JP3021934B2 - 温水暖房装置 - Google Patents
温水暖房装置Info
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- JP3021934B2 JP3021934B2 JP4070954A JP7095492A JP3021934B2 JP 3021934 B2 JP3021934 B2 JP 3021934B2 JP 4070954 A JP4070954 A JP 4070954A JP 7095492 A JP7095492 A JP 7095492A JP 3021934 B2 JP3021934 B2 JP 3021934B2
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- hot water
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- water
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は高温水と低温水の２系
統の温水使用となる温水床暖房装置に関するものであ
る。
統の温水使用となる温水床暖房装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】近時の温水暖房装置では、ファンコンベ
クタ，ラジエータ，パネル等の高温負荷に要求される高
温水（８０℃）と、床暖房装置の暖房パネル等の如き低
温負荷に要求される低温水（５０〜６５℃）を同時に利
用しえる２系統の温水を得る構成となっている。例えば
図２に示すように、温水タンクａからの適宜温度の温水
を循環ポンプｂを用いて直接低温負荷となる床暖房パネ
ルｃに導入するとともに、分岐してガスバーナ等の熱源
ｄを備えた熱交換器ｅを経て高温水としたものを高温負
荷となる放熱器ｆへ所定循環路ｇをもって導くように
し、高温水，低温水を同時に送り出すタイプが知られて
いる。この場合、熱交換器ｅを経た高温水は、この一部
を単にバイパス抵抗Ｒを有するバイパス回路ｈを経て温
水タンクａに直接戻す構成としている。
クタ，ラジエータ，パネル等の高温負荷に要求される高
温水（８０℃）と、床暖房装置の暖房パネル等の如き低
温負荷に要求される低温水（５０〜６５℃）を同時に利
用しえる２系統の温水を得る構成となっている。例えば
図２に示すように、温水タンクａからの適宜温度の温水
を循環ポンプｂを用いて直接低温負荷となる床暖房パネ
ルｃに導入するとともに、分岐してガスバーナ等の熱源
ｄを備えた熱交換器ｅを経て高温水としたものを高温負
荷となる放熱器ｆへ所定循環路ｇをもって導くように
し、高温水，低温水を同時に送り出すタイプが知られて
いる。この場合、熱交換器ｅを経た高温水は、この一部
を単にバイパス抵抗Ｒを有するバイパス回路ｈを経て温
水タンクａに直接戻す構成としている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記バイパス
回路ｈを単に配管したタイプでは、バイパス抵抗Ｒが一
定であるため、夫々の負荷，流量によって低温水温度を
完全には制御ができず、低温側温水の温度が不安定とな
っていた（例えば、高温側からの温水要求が無い時は、
低温水温度を検知してこれを要求される温度に入力を制
御しているが、高温側からの温水要求が有ると高温側を
優先して制御するものである。そのため、低温側水温は
バイパス量と高温水の循環水量と往・戻り水温，低温水
の循環量と戻り水温によって決まってしまう）。
回路ｈを単に配管したタイプでは、バイパス抵抗Ｒが一
定であるため、夫々の負荷，流量によって低温水温度を
完全には制御ができず、低温側温水の温度が不安定とな
っていた（例えば、高温側からの温水要求が無い時は、
低温水温度を検知してこれを要求される温度に入力を制
御しているが、高温側からの温水要求が有ると高温側を
優先して制御するものである。そのため、低温側水温は
バイパス量と高温水の循環水量と往・戻り水温，低温水
の循環量と戻り水温によって決まってしまう）。
【０００４】本発明は上記実情に鑑み、バイパス流量を
低温水温度によって制御し得るようにバイパス回路に流
量調整弁を介在することで高温側，低温側同時に水温を
制御するようにし、上記課題を解決する温水暖房装置を
提供することを目的としたものである。
低温水温度によって制御し得るようにバイパス回路に流
量調整弁を介在することで高温側，低温側同時に水温を
制御するようにし、上記課題を解決する温水暖房装置を
提供することを目的としたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、順次配管で接
続された温水戻り口、循環ポンプ、熱源を有する熱交換
器及び高温水往口と、循環ポンプと熱交換器の間に接続
された低温水往口と、熱交換器の出口側の温水を循環ポ
ンプ上流側に戻すバイパス管と、このバイパス管に設け
られた流量調整弁と、熱交換器の出口側の温水温度が第
１の設定温度になるように熱源の加熱量を調整する第１
の制御手段と、循環ポンプと熱交換器の間の温水温度が
第１の所定温度より低い第２の所定温度になるように流
量調整弁の流量を調整する第２の制御手段を備えたもの
である。
続された温水戻り口、循環ポンプ、熱源を有する熱交換
器及び高温水往口と、循環ポンプと熱交換器の間に接続
された低温水往口と、熱交換器の出口側の温水を循環ポ
ンプ上流側に戻すバイパス管と、このバイパス管に設け
られた流量調整弁と、熱交換器の出口側の温水温度が第
１の設定温度になるように熱源の加熱量を調整する第１
の制御手段と、循環ポンプと熱交換器の間の温水温度が
第１の所定温度より低い第２の所定温度になるように流
量調整弁の流量を調整する第２の制御手段を備えたもの
である。
【０００６】
【作用】上記のように、循環ポンプをもって低温側の温
水タンクから流出した温水は低温負荷側と高温負荷側へ
分岐して導かれ、所定の循環路を経て前記温水タンクに
戻るものである。この場合、この温水タンクからの温水
は、低温負荷側へ直接流れる第２の所定温度となる低温
水で、高温負荷側へ流れる温水は熱交換量で加熱される
第１の所定温度となる高温水である。ここで熱交換器を
経た高温水の一部は、バイパス管を経て温水タンクに直
接戻し、この戻し量を変えることによって温水タンク内
の温水を少なくとも第２の所定温度（低温水）とする。
このときの、温度制御としては低温負荷側回路の前段に
介在したセンサからの信号を入力とする第２の制御手段
と熱交換器の出口位置に介在したセンサからの信号を入
力とする第１の制御手段にて行ない、温水タンクの温度
が低ければ第２の制御手段によってバイパス管の流量調
整弁を開けてやり、温度か高ければ締めてやるととも
に、これとは別に第１の制御手段によって熱源を加熱量
を制御する。
水タンクから流出した温水は低温負荷側と高温負荷側へ
分岐して導かれ、所定の循環路を経て前記温水タンクに
戻るものである。この場合、この温水タンクからの温水
は、低温負荷側へ直接流れる第２の所定温度となる低温
水で、高温負荷側へ流れる温水は熱交換量で加熱される
第１の所定温度となる高温水である。ここで熱交換器を
経た高温水の一部は、バイパス管を経て温水タンクに直
接戻し、この戻し量を変えることによって温水タンク内
の温水を少なくとも第２の所定温度（低温水）とする。
このときの、温度制御としては低温負荷側回路の前段に
介在したセンサからの信号を入力とする第２の制御手段
と熱交換器の出口位置に介在したセンサからの信号を入
力とする第１の制御手段にて行ない、温水タンクの温度
が低ければ第２の制御手段によってバイパス管の流量調
整弁を開けてやり、温度か高ければ締めてやるととも
に、これとは別に第１の制御手段によって熱源を加熱量
を制御する。
【０００７】
【実施例】以下、本発明を実施例の図面に基づいて説明
すれば、次の通りである。
すれば、次の通りである。
【０００８】図１は低温側負荷を床暖房パネル使用とし
た温水暖房装置を示し、１は温水タンクで、該温水タン
ク１より導出した配管となる温水循環路２に循環ポンプ
３を配設し、該循環ポンプ３より先方の循環路２に形成
した分岐路部２ａを経た一方の配管２ｂに、ガスバーナ
の熱源４を備えた熱交換器５を接続し、該熱交換器１の
配管の先端に設けた高温水往口６にファンコンベクタ等
の温水暖房器７を連結し、且つ熱交換器５の出口位置に
温水温度が第１の所定温度になるよう熱源４を調整する
第１の制御手段Ｓ1 の高温側サーミスタ８を取付けると
ともに、前記高温水往口６の手前位置に温水タンク１に
戻るバイパス管９を分岐接続する。また、分岐路部２ａ
より別れた他方配管２ｃの先端に設ける低温水往口１０
に床暖房パネル１１を連結する。更に、循環ポンプ３と
分岐路部２ａ間には、この温水温度が第１の温水温度よ
りも低い第２の所定温度になるようにバイパス管９に配
設した流量調整弁１２の流量を調整する第２の制御手段
Ｓ2 の低温側サーミスタ１３を取付ける。前記温水暖房
器７と床暖房パネル１１より導出した戻り配管２ｄ，２
ｅは中途で合流し温水タンク１の温水戻り口１ａに接続
され、全体として温水循環路をもつ温水暖房装置とな
る。第１の制御手段Ｓ1 と第２の制御手段Ｓ2とは１っ
のマイクロコンピュータで構成しても良い。
た温水暖房装置を示し、１は温水タンクで、該温水タン
ク１より導出した配管となる温水循環路２に循環ポンプ
３を配設し、該循環ポンプ３より先方の循環路２に形成
した分岐路部２ａを経た一方の配管２ｂに、ガスバーナ
の熱源４を備えた熱交換器５を接続し、該熱交換器１の
配管の先端に設けた高温水往口６にファンコンベクタ等
の温水暖房器７を連結し、且つ熱交換器５の出口位置に
温水温度が第１の所定温度になるよう熱源４を調整する
第１の制御手段Ｓ1 の高温側サーミスタ８を取付けると
ともに、前記高温水往口６の手前位置に温水タンク１に
戻るバイパス管９を分岐接続する。また、分岐路部２ａ
より別れた他方配管２ｃの先端に設ける低温水往口１０
に床暖房パネル１１を連結する。更に、循環ポンプ３と
分岐路部２ａ間には、この温水温度が第１の温水温度よ
りも低い第２の所定温度になるようにバイパス管９に配
設した流量調整弁１２の流量を調整する第２の制御手段
Ｓ2 の低温側サーミスタ１３を取付ける。前記温水暖房
器７と床暖房パネル１１より導出した戻り配管２ｄ，２
ｅは中途で合流し温水タンク１の温水戻り口１ａに接続
され、全体として温水循環路をもつ温水暖房装置とな
る。第１の制御手段Ｓ1 と第２の制御手段Ｓ2とは１っ
のマイクロコンピュータで構成しても良い。
【０００９】次にこの作用を説明すると、先ず高温負荷
側，低温負荷側の２系統に温水を供給する温水暖房装置
の暖房運転に際し循環ポンプ３を駆動させれば、温水タ
ンク１に溜まった所定温度の温水が流出し分岐路部２ａ
を経て高温負荷側と低温負荷側に流入するものである。
側，低温負荷側の２系統に温水を供給する温水暖房装置
の暖房運転に際し循環ポンプ３を駆動させれば、温水タ
ンク１に溜まった所定温度の温水が流出し分岐路部２ａ
を経て高温負荷側と低温負荷側に流入するものである。
【００１０】ここにおいて、高温負荷側に回った温水
は、温水タンク１を流出した状態の温水は低温水（５０
〜６５℃）のため熱交換器５によって加熱され高温水
（例えば８０℃）として温水暖房器７へ導くものであ
る。ここで、高温水は熱交換器５を出口位置の高温側サ
ーミスター８による温度検出に応じて制御手段Ｓ1 が熱
源４を調整し所定温度にする。また、高温水の一部は中
途に分岐したバイパス管９から温水タンク１に戻す流れ
を採り、該温水タンク１内の温水を所定温度（低温水）
に保つようにする。一方、低温負荷側に流入した低温水
は床暖房パネル１１に導かれる。この場合、低温水の制
御は、熱交換器５に対する燃焼量は今まで通り高温側負
荷が入っていようが常に一定にコントロールされている
ため、バイパス量を可変とすることで解決した。即ち、
高温水を温水タンク１に戻すバイパス管９に絞り用とな
る流量調整弁１２を介在し、且つ導出配管位置に低温側
サーミスタ１３を取付け流量調整弁１２の開閉度を第２
の制御手段Ｓ2 で制御するため、床暖房パネル１１に流
れる低温水の温度が所定温度以下（低温側サーミスタ１
３で水温を検知）となると流量調整弁１２の絞りを開き
高温水の戻り量を増せば温水タンク１の温水温度が上が
る。また、温水タンク１の温水温度が高くなれば流量調
整弁１２の絞りを締めてやればよい。
は、温水タンク１を流出した状態の温水は低温水（５０
〜６５℃）のため熱交換器５によって加熱され高温水
（例えば８０℃）として温水暖房器７へ導くものであ
る。ここで、高温水は熱交換器５を出口位置の高温側サ
ーミスター８による温度検出に応じて制御手段Ｓ1 が熱
源４を調整し所定温度にする。また、高温水の一部は中
途に分岐したバイパス管９から温水タンク１に戻す流れ
を採り、該温水タンク１内の温水を所定温度（低温水）
に保つようにする。一方、低温負荷側に流入した低温水
は床暖房パネル１１に導かれる。この場合、低温水の制
御は、熱交換器５に対する燃焼量は今まで通り高温側負
荷が入っていようが常に一定にコントロールされている
ため、バイパス量を可変とすることで解決した。即ち、
高温水を温水タンク１に戻すバイパス管９に絞り用とな
る流量調整弁１２を介在し、且つ導出配管位置に低温側
サーミスタ１３を取付け流量調整弁１２の開閉度を第２
の制御手段Ｓ2 で制御するため、床暖房パネル１１に流
れる低温水の温度が所定温度以下（低温側サーミスタ１
３で水温を検知）となると流量調整弁１２の絞りを開き
高温水の戻り量を増せば温水タンク１の温水温度が上が
る。また、温水タンク１の温水温度が高くなれば流量調
整弁１２の絞りを締めてやればよい。
【００１１】例えば、高温側が８０℃，４l ／分，戻り
＝６０℃とする。
＝６０℃とする。
【００１２】低温側が５l ／分で６５℃を要求されたと
し、その時の戻り水温を５５℃とする。
し、その時の戻り水温を５５℃とする。
【００１３】この状態で、低温側を６５℃とするために
は、バイパス量はＸl ／分とすると、バイパスから温水
タンクへの入熱のためのバイパス流量は次の式のように
なる。
は、バイパス量はＸl ／分とすると、バイパスから温水
タンクへの入熱のためのバイパス流量は次の式のように
なる。
【００１４】 (80-65) ×Ｘ＝(65 ℃-55 ℃) ×5+(65 ℃-60 ℃) ×4 Ｘ＝70／15約4.7 l ／分となる。
【００１５】
【発明の効果】上記のように、本発明の温水暖房装置は
高温側の温水を低温側に戻すバイパス管に流量調整弁を
配設したため、高温側は常に設定温度になるように入力
を制御すればよく、低温側は単に設定温度になるように
バイパス流量を流量調整弁で調整するだけでそれぞれの
温水を設定温度に制御することができる。即ち、高温側
と低温側を同時に水温を制御することができ、従来のよ
うに低温側の温水温度が高温側の負荷によって影響を受
けないようにでき、安定した制御となる。
高温側の温水を低温側に戻すバイパス管に流量調整弁を
配設したため、高温側は常に設定温度になるように入力
を制御すればよく、低温側は単に設定温度になるように
バイパス流量を流量調整弁で調整するだけでそれぞれの
温水を設定温度に制御することができる。即ち、高温側
と低温側を同時に水温を制御することができ、従来のよ
うに低温側の温水温度が高温側の負荷によって影響を受
けないようにでき、安定した制御となる。
【図１】本発明の実施例を示す概略図である。
【図２】従来の温水暖房装置の概略図である。
１ 温水タンク １ａ 温水戻り口 ３ 循環ポンプ ４ 熱源 ５ 熱交換器 ６ 高温水往口 ８ 高温側サーミスタ ９ バイパス管 １０ 低温水往口 １２ 流量調整弁 １３ 低温側サーミスタ Ｓ1 第１の制御手段 Ｓ2 第２の制御手段
Claims (1)
- 【請求項１】 順次配管で接続された温水戻り口、循環
ポンプ、熱源を有する熱交換器及び高温水往口と、循環
ポンプと熱交換器の間に接続された低温水往口と、熱交
換器の出口側の温水を循環ポンプ上流側に戻すバイパス
管と、このバイパス管に設けられた流量調整弁と、熱交
換器の出口側の温水温度が第１の設定温度になるように
熱源の加熱量を調整する第１の制御手段と、循環ポンプ
と熱交換器の間の温水温度が第１の所定温度より低い第
２の所定温度になるように流量調整弁の流量を調整する
第２の制御手段を備えたことを特徴とする温水暖房装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4070954A JP3021934B2 (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 温水暖房装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4070954A JP3021934B2 (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 温水暖房装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05272764A JPH05272764A (ja) | 1993-10-19 |
| JP3021934B2 true JP3021934B2 (ja) | 2000-03-15 |
Family
ID=13446422
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4070954A Expired - Fee Related JP3021934B2 (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 温水暖房装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3021934B2 (ja) |
-
1992
- 1992-03-27 JP JP4070954A patent/JP3021934B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05272764A (ja) | 1993-10-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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