JP3022021U - リサイクル車 - Google Patents

リサイクル車

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JP3022021U
JP3022021U JP1995008965U JP896595U JP3022021U JP 3022021 U JP3022021 U JP 3022021U JP 1995008965 U JP1995008965 U JP 1995008965U JP 896595 U JP896595 U JP 896595U JP 3022021 U JP3022021 U JP 3022021U
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JP
Japan
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conveyor
screen
product
sieve
crusher
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JP1995008965U
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English (en)
Inventor
栄一 大野
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Furukawa Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粒度分布の異なる2種類の製品を生産可能と
し、処理能力を向上させる。 【解決手段】 台車上1に、被処理物を破砕する破砕機
2と、破砕された被処理物を篩分ける篩3と、破砕され
た被処理物を破砕機2から篩3へ搬送する搬送コンベヤ
とを備えたリサイクル車において、篩3で篩分けられた
篩上の製品を車外へ搬出する篩上製品搬出コンベヤ5
と、篩3で篩分けられた篩下の製品を車外へ搬出する篩
下製品搬出コンベヤ6とを設ける。篩上製品搬出コンベ
ヤ5は格納位置から台車1前方へ移動可能な移動コンベ
ヤとし、篩下製品搬出コンベヤ6は格納位置から台車1
側方へ旋回可能な旋回コンベヤとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、建設工事現場等で発生するコンクリート、ブロック、アスファルト 廃材等の被処理物を破砕して再利用可能な製品とするリサイクル車に関する。
【0002】
【従来の技術】
建築物、建造物等の取り壊し、建て替え等の建設工事現場では、コンクリート 、ブロック、アスファルト等の廃材が大量に発生する。これらは、かって廃棄物 として投棄処分されていたが、近年投棄可能な処分地が得難くなり、仮に投棄可 能な処分地が得られた場合でも遠距離運搬が必要になる。
【0003】 そこで、このような廃棄物を工事現場付近で破砕処理し、その製品を建築物構 造物等の基礎材、路床材、掘削後の埋戻材等として再利用するため、台車上に破 砕機と篩とを搭載した移動可能なリサイクル車が開発されている。 このようなリサイクル車には、破砕された被処理物を篩で篩分けた後、篩下の ものを製品として車外へ搬出するための搬出コンベヤと、篩上のものを再処理品 として破砕機へ返送するための返送コンベヤが設けられており、返送された再処 理品は破砕機で再度破砕処理されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、返送コンベヤによって破砕機へ返送されていた再処理品は、粒径が篩 目よりは大きいが、一旦破砕機によって破砕処理されたものであるので、極端に 粒径が大きいわけではなく、その粒度はある上限と下限の範囲内に分布しており 、用途によっては製品としての価値がある。
【0005】 ところが、従来のリサイクル車では、これを返送コンベヤで破砕機へ返送し、 篩下の粒度となるまで再処理を繰り返していたので、篩下の粒度を有する1種類 の製品しか生産することができなかった。 また、このような再処理を行うために負荷が増大して破砕機の破砕能力や搬送 コンベヤの搬送処理能力が低下する。
【0006】 しかも、返送コンベヤは篩下部から破砕機の上まで敷設されるので、機長が長 く、ヘッド側の位置が高くなり、走行時のリサイクル車の全高を規制範囲内に抑 えるために、作業位置から格納位置へ移動させる旋回機構と昇降機構を設けなけ ればならず構造が複雑であった。 この考案は、リサイクル車におけるかかる問題を解決するものであって、粒度 分布の異なる2種類の製品を生産可能であり、構造を簡素化し、処理能力を向上 させることのできるリサイクル車を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案では、台車上に、被処理物を破砕する破砕機と、この破砕機で破砕され た被処理物を篩分ける篩と、破砕機で破砕された被処理物を破砕機から篩へ搬送 する搬送コンベヤとを備えたリサイクル車であって、篩で篩分けられた篩上の製 品を車外へ搬出する篩上製品搬出コンベヤと、篩で篩分けられた篩下の製品を車 外へ搬出する篩下製品搬出コンベヤとを設けることにより、上記課題を解決して いる。
【0008】 このリサイクル車では、破砕機へ供給された被処理物は、破砕され、搬送コン ベヤで篩へ搬送されて篩分けられ、篩上の製品は篩上製品搬出コンベヤで、篩下 の製品は篩下製品搬出コンベヤでそれぞれ車外へ搬出され、トラック等の運搬手 段に積み込まれる。このように、篩上の製品と篩下の製品とをそれぞれ搬出可能 で、粒度分布の異なる2種類の製品を生産することができる。
【0009】 また、再破砕処理を行なわないので負荷が増大せず、破砕機の破砕能力や搬送 コンベヤの搬送処理能力の低下が防止でき、構造の複雑な返送コンベヤは不要と なる。 篩上製品搬出コンベヤは格納位置から台車前方へ移動可能な移動コンベヤとし 、篩下製品搬出コンベヤは格納位置から台車側方へ旋回可能な旋回コンベヤとす ることをにより、作業時には車外への搬出距離を十分確保でき、走行時には台車 が一般道路を走行可能な寸法範囲内に容易に格納することができる。
【0010】
【考案の実施の形態】
図1は本考案の実施の一形態を示すリサイクル車の側面図、図2はリサイクル 車の平面図、図3は篩下製品搬出コンベヤの作業時の状態を示す正面図、図4は 篩上製品搬出コンベヤの作業時の状態を示す側面図、図5は篩上製品搬出コンベ ヤの格納時の状態を示す側面図、図6は篩用架台の支脚の回動の状態を示す説明 図である。
【0011】 このリサイクル車では、台車1が後部に車輪11を備えたトレーラであり、前 後部には作業時に荷重を支持するためのアウトリガ12が設けられている。この 台車1は、トラクタ(図示略)に牽引されて一般道路を走行し移動することがで きる。 台車1上の後部には被処理物を破砕する破砕機2が設置され、台車1の前部に は篩用架台31が設けられ、破砕機2で破砕された被処理物を篩上の製品と篩下 の製品とに篩分ける篩3がこの篩用架台31の上に横向きに据付けられており、 破砕機2の下から篩3の左上供給側へ破砕された被処理物搬送する搬送コンベヤ 4、篩3の右下排出側から前方の車外へ篩上の製品を搬出する篩上製品搬出コン ベヤ5、篩3の下から左側方の車外へ篩下の製品を搬出する篩下製品搬出コンベ ヤ6が配置されている。
【0012】 破砕機2の後方の台車1上にはホッパ架台13が設けられており、このホッパ 架台13上には、被処理物を破砕機2の上部の投入口21へ供給するためのホッ パ7とフィーダ8とが設置されている。ホッパ架台13の下には、発電機10と 、破砕機2用のモータ22とが配置されている。台車1下部側面には、制御盤( 図示略)が設けられている。搬送コンベヤ4上には、破砕された被処理物中から 鉄筋等の金属を分離するためのマグネットセパレータ15が設置されている。台 車1の左右両側面と後面には煽り16を備えており、作業時にはこれを開くこと により、歩廊や作業用のデッキとして利用することができる。ホッパ架台13に は、折畳み式のデッキ17が設けられている。
【0013】 篩上製品搬出コンベヤ5は、下面にローラ51が設けられており、図5に示す 格納位置から台車前方へ台車1上を前後方向に移動することができる。また、篩 上製品搬出コンベヤ5のテール部下面にはクレビス53、台車1の前部上面には クレビス54が設けられており、作業時にはこれらのクレビス53、54の軸心 を合わせて起伏軸55を挿着し、篩上製品搬出コンベヤ5が起伏軸55を中心と して起伏できるようにする。篩上製品搬出コンベヤ5のヘッド側は、図4に示す ように、篩用架台31に取付けたレバーブロック52に連結し、レバーブロック 52を操作することにより高さを調節する。
【0014】 篩下製品搬出コンベヤ6は、テール部が台車1に設けられた旋回軸61上に起 伏軸62で枢支されており、中間部下面には旋回用のローラ63を備えていて、 旋回軸61を中心として台車1上前後方向となる格納位置から左側方の搬出位置 まで旋回することができる。篩下製品搬出コンベヤ6のヘッド側は、図3に示す ように旋回後、篩用架台31に取付けたレバーブロック64に連結され、レバー ブロック64を操作することにより高さを調節する。
【0015】 篩下製品搬出コンベヤ6の旋回経路中には篩用架台31の左側後方の支脚32 が存在しており、搬出コンベヤ6を旋回させるときの障害物となる。そこで、こ の支脚32には、搬出コンベヤ6の旋回時の通過空間を形成するための開閉機構 が設けられる。ここでは、支持部材34を立設したベース35が台車1上に設置 されており、このベース35の支持部材34に支脚32の下端部後方に設けたブ ラケット33が枢着されていて、支脚32は前後に回動可能になっている。また 、支脚32の上端部にはナット36が固着され、このナット36に調整ボルト3 7が螺着されている。
【0016】 支脚32は、搬出コンベヤ6の旋回時には調整ボルト37を回して短縮し、後 方へ回動させて傾倒し、搬出コンベヤ6の通過空間を形成する。支脚32は、搬 出コンベヤ6の旋回後には調整ボルト37を回して伸長させることにより篩用架 台31の底板38に当接し篩用架台31の負荷を支持する。 作業を行う際には、まず、アウトリガ12をセットして台車1の安定を確保し 、煽り16を開く。次に、調整ボルト37を回して短縮し、支脚32を後方へ回 動させて傾倒し、篩下製品搬出コンベヤ6の通過空間を形成し、篩下製品搬出コ ンベヤ6を旋回させてヘッド側を台車1の左側方の製品の搬出位置まで旋回させ た後、レバーブロック64を連結して高さを調節し固定する。支脚32は前方へ 回動させて元の位置に戻し、調整ボルト37を回して伸長させ、支脚32を篩用 架台31の底板38に当接させて篩用架台31の負荷を支持する。
【0017】 それから、篩上製品搬出コンベヤ5を台車1前方へ移動させ、クレビス53、 54の軸心を合わせて起伏軸55を挿着し、ヘッド側をレバーブロック52に連 結し、レバーブロック52を操作して高さを調節し固定する。 この状態で、パワーショベルやローダ等の積込機械を用いてホッパ7に被処理 物を投入する。ホッパ7内の被処理物は、フィーダ8によって投入口21から破 砕機2へ定量供給され破砕される。破砕機2で破砕された被処理物は搬送コンベ ヤ4で篩3へ搬送される。
【0018】 篩3では、破砕された被処理物を大径の篩上の製品と小径の篩下の製品とに篩 分ける。篩上の製品は篩上製品搬出コンベヤ5で、篩下の製品は篩下製品搬出コ ンベヤ6で、それぞれ車外へ搬出されトラックに積込んで再利用する場所へ運搬 される。 作業が終了し、リサイクル車を他の場所へ移動させる場合には、まず、レバー ブロック52を弛め、起伏軸55をクレビス53、54から抜出し、篩上製品搬 出コンベヤ5を後方へ移動させて台車1上の格納位置へ戻す。
【0019】 次に、レバーブロック64を弛め、調整ボルト37を回して短縮し、支脚32 を後方へ回動させて傾倒して篩下製品搬出コンベヤ6の通過空間を形成し、篩下 製品搬出コンベヤ6を旋回させて台車1上の格納位置へ戻した後、支脚32を前 方へ回動させて元の位置に戻し、調整ボルト37を回して伸長させ、支脚32を 篩用架台31の底板38に当接させて篩用架台31の負荷を支持する。
【0020】 それから、折畳み式のデッキ17を折畳み、煽り16を上げ、アウトリガ12 を格納した後、台車1をトラクタで牽引して走行させる。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のリサイクル車によれば、粒度分布の異なる2種 類の製品を生産可能であり、構造の複雑な返送コンベヤは不要で構造が簡素化で き、再破砕処理を行なわないので負荷が増大せず、破砕機の処理能力を向上させ ることができる。
【0022】 また、篩上製品搬出コンベヤは格納位置から台車前方へ移動可能な移動コンベ ヤとし、篩下製品搬出コンベヤは格納位置から台車側方へ旋回可能な旋回コンベ ヤとすることをにより、作業時には車外への搬出距離を十分確保でき、走行時に は台車が一般道路を走行可能な寸法範囲内に容易に格納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の一形態を示すリサイクル車の側
面図である。
【図2】リサイクル車の平面図である。
【図3】篩下製品搬出コンベヤの作業時の状態を示す正
面図である。
【図4】篩上製品搬出コンベヤの作業時の状態を示す側
面図である。
【図5】篩上製品搬出コンベヤの格納時の状態を示す側
面図である。
【図6】篩用架台の支脚の回動の状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 台車 2 破砕機 3 篩 4 搬送コンベヤ 5 篩上製品搬出コンベヤ 6 篩下製品搬出コンベヤ 7 ホッパ 8 フィーダ 10 発電機 12 アウトリガ 13 ホッパ架台 31 篩用架台 32 支脚 51 ローラ 52 レバーブロック 53 クレビス 54 クレビス 55 起伏軸 61 旋回軸 62 起伏軸 63 ローラ 64 レバーブロック

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台車上に、被処理物を破砕する破砕機
    と、該破砕機で破砕された被処理物を篩分ける篩と、前
    記破砕機で破砕された被処理物を破砕機から篩へ搬送す
    る搬送コンベヤとを備えたリサイクル車であって、前記
    篩で篩分けられた篩上の製品を車外へ搬出する篩上製品
    搬出コンベヤと、前記篩で篩分けられた篩下の製品を車
    外へ搬出する篩下製品搬出コンベヤとを設けたことを特
    徴とするリサイクル車。
  2. 【請求項2】 篩上製品搬出コンベヤが格納位置から台
    車前方へ移動可能な移動コンベヤであり、篩下製品搬出
    コンベヤが格納位置から台車側方へ旋回可能な旋回コン
    ベヤであることを特徴とする請求項1記載のリサイクル
    車。
JP1995008965U 1995-08-25 1995-08-25 リサイクル車 Expired - Lifetime JP3022021U (ja)

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