JP3022687U - 台座付き間接灸 - Google Patents
台座付き間接灸Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 台座付き間接灸においてもぐさ体の上段部と
中段部とが有効活用されず、薬効成分ガスが皮膚の方へ
流動せず、加熱温度が急変するのを防止する。 【解決手段】 台座付き間接灸1は、台座2と、台座2
の中央開口3と、もぐさ体4と、もぐさ体4を囲繞する
紙製の円筒体5とを備えており、もぐさ体4の中央部
に、もぐさ体4の燃焼で発生する薬効成分ガスの中央開
口3への流動を促進する流動促進穴6を中央開口3に連
通する状態に形成した。
中段部とが有効活用されず、薬効成分ガスが皮膚の方へ
流動せず、加熱温度が急変するのを防止する。 【解決手段】 台座付き間接灸1は、台座2と、台座2
の中央開口3と、もぐさ体4と、もぐさ体4を囲繞する
紙製の円筒体5とを備えており、もぐさ体4の中央部
に、もぐさ体4の燃焼で発生する薬効成分ガスの中央開
口3への流動を促進する流動促進穴6を中央開口3に連
通する状態に形成した。
Description
【0001】
本考案は、もぐさ体を台座を介して皮膚表面にセットする形式の台座付き間接 灸に関し、特に燃焼時にもぐさ体から発生する薬効成分ガスの流動を促進するよ うに改善したものに関する。
【0002】
従来のお灸では、もぐさを細い山形形状に丸め、その山形のもぐさの底部を濡 して皮膚表面の施灸対象部(灸ツボ)にセットし、もぐさの頂部に着火し、もぐ さの燃焼熱で施灸対象部を所定温度(低温灸では約50〜60度、高温灸では概ね70 度以上) に加熱しつつ、もぐさの燃焼で発生する薬効成分ガスを施灸対象部に供 給する。もぐさは、ヨモギの葉を乾燥させて細かい繊維状にしたものであるが、 低温で燃焼しやすいこと、燃焼ガスには薬効成分が含まれていること、等の理由 によりヨモギが用いられている。
【0003】 一方、従来より、患者が自分で簡単にお灸をすえることができる台座付き間接 灸50として、図7、図8に示すように、所定厚さの薄紙の積層体からなる円形 の台座51と、この台座51の中央部に形成された中央開口52と、台座51の ほぼ中央部に底面が中央開口52に臨むように円柱状に立設固着されたもぐさ体 53と、もぐさ体53の外周面を囲繞する紙製の円筒体54と、台座51の底面 に付着された粘着剤(図示略)と、この粘着剤の表面を剥離可能に覆う剥離紙5 5とを備えた台座付き間接灸が市販されている。 この台座付き間接灸50では、もぐさ体53と円筒体54との底面の全面に接 着剤56を付着させ、その接着剤56を介してもぐさ体53と円筒体54とを台 座51の上面に接着しているので、もぐさ体53の底面の全面には薄層状の接着 剤56が残存している。
【0004】 他方、前記台座付き間接灸50とほぼ同様の台座付き間接灸60として、図9 、図10に示すように、円形状の薄厚紙61aとその下側に固着された円形状の 厚紙61bとからなる台座61と、この台座61の中央部に形成された小径の中 央開口62と、台座61のほぼ中央部に底面が中央開口62に臨むように円柱状 に立設固着されたもぐさ体63と、もぐさ体63の外周面を囲繞する紙製の円筒 体64と、台座61の底面に設けた粘着剤と、この粘着剤の表面部を剥離可能に 覆う剥離紙であって複数の台座付き間接灸61に共通の剥離紙65とを備えた台 座付き間接灸も公知である。 この台座付き間接灸60では、もぐさ体63の外周部と円筒体64との底面を 接着剤66にて台座61に接着してある。
【0005】 但し、前記の台座付き間接灸50,60以外に、もぐさ体にニンニクやショー ガ等の粉末や細粒を少量添加したものも公知であり、また、台座の下半部のみに 小径の凹部を設けて、その凹部にセラミック製の小球体を装着してその小球体か ら遠赤外線を発生させるようにしたものも公知である。
【0006】
前記台座付き間接灸50では、もぐさ体53の底面が接着剤56で塞がれてい るため、もぐさ体53の上段部と中段部が燃焼する間は、もぐさ体53からの熱 が皮膚に伝達しにくく、薬効成分ガスも中央開口52へは全く流入しない。それ 故、もぐさ体53の上段部と中段部とは殆ど無駄に燃焼してしまうことになると いう問題がある。 もぐさ体53の中段部と下段部の境界付近まで燃焼が進行すると熱の伝達が進 行するのの、更に燃焼が進行したある時点において接着剤56が熱で破れると熱 伝達性が急に高まるため加熱温度が急上昇し、火傷による水泡が皮膚に発生しや すくなるという問題がある。
【0007】 前記台座付き間接灸60では、もぐさ体63の底面が接着剤で塞がれていない ため、もぐさ体63の燃焼の進行に応じて徐々に加熱温度が上昇するため、ひど く熱くなり始めた時点で台座付き間接灸60を皮膚から取り外すことで、火傷に よる水泡の発生を防ぐことはできる。しかし、台座付き間接灸50と同様に、も ぐさ体63の上段部と中段部が燃焼する間は、もぐさ体63からの熱が皮膚に伝 達しにくく、薬効成分ガスも中央開口62へは全く流入しないので、もぐさ体6 3の上段部と中段部とは殆ど無駄に燃焼してしまうことになるという問題がある 。本考案の目的は、もぐさ体の燃焼開始後の初期の時点から熱を伝達でき薬効成 分ガスの皮膚の方への流動を促進でき、加熱温度の急変が生じないような台座付 き間接灸を提供することである。
【0008】
請求項1の台座付き間接灸は、任意形状の小片状で所定の厚さを有する台座と 、この台座のほぼ中央部に貫通状に形成された中央開口と、台座のほぼ中央部に 底面が中央開口に臨むように突起状に立設固着されたもぐさ体であってもぐさを 主成分とするもぐさ体とを備えた台座付き間接灸において、前記もぐさ体に、燃 焼時にもぐさ体から発生する薬効成分ガスの中央開口の方への流動を促進する為 の流動促進穴を中央開口に連通する状態に形成したものである。
【0009】 前記流動促進穴は、もぐさ体の中段部と下段部とにわたる凹穴に形成するのが 望ましいが、もぐさ体の頂部付近まで延びる凹穴、又は、もぐさ体の頂部まで貫 通する貫通穴でもよい。流動促進穴は、1つの穴でもよく、複数の穴でもよいが 、その機能達成の為にある程度の太さが必要である。 使用の際、台座を皮膚の施灸対象部にセットし、もぐさ体の頂部に着火すると 、もぐさ体の燃焼が徐々に進行していき、その燃焼熱で施灸対象部が加熱される とともに、発生する薬効成分ガスが施灸対象部に供給される。
【0010】 前記もぐさ体から発生する薬効成分ガスの中央開口の方への流動を促進する為 の流動促進穴を中央開口に連通する状態に形成したので、もぐさ体の燃焼開始後 の早期の時点から、薬効成分ガスが台座の中央開口の方へ流動するため、熱の伝 達と薬効成分ガスの供給が促進され、もぐさ体を有効活用できるようになる。 しかも、もぐさ体の燃焼の進行に応じて施灸対象部が加熱されるようになるた め、適宜の加熱温度になった時に台座付き間接灸を取り外すことで、火傷による 水泡が発生するのを確実に防止できる。
【0011】 請求項2の台座付き間接灸は、請求項1の考案において、前記流動促進穴は、 もぐさ体の底部側程大径でもぐさ体の頂部には達しない円錐形状の凹部であるこ とを特徴とするものである。基本的に請求項1の考案と同様の作用を奏するが、 流動促進穴がもぐさ体の底部側程大径でもぐさ体の頂部には達しない円錐形状の 凹部であるため、もぐさ体の燃焼の進行に応じて流動促進穴の頂部が外部へ開口 しても、その開口を小さく抑えることができるため、熱とガスが外部へ逃げるの を抑制できる。また、流動促進穴が円錐形状の凹部であるので、流動促進穴を形 成する上で有利である。
【0012】 請求項3の台座付き間接灸は、請求項2の考案において、前記もぐさ体は円柱 形状に形成され、このもぐさ体の外周面を囲繞する紙製の円筒体が設けられてい ることを特徴とするものである。基本的に請求項2の考案と同様の作用を奏する が、台座付き間接灸を製作する際に、円筒体内にもぐさ体を収容した連続状のも のを製作し、それを所定長さに分断することで、円筒体に収容したもぐさ体を製 作できるため、製作面で有利である。
【0013】 請求項4の台座付き間接灸は、請求項2の考案において、前記もぐさ体は底面 側程大径の円錐、円錐台、角錐、角錐台の何れかの形状に形成され、このもぐさ 体の全体を粘結剤で硬化してあることを特徴とするである。基本的に請求項2の 考案と同様の作用を奏するが、使用時にもぐさ体の頂部側部分から燃焼熱と薬効 成分ガスとが大気中へ逃げやすく、もぐさ体の頂部側程無駄になりやすいことか ら、頂部側程細く形成することで、もぐさ体の無駄を少なくすることができる。
【0014】 もぐさ体を製作する際に、もぐさの原料と粘結剤とを混練したものを成形型の 凹部に充填し、流動促進穴用の突部を有する押し側型材で押圧して成形すること で、円錐台形状のもぐさ体とその流動促進穴とを簡単に成形することができる。 請求項5の台座付き間接灸は、請求項1〜請求項4の何れか1項の考案におい て、前記台座の表面側部分には中央開口とほぼ同心で且つ中央開口よりも大径の 嵌合穴が凹設され、もぐさ体の底部近傍部が嵌合穴に嵌合されていることを特徴 とするものである。それ故、もぐさ体の底部近傍部を嵌合穴に嵌合させることで 、もぐさ体を台座に固着できるため、もぐさ体を台座に接着する工程を省略でき るから製作コストを低減できる。その他、請求項1〜請求項4の何れか1項の考 案と同様の作用が得られる。
【0015】
以下、本考案の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。 図1、図2に示すように、台座付き間接灸1は、直径10〜14mm位の円形 の台座2と、この台座2の中央部に貫通状に形成された中央開口3と、台座2の 上面中央部に底面が中央開口3に臨むように立設固着されたもぐさ体4と、この もぐさ体4の外周面を囲繞する紙製の円筒体5と、もぐさ体4に形成された流動 促進穴6と、台座2の下面に設けられた粘着剤7と、粘着剤7の表面を剥離可能 に覆う剥離紙8等で構成されている。
【0016】 前記台座2は、厚紙製の台座本体2aの上面にアルミ箔からなる化粧紙2bを 貼り付けた構成であるが、台座本体2aは、薄紙の積層体で構成してもよい。 前記もぐさ体4は、円筒体5内に軽く圧縮状態に充填して円柱体形状に形成さ れており、このもぐさ体4は、乾燥させたヨモギの葉を細繊維化したもぐさを主 成分とするものであるが、その他にニンニク、ショーガ、その他の薬草類の粉末 や細粒を選択的に少量添加したものでもよい。 前記円筒体5は、もぐさ体4を円柱体状に保持する為のものであるが、この円 筒体5の底面が接着剤9にて台座2の表面に接着して固定してある。
【0017】 前記流動促進穴6は、施灸の際にもぐさ体4が燃焼するときもぐさ体4から発 生する薬効成分ガスが皮膚表面の施灸対象部の方へ流動するのを促進する為のも のであり、この流動促進穴6は、もぐさ体4の中心部に中央開口3に連通する状 態に形成されている。
【0018】 この流動促進穴6は、その底部における直径が中央開口3の直径と同径かまた は中央開口3の直径よりもやや小さく底部側程大径の円錐形状に形成されるとと もに、もぐさ体4の下段部と中段部とにわたって形成されている。この流動促進 穴6の底部側の直径は、もぐさ体4の底部側のボリュームが過少にならないよう な適当な大きさにすることが望ましい。また、流動促進穴6は、もぐさ体4の頂 部まで貫通するように形成してもよいが、その場合、もぐさ体4に着火後の早期 の段階から流動促進穴6が大気開放状態になって熱と薬効成分ガスとが大気中へ 逃げやすくなるため好ましくない。
【0019】 前記台座2は、複数の台座付き間接灸1に共通の台座原紙2Gをプレスにより 分断する加工を施して形成され、その台座原紙2Gの底面に共通の粘着剤7と剥 離紙8とが設けられる(図2参照)。 以上説明した台座付き間接灸1の作用・効果について説明する。 施灸する場合、台座付き間接灸1の台座2を剥離紙8から剥離し、その台座付 き間接灸1の台座2を皮膚表面の施灸対象部に粘着剤7を介して固定し、もぐさ 体4の頂部に着火する。すると、もぐさ体4の燃焼が徐々に進行していき、その 燃焼熱で施灸対象部が加熱されるとともに、発生する薬効成分ガスが施灸対象部 に供給される。
【0020】 前記もぐさ体4から発生する薬効成分ガスの中央開口3の方への流動を促進す る為の流動促進穴6を中央開口3に連通する状態に形成したので、もぐさ体4の 燃焼開始後の早期の時点から、薬効成分ガスが台座2の中央開口3の方へ流動す るため、熱の伝達と薬効成分ガスの供給が促進され、もぐさ体4を有効活用でき るようになる。しかも、もぐさ体4の燃焼の進行に応じて施灸対象部が加熱され るようになるため、適宜の加熱温度になった時に台座付き間接灸1を取り外すこ とで、火傷による水泡が発生するのを確実に防止できる。
【0021】 前記流動促進穴6がもぐさ体4の底部側程大径でもぐさ体4の頂部には達しな い円錐形状の凹部であるため、もぐさ体4の燃焼の進行に応じて流動促進穴6の 頂部が外部へ開口しても、その開口を小さく抑えることができるため、熱とガス が外部へ逃げるのを抑制できる。また、流動促進穴6が円錐形状の凹部であるの で、流動促進穴6を形成する上で有利である。
【0022】 次に、前記実施形態を部分的に変更した変更形態について説明する。 1〕図3に示すように、この台座付き間接灸1Aにおいては、流動促進穴6Aが 、細い円筒穴であってもぐさ体4の頂部近くまで達する細い円筒穴に形成されて いる。流動促進穴6Aの断面積が小さいため、ガスの流動と熱の伝達が抑制され 、施灸対象部がじんわりと加熱されるようになる。
【0023】 2〕図4に示すように、この台座付き間接灸1Bにおいては、台座2Bが、厚紙 製の第1円板2cと、厚紙製の第2円板2dとを接着して構成され、第1円板2 cにはもぐさ体4の底部近傍部を嵌合する為の嵌合穴10が形成され、第2円板 2dには、中央開口3Bが形成され、もぐさ体4の下段部と中段部とにわたって 形成された流動促進穴6Bは、下半部をなす円筒穴と上半部をなす円錐穴とから なり、この流動促進穴6Bは、中央開口3Bに連通する状態に設けられている。 尚、もぐさ体4は、その底部近傍部を嵌合穴10に嵌合させることで第1円板 2cに固着することができる。この場合、もぐさ体4を台座2Bに接着する工程 を省略できるため、製作コストを低減できる。 但し、もぐさ体4を台座2Bに、嵌合穴10の周面ともぐさ体4間に付着され る接着剤による接着と前記嵌合穴10への嵌合を介して固着してもよい。
【0024】 3〕図5に示すように、この台座付き間接灸1Cにおいては、剥離紙8Cを複数 の台座付き間接灸1Cに共通のものに構成せずに、台座2とほぼ同形状で、ツマ ミ片8aを有する剥離紙8Cに構成されている。
【0025】 4〕図6に示すように、この台座付き間接灸1Dにおいては、もぐさ体4Dは底 面側程大径の円錐台形状に形成され、このもぐさ体4Dの全体は混入した粘結剤 により硬化してある。それ故、外周を囲繞する円筒体は省略されている。 もぐさ体4Dには、底部の直径が中央開口3の直径と等しい円錐形状の流動促 進穴6Dが形成されている。尚、もぐさ体4Dは、円錐台形状に限らず、底面側 程大径の円錐、角錐、角錐台等の何れかの形状にしてもよい。
【0026】 台座2Dは、図4のものとほぼ同様に、第1円板2eと、これの下面に接着さ れた第2円板2fとからなり、もぐさ体4Dの底部近傍部を第1円板2eの嵌合 穴10に嵌合することでもぐさ体4Dが台座2Dに固着されている。但し、必要 に応じて接着剤による接着を併用することで、もぐさ体4Dを台座2Dに固着し てもよい。尚、剥離紙8Dは、複数の台座付き間接灸に共通のものでもよいし、 図5のものと同様に、台座2Dとほぼ同形状でツマミ片を有する剥離紙に構成し てもよい。尚、台座2Dとしては、図1〜図3に図示のものと同様の台座を用い 、その台座にもぐさ体4Dを接着にて固着してもよい。
【0027】
請求項1の台座付き間接灸においては、台座と、この台座に形成された中央開 口と、台座に突起状に立設固着されたもぐさ体とを備えた台座付き間接灸におい て、前記もぐさ体に、燃焼時にもぐさ体から発生する薬効成分ガスの中央開口の 方への流動を促進する為の流動促進穴を中央開口に連通する状態に形成したので 、前記「作用」の説明において説明したように、もぐさ体の燃焼開始後の早期の 時点から、薬効成分ガスが台座の中央開口の方へ流動するため、熱の伝達と薬効 成分ガスの供給が促進され、もぐさ体を有効活用できるようになる。 しかも、もぐさ体の燃焼の進行に応じて施灸対象部が加熱されるようになるた め、適宜の加熱温度になった時に台座付き間接灸を取り外すことで、火傷による 水泡が発生するのを確実に防止できる。
【0028】 請求項2の台座付き間接灸においては、請求項1の考案と同様の効果を奏する が、前記流動促進穴が、もぐさ体の底部側程大径でもぐさ体の頂部には達しない 円錐形状の凹部であるので、もぐさ体の燃焼の進行に応じて流動促進穴の頂部が 外部へ開口しても、その開口を小さく抑えることができるため、熱とガスが外部 へ逃げるのを抑制できる。また、流動促進穴が円錐形状の凹部であるので、流動 促進穴を形成する上で有利である。
【0029】 請求項3の台座付き間接灸においては、請求項2の考案と同様の効果を奏する が、前記もぐさ体は円柱形状に形成され、このもぐさ体の外周面を囲繞する紙製 の円筒体が設けられているので、台座付き間接灸を製作する際に、円筒体内にも ぐさ体を収容した連続状のものを製作し、それを所定長さに分断することで、円 筒体に収容したもぐさ体を製作できるため、製作面で有利である。
【0030】 請求項4の台座付き間接灸においては、請求項2の考案と同様の効果を奏する が、使用時にもぐさ体の頂部側部分から燃焼熱と薬効成分ガスとが大気中へ逃げ やすく、もぐさ体の頂部側程無駄になりやすいことに鑑み、前記もぐさ体は底面 側程大径の円錐、円錐台、角錐、角錐台の何れかの形状に形成され、このもぐさ 体の全体を粘結剤で硬化してあるので、もぐさ体の無駄になりやすい頂部側程細 くすることで、もぐさ体の無駄に燃焼する部分を少なくできる。 しかも、もぐさの原料を節減し、もぐさ体の外周を囲繞する円筒体を省略でき るため、台座付き間接灸の製作コストを低減できる。
【0031】 請求項5の台座付き間接灸においては、請求項1〜請求項4の何れか1項と同 様の効果を奏するが、前記台座の表面側部分には中央開口とほぼ同心で且つ中央 開口よりも大径の嵌合穴が凹設され、もぐさ体の底部近傍部が嵌合穴に嵌合され ているので、もぐさ体の底部近傍部を嵌合穴に嵌合させることで、もぐさ体を台 座に固着できるため、もぐさ体を台座に接着する工程を省略できるから製作コス トを低減できる。
【図1】本考案の実施形態に係る台座付き間接灸の斜視
図である。
図である。
【図2】前記台座付き間接灸の断面図である。
【図3】変更形態に係る台座付き間接灸の断面図であ
る。
る。
【図4】変更形態に係る台座付き間接灸の断面図であ
る。
る。
【図5】変更形態に係る台座付き間接灸の断面図であ
る。
る。
【図6】変更形態に係る台座付き間接灸の断面図であ
る。
る。
【図7】従来技術に係る台座付き間接灸の斜視図であ
る。
る。
【図8】図7の台座付き間接灸の断面図である。
【図9】従来技術に係る台座付き間接灸の斜視図であ
る。
る。
【図10】図9の台座付き間接灸の断面図である。
1,1A〜1D 台座付き間接灸 2,2B,2D 台座 3,3B 中央開口 4,4D もぐさ体 5 円筒体 6,6A,6B,6D 流動促進穴
Claims (5)
- 【請求項1】 任意形状の小片状で所定の厚さを有する
台座と、この台座のほぼ中央部に貫通状に形成された中
央開口と、台座のほぼ中央部に底面が中央開口に臨むよ
うに突起状に立設固着されたもぐさ体であってもぐさを
主成分とするもぐさ体とを備えた台座付き間接灸におい
て、 前記もぐさ体に、燃焼時にもぐさ体から発生する薬効成
分ガスの中央開口の方への流動を促進する為の流動促進
穴を中央開口に連通する状態に形成したことを特徴とす
る台座付き間接灸。 - 【請求項2】 前記流動促進穴は、もぐさ体の底部側程
大径でもぐさ体の頂部には達しない円錐形状の凹部であ
ることを特徴とする請求項1に記載の台座付き間接灸。 - 【請求項3】 前記もぐさ体は円柱形状に形成され、こ
のもぐさ体の外周面を囲繞する紙製の円筒体が設けられ
ていることを特徴とする請求項2に記載の台座付き間接
灸。 - 【請求項4】 前記もぐさ体は底面側程大径の円錐、円
錐台、角錐、角錐台の何れかの形状に形成され、このも
ぐさ体の全体を粘結剤で硬化してあることを特徴とする
請求項2に記載の台座付き間接灸。 - 【請求項5】 前記台座の表面側部分には中央開口とほ
ぼ同心で且つ中央開口よりも大径の嵌合穴が凹設され、
もぐさ体の底部近傍部が嵌合穴に嵌合されたことを特徴
とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の台座付
き間接灸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995010730U JP3022687U (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 台座付き間接灸 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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---|---|
JP (1) | JP3022687U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019005444A (ja) * | 2017-06-28 | 2019-01-17 | 学校法人 龍谷大学 | 灸用もぐさ成形体の製造方法 |
CN110037914A (zh) * | 2019-05-17 | 2019-07-23 | 湛江健力源医疗用品有限公司 | 热磁灸疗装置 |
-
1995
- 1995-09-14 JP JP1995010730U patent/JP3022687U/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7219889B2 (ja) | 2017-06-28 | 2023-02-09 | 学校法人 龍谷大学 | 灸用もぐさ成形体の製造方法 |
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