JP3021464U - 第２種特別電動役物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は釘、役物部材の形状、寸法バラツキ
に無関係な構成でかつ、賞球数が多く楽しいパチンコ遊
技を可能とする実用性の高い第２種電動役物を備えたパ
チンコ機を提供する。 【解決手段】 １個の流出口２を有する第１の空間１
と、前記１個の流出口２に配置されたカウントスイッチ
３と、カウントスイッチ３を通過した球の１部又は全部
を停留する停留装置を含み１個の流出口６を有する第２
の空間５と、上記第２の空間５の流出口６に配置された
タイミング判定スイッチ７と、を有する第２種特別電動
役物を備えたパチンコ機で、釘、役物部材の形状、寸法
バラツキに無関係な構成でかつ、賞球数が多く楽しいパ
チンコ遊技を可能とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、パチンコ機の変動入賞装置の開放状態の継続、不継続を制御する継 続制御装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の技術は例えば特願平６ー１５４７０５号に記載されているように、継続 制御装置は、変動入賞装置の開放状態の継続、不継続を従来の特定領域への入賞 球の通過か否かでなく、通過タイミングとすることにより釘、役物部材の形状、 寸法バラツキに無関係に公正な確率で決定するものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、公正である反面、第２種特別電動役物に適用する時、第２種特別電動 役物の動作形態のルールが、１０個の入賞球の入賞か、又は３０秒の時間の経過 か、又は特定領域への入賞かがあり、次への継続が認められたときには、大入賞 口を閉じること。とあることから、例えば大入賞口に入賞した１個の入賞球が特 定領域を通過すれば、１０個の入賞球に達する前に大入賞口は閉じてしまい、次 の継続へと続く、すなわち、ほんの少しの賞球より払い出されず、遊技者の失望 をまねく為、上記従来技術の１０個の内、いくつかまでは入賞球を停留させ、特 定領域へ流入するのを止めておき、一定時間後に停留を解除して、特定領域を通 過するか否かを判定する技術を確立し、払い出し数が余りにも少ないという失望 感を持たせないようすることである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

そこで本願の第２種特別電動役物は、 １個の流出口を有する第１の空間と、 前記１個の流出口に配置されたカウントスイッチと、 カウントスイッチを通過した球の１部又は全部を停留する停留装置を含み１個 の流出口を有する第２の空間と、 上記第２の空間の流出口に配置されたタイミング判定スイッチと、 を有することを特徴とする。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案の第２種電動役物は釘、役物部材の形状、寸法バラツキに無関係でかつ 、従来技術の１０個の内、いくつかまでは入賞球を停留させ、特定領域へ流入す るのを止めておき、一定時間後に停留を解除して、特定領域を通過するか否かを 判定する技術を確立し、払い出し数を多くして、賞球数が多く楽しいパチンコ遊 技を可能とする構成を持つ実用性の高いパチンコ機とするものである。

【０００６】

【実施例】

本考案について一実施例により説明する。 図１は第２種特別電動役物を示す。 図示されてない第２種始動口に球が入賞すると図示されてないスイッチが検知 して大入賞口８を０．５秒程開口し、入賞球を受け入れる。第１の空間１へ入っ た入賞球は第２の空間５へと流出し、作動状態になっていない停留装置４に妨げ られることなく、流出口６からタイミング判定スイッチ７へと流出し通過する。 通過の瞬間が図示されてない制御回路に含まれる０〜９の繰り返し型のカウンタ ーの値の当り値（例えば７）と対比され、当り値でない場合は大入賞口８が作動 することはないが、当り値の時は大入賞口８は間欠的な開口動作をして入賞球９ を第１の空間１の中に受け入れる。又、停留装置４が作動し入賞球９の流出を止 め、停留しやすい状態に入る。

【０００７】 第１の空間１に入賞した入賞球９は、すみやかに１個より設けられていない流 出口２を通り、カウントスイッチ３でカウントされながら停留装置４を含む第２ の空間５へと流出する。停留装置４は入賞球の内の１部（例えば５個）又は全部 （１０個）を停留するように作られており、図１に示す５個の場合であれば６個 以降の入賞球９は、流出口６からタイミング判定スイッチ７へと流出し、上述し たように、タイミング判定スイッチ７を通過した瞬間に、カウンターの当り値で あるか否かが判定される。当り値でなければ、カウントスイッチ３が１０個をカ ウントするのを待って、大入賞口８を閉じ、又、停留装置４の作動を止め停留し ていた入賞球９を流出させる。この各々の入賞球９は、タイミング判定スイッチ ７を通過した瞬間にカウンターの当り値であるか否かが判定される。全てが当り 値と一致しない時は、次の大入賞口８の作動はなく、１つでも一致しておれば次 の大入賞口８の作動を開始させる。

【０００８】 又、前述の文中の５個が停留して、例えば６個目が流出口６、タイミング判定 スイッチ７を通り、通過した瞬間がカウンターの当り値であれば、１０個の入賞 球９の入賞を待たず、大入賞８の作動は停止し、かつ停留装置４の作動を終了さ せ、停留していた入賞球９を流出口６、タイミング判定スイッチ７へと流出させ 、遊技者に賞球を払い出すと共に次の大入賞口８の作動を伴うシーケンスへと進 む。

【０００９】 上記構成、動作の説明から明らかであるように、本考案の第２種特別電動役物 を備えたパチンコ機は釘、役物部材の形状、寸法のバラツキに無関係に公正なゲ ームを行うことが出来る。 停留装置に停留される数まではタイミング判定スイッチで判定する機能を止め ることで、賞球数が極端に少ない不運な機会を減らし、楽しいパチンコ遊技を可 能とする。

【００１０】 大入賞口の入り口により近い位置にカウントスイッチを配置することで１０カ ウントで停止する機能がより正しくなる、というような効果がある。

【００１１】

【考案の効果】

本考案の第２種特別電動役物により大入賞口の入り口により近い位置にカウン トスイッチを配置することで１０カウントで停止する機能がより正しくなり、停 留装置に停留される数まではタイミング判定スイッチで判定する機能を止めるこ とで、賞球数が極端に少ない不運な機会を減らすことができ、楽しいパチンコ遊 技を可能とする。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の第２種特別電動役物の一実施例を示
す。

【符号の説明】

１・・第１の空間 ２・・流出口 ３・・
カウントスイッチ ４・・停留装置 ５・・第２の空間 ６・・
流出口 ７・・タイミング判定スイッチ ８・・
大入賞口

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】１個の流出口を有する第１の空間と、 前記１個の流出口に配置されたカウントスイッチと、 カウントスイッチを通過した球の１部又は全部を停留す
   る停留装置を含み１個の流出口を有する第２の空間と、 上記第２の空間の流出口に配置されたタイミング判定ス
   イッチと、 を有することを特徴とする第２種特別電動役物。