JP3021474U - バーコードを備えた空容器及び産業廃棄物等の回収装置 - Google Patents

バーコードを備えた空容器及び産業廃棄物等の回収装置

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JP3021474U
JP3021474U JP1995009165U JP916595U JP3021474U JP 3021474 U JP3021474 U JP 3021474U JP 1995009165 U JP1995009165 U JP 1995009165U JP 916595 U JP916595 U JP 916595U JP 3021474 U JP3021474 U JP 3021474U
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光一 桜井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 子供会、婦人会等のボランティアの負担や、
市区町村、都道府県の行政側の財政圧迫を軽減し、しか
もスクラップの輸送費を必要最少限に抑え、更に環境の
美化を著しく図る。 【解決手段】 消費者のIDカード挿入用の挿入口2
と、その消費者が持参したバーコードを備えた各種空容
器や各種産業廃棄物又はそのバーコード部分等を投入す
る投入口と、そのバーコードを読取るバーコード読取装
置4と、ここで読取ったバーコードを記録するコンピュ
ータディスク16と、前記バーコード読取装置4にて読
取ったものを識別する識別部6と、これらをプレス処理
又は粉砕処理するプレス部又は粉砕部7と、ここで処理
されたものを分別収納する各種収納部8,9,10,1
2,13,14,15と、前記識別部6にて識別された
ものの本数を前記IDカードにデジタル表示して累計す
る表示器11とから構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、バーコードを備えた空缶、空瓶、空ペットボトル等の各種空容器を 回収してリサイクルする際や、バーコードを備えた電気器具、食品包装用容器、 日用品、衣類、一般紙等の各種産業廃棄物又はそのバーコード部分を回収して処 理する際に好適なバーコードを備えた空容器及び産業廃棄物等の回収装置に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
今日、空缶、空瓶、空ペットボトル等の各種空容器や、電気器具、食品包装用 容器、日用品、衣類、一般紙等の各種産業廃棄物等の回収処理問題は、重大な社 会問題であり、その各種空容器や各種産業廃棄物等が発生する原因としては売り っぱなしの生産メーカー側と、飲みっぱなし、使いっぱなしの消費者側とに50% ずつの責任があるが、生産メーカー側も消費者側も何等責任を果しておらず、仕 方なく、その各種空容器や各種産業廃棄物等は子供会、婦人会等のボランティア や、市区町村、都道府県の行政側が回収処理していた。
【0003】 現在、 1年間に全国で飲まれる飲料水等は、缶類略360 億本、瓶類略200 億本 ドリンク(医療該当分)略100 億本であって全部で略660 億本と言われ、何と 1 人当たり年間略500 本になっている。そして、市区町村、都道府県の行政側で空 缶、空瓶を 1本回収するために使用される税金は略13円30銭かかると言われてい る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、子供会、婦人会等のボランティアや、市区町村、都道府県の行 政側が各種空容器や各種産業廃棄物等を回収処理しなければならないため、子供 会、婦人会等のボランティアの負担や、市区町村、都道府県の行政側の財政が圧 迫され、ひいては増税を余儀無くされ、市区町村民、都道府県民が財政を負担す る結果となっていた。このことから、各種空容器や各種産業廃棄物等の回収率も 悪く、環境美化の低下を招いていた。
【0005】 そこで、本考案は、上述のような課題に鑑みて創出されたもので、子供会、婦 人会等のボランティアの負担や、市区町村、都道府県の行政側の財政圧迫を軽減 できるようにするばかりでなく、スクラップの輸送費を必要最少限に抑えるよう にし、更に、各種空容器や各種産業廃棄物等の回収処理に経済的刺激を多いに与 えて、環境の美化を著しく図れるようなバーコードを備えた空容器及び産業廃棄 物等の回収装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の回収装置は、上述のような目的を達成するために、消費者が身分を証 明するために登録したIDカードを挿入して読取らせて電源を入れるための挿入 口と、その消費者が持参したバーコードを備えた各種空容器や各種産業廃棄物又 はそのバーコード部分等を内部に投入するための投入口と、この投入口から投入 された各種空容器や各種産業廃棄物等のバーコードを読取るバーコード読取装置 と、このバーコード読取装置にて読取った各種空容器や各種産業廃棄物等のバー コードからメーカー名、品名、品番、投入した消費者氏名、日時等が記録される タイマー付兼自動引出可能なコンピュータディスクと、前記バーコード読取装置 にて読取られた各種空容器や各種産業廃棄物等を識別する識別部と、これらをプ レス処理又は粉砕処理するプレス部又は粉砕部と、ここでプレス処理又は粉砕処 理されたアルミ缶、スチール缶、空瓶、ペットボトル、缶詰、ペットボトル以外 のプラスチック、産業廃棄物又はそのバーコード部分等を分別収納するアルミ缶 収納部、スチール缶収納部、空瓶収納部、ペットボトル収納部、缶詰収納部、プ ラスチック容器収納部、産業廃棄物又はそのバーコード部分の収納部と、前記識 別部により識別されたアルミ缶、スチール缶、空瓶、ペットボトル、缶詰、ペッ トボトル以外のプラスチック、産業廃棄物又はそのバーコード部分等の本数をこ れまでの実績データとして前記IDカードにデジタル表示して累計する表示器と から構成したものである。
【0007】 また、プレス処理又は粉砕処理されたアルミ缶、スチール缶、空瓶、ペットボ トル、缶詰、ペットボトル以外のプラスチック容器、産業廃棄物又はそのバーコ ード部分等のスクラップを、アルミ缶収納部、スチール缶収納部、空瓶収納部、 ペットボトル収納部、缶詰収納部、プラスチック容器収納部、産業廃棄物又はそ のバーコード部分の収納部等に分別収納し、この分別収納されたスクラップをア ルミ缶収納部、スチール缶収納部、空瓶収納部、ペットボトル収納部、缶詰収納 部、プラスチック容器収納部、産業廃棄物又はそのバーコード部分の収納部から バキュームカーで分別吸取及び分別吐出自在に処理するようにしたものである。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を、バーコードを備えた空缶、空瓶、空ペットボト ル等の各種空容器を回収してリサイクルする際や、バーコードを備えた電気器具 、食品包装用容器、日用品、衣類、一般紙等の各種産業廃棄物又はそのバーコー ド部分を回収して処理する際に使用される状態として図面に基づいて説明する。
【0009】 本考案のバーコードを備えた空容器及び産業廃棄物等の回収装置1は、図1及 び図3に実線で示すように、消費者が身分を証明するために登録したIDカード (後述する)を挿入して読取らせて電源を入れるための挿入口2と、その消費者 が持参した空缶(アルミ缶、スチール缶)、空瓶等の空容器を内部に投入するた めの投入口3と、この投入口3から投入された各種空容器のバーコードをバーコ ードリーダーにより読取るバーコード読取装置4と、このバーコード読取装置4 にて読取った各種空容器のバーコードからメーカー名、品名、品番、投入した消 費者氏名、日時等が記録されるタイマー付兼自動引出可能なコンピュータディス ク16と、前記バーコード読取装置4にて読取不可能な凹んだ缶、潰れた缶、汚 れの酷い缶等の異物を収納する異物収納部5と、前記バーコード読取装置4にて 読取られた各種空容器を金属センサーによりアルミ缶かスチール缶かを識別する 識別部6と、これらのアルミ缶、スチール缶、空瓶等をプレスや粉砕カッター等 によりプレス処理又は粉砕処理するプレス部又は粉砕部7と、このプレス部又は 粉砕部7でプレス処理又は粉砕処理されたアルミ缶、スチール缶、空瓶等を分別 収納するアルミ缶収納部8、スチール缶収納部9、空瓶収納部10と、前記識別 部6により識別されたアルミ缶及びスチール缶の本数をこれまでの実績データと して前記IDカードにデジタル表示して累計する表示器11とから形成されてい る。
【0010】 この回収装置1は、空缶のアルミ缶、スチール缶や、空瓶等の空容器を回収す る装置であって、アルミ缶収納部8、スチール缶収納部9、空瓶収納部10等を 設けるように説明及び図示されているが、ペットボトル、缶詰、ペットボトル以 外のプラスチック等の空容器を回収する装置の場合には、図1及び図3に一点鎖 線で示すように、アルミ缶収納部8、スチール缶収納部9、空瓶収納部10等の 代わりにペットボトル収納部12、缶詰収納部13、ペットボトル以外のプラス チック容器収納部14を設けるように形成し、或いはバーコードを備えた電気器 具、食品包装用容器、日用品、衣類、一般紙等の各種産業廃棄物又はそのバーコ ード部分を回収する装置の場合には、図1及び図3に二点鎖線で示すように、ア ルミ缶収納部8、スチール缶収納部9、空瓶収納部10、ペットボトル収納部1 2、缶詰収納部13、ペットボトル以外のプラスチック容器収納部14等の代わ りに産業廃棄物又はそのバーコード部分の収納部15を設けるように形成するの は勿論である。
【0011】 また、前記回収装置1は、空缶のアルミ缶、スチール缶や、空瓶等の空容器を 回収する装置と、ペットボトル、缶詰、ペットボトル以外のプラスチック等の空 容器を回収する装置と、バーコードを備えた電気器具、食品包装用容器、日用品 、衣類、一般紙等の各種産業廃棄物又はそのバーコード部分を回収する装置とは 、別々に形成するように説明及び図示されているが、これに限らず、図2に示す ように、アルミ缶収納部8、スチール缶収納部9、空瓶収納部10、ペットボト ル収納部12、缶詰収納部13、プラスチック容器収納部14、産業廃棄物又は そのバーコード部分の収納部15等を設けて一体に形成することも可能である。
【0012】 次に、本考案の回収装置の使用状態を説明すると、図4に示すように、先ず、 前記回収装置1を市区町村の何処かに設置し、この回収装置1と、市区町村役所 、日本道路公団、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、産業廃棄物会社 等Bに設置されたコンピュータとを電波や電話回線で自動的にデータ送信可能に 接続しておき、そして、消費者が身分を証明するために登録したIDカードAを 前記回収装置1の挿入口2に挿入して読取らせて電源を入れ、前記表示器11を 見て個人データを確認してから、前記回収装置1の内部に、消費者が持参した空 缶(アルミ缶、スチール缶)、空瓶、ペットボトル、缶詰、ペットボトル以外の プラスチック容器等の空容器や、小さい産業廃棄物の場合はそのもの全部、又は 大きい産業廃棄物の場合はその産業廃棄物のバーコード部分のみ等を投入口3か ら投入する。
【0013】 ここで、この投入口3から投入された各種空容器や各種産業廃棄物のバーコー ドをバーコード読取装置4のバーコードリーダーにより読取り、このバーコード 読取装置4にて読取った各種空容器や各種産業廃棄物のバーコードからメーカー 名、品名、品番、投入した消費者氏名、日時等がコンピュータディスク16に記 録されると共に、前記バーコード読取装置4にて読取不可能な凹んだり、潰れた り、汚れの酷いもの等の各種空容器や各種産業廃棄物又はそのバーコード部分等 の異物は異物収納部5に収納され、且つ前記バーコード読取装置4にて読取られ た各種空容器や各種産業廃棄物又はそのバーコード部分等を識別部6の金属セン サーによりアルミ缶かスチール缶か空瓶かその他のペットボトル、缶詰、ペット ボトル以外のプラスチック容器、産業廃棄物等かを識別し、これらをプレス部又 は粉砕部7のプレスや粉砕カッター等によりプレス処理又は粉砕処理して、アル ミ缶収納部8、スチール缶収納部9、空瓶収納部10、ペットボトル収納部12 、缶詰収納部13、プラスチック容器収納部14、産業廃棄物又はそのバーコー ド部分の収納部15等に分別収納され、一方、前記識別部6により識別されたア ルミ缶、スチール缶、空瓶、その他のペットボトル、缶詰、ペットボトル以外の プラスチック容器、産業廃棄物等の本数を表示器11にこれまでの実績データと して前記IDカードAにデジタル表示されて累計される。
【0014】 そして、前記回収装置1のアルミ缶収納部8、スチール缶収納部9、空瓶収納 部10、ペットボトル収納部12、缶詰収納部13、プラスチック容器収納部1 4、産業廃棄物又はそのバーコード部分の収納部15等に分別収納されたアルミ 缶、スチール缶、空瓶、ペットボトル、缶詰、ペットボトル以外のプラスチック 容器、産業廃棄物又はそのバーコード部分等のスクラップは、市区町村役所、日 本道路公団、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、産業廃棄物会社等B が前記アルミ缶収納部8、スチール缶収納部9、空瓶収納部10、ペットボトル 収納部12、缶詰収納部13、プラスチック容器収納部14、産業廃棄物又はそ のバーコード部分の収納部15等からバキュームカーで分別吸取及び分別吐出自 在に処理してスクラップ問屋Cに売却し、そのスクラップ代金をスクラップ問屋 Cから受取り、消費者はIDカードAで、その市区町村役所、日本道路公団、ス ーパーマーケット、コンビニエンスストア、産業廃棄物会社等Bに設置された自 動換金機Dから換金したり、支払ったり、買いものしたりすることができる。
【0015】 一方、前記回収装置1のコンピュータディスク16に記録されたメーカー名、 品名、品番、投入した消費者氏名、日時等のデータは、前記市区町村役所、日本 道路公団、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、産業廃棄物会社等Bに 設置された第一コンピュータに電波や電話回線で自動的に送信され、続いて、こ の市区町村役所、日本道路公団、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、 産業廃棄物会社等Bの第一ココンピュータに送信されてきたデータを、都道府県 のセンターEに設置された第二コンピュータに電波や電話回線で自動的に送信さ れ、続いて、この都道府県のセンターEの第二コンピュータに送信されてきたデ ータを、計算センターFに設置されたスーパーコンピュータに電波や電話回線で 自動的に送信され、更に、この計算センターFのスーパーコンピュータに送信さ れてきたデータは、メーカーG及び諸官庁Hに夫々設置されたコンピュータに電 波や電話回線で自動的に送信される。
【0016】 そして、前記計算センターFは、前記メーカーGに対して管理費用を請求し、 そのメーカーGから送金させ、且つ前記諸官庁Hからは補助金を受取り、この計 算センターFは、前記都道府県のセンターEへ処理費用を送り、この都道府県の センターEは、前記市区町村役所、日本道路公団、スーパーマーケット、コンビ ニエンスストア、産業廃棄物会社等Bへ処理費用を送るようにする。
【0017】 即ち、本考案のバーコードを備えた空容器及び産業廃棄物等の回収装置は、 1 年間に全国で飲まれる飲料水等が略660 億本( 1人当たり年間略500 本)である ことを考慮して、本実用新案登録出願人が実際に調査したところによると、市区 町村民と行政側とが共に、現状を把握した上で空缶、空瓶、その他のペットボト ル、缶詰、ペットボトル以外のプラスチック容器を再資源としてリサイクルする ためには値上げも止むを得ないと略90%の人が理解している。そのため、例えば 、缶類、瓶類、ドリンク(医療該当分)、その他のペットボトル、缶詰、ペット ボトル以外のプラスチック容器等を10円値上げして、空缶、空瓶、ペットボトル 、缶詰、ペットボトル以外のプラスチック容器を持参した消費者に 5円還元し、 これらを処理した都道府県のセンターE、市区町村役所、産業廃棄物会社等Bに 4円50銭還元し、これらを管理する計算センターFが50銭受取って運営すること もできる。また、バーコードを備えた電気器具、食品包装用容器、日用品、衣類 、一般紙等の各種産業廃棄物の場合は、例えば、小売店、スーパーマーケット、 コンビニエンスストア等での販売時に、その電気器具、食品包装用容器、日用品 、衣類、一般紙等の値段より数%高くもらっておき、そして、その電気器具、食 品包装用容器、日用品、衣類、一般紙等の使用後の各種産業廃棄物(小さい産業 廃棄物の場合はそのもの全部、又は大きい産業廃棄物の場合はその産業廃棄物の バーコード部分のみ)を持参した消費者にその内の5/10還元し、これらを処理し た都道府県のセンターE、市区町村役所、産業廃棄物会社等Bにその内の4/10還 元し、これらを管理する計算センターFがその内の1/10受取って運営することも できる。
【0018】
【考案の効果】
本考案のバーコードを備えた空容器及び産業廃棄物等の回収装置1は、上述の ように、消費者が身分を証明するために登録したIDカードを挿入して読取らせ て電源を入れるための挿入口2と、その消費者が持参したバーコードを備えた各 種空容器や各種産業廃棄物又はそのバーコード部分等を内部に投入するための投 入口3と、この投入口3から投入された各種空容器や各種産業廃棄物等のバーコ ードを読取るバーコード読取装置4と、このバーコード読取装置4にて読取った 各種空容器や各種産業廃棄物等のバーコードからメーカー名、品名、品番、投入 した消費者氏名、日時等が記録されるタイマー付兼自動引出可能なコンピュータ ディスク16と、前記バーコード読取装置4にて読取られた各種空容器や各種産 業廃棄物等を識別する識別部6と、これらをプレス処理又は粉砕処理するプレス 部又は粉砕部7と、ここでプレス処理又は粉砕処理されたアルミ缶、スチール缶 、空瓶、ペットボトル、缶詰、ペットボトル以外のプラスチック、産業廃棄物又 はそのバーコード部分等を分別収納するアルミ缶収納部8、スチール缶収納部9 、空瓶収納部10、ペットボトル収納部12、缶詰収納部13、プラスチック容 器収納部14、産業廃棄物又はそのバーコード部分の収納部15と、前記識別部 6により識別されたアルミ缶、スチール缶、空瓶、ペットボトル、缶詰、ペット ボトル以外のプラスチック、産業廃棄物又はそのバーコード部分等の本数をこれ までの実績データとして前記IDカードにデジタル表示して累計する表示器11 とから構成したことにより、バーコードを備えた各種空容器を回収してリサイク ルする際や、バーコードを備えた各種産業廃棄物又はそのバーコード部分を回収 して処理する際には、先ず、本考案の回収装置1を市区町村の何処かに設置し、 この回収装置1と、市区町村役所、日本道路公団、スーパーマーケット、コンビ ニエンスストア、産業廃棄物会社等Bと、都道府県のセンターEと、計算センタ ーFと、メーカーGと、諸官庁Hとを、コンピュータを介して電波や電話回線で 自動的にデータ送信可能に接続しておき、そして、消費者がIDカードAを挿入 口2に挿入して読取らせて電源を入れ、表示器11を見て個人データを確認して から、投入口3に、消費者が持参したバーコードを備えた空缶、空瓶、ペットボ トル、缶詰、ペットボトル以外のプラスチック容器等の空容器や、小さい産業廃 棄物の場合はそのもの全部、又は大きい産業廃棄物の場合はその産業廃棄物のバ ーコード部分のみ等を投入口3から投入することによって、バーコード読取装置 4が各種空容器や産業廃棄物のバーコードを読取って、コンピュータディスク1 6にメーカー名、品名、品番、投入した消費者氏名、日時等が記録され、この記 録されたデータが市区町村役所、日本道路公団、スーパーマーケット、コンビニ エンスストア、産業廃棄物会社等Bと、都道府県のセンターEと、計算センター Fと、メーカーGと、諸官庁Hとを、コンピュータを介して電波や電話回線で自 動的に送信され、消費者、市区町村役所・産業廃棄物会社等B、都道府県のセン ターE、計算センターF、メーカーG、諸官庁H等が一体となって各種空容器の リサイクルや各種産業廃棄物の回収処理を行うことができるため、子供会、婦人 会等のボランティアの負担を軽減することができる。
【0019】 しかも、プレス処理又は粉砕処理されたアルミ缶、スチール缶、空瓶、ペット ボトル、缶詰、ペットボトル以外のプラスチック容器、産業廃棄物又はそのバー コード部分等のスクラップを、アルミ缶収納部8、スチール缶収納部9、空瓶収 納部10、ペットボトル収納部12、缶詰収納部13、プラスチック容器収納部 14、産業廃棄物又はそのバーコード部分の収納部15等に分別収納し、この分 別収納されたスクラップを前記アルミ缶収納部8、スチール缶収納部9、空瓶収 納部10、ペットボトル収納部12、缶詰収納部13、プラスチック容器収納部 14、産業廃棄物又はそのバーコード部分の収納部15等からバキュームカーで 分別吸取及び分別吐出自在に処理するようにしたから、バキュームカー内にアル ミ缶、スチール缶、空瓶、ペットボトル、缶詰、ペットボトル以外のプラスチッ ク容器、産業廃棄物又はそのバーコード部分等のスクラップを別々に吸取って各 種収容箱に別々に収容したり、或いはかます、南京袋、軟質樹脂袋等の収容袋に 別々に直接収容したりでき、更にはバキュームカー内から、前記各種収容箱に別 々に収容したアルミ缶、スチール缶、空瓶、ペットボトル、缶詰、ペットボトル 以外のプラスチック容器、産業廃棄物又はそのバーコード部分等のスクラップを 吐出して前記各種収容袋に別々に収容したりすることができるため、スクラップ の処理作業が極めて容易にできるため、スクラップの輸送費を必要最少限に抑え ることができる。
【0020】 それに、市区町村役所、産業廃棄物会社等Bは、回収装置1に分別収納された スクラップをスクラップ問屋Cに売却し、そのスクラップ代金を受取ることがで き、且つ計算センターFから都道府県のセンターE、市区町村役所、産業廃棄物 会社等Bへ処理費用が順次送金されてくるため、市区町村、都道府県の行政側の 財政圧迫を軽減することができる。
【0021】 更に、消費者は、身分を証明するために登録したIDカードAを利用して、回 収装置1に、個人データを確認してからバーコードを備えた各種空容器や各種産 業廃棄物又はそのバーコード部分を投入して累計された額に基いて、市区町村役 所、産業廃棄物会社等Bに設置された自動換金機Dから換金することができるた め、各種空容器や各種産業廃棄物等の回収処理に経済的刺激を多いに与えること ができるため、各種空容器や各種産業廃棄物等の回収率も良好になり、環境の美 化を著しく図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の回収装置の全体斜視図である。
【図2】本考案の回収装置の他の実施例を示す全体斜視
図である。
【図3】図1又は図2のブロック図である。
【図4】本考案の回収装置の使用状態を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 回収装置 2 挿入口 3 投入口 4 バーコード読取装置 5 異物収納部 6 識別部 7 プレス部又は粉砕部 8 アルミ缶収納部 9 スチール缶収納部 10 空瓶収納部 11 表示器 12 ペットボトル収納部 13 缶詰収納部 14 プラスチック容器収納部 15 産業廃棄物又はそのバーコード部分の収納部 16 コンピュータディスク A IDカード B 市区町村役所、産業廃棄物会社等 C スクラップ問屋 D 自動換金機 E 都道府県のセンター F 計算センター G メーカー H 諸官庁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65F 5/00 G06K 7/00 U 7623−5B E 7623−5B

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消費者が身分を証明するために登録した
    IDカードを挿入して読取らせて電源を入れるための挿
    入口と、その消費者が持参したバーコードを備えた各種
    空容器や各種産業廃棄物又はそのバーコード部分等を内
    部に投入するための投入口と、この投入口から投入され
    た各種空容器や各種産業廃棄物等のバーコードを読取る
    バーコード読取装置と、このバーコード読取装置にて読
    取った各種空容器や各種産業廃棄物等のバーコードから
    メーカー名、品名、品番、投入した消費者氏名、日時等
    が記録されるタイマー付兼自動引出可能なコンピュータ
    ディスクと、前記バーコード読取装置にて読取られた各
    種空容器や各種産業廃棄物等を識別する識別部と、これ
    らをプレス処理又は粉砕処理するプレス部又は粉砕部
    と、ここでプレス処理又は粉砕処理されたアルミ缶、ス
    チール缶、空瓶、ペットボトル、缶詰、ペットボトル以
    外のプラスチック、産業廃棄物又はそのバーコード部分
    等を分別収納するアルミ缶収納部、スチール缶収納部、
    空瓶収納部、ペットボトル収納部、缶詰収納部、プラス
    チック容器収納部、産業廃棄物又はそのバーコード部分
    の収納部と、前記識別部により識別されたアルミ缶、ス
    チール缶、空瓶、ペットボトル、缶詰、ペットボトル以
    外のプラスチック、産業廃棄物又はそのバーコード部分
    等の本数をこれまでの実績データとして前記IDカード
    にデジタル表示して累計する表示器とから構成したこと
    を特徴とするバーコードを備えた空容器及び産業廃棄物
    等の回収装置。
  2. 【請求項2】 プレス処理又は粉砕処理されたアルミ
    缶、スチール缶、空瓶、ペットボトル、缶詰、ペットボ
    トル以外のプラスチック容器、産業廃棄物又はそのバー
    コード部分等のスクラップを、アルミ缶収納部、スチー
    ル缶収納部、空瓶収納部、ペットボトル収納部、缶詰収
    納部、プラスチック容器収納部、産業廃棄物又はそのバ
    ーコード部分の収納部等に分別収納し、この分別収納さ
    れたスクラップをアルミ缶収納部、スチール缶収納部、
    空瓶収納部、ペットボトル収納部、缶詰収納部、プラス
    チック容器収納部、産業廃棄物又はそのバーコード部分
    の収納部等からバキュームカーで分別吸取及び分別吐出
    自在に処理するようにしたことを特徴とするバーコード
    を備えた空容器及び産業廃棄物等の回収装置。
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