JP3021299U - 開扉を有する家具 - Google Patents
開扉を有する家具Info
- Publication number
- JP3021299U JP3021299U JP1995009002U JP900295U JP3021299U JP 3021299 U JP3021299 U JP 3021299U JP 1995009002 U JP1995009002 U JP 1995009002U JP 900295 U JP900295 U JP 900295U JP 3021299 U JP3021299 U JP 3021299U
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- JP
- Japan
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- main body
- furniture
- door
- upper plate
- doors
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構造によって書棚などの家具の本体と
開扉とによって形成される、上部の間隙から埃が侵入す
ることを防止し、併せて開扉の反りや歪みを阻止した実
用価値の高い家具を提供する。 【解決手段】 書棚1の本体2の前部開口部に開閉自在
に設けた開扉3a,3bの上縁を該本体2の上板2aよ
りも上方に延長させ、この延長部5a,5bの後面に本
体2の上板2aの外面に沿って開扉3a,3bの幅にほ
ゞ相当する長さの水平なカバ−部材6a,6bを設け、
該カバ−部材6a,6bによって閉止状態の開扉3a,
3bと本体上板2aとの間に形成される間隙を遮蔽する
ように構成したものである。
開扉とによって形成される、上部の間隙から埃が侵入す
ることを防止し、併せて開扉の反りや歪みを阻止した実
用価値の高い家具を提供する。 【解決手段】 書棚1の本体2の前部開口部に開閉自在
に設けた開扉3a,3bの上縁を該本体2の上板2aよ
りも上方に延長させ、この延長部5a,5bの後面に本
体2の上板2aの外面に沿って開扉3a,3bの幅にほ
ゞ相当する長さの水平なカバ−部材6a,6bを設け、
該カバ−部材6a,6bによって閉止状態の開扉3a,
3bと本体上板2aとの間に形成される間隙を遮蔽する
ように構成したものである。
Description
【0001】
本考案は、書棚、洋服ダンス、食器棚、事務用キャビネットなどの開扉(ひら きとびら)を有する各種の家具に関するものである。
【0002】
内部に書籍を整理して並べる書棚や、洋服、ワイシャツ、下着などを整理して 収納する洋服ダンスあるいは食器棚、事務用キャビネットなどの家具においては 、本体の開口部の前側に開閉自在な開扉を設けたものが一般的に使用されている 。 このような家具の開扉は、引き違い戸の形式のものとは違って、本体を構成す る開口部のすべてを開放して収納物の出し入れが有利となるもので、かゝる開扉 には、通常、家具の大きさなどによって両開きのものと、片開きのものとが知ら れている。
【0003】
かゝる開扉は、本体の前側の縦框を構成している一方の側板の前縁に開扉の一 方の側縁を蝶番等で取り付けて回転自在に開閉できるものであるが、開扉を閉止 した際に開扉と本体上板との間に隙間ができ、この隙間から外部の埃りが内部に 落下侵入するおそれがある。 また、開扉は長年の使用によって反りや歪みを生じて開閉にしばしば難渋を来 し、特に大きな開扉を有する間口の広い大型の家具にこの傾向が強い。
【0004】 本考案は、前記書棚や洋服ダンスなどの従来の家具に見られる叙上の問題に鑑 み、簡単な構成によってこの問題を解消せしめた開扉を有する家具に関するもの である。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成するために、本考案の開扉を有する家具は、本体の前部開口 部に開閉自在に設けた開扉の上縁を該本体の上板よりも上方に延長させ、この延 長部の後面に本体の上板外面に沿って開扉の幅にほゞ相当する長さの水平なカバ −部材を設け、該カバ−部材によって閉止状態の開扉と本体上板との間に形成さ れる間隙を遮蔽するように構成してなることを特徴とするものである。
【0006】
上記した本考案の開扉を有する家具は、開扉が1枚の片開きのものでも、また 、2枚構成の両開きのものであってもよく、かゝる開扉の上部に形成する延長部 は、カバ−部材の取り付けに支障のない程度に延長したものであれば、いかなる 形状であってもよいが、美観の上からその上縁を適度に湾曲したり、あるいはこ の延長部の表面に所望により彫刻などを施してもよい。 また、この延長部の後面に設けるカバ−部材は、開扉の幅にほゞ相当する長さ を有するものであるが、その幅は少なくとも閉止状態の開扉と本体上板との間に 形成される間隙を遮蔽する程度のものであれば特に制限はない。 このカバ−部材の延長部への取り付けは接着剤による接着やビス止めなどによ って固定されるものである。
【0007】 本考案の開扉を有する家具は、家具の本体に設けた開扉の上縁を本体の上板よ りも上方に延長させ、この延長部の後面に本体の上板外面に沿って開扉の幅にほ ゞ相当する長さの水平なカバ−部材を設けたもので、このカバ−部材が閉止状態 の開扉と本体上板との間に形成される間隙を遮蔽して、間隙から内部に侵入する 塵埃を的確に遮断することができる。 特に、家具の上板の上面には埃が堆積し易く、開扉の開閉の際にこの埃を巻き 上げて家具の内部に埃がしばしば侵入するが、このカバ−部材によって埃の侵入 が未然に阻止されてかゝるトラブルを確実に防止することができる。
【0008】 このカバ−部材は、長年の使用によって生ずる開扉の反りや歪みを防止して狂 いのない家具として長期の使用に有効に寄与するものである。
【0009】 前記延長部は家具を体裁よく見せることができると共に、家具の本体の上板に は往々にして書類その他の物品を載置する場合でもこの延長部が家具の正面に上 板の表面よりも高く延長されているため、載置した物品を正面に表すことなくこ れを隠して体裁を保つことができる。
【0010】 通常の開扉では、開扉が比較的重量のあるものであったり、繰り返しの開閉な どによって開扉を保持している蝶番の部分からの変形などで開扉の閉止が困難と なることがしばしば生ずるが、本考案の家具は延長部に設けたカバ−部材が本体 の上板に接触して開扉を適度に支持するので家具としての耐久性の向上に寄与す ることができる。
【0011】
以下に、本考案における開扉を有する家具の実施例を添付の図面を引用してよ り具体的に説明する。 図1は、本考案の開扉を有する家具の一例を示す書棚の斜視図であり、書棚1 は、上板2aと下板2bの両端を支持する左右の側板2c,2dと背板2eとに よって構成されて、前部が全面開口した本体2と、この本体2の前記開口部に設 けられて、該開口部を開閉自在に覆う両開き型の開扉3a,3bとからなってい る。これらの開扉3a,3bは、ガラス窓を設けているものである。
【0012】 開扉3a,3bは、左右の縦方向の側縁の一方を、本体の側板2c,2dの前 縁に蝶番で係止して把手4a,4bを持って開閉することができるもので、各開 扉3a,3bの上縁は、本体2の上板2aよりも上方に適当な長さで延長してそ れぞれ延長部5a,5bを形成している。 そして、この延長部5a,5bの後面に本体2の上板2aの外面に沿って各開 扉3a,3bの幅にほゞ相当する長さのカバ−部材6a,6bを水平に設け、こ のカバ−部材6a,6bは開扉3a,3bの開閉を妨害しないように設けられて いる。 このカバ−部材6a,6bは、延長部5a,5bの後面に閉止状態の開扉3a ,3bと本体2の上板2aとの間に形成される間隙を遮蔽するように設けている ものである。
【0013】 このように、カバ−部材6a,6bは、上記した閉止状態の開扉3a,3bと 本体2の上板2aとの間に形成される間隙を遮蔽するため、この間隙から埃が書 棚1の内部に侵入することがなく、特に書棚1の上板2aに溜り易い埃を遮蔽す るため、内部を常に清潔に保つことができる。 また、このカバ−部材6a,6bは、開扉3a,3bの延長部5a,5bの部 分に幅方向に亘って設けられているため、開扉3a,3bに生ずる反りや歪みを 防止して長期に亘って書棚1を狂いのない状態に保持することができる。
【0014】 前記延長部5a,5bは本体2の正面に上板2aの表面よりも高く延長されて いるため、上板2aに物品を載置した場合にも、これを正面に表すことなく遮蔽 して体裁よく保持することができる。
【0015】 開扉3a,3bが重量があり、使用によって蝶番の部分から傾斜するような場 合にも、前記延長部5a,5bに設けたカバ−部材6a,6bが本体2の上板2 aに接触して開扉3a,3bを適度に支持するので家具としての耐久性を向上さ せることができる。
【0016】
以上詳述した通り、本考案の開扉を有する家具は、家具の本体に設けた開扉の 上縁を本体の上板よりも上方に延長させ、得られた延長部の後面に本体の上板外 面に沿って開扉の幅にほゞ相当する長さの水平なカバ−部材を設けたものであり 、このカバ−部材が閉止状態の開扉と本体上板との間に形成される間隙を遮蔽し て、間隙から内部に侵入する塵埃を的確に遮断することができる。
【0017】 特に、家具の上板の上面には埃が堆積し易く、開扉の開閉の際にこの埃を巻き 上げて家具の内部に埃がしばしば侵入するが、前記のカバ−部材がかゝる埃の侵 入を未然に阻止してトラブルを確実に防止することができる。
【0018】 また、延長部は正面を体裁よく装うことができると共に、家具の上板上に物品 を載置してもこれを遮蔽して不体裁となることがない。
【0019】 開扉が重量があり、使用によって蝶番の部分から傾斜するような場合にも、前 記カバ−部材が本体の上板に接触して開扉を適度に支持するので家具としての耐 久性を向上させることができる。
【0020】 上記のような各種の有益な効果を奏する本考案の開扉を有する家具は、極めて 簡単な構造であるので家具として安価に製作することができ、実用的価値の頗る 高いものである。
【図1】本考案の開扉を有する家具の一例を示す書棚の
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図1の書棚の上部を裏面から見た部分斜視図で
ある。
ある。
1 書棚 2 本体 2a 上板 2b 下板 2c,2d 側板 2e 背板 3a,3b 開扉 4a,4b 把手 5a,5b 延長部 6a,6b カバ−部材
Claims (1)
- 【請求項1】 本体の前部開口部に開閉自在に設けた開
扉の上縁を該本体の上板よりも上方に延長させ、この延
長部の後面に本体の上板外面に沿って開扉の幅にほゞ相
当する長さの水平なカバ−部材を設け、該カバ−部材に
よって閉止状態の開扉と本体上板との間に形成される間
隙を遮蔽するように構成してなることを特徴とする開扉
を有する家具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995009002U JP3021299U (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 開扉を有する家具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995009002U JP3021299U (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 開扉を有する家具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3021299U true JP3021299U (ja) | 1996-02-20 |
Family
ID=43156644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995009002U Expired - Lifetime JP3021299U (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 開扉を有する家具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3021299U (ja) |
-
1995
- 1995-08-04 JP JP1995009002U patent/JP3021299U/ja not_active Expired - Lifetime
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