JP3022149U

JP3022149U - 石突きキャップ

Info

Publication number: JP3022149U
Application number: JP1995010542U
Authority: JP
Inventors: 新平長田; 篤岩崎
Original assignee: 株式会社機動技研
Priority date: 1995-08-29
Filing date: 1995-08-29
Publication date: 1996-03-22
Anticipated expiration: 2001-08-29

Abstract

(57)【要約】【目的】傘の石突きの滑りを防止する用具を提供するも
のである。【構成】ゴム物質から成り、外形は円形又は多角形断面
の筒体で、内径を前記石突き先端の外形と略同径に開孔
して傘用石突き先端に嵌着することを特徴とする石突き
キャップである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、傘の石突き部の滑りを防止するための用具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の傘用石突きは、傘用軸自身の先端が石突きになっているもの、また傘用軸の先端に別物の石突きを叩き込みや、釘等で固定をしたものが主流である。石突きの素材としては、杖がわりに使用されるために比較的強度のある硬い素材が用いられ、プラスチック、木材、金属などで製作されている。

【０００３】傘用石突きの形状としては、一般に円形断面のものがほとんどである。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

上記した傘用石突きでは、通常の使用には何ら支障はないが、屋内や車両等で傘を折りたたんで保持する時に、傘を少し斜めに立てかけておく場合が多い。しかし、従来技術の傘用石突きとしては、プラスチック、金属などが用いられていることから、表面が滑らかで摩擦力が小さくなることや石突き先端が円形のため接触面が少ないことから、雨の日に床面が濡れている場合には、立てかけた傘は容易にすべり、転倒して大きな転倒音を発生し、特に車内では廻りに騒音による迷惑を与えている。また、傘の転倒により濡れて汚れた床面のゴミが傘布に付着すると、見ためにも、衛生的にも良くない。

【０００５】

【考案の構成】

本考案は、ゴム物質から成り、外形は円形又は多角形を有し、内径を前記石突き先端の外径と略同径に開孔して傘用石突き先端に嵌着することにより構成された石突きキャップである。

【０００６】ゴム物質としては、人間の押し付け力によって容易に変形、破損しないように、比較的強度のある硬質の合成ゴム等が用いられる。

【０００７】

【作用】

上記した考案によれば、ゴム物質から成る、石突きキャップを使用することにより、傘と床面等への接触面が摩擦係数の大きいゴム物質であることから大きな摩擦力が得られる。また、接触状態も床面に対して自重で圧着するような広い接触状態となり、広い摩擦面を保持できる。さらに、石突きキャップを多角形状とすることにより、より広い接触面を得ることができ、確実な摩擦力が得られ、立てかけた傘の滑りを防ぐことができる。

【０００８】

【実施例】

以下、本考案の詳細を図面に基づいて説明する。第１図及び第２図は、本考案による石突きキャップを説明する図面である。石突きキャップ１は、合成ゴム等のゴム物質から成り、外形は円形又は多角断面の筒体から成っている。石突きキャップ１には、内径を傘用石突き３の先端外径と略同径に開孔された開孔部２が設けられている。

【０００９】第３図は、本考案の石突きキャップの嵌着状況を説明する詳細図である。石突きキャップ１に設けられた開孔部２は、傘用石突き３と略同径に製作されているので、傘用石突き３に密着した状態で取り付けられる。このため石突きキャップ１は、容易に傘用石突き３から離脱することはない。

【００１０】第４図は、本考案の石突きキャップを用いた場合の使用状況を説明する図面である。雨の日に車両に乗車した時など、傘を折りたたんで座席に傘３を立てかけておく時に、傘布８部分を座席にもたせかけ、石突きキャップ１を嵌着した石突き３部を床面７に接触させる。床面７に接触した石突きキャップ１は、自重により密着して床面７に広い接触面をとるとともに、ゴム物質の大きい摩擦力により保持することができる。また、屋内において壁面５に傘４を立てかけておく場合も、壁面６に傘４の柄５をもたせかけ、石突きキャップ１を嵌着した石突き３部を床面７に接触させる。床面７に接触した石突きキャップ１は、自重により密着して床面７に広い接触面をとるとともに、ゴム物質の大きい摩擦力により保持することができる。

【００１１】

【考案の効果】

上記した考案によれば、比較的強度のあるゴム物質を使用した石突きキャップを嵌着することにより、ゴム物質の密着と大きな摩擦力で斜めに立てかけた傘の滑りを防ぐことができるので、転倒して大きな転倒音を発生する事もなく、車内などで騒音による迷惑を与えることもなくなる。

【００１２】

【図面の簡単な説明】

【第１図】本考案による石突きキャップの外形が円形状
の場合の平面図と縦断面図を示す。

【第２図】多角形を有する石突きキャップの平面図と縦
断面図である。

【第３図】石突きキャップの嵌着状況を説明する詳細図
である。

【第４図】石突きキャップを用いた場合の使用状況を説
明する図である。

【００１３】

【符号の説明】

１石突きキャップ２開孔部３石突き４傘５柄６壁面７床面８傘布

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】傘の先端に設けられた傘用石突きに装着す
る用具において、ゴム物質から成り、外形は円形又は多
角形断面の筒体で、内径を前記石突き先端の外径と略同
径に開孔して傘用石突き先端に嵌着することを特徴とす
る石突きキャップ。