JP3021160B2 - パルスドップラーレーダの送受信部 - Google Patents

パルスドップラーレーダの送受信部

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JP3021160B2 JP4003109A JP310992A JP3021160B2 JP 3021160 B2 JP3021160 B2 JP 3021160B2 JP 4003109 A JP4003109 A JP 4003109A JP 310992 A JP310992 A JP 310992A JP 3021160 B2 JP3021160 B2 JP 3021160B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はある持続時間のレーダパ
ルスをあるパルス繰り返し周波数で発生する送信発振器
と、この送信発振器に結合されるアンテナと、を有する
パルスドップラーレーダの送受信部に関するものであ
る。受信混合器がアンテナに結合され、中間周波数を発
生する。I信号を発生する同相混合器と、Q信号を発生
する直角位相混合器も備えられている。
【0002】
【従来の技術】ドップラー信号を発生するのに適当なパ
ルスレーダ装置は検出器を必要とする。その検出器では
送られる信号の位相と周波数が基準として用いられる。
【0003】高い感度および高いダイナミックスの標準
的なレーダは中間周波増幅器の出力端子に位相検出器を
用いる。位相が安定している中間周波基準信号を発生す
るためには多額の費用を要する(M.I.スコルニク(M.I.
Scolnik )著「レーダシステム入門(Introduction To
Radar System)」マグロウヒル出版社(McGraw Hill Pu
blishing Company))。
【0004】そのようなレーダ装置には、同じ周波数チ
ャネルで動作する他の無線サービスに対する妨害および
他の無線サービスによる妨害を極小にしたいという要求
もある。この目的のために一般に使用される拡散スペク
トラムプロセスはかなり費用のかかる付加回路を必要と
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、最低
ドップラー周波数から最高周波数の間で発生し、かつ高
分解能の距離ゲート(メートルレンジにおける)を生ず
るパルスドップラーレーダのコヒーレントに動作する送
受信部を得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的は、ある持続時
間のレーダパルスをあるパルス繰り返し周波数で発生す
る送信発振器と、この送信発振器に結合されるアンテナ
と、このアンテナに結合され、中間周波数を発生する受
信混合器と、中間周波基準周波数を発生する手段と、I
信号を発生する同相混合器、およびQ信号を発生する直
角位相混合器と、送信発振器に結合されて、パルス繰り
返し周波数に関して中間周波基準周波数をコヒーレント
に発生するように送信発振器を局部受信発振器としても
動作させる周波数推移手段とを備え、局部受信発振器と
して動作する時、送信発振器の信号が受信混合器に供給
されることを特徴とするパルスドップラーレーダの送受
信部によって達成される。
【0007】本発明に従って、周波数推移により、送信
発振器が局部発振器と同時に用いられる。パルス繰り返
し周波数fpに関してコヒーレントに中間周波基準周波
数frが発生される。
【0008】
【作用】本発明のレーダは優れた構造を有し、高周波送
信発振器を1つしか必要としない。この高周波送信発振
器のスペクトルの純度と周波数を一定に保つことについ
てはわずかな要求だけが行われる。したがって、低Qの
共振器を有する発振器を使用することが可能である。反
射ボックスを持つ高価な発振器は不要である。したがっ
て、完全なモノリシック集積化(MMIC)のためにこ
の送受信回路が適当である。この理由から、ミサイルや
航空機または自動車のように非常に狭い空間しか利用で
きないような用途において、または自動車で距離測定あ
るいは後方の交通状況を調べるための用途において本発
明の送受信部をレーダのフロントエンドとして使用する
ことができる。
【0009】本発明のある実施例では、共通チャネル無
線サービス(特に、類似のレーダ)の混乱させる妨害信
号で相関外しを達成することができる。
【0010】
【実施例】図1は、電圧制御発振器により構成された送
信発振器VCOを含む送受信部を示すものである。送信
発振器VCOの出力パルスはアンテナ/混合器切り替え
スイッチAMU及び送信/受信切り替えスイッチSEU
を介してアンテナに供給される。アンテナにより受けら
れた反射信号は送信/受信切り替えスイッチSEUによ
り受信混合器EMIに導かれる。その受信混合器におい
て反射信号は、局部発振器の基準周波数LO(受信発振
器により通常発生される)と混合されて中間周波数を形
成する。中間周波増幅器ZFVにより、それらの信号は
同相混合器IMIと直角位相混合器QMIに加えられ
る。それらの混合器から出力される信号はデジタルまた
はアナログの分析器に導かれる。その分析器は本発明の
装置の構成部分ではないので省略する。
【0011】中間周波基準周波数frとパルス繰り返し
周波数fpの間で本発明に従ってコヒーレンスを達成す
るために、図示の実施例においては共通のタイミング発
振器TOSが設けられる。そのタイミング発振器からそ
れらの信号が取り出される。変調信号処理器MSAとバ
イアス電圧処理器VSAにより送信発振器VCOのシフ
トが行われる。アンテナ/混合器切り替えスイッチAM
U及び送信/受信切り替えスイッチSEUの制御はスイ
ッチングタイミング処理器STAにより行われる。中間
周波基準周波数frはタイミング発振器TOSから周波
数逓倍器FVVを介して得られる。位相出力分割器PL
Tが同相基準信号fr/0°と直角位相基準信号fp/9
0°を混合機IMIとQMIへ送る。
【0012】送信発振器VCOは、たとえば、ガンダイ
オード発振器で構成でき、その周波数はバラクタダイオ
ードにより変調することができる。繰り返し周波数がf
p ′である矩形波のシフト信号P1 がバイアス電圧処理
器VSAによりバラクタダイオードに加えられ、送信パ
ルスの持続時間ts の間に発振器信号の周波数ジャンプ
Dを行う。シフト信号のピーク電圧が式 D=fs −fLO に従って周波数ジャンプの範囲を決定する。ここに、D
(周波数ジャンプ)は受信混合器EMIで受けた受信タ
ーゲット反射信号の中間周波周波数fi に等しく、fs
は持続時間ts が比較的短いビーム状送信パルスの送信
周波数、fLOは、比較的長い反射受信時間te の間に受
信混合器EMIへ供給されるうなり周波数である。
【0013】送信機からアンテナへ、アンテナから受信
混合器EMIの低周波入力端子へ、アンテナから受信混
合器EMIの高周波入力端子へ、の求められている信号
路は繰り返し周波数fp と同期して切り替えスイッチA
MUとSEUにより切り替えられる。切り替えスイッチ
AMUとSEUは、高速スイッチングを行い、かつ十分
に高い絶縁性を有するように、半導体スイッチ(ガリウ
ムひ素(GaAs)FETが好ましい)とすることがで
きる。その半導体スイッチとしてはMMIC技術を用い
て製造されたものを使用することができる。
【0014】図示されていない別の実施例は、1つの結
合器と1つのサーキュレータ、2つの結合器、または1
つの結合器と1つの切り替えスイッチを用いるものであ
る。したがって、VCOとEMIの間では切り替えスイ
ッチAMUとSEUの代りに(アンテナの前に)1つの
結合器と1つのサーキュレータ、または2つの結合器を
用いることができる。そうすると第1の結合器は各場合
に受信混合器EMIに供給周波数fLOを供給し、アンテ
ナにおいて結合器またはサーキュレータへ周波数fs
供給する。それらの実施例は完全に受動的な実施例であ
り、スイッチング信号を必要としないことが利点であ
る。欠点は信号の損失が大きく、望ましくない信号路の
絶縁が低いことである。
【0015】図1の実施例においては、スイッチング信
号S1 とS2 およびシフト信号P1 が、スイッチングタ
イミング処理器STAにより、中央タイミング発振器T
OSから取り出される。
【0016】本発明のレーダ装置は、点状であると仮定
されている固定目標からの中間周波反射パルス信号を受
ける。その反射パルス信号は、送られてくるパルスの持
続時間tsが中間周波数の持続時間より非常に僅かに長
い時に、数個の持続時間で構成される。この中間周波反
射パルス信号は、シフトの時点において送信発振器VC
Oの搬送波の位相とは無関係に、パルス繰返し周波数f
pに対してコヒーレン を有する、という本発明の特性
を有する。本発明に従って、動いている目標からベース
バンドのパルスドップラー信号を得るために利用される
のはそのコヒーレンスである。
【0017】この目的のために、中間周波基準周波数f
r/0°とfp/90°が、ホモダインうなりに対してI
混合器IMIとQ混合器QMIに供給される。本発明に
従って、その基準信号はパルス繰返し周波数fpに対し
コヒーレンスを有する。記憶装置のやり方で、共通の
タイミング発振器(TOS)からパルス繰返し周波数f
pと基準周波数frが得られるというようにして、その
ヒーレンスを達成することができる。
【0018】図1に示すブロック図において、タイミン
グ発振器の周波数を中間周波基準周波数fr へと逓倍す
る周波数逓倍器FVVが可能な解決法として示されてい
る。位相出力分割器を介して、中間周波基準周波数fr
はI混合器IMIとQ混合器QMIに供給される。
【0019】あるいは、反射受信時間te の初めに受信
混合器EMIのIF出力端子で受けられる送信されたパ
ルスの遅延された信号部分からも中間周波基準周波数f
r を得ることができる。送信されたパルスの遅延された
信号部分として、ほぼ常に存在するアンテナ反射信号を
使用でき、またはある信号部分が送信回路から2つの結
合器と1つの遅延線により受信回路へ定められたやり方
で転送される。
【0020】混合器の出力信号IとQは、パルス幅がt
s で、パルス繰返し周波数がfp である両極性ビデオパ
ルスを含む。それらのビデオパルスはドップラービデオ
信号としてアナログまたはデジタル的に既知のやり方で
処理される。
【0021】図2はいくつかの信号のタイミング波形図
を示す。この図の一番上はスイッチング信号S1
、Pを示す。信号S1、Sにより切り替えスイ
ッチAMUとSEUがそれぞれ制御されるとともに、送
信発振器VCOが信号Pによりバイアス電圧処理器V
SAを介して制御される。それらのスイッチング信号の
パルス持続時間ts は例えば30ナノ秒(nsec)であっ
て、それは送信されたパルスの持続時間に一致する。そ
れらのパルスの繰り返し周波数はfp である。次のパル
スまでのパルス間隔tp は約1マイクロ秒(μsec)であ
る。この場合にはパルス繰り返し周波数は1MHz であ
る。
【0022】図2の上から2番目の波形はアンテナに送
られるパルスfsの周波数と、うなり周波数fLOを示
す。送信は、例えば50Hzで30nsecの間行われ
る。受信はうなり周波数fLOが49.7GHzに変化
された後で、次のパルスまでの時間teの間行われる。
したがって、送信発振器VCOの発振周波数が49.7
G Hzに再び変化された時に、周波数が50GHzで
ある反射パルスがアンテナから来る。そうすると、その
反射パルスは受信混合器EMIにおいて49.75GH
zのLO周波数と混合される。この場合はZFと混合さ
れた約300MHzの信号が濾波され、中間周波増幅器
で更に増幅されてからI混合器IMIとQ混合器QMI
に並列に加えられる。そこで、位相出力分割器PLTか
らの対応するコヒーレントな基準信号ZFとともに両極
性ビデオ信号I,Qと混合される。コヒーレンスは基準
信号が取り出されることと、タイミング発振器TOSか
ら得られることから達成される。タイミング発振器TO
Sがたとえば25MHzで動作し、周波数逓倍器FVV
がその周波数を12倍すると300MHzが得られる。
この周波数は中間周波数に対応する。
【0023】周波数逓倍器FVVと位相出力分割器PL
Tおよび他の素子は任意な一定の位相角を有する。最低
ドップラー周波数に対して小さい時間に関連する位相変
化は妨害しない。
【0024】共通チャネル妨害源に対して妨害耐性を与
えるレーダプロセスの前記要求は、個々に適用でき、ま
たは同時に適用できる3つのやり方で満たすことができ
る。第1のやり方は、送信発振器VCOの周波数または
位相をノイズ変調または擬似ノイズ変調することであ
る。第2のやり方はパルス繰り返し周波数fp の擬似ノ
イズ変調である。第3のやり方は、それら2つのやり方
とは異なって、統計的に分布されたやり方で個々に生ず
ることがある個々の妨害パルスの振幅を制限することで
ある。
【0025】第1のやり方では、受けた妨害信号は受信
混合器EMIにおいて既に相関関係を外されており、残
りの妨害エネルギーがドップラー信号瀘波により抑制さ
れる。第1のやり方を具体化するために、送信発振器V
COの周波数変調により追加の位相変調器を使用する必
要がないという利点が得られる。
【0026】図2の下部の2つの波形図は2進変調信号
1 による可能な周波数変調を示す。この2進変調信号
は変調電圧処理器MSAにおいて、パルス繰り返し周波
数fpと同期されている(擬似)乱数発生器により発生
される。それは周波数推移信号にP1 に同期させられ、
バイアス電圧処理器VSAにおいてそれにより引き起こ
される周波数推移fs ′−fs −fLO′−fLOは、論理
「1」の場合には、関連する位相の推移は、持続時間t
p の後で、180度の値に達する。論理「0」の場合に
は、周波数の掃引(および位相推移)は零である。
【0027】2進変調信号m1 の代りに、(擬似)ノイ
ズ信号も使用できる。そのノイズ信号の振幅は(周波数
の掃引に対応して)何回か段階的に増大することがで
き、またはそれぞれの振幅段階が持続時間tp の間一定
で、位相の最大推移が約360度であるならば、連続的
である。
【0028】第2のやり方は、「ふらつかされたパルス
繰り返し周波数」と呼ばれ、次のようにして行われる。
スイッチングタイミング処理器STAの拡張として、ふ
らつかされたパルスの持続時間がいくつか供給される。
それらのパルス持続時間は擬似乱数発生器により制御さ
れ、1つのパルスから次のパルスまで呼ばれる。パラメ
ータの選択は、平均パルス繰り返し周波数が維持される
こと、パルス繰り返し周波数の段階的変化の大きさが距
離ゲートの幅に対応すること、および妨害信号エネルギ
ーの全てのレンジへの分布ができるだけ一様に起こるこ
と、という条件で行われる。
【0029】第3のやり方は、有用な信号パルスのレベ
ルを明らかに超える妨害信号パルスを、ZF増幅器列で
振幅制限をすることにより除去するものである。
【0030】第1のやり方および第2のやり方により、
妨害パルスが比較的まれに分離されて、非常に大きい振
幅で生ずることがある。したがって、振幅制限は、有用
な信号の損失が少なくて、妨害信号を抑制するために適
当な手段である。
【0031】図3は、図1のタイミング発信器TOSの
クロック信号から中間周波基準周波数fr を生ずるフェ
ーズロックドループ回路を示すものである。このフェー
ズロックドループ回路は、図1の周波数逓倍器FVVの
代りに使用することができ、タイミング発信器TOSに
結合されるサンプリングパルス発生器を含む。このサン
プリングパルス発生器にサンプリング位相検出器が結合
され、このサンプリング位相検出器にループフィルタが
結合され、このサンプリングフィルタに電圧制御発振器
が結合される。この電圧制御発振器の出力が位相出力分
割器PRTに供給される。
【0032】図4は、中間周波基準信号パルスを得るた
めに、送られたパルスの遅延させられた信号部分を受信
回路に結合する装置のブロック図を示す。この装置は、
アンテナ/混合器切り替えスイッチANUおよびスイッ
チSEUと受信混合器EMIの間に結合される第2の結
合器と、第1の結合器と第2の結合器の間に接続される
遅延線とを含む。
【0033】図5は、高いQのIF共振器をアンテナ線
に結合し、かつ図1に示す実施例で使用できる装置のブ
ロック図を示す。この装置はスイッチSEUとアンテナ
の間に接続される結合器を含む。この結合器はRF共振
器にも接続される。
【0034】図6は、中間周波パルス基準信号を連続中
間周波基準信号に変換する装置のブロック図を示す。こ
の装置は、スイッチングタイミング処理器STAに接続
されるゲートと、中間周波増幅器ZFUの出力端子とゲ
ートに接続される結合器とを含む。このゲートの出力は
高QのIF共振器に供給される。そのIF共振器は増幅
器兼リミッタに接続される。位相出力分割器PLTは中
間周波基準信号fr を増幅器兼リミッタから受ける。
【0035】図7は連続中間周波基準信号を発生する装
置の別の実施例を示すものである。この装置において
は、ゲートがゲート制御パルスfp をスイッチングタイ
ミング処理器STAから受ける。そのゲートの入力端子
は結合器を介して中間周波増幅器ZFVに結合され、そ
のゲートの出力端子はパルス制御される位相検出器に接
続される。この位相検出器は、サンプルおよびホールド
フィルタとともに、パルス制御されるフェーズロックド
ループ回路を形成する。このフェーズロックドループ回
路は中間周波基準信号を位相分割回路PLTに供給す
る。
【0036】図8は、周波数分割器FVVによりタイミ
ング発振器TOSから取り出される中間周波基準信号f
r に周波数推移掃引Dをロックすることにより、その周
波数推移掃引Dを安定させる信号制御器のブロック図で
ある。この周波数制御器は、図6と図7に示す中間周波
基準信号発生器のような中間周波基準信号発生器を含
む。この中間周波基準信号発生器は信号fr を位相検出
器に供給する周波数推移掃引Dと、タイミング発振機か
ら分周器FVVを介して得られる基準周波数信号との間
の周波数差または位相差が、位相検出器の出力端子に適
切な制御電圧を生ずる。制御電圧はPLLフィルタとバ
イアス電圧処理器VSAを介して電圧制御発振器VCO
に加えられ、その電圧制御発振器VCDにおいて周波数
推移掃引Dを調整する。
【0037】図9は、図2に示すように送信発振器VC
Dを周波数変調するための擬似ノイズ(PN)発生器の
ブロック図である。
【0038】図10は、与えられた振幅しきい値を超え
るIFパルスを制限する回路を示す。この回路は直線中
間周波増幅器列ZFVと混合器IMI、QMIとの間に
設けられる。
【0039】図11は図9に示されているような擬似ノ
イズ発生器(PN)およびプログラム可能な分周器によ
り、ふらつかされるパルス繰り返し周波数を発生する装
置のブロック図である。図11を図1と比較することに
より、この実施例においては、プログラム可能な擬似ノ
イズ発生器がタイミング発振器TOSとスイッチングタ
イミング処理器STAおよび変調信号処理器MSAとの
間に結合されていることが分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の送受信部の一実施例のブロック図。
【図2】本発明の作用を説明するための信号のタイミン
グ波形図。
【図3】本発明の実施例で用いられるクロック信号から
中間周波基準周波数を生ずるフェーズロックドループ回
路のブロック図。
【図4】中間周波基準信号パルスを発生するために遅延
させられた信号を結合するための、本発明の実施例に従
って構成される装置のブロック図。
【図5】アンテナ線に高QのRF共振器を結合するため
に、本発明に従って構成された装置のブロック図。
【図6】中間周波パルス基準信号を連続中間周波基準信
号に変換するための、本発明に従って構成される装置の
ブロック図。
【図7】パルス制御されるフェーズロックドループ回路
により連続中間周波基準信号を発生するためのブロック
図。
【図8】周波数推移掃引を安定させるための本発明に従
って構成された周波数制御器のブロック図。
【図9】周波数制御器の擬似ノイズ(PN)発生器のブ
ロック図。
【図10】周波数制御器回路の回路図。
【図11】ふらつかされるパルス繰り返し周波数を発生
するためのブロック図。
【符号の説明】
ANU アンテナ/混合器切り替えスイッチ FVV 受信器混合器 IMI 同相混合器 SEU 送信/受信切り替えスイッチ VCO 送信発振器(電圧制御発振器) VSA バイアス電圧処理器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラルフ、スペック ドイツ連邦共和国フリードリッヒスハー フェン、オーベルホーフシュトラーセ、 19 (56)参考文献 特開 平2−281174(JP,A) 特開 昭62−229085(JP,A) 特開 昭55−77238(JP,A) 特開 昭52−155996(JP,A) 米国特許4079378(US,A) 米国特許4160248(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/00 - 7/42 G01S 13/00 - 13/95

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ある持続時間のレーダパルスをあるパルス
    繰り返し周波数で発生する送信発振器と、 この送信発振器に結合されるアンテナと、 このアンテナに結合され、中間周波数を発生する受信混
    合器と、 中間周波基準周波数を発生する手段と、 I信号を発生する同相混合器、およびQ信号を発生する
    直角位相混合器と、 前記送信発振器に結合されて、パルス繰り返し周波数に
    関して中間周波基準周波数をコヒーレントに発生するよ
    うに送信発振器を局部受信発振器としても動作させる
    波数推移手段と、を備え、局部受信発振器として動作する時、前記送信発
    振器の信号が前記受信混合器に供給される ことを特徴と
    するパルスドップラーレーダの送受信部。
  2. 【請求項2】請求項1記載の送受信部において、周波数
    推移手段は、パルス繰り返し周波数と中間周波基準周波
    数を構成するタイミング発振器信号を発生するタイミン
    グ発振器を含んでいることを特徴とする送受信部。
  3. 【請求項3】請求項2記載の送受信部において、タイミ
    ング発振器に結合されてタイミング発振器信号から中間
    周波基準周波数を発生する周波数逓倍手段を更に備えて
    いることを特徴とする送受信部。
  4. 【請求項4】請求項2記載の送受信部において、タイミ
    ング発振器に結合されてタイミング発振器信号から中間
    周波基準周波数を発生するフェーズロックドループ手段
    を更に備えていることを特徴とする送受信部。
  5. 【請求項5】請求項1記載の送受信部において、中間周
    波基準周波数は、送信されたパルスの遅延させられた信
    号部分から、送信回路中の結合外し部材と、遅延線と、
    受信回路中の結合加入部材とを介して得られ、定められ
    た基準信号が受信回路に結合されていることを特徴とす
    る送受信部。
  6. 【請求項6】請求項5記載の送受信部において、アンテ
    ナ線に疎結合されて、遅延された信号部分を供給する高
    QのRF共振器を更に備えていることを特徴とする送受
    信部。
  7. 【請求項7】請求項5記載の送受信部において、遅延さ
    せられた信号は完全には整合されていないアンテナの反
    射信号であることを特徴とする送受信部。
  8. 【請求項8】請求項5記載の送受信部において、中間周
    波パルス基準信号を連続中間周波基準信号に変換するた
    めの高QのIF共振器を更に備えていることを特徴とす
    る送受信部。
  9. 【請求項9】請求項5記載の送受信部において、中間周
    波パルス基準信号を連続中間周波基準信号に変換するた
    めのフェーズロックドループ手段を更に備えていること
    を特徴とする送受信部。
  10. 【請求項10】請求項5記載の送受信部において、得た
    連続中間周波基準信号をパルス繰り返し周波数から得た
    中間周波基準周波数と比較する手段と、この比較手段に
    より決定された誤差の大きさを用いて周波数推移掃引を
    安定にするための手段とを更に備えていることを特徴と
    する送受信部。
  11. 【請求項11】請求項5記載の送受信部において、遅延
    された信号が組み込み試験装置のための振幅および周波
    数のモニタ信号として用いられることを特徴とする送受
    信部。
  12. 【請求項12】請求項1記載の送受信部において、外部
    送信送受信部の妨害信号が最適に相関関係を外され、反
    射信号が質を低下させられないようにして、送信発振器
    を位相変調または周波数変調により適当に変調するため
    の手段を更に備えていることを特徴とする送受信部。
  13. 【請求項13】請求項1記載の送受信部において、有用
    な信号パルスのレベルを著しく超える妨害振幅を有す
    る、中間周波増幅器列中の妨害パルスを制限するための
    手段を更に備えていることを特徴とする送受信部。
  14. 【請求項14】請求項1記載の送受信部において、より
    早いパルスからの反射の解析を避け、妨害パルスを抑制
    するためにパルス繰り返し周波数をふらつかせるための
    手段を更に備え、全てのレンジゲートへの妨害信号のエ
    ネルギーの分布ができるだけ一様に起きるように、ふら
    つきのパラメータが選択されていることを特徴とする送
    受信部。
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