JP3021293U - 液垂れ防止用シート及びこれを用いた調味料容器 - Google Patents

液垂れ防止用シート及びこれを用いた調味料容器

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JP3021293U
JP3021293U JP1995008145U JP814595U JP3021293U JP 3021293 U JP3021293 U JP 3021293U JP 1995008145 U JP1995008145 U JP 1995008145U JP 814595 U JP814595 U JP 814595U JP 3021293 U JP3021293 U JP 3021293U
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JP1995008145U
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裕次 山本
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大黒工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器主体(3) の注ぎ口(30)から液状内容物液
状内容物を注ぐ際に、前記注ぎ口(30)から液垂れして
も、前記容器主体(3) やその載置面が汚れないようにす
ること。 【解決手段】 高吸水・高吸湿繊維からなる不織布製の
保水シート(1) と、前記保水シート(1) の裏面に形成さ
れる粘着剤層(2) とから液垂れ防止用シートを構成し、
これを前記注ぎ口(30)の近傍に貼着させたこと。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、液体を収容した容器の注ぎ口から液体を注ぐ際に、前記注ぎ口か ら液体が垂れるのを防止する液垂れ防止用シートと、それを用いた調味料容器に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
醤油差し、急須、やかん等のように、容器主体(3) から注ぎ口(30)が突出形成 されている容器の場合、内部に収容されている醤油や茶等の液状内容物を前記注 ぎ口(30)から他の器に注ぐ際に、注ぎ終了時に前記注ぎ口(30)の先端から、前記 液状内容物が不用意に垂れてしまうことがある。前記注ぎ口(30)の先端から垂れ た液状内容物は、前記注ぎ口(30)の先端から容器主体(3) を伝い、容器は勿論、 前記容器が置かれているテーブルやトレイ等の天板まで汚してしまう。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来では、液垂れする度に、容器や天板の液垂れ部分をふきん等で拭く作業を 繰り返していた。この拭き取り作業は面倒である上に、拭き取り作業を怠ってい ると、容器やテーブルに付着した液垂れによる汚れが落ちにくくなり、液垂れの 型がついてしまい、汚い上に不衛生であるという問題がある。
【0004】 請求項1記載の考案は、容器主体(3) の液状内容物が前記注ぎ口(30)から、液 垂れしたとしても、容器やテーブルが液垂れによって汚れないようにすることを 課題とし、加えて、種々の形式の容器主体(3) に適用できるようにすることを課 題とする。 請求項2記載の考案は、前記課題に加えて、注ぎ口(30)から垂れた液状内容物 を残らず吸水し保水できるようにすることを課題とする。
【0005】 請求項3記載の考案は、前記請求項1又は請求項2の課題に加えて、一旦前記 保水シート(1) に吸水された液状内容物は、前記保水シート(1) に圧力がかかっ ても漏れ出さないようにすることを課題とする。 請求項4記載の考案は、請求項1から3に記載の液垂れ防止用シートにおいて 、その交換を容易にすることを課題とする。
【0006】 請求項5記載の考案は、注ぎ口(30)からの液垂れによって、容器やテーブルが 汚れることのない調味料容器を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を解決するために採用される請求項1の考案の解決手段は、『容 器主体(3) の注ぎ口(30)の下方胴部に貼着させる液垂れ防止シートであって、前 記シートを、高吸水・高吸湿繊維からなる柔軟な保水シート(1) と、前記保水シ ート(1) の裏面に形成される粘着剤層(2) とから構成した』ことである。
【0008】 この保水シート(1) を、裏面の粘着剤層(2) を利用して、容器主体(3) の注ぎ 口(30)の主に下方近傍に貼着させる。前記保水シート(1) は、高吸水・高吸湿繊 維から構成したから、注ぎ口(30)から垂れた液状内容物は、前記保水シート(1) にすべて吸水され、保水されることとなり、それより下方へ流れ落ちることはな い。又、前記保水シート(1) は柔軟な繊維製としたから、容器主体(3) の形状に 種々対応させて貼着させることができる。
【0009】 又、請求項2記載の考案は、請求項1の考案の構成のうち、『前記保水シート (1) を、略円弧状の帯片とした』ことを特徴とするものである。 醤油差し、急須、やかん等の容器主体(3) から突出形成されている注ぎ口(30) の殆どは略円筒形状であり、液垂れした場合、液状内容物は、前記円筒形状の注 ぎ口(30)の下面側を伝って垂れていき、前記注ぎ口(30)の基端部下方域に到達す ることとなる。前記注ぎ口(30)は、上記したような形状であるから、その基端部 下方域の所定範囲は略円弧状となる。従って、全体として、略円弧状の帯片とし た保水シート(1) は、前記注ぎ口(30)の基端部下方域の曲面にぴったりと貼着さ せることができる。
【0010】 請求項3記載の考案は、請求項1又は2の考案の構成のうち、『前記保水シー ト(1) は、加圧下保水性のある素材とした』ことを特徴とするものである。 前記注ぎ口(30)より液垂れた液状内容物は保水シート(1) に吸水されて保水さ れるが、前記保水シート(1) を加圧下保水性のある素材により構成したから、一 旦吸水された液状物は保水シート(1) を押えても漏れ出してくることはない。
【0011】 請求項4記載の考案は、請求項1から請求項3の考案の構成のうち、『粘着剤 層(2) を再剥離可能な粘着剤層とした』したことを特徴とする。 保水シート(1) は注ぎ口(30)から垂れた液状内容物をすべて吸水し保水するか ら、言い換えれば、注ぎ口(30)から液垂れする度に、前記保水シート(1) 内に垂 れた液状内容物が蓄積されていくこととなる。この蓄積が度重なると、保水シー ト(1) の吸水効果が衰える上に不衛生になる。保水シート(1) の裏面に形成する 粘着剤層(2) を再剥離可能な粘着剤層としたから、保水シート(1) は汚れたら容 器から容易に剥すことができ、前記容器に保水シート(1) の型も残らない。
【0012】 請求項5の課題を解決する手段は、『注ぎ口(30)の基端部の下方胴部に、高吸 水・高吸湿繊維からなる柔軟な保水シート(1) と、前記保水シート(1) の裏面に 形成される再剥離可能な粘着剤層(2) とから構成されている液垂れ防止用シート を貼着した』ことである 例えば、食卓に置かれてある醤油差しは、食事の度に、その注ぎ口(30)から、 醤油が流下されるが、過って液垂れさせても、垂れた醤油は、前記注ぎ口(30)の 基端部の下方における前記醤油差しの胴部に貼着されている液垂れ防止シートに 吸収されていく。例え、繰り返し液垂れさせたとしても調味料容器及びそれが置 かれているテーブルなどには流れ落ちることはない。
【0013】
【考案の効果】
請求項1記載の考案は、液垂れ防止シートを、容器主体(3) の注ぎ口(30)の近 傍に貼着させる事により、前記シートより下方には、垂れた液状内容物が流れ落 ちることがないから、容器主体(3) や前記容器主体(3) が載置されているテーブ ルやトレイなどを汚す不都合を防止できる。又、液垂れ防止シートは柔軟である から、様々な容器主体(3) に適用させることができる。
【0014】 又、請求項2記載の考案は、前記注ぎ口(30)から流れ落ちる液状内容物の全て を前記保水シート(1) に吸水することができるから、請求項1に記載の考案の効 果が一層確実なものとなる。 請求項3記載の考案は、上記した請求項1又は2の効果に加えて、一旦吸水さ せた液状物は保水シート(1) を押えても漏れ出してくることはないから、容器主 体(3) を持ち上げる際に、吸水後の保水シート(1) 貼着部を過って指で押さえて も、保水シート(1) 内に吸水されている液状物が手につくことも、前記保水シー ト(1) から液状物が漏れ出して前記容器主体(3) やテーブル等を汚してしまうと いう不都合もない。
【0015】 請求項4記載の考案は、液垂れ防止用シートを容器から剥し易くしたから、上 記各効果に加えて、前記シートの交換が容易になる上に、剥してもシートの型が 残らないので容器を汚す不都合が防止できるという効果が加わるものである。 請求項5記載の考案は、内部に収容する液状調味料を液垂れさせても、調味料 容器主体及びそれが置かれているテーブル等は汚れることがないから、食事の度 に容器主体やテーブルをふきんで拭く作業を簡略化できる。
【0016】
【考案の実施の形態】
以下、本願考案の実施の形態を、図示例と共に説明する。 本考案の実施の形態のものは、図1に示すような略円筒形状の容器主体(3) の 側壁中程より、略テーパ筒状の注ぎ口(30)が突出形成されている醤油差しに液垂 れ防止用シートを貼着させるようにしたものである。
【0017】 この実施の形態に示す液垂れ防止用シートは、同図に示すような、略円弧状の 保水シート(1) の裏面に、図2に示すように、弱い粘着力を具備する接着剤から なる粘着剤層(2) を形成してなるものであり、前記注ぎ口(30)の基端部下方域に 貼着させて使用するものとする。 特に、この実施の形態の保水シート(1) としては、カネボウの商品名「ベルオ アシス」を採用している。
【0018】 前記商品名「ベルオアシス」は、英国のアライドコロイド社とコートルズファ イバーズの2社によって開発された吸水性・吸湿性に優れた繊維を加工して不織 布としたものであり、高吸水・高吸湿の他に、加圧下保水性、繰り返し吸水能力 、光・熱安定性、カッティング加工性等に優れた不織布である。 よって、上記不織布から構成した保水シート(1) を醤油差し等の容器の注ぎ口 (30)の基端部下方域に貼着させると、前記注ぎ口(30)から液垂れした液状内容物 は、どんどん前記保水シート(1) に吸収されるとともに、一旦吸収した液状内容 物は指で押す等の圧力をかけても保水シート(1) から漏れることはない。又、吸 水した液状内容物は乾燥し、繰り返し高吸水を期待することができるから、液垂 れの度に保水シート(1) を取り替える必要もなく、ある程度保水シート(1) に液 状内容物を吸収させた後に、保水シート(1) を容器から剥して、新しい保水シー ト(1) に取り替えれば良い。使用後の保水シート(1) は、ごみとして処分される が、前記不織布の燃焼カロリーは小さい為、焼却しても環境を汚染することもな い。
【0019】 図1に示したものでは、液垂れ防止用シートは予め略円弧状シートに裁断して あるので、前記注ぎ口(30)から液垂れにより流れ落ちる方向のほぼ全域を包囲す る態様で貼着させることができ、液垂れによる汚れを最小に抑えることができる と共に、保水シート(1) 自体の大きさも最小に構成させることができる。 又、前記保水シート(1) に採用する不織布は、上記したようにカッティング加 工性にも優れていることから、液垂れする部分の形状に合わせて所望に切断して 使用することも可能である。例えば、図1の二点鎖線に示すように、保水シート (1) を略扇状に裁断して、注ぎ口(30)の下面側先端部近傍に貼着させると、注ぎ 口(30)自体も液垂れによって汚れることがない。
【0020】 又、この不織布は熱にも強いことから、このシートを、エアポットの注ぎ口の 周辺に貼着させても良い。この場合は、ポットから注いだ熱湯が容器の底に当た って跳ね返っても、その跳ね返りを前記シートが吸収することとなるので、ポッ トの注ぎ口の周辺が汚れるといった不都合を防止することができる。 又、醤油差し等の調味料容器においては、注ぎ口(30)の下方域に相当する容器 主体(3) の胴部に、予め、液垂れ防止用シートの形状及び厚みに略一致する形状 及び深さのシート装着用凹部(31)を形成しておけば、図3に示すように、前記保 水シートを容器主体(3) の胴部表面から浮き上がらせることなく貼着させること ができるので、前記シートが不用意に剥れる不都合が解消されると共に、美観も 良いものとなる。
【0021】 尚、上記保水シート(1) は、フェルト製としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】液垂れ防止用シートを調味料容器に貼着した例
を示す説明図。
【図2】液垂れ防止用シートの断面図。
【図3】シート装着用凹部(30)を形成した調味料容器の
説明図。
【符号の説明】
(1) ・・・・・・・保水シート (2) ・・・・・・・粘着剤層 (3) ・・・・・・・容器主体 (30)・・・・・・・注ぎ口 (尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。)

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器主体(3) の注ぎ口(30)の下方胴部に
    貼着させる液垂れ防止シートであって、高吸水・高吸湿
    繊維からなる柔軟な保水シート(1) と、前記保水シート
    の裏面に形成される粘着剤層(2) とから構成した液垂れ
    防止用シート。
  2. 【請求項2】 前記保水シート(1) を、略円弧状の帯片
    とした請求項1に記載の液垂れ防止用シート。
  3. 【請求項3】 前記保水シート(1) は、加圧下保水性の
    ある素材とした請求項1又は2に記載の液垂れ防止用シ
    ート。
  4. 【請求項4】 前記粘着剤層(2) を再剥離可能な粘着剤
    層とした請求項1から3のいずれかに記載の液垂れ防止
    用シート。
  5. 【請求項5】 注ぎ口(30)の基端部の下方胴部に、高吸
    水・高吸湿繊維からなる柔軟な保水シート(1) と、前記
    保水シート(1) の裏面に形成される再剥離可能な粘着剤
    層(2) とから構成されている液垂れ防止用シートを貼着
    してなる調味料容器。
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