に一直線上に並ぶ構成としている。

【０００５】 請求項２の考案は、前記固定板の裏面に該固定板に弾性と湾曲性を与えて自動 車のリアウインドに密着させる複数の溝が削設された構成としている。

【０００６】 請求項３の考案は、自動車原有の制動灯と方向指示灯と同期に動作し、それと 同色に設けられた補助制動灯と補助方向指示灯が取り付けられ、該補助制動灯は 前記保持体の長手方向の中段に、補助方向指示灯は該保持体の左右両側にそれぞ れ取り付けられる構成としている。

【０００７】

【考案の実施の形態】

本考案は、一の補助制動灯を長手方向の中段に取り付ける一本の保持体の左右 両側にそれぞれ一の固定側座を枢軸的に組付けて、保持体を角度調整可能とし、 各固定側座に、上に伸びた後、前方に折曲するアームを設け、二のアームの屈曲 した部分の前端面を上記保持体の上方に水平な一直線上にあるようにすると共に 、該前端面を垂直面としてそれぞれ一の固定板を固着し、該固定板の裏面に複数 の直線の溝を設けて固定板に弾性と湾曲性を与えてリアウインドに密着して貼着 するようにした構成を有するものとし、貼着後、模様や図案等を有する貼り紙或 いは塗料で上記二の固定板のリアウインドへの貼着面と二の固定板の間を隠すと 共に装飾できるようにする。

【０００８】

【実施例】

本考案の補助制動灯１１の固定座の第１実施例では、補助制動灯１１を保持す る保持体１０の両側に、それぞれ縦のアーム２１を有する固定側座２０が枢軸的 に連結され、保持体１０が角度調整可能とされている。

【０００９】 保持体１０の中段には補助制動灯１１を取り付ける長手方向の溝が設けられ、 その左右両側に自動車に元々有る左右の方向指示灯と同時に点滅する一つの補助 方向指示灯１２がそれぞれ設置される。補助制動灯１１と補助方向指示灯１２の 色は自動車に元々付いている制動灯Ａと方向指示灯Ｂと同じく、即ち前者は赤色 で後者は黄色とされる。

【００１０】 固定側座２０の底端はねじ３０で保持体１０の左右両側面に枢軸的に連結され る。各固定側座２０には一の縦のアーム２１が形成され、該アーム２１は上方に 延伸してその上端がさらに屈折した図３に示されるような形状を有する。このア ーム２１の上端前端面は垂直面とされ、一の固定板２２が組付けられる。該固定 板２２の裏面には図２に示されるように複数の溝２２０が設けられて、これによ り固定板２２に湾曲可能な弾性が備えられる。

【００１１】 アーム２１は保持体１０の両側から垂直に上方に伸びているため二の固定板２ ２は保持体１０の上方に水平に一直線上に並び、リアウインドに完全に密着して 貼着されているので、さらに図４に示されるようにリアウインドの外面に美しい 図案の紙など一条の装飾物４０を貼着するか或いは塗料を吹きつけて車外から固 定板２２のリアウインドへの貼着面を見えないように隠すことができる。これに より固定板２２のリアウインドへの貼着面と固定板２２間を隠し、また装飾物４ ０をデザイン或いは警告的標語などを有するものとすれば、車を美化すると共に その安全性を増加できる。

【００１２】 さらに、固定板２２の裏面に設けた複数の溝２２０が固定板２２に弾性と湾曲 性を与えるため、車のリアウインドの上に貼着される時に、ガラスのカーブに相 応して密着することができる。ゆえに、固定板２２とリアウインドとの密着部が 保持体１０を保持する力が強く、補助制動灯１１を取り付けた保持体１０がリア ウインドより脱落することが防止される。

【００１３】 そのほか、本考案の第２実施例では、図５に示されるように、固定側座２０が 補助制動灯１１と方向指示灯１２との間に設けられる。車への取り付けは、図６ に示されるように、固定板をリアウインドに貼着した後に、装飾物４０を貼着部 分を隠すようにガラスに貼着するものとされ、それの状態は図６に示される。

【００１４】

【考案の効果】

本考案は次に述べる効果を有する。 １．一条の装飾物４０で二の固定板２２のリアウインドへの貼着部分とその間 の部分を隠すことができ、車の美観を損なうことなく、却って美観を増加し、さ らに表示効果の高い取り付け位置に取り付けられる。また該固定座に取り付けら れる補助制動灯１１と補助方向指示灯１２は車の制動灯Ａと方向指示灯Ｂと同色 に設けられているため、その表示効果が高められる。 ２．固定板２２はリアウインドのガラス面に完全に密着して貼着されるため、 保持体１０を支持する力が強く、保持体１０のガラス面からの脱落が防止される 。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例の斜視図である。

【図２】本考案の実施例の後面図である。

【図３】本考案の実施例の側面図である。

【図４】本考案が自動車に取り付けられた時の正面図で
ある。

【図５】本考案の第２実施例の斜視図である。

【図６】本考案の第２実施例が自動車に取り付けられた
時の正面図である。

【符号の説明】

１０・・・保持体 １１・・・補助制動灯 １２・・・
補助方向指示灯 ２０・・・固定側座 ２１・・・アーム ２２・・・固
定板 ２２０・・・溝 ３０・・・ねじ ４０・・・装飾物

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上方に延伸されその上端が前方に屈折し
   てその垂直の前端面に一の固定板が設けられた一のアー
   ムを有する一の固定側座を、一本の補助制動灯の保持体
   の左右両端にそれぞれ枢軸的に連結してなり、この両端
   の固定側座の固定板は上記保持体の上に水平に一直線上
   に並ぶことを特徴とする、自動車の補助制動灯の固定
   座。
2. 【請求項２】 前記固定板の裏面には該固定板に弾性と
   湾曲性を与えて自動車のリアウインドに密着させる複数
   の溝が削設されていることを特徴とする、請求項１に記
   載の自動車の補助制動灯の固定座。
3. 【請求項３】 自動車原有の制動灯と方向指示灯と同期
   に動作し、それと同色に設けられた補助制動灯と補助方
   向指示灯が取り付けられ、該補助制動灯は前記保持体の
   長手方向の中段に、補助方向指示灯は該保持体の左右両
   側にそれぞれ取り付けられていることを特徴とする、請
   求項１に記載の自動車の補助制動灯の固定座。