JP3020746B2 - Atm試験セル送出回路 - Google Patents

Atm試験セル送出回路

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JP3020746B2
JP3020746B2 JP4217640A JP21764092A JP3020746B2 JP 3020746 B2 JP3020746 B2 JP 3020746B2 JP 4217640 A JP4217640 A JP 4217640A JP 21764092 A JP21764092 A JP 21764092A JP 3020746 B2 JP3020746 B2 JP 3020746B2
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治彦 松永
裕巳 上田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非同期転送(ATM;
Asynchronous Transfer Mode)モードで試験セルを伝送
路に送信し、その試験セルを受信又はモニタして行うA
TM試験方式におけるATM試験セル送出回路に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ATMモードは、低速データ通信から高
速画像通信までの多様な通信を一元的かつ経済的に提供
するための通信方式であり、伝送すべき情報は、固定長
のブロックに分割され、各ブロックにヘッダと呼ばれる
宛先を付加して構成されたセルという伝送フォーマット
により伝送される。
【0003】ATMモードにおいては、CCITT勧告
I.610に述べられているように、網の保守運用管理
を行う場合、OAM(Operation, Administration and
Maintenance)セルを定義して所要機能を実現すること
になっている。
【0004】ATM試験方式は、試験用にユーザセルを
模擬した試験用OAMセルを定義し、その試験用OAM
セルを伝送路に送信および受信又はモニタし、受信又は
モニタした試験セル中に生じた誤りビット、セル損失、
セル誤配等の伝送品質を測定する。本ATM試験方式
は、ATM網内において新しいバーチャルパスおよびバ
ーチャルチャネルを設定する場合の導通試験、バーチャ
ルパスおよびバーチャルチャネルの伝送品質特性試験、
および伝送路等の故障時の故障箇所の特定のための故障
箇所特定試験を行うための方法である。なお、以下にお
いては、この試験用に用いるOAMセルを単に試験セル
と称する。
【0005】本分野に関する従来技術として、公知文献
「松永、他:”ATM網におけるバーチャルパス試験方
式”、電子情報通信学会技術研究報告、CS92−3
0」において報告されているATM試験方式がある。そ
の実現形態を図6に示す。
【0006】本報告では、図6に示すように、試験セル
挿入点10と試験セルの検出・測定点11とを任意に指
定することにより、装置内試験14、装置間試験12お
よび複数装置間試験13のような、任意の試験区間にお
いて試験セルの送受を行える。
【0007】試験セル挿入点10では、試験対象のバー
チャルパスおよびバーチャルチャネルの伝送品質を正確
に測定するため、該バーチャルパスおよびバーチャルチ
ャネルのユーザセルトラヒックを正確に模擬した試験セ
ルトラヒックを生成する。試験セル検出・測定点11で
は、受信した試験セルを用いて伝送品質を測定すること
によりATM網内の任意のバーチャルパスおよびバーチ
ャルチャネルの試験を行える方法である。
【0008】バーチャルパスおよびバーチャルチャネル
のセルトラヒックに関しては、公知文献「Y.Sato,et.a
l. : "Experimental ATM transport system and virtua
l path management techniques"、in Proc. IEEE GLOBE
COM'91 pp59.6.1-7」において報告されているトラヒッ
クパラメータによる規定法がある。その規定例を図7に
示す。
【0009】本報告では、比較的短時間のセルスロット
数T0(21)中に送出されるユーザセル数X0(2
2)と比較的長時間のセルスロット数T(23)中に送
出されるユーザセル数X(24)によりセルトラヒック
を表現している。
【0010】セルスロット数T0(21)はセルの最小
送出間隔を表していることから、送出されるユーザセル
数X0(22)をセルスロット数T0(21)で割った
値をセルトラヒックのピークレートと呼んでいる。ま
た、セルスロット数T(23)は、平均化されたユーザ
セル到着数となることから、送出されるユーザセル数X
(24)をセルスロット数T(23)で割った値をセル
トラヒックの平均レートと呼んでいる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、公知文
献「松永、他:”ATM網におけるバーチャルパス試験
方式”、電子情報通信学会技術研究報告、CS92−3
0」では、試験対象のバーチャルパスおよびバーチャル
チャネルの伝送品質を正確に測定するために、試験セル
の送信に際して、試験対象のバーチャルパスおよびバー
チャルチャネルのユーザセルトラヒックを正確に模擬し
た試験セルトラヒックを生成することの必要性について
は言及しているが、具体的な試験セル送出法については
開示していない。
【0012】本発明の目的は、試験対象のバーチャルパ
スおよびバーチャルチャネルのユーザセルトラヒックを
正確に模擬した試験セルトラヒックの生成を可能とする
ATM試験セル送出回路を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、試験用に定義された試験セルを非同期
転送(ATM)モードで伝送路に送信し、その試験セル
を受信又はモニタすることによりバーチャルパスおよび
バーチャルチャネルの導通試験、伝送品質特性試験、故
障箇所特定試験を行うATM試験方式におけるATM試
験セル送出回路において、
【0014】ピーク用セルスロット数計数手段と、ピー
ク用試験セル送出数計数手段と、平均用セルスロット数
計数手段と、平均用試験セル送出数計数手段と、平均制
御手段と、セル送出許可手段と、セル組立手段と、選択
手段とを具備した。
【0015】ピーク用セルスロット数計数手段は、比較
的短時間のセルスロット数を計数する。ピーク用試験セ
ル送出数計数手段は、前記ピーク用セルスロット数計数
手段により計数されるセルスロット中に送出できる試験
セル数を計数する。平均用セルスロット数計数手段は、
比較的長時間のセルスロット数を計数する。平均用試験
セル送出数計数手段は、前記平均用セルスロット数計数
手段により計数されるセルスロット中に送出すべき試験
セル数を計数する。
【0016】平均制御手段は、前記平均用セルスロット
数計数手段と前記平均用試験セル送出数計数手段の計数
状況を監視し、試験セルの平均的な送出個数を管理する
ことができる。
【0017】セル送出許可手段は、試験セルを送出可能
なセルスロットを検出した際に、試験セルの送出を許可
するトリガを発生できる。このとき、前記セル送出許可
手段は、空きセルを検出した際に、試験セルの送出トリ
ガを発生させることが有効である。なぜならば、他のユ
ーザセルトラヒックにセル遅延ゆらぎ等の影響を与えず
に済むからである。
【0018】セル組立手段は、試験セルの送出が許可さ
れた際に送出する試験セルを組み立てる。選択手段は、
前記セル組立手段により生成された試験セルを伝送路へ
送出する。
【0019】
【作用】かかるATM試験セル送出回路において、ピー
ク用セルスロット数計数手段により、前記トラヒックパ
ラメータのうち比較的短時間の前記セルスロット数T0
(21)が計数できる。ピーク用試験セル送出数計数手
段により、前記セルスロット数T0(21)中に送出で
きる前記ユーザセル数X0(22)と同数の試験セル数
が計数できる。すなわち、試験対象のユーザセルトラヒ
ックパラメータT0(21)およびX0(22)と同数
の値を用いることにより、ユーザセルトラヒックと同一
のピークレートをもつ試験セルトラヒックが生成でき
る。
【0020】また、平均用セルスロット数計数手段によ
り、比較的長時間の前記セルスロット数T(23)が計
数できる。平均的試験セル送出数計数手段により、前記
セルスロット数T(23)中に送出すべき前記ユーザセ
ル数X(24)と同数の試験セル数が計数できる。すな
わち、試験対象のユーザセルトラヒックパラメータT
(23)およびX(24)と同数の値を用いることによ
り、ユーザセルトラヒックと同一の平均レートをもつ試
験セルトラヒックが生成できる。
【0021】平均制御手段は、試験実施中n回(n=
1,2,3…)繰り返し動作する前記平均用セルスロッ
ト数計数手段と前記平均用試験セル送出数計数手段の計
数状況を監視し、n倍の前記セルスロット数T(23)
中に送出すべきn倍の試験セルの送出数X(24)を管
理できる。
【0022】すなわち、n=1の場合は、前記セルスロ
ット数T(23)に送出すべき試験セルの送出数X(2
4)が正常に送出されたか否かを監視でき、n≧2の場
合は、試験実施中の全セルスロット中に送出されるべき
全試験セル個数を監視できる。例えばn≧2において、
X(24)未満の試験セルしか送出出来なかったセルス
ロット数Tがあった場合には、次のセルスロットT中に
おいて本来送出すべきX(24)個の試験セルに加えて
不足した試験セルを送出させるようにすることができ
る。
【0023】セル送出許可手段により、試験セルを送出
可能なセルスロットが検出でき、試験セルの送出を許可
するトリガを発生できる。また、前記セル送出許可手段
は、試験セルを送出できるセルスロットとして空セルを
用いる場合があるため、空セルを検出した際に、試験セ
ルの送出を許可するトリガを発生できる。
【0024】セル組立手段により、試験セルの送出が許
可された際に送出する試験セルを組み立てる。選択手段
により、試験セルを送出可能なセルスロットに生成され
た試験セルを送出できる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。以下では簡単のため、前記セル送出許可手段は、
空セルを検出した際に、試験セルの送出を許可するトリ
ガを発生する場合について説明する。空セル以外のセル
スロットを用いる場合についても同様であることは明ら
かである。また、以下で試験セルとは、疑似的なユーザ
セルのことを指し、本発明はセルのフォーマットになん
ら影響されることはない。
【0026】(第1の実施例)図1は、本発明の第1の
実施例としてのATM試験セル送出回路を示す構成図で
ある。本実施例では、試験セル送出回路を伝送網内の伝
送装置および交換機の試験セル挿入点に配備した場合を
表している。あらゆる伝送網内の装置についても同様で
あることは明らかである。
【0027】まず、本実施例における試験セル送出回路
の構成について説明する。ピーク用試験セル送出数カウ
ンタ101は、任意の初期値を与える(ロードする)こ
とができるダウンカウンタである。ピーク用セルスロッ
ト数計数カウンタ102は、任意の初期値をロードする
ことができるダウンカウンタであり、計数終了後ピーク
用試験セル送出数カウンタ101およびピーク用セルス
ロット数計数カウンタ102自身に初期値の再ロードを
行う。
【0028】平均用試験セル送出数カウンタ103は、
任意の初期値をロードすることができるダウンカウンタ
であり、計数終了後平均用試験セル送出数カウンタ10
3自身に初期値の再ロードを行う。平均用セルスロット
数計数カウンタ104は、任意の初期値を与える(ロー
ドする)ことができるダウンカウンタであり、平均用セ
ルスロット数計数カウンタ104自身に初期値の再ロー
ドを行う。
【0029】平均制御カウンタ105は、平均用試験セ
ル送出数カウンタ103および平均用セルスロット数計
数カウンタ104に接続され、平均用試験セル送出数カ
ウンタ103の計数終了毎に1ずつ減少し、平均用セル
スロット数計数カウンタ104の計数終了毎に1ずつ増
加するアップダウン(可逆)カウンタである。
【0030】検出回路106は、伝送路100に到着す
るセルスロットを監視し、試験セルを送出可能な空セル
を検出した際に試験セルの送出を許可するトリガを発生
する。AND回路107は、前記ピーク用試験セル送出
数カウンタ101と、平均制御カウンタ105および検
出回路106に接続され、試験セル送出条件を満足する
場合に試験セルの送出を許可する。
【0031】試験セル組立回路108は、AND回路1
07に接続され、試験セルを組み立て、試験セルの送出
を許可された場合に実際に試験セルを送出する。セレク
タ109は、AND回路107に接続され、試験セルを
送出する場合に生成した試験セルを伝送路100の空セ
ルに置換して伝送路110に送出する。
【0032】前記ピーク用試験セル送出数カウンタ10
1、ピーク用セルスロット数計数カウンタ102、平均
用試験セル送出数カウンタ103、平均用セルスロット
数計数カウンタ104および平均制御カウンタ105
は、セルスロットに同期したセルクロック111に同期
して動作する。
【0033】特にピーク用セルスロット数計数カウンタ
102、平均用セルスロット数計数カウンタ104は、
セルクロック111毎に1ずつ減少あるいは初期値のロ
ードを行うダウンカウンタである。また、ピーク用試験
セル送出数カウンタ101および平均用試験セル送出数
カウンタ103は、AND回路107の出力側に接続さ
れ、試験セルの送出が許可される毎に1ずつ減少あるい
は初期値のロードを行うダウンカウンタである。
【0034】図2は、図1に示す第1の実施例の試験セ
ル送出回路の具体的な動作を説明するためのタイミング
図の一部を示すチャートであり、図3は残りの一部を示
すチャートである。
【0035】図2及び図3には、前記ピーク用試験セル
送出数カウンタ101の初期値をX0,前記ピーク用セ
ルスロット数計数カウンタ102の初期値をT0−1、
前記平均用試験セル送出数カウンタ103の初期値をX
−1、前記平均用セルスロット数計数カウンタ104の
初期値をT−1、および前記平均制御カウンタ105の
初期値を1とした場合について示す。以下に上記内容を
踏まえた第1の実施例の試験セル送出回路の動作を図2
及び図3を参照して説明する。
【0036】図2において、例としてセルスロット列が
(a)の様に伝送路100に到着する場合を考える。セ
ルスロットに示した四角は空セルが存在することを表
す。以下では、始点201から試験セル送出回路の動作
が開始するとして、始点201以降の時間(t)につい
て説明する。
【0037】 セルクロック111 セルスロットに同期したクロックである。図2では、
(b)に示すようにセルの先頭にクロック位相を選んだ
場合を示している。
【0038】 検出回路106 空セルを検出した場合に試験セル送出トリガを生成す
る。図2では、(c)に示すように空セル202〜20
8の先頭を検出した場合にトリガを生成する場合を示し
ている。
【0039】 ピーク用セルスロット数カウンタ10
2 伝送路100にセルスロットが到着する数を計数する。
ピーク用セルスロット数カウンタ102には初期値とし
てT0−1がロードされ、セルクロック111を検出す
る毎に1ずつ減少する。カウンタ値が0になった場合、
次のセルクロック111を検出した際に初期値T0−1
を再びロードする。同時に、後述ので説明するピーク
用試験セル送出数カウンタ101に対して初期値X0を
再びロードさせる。
【0040】図2では、T0=3の場合を示している。
(d)に示すように、始点201においてピーク用セル
スロット数カウンタ102には初期値として2がロード
され、以降セルクロックを検出する毎に2→1→0と減
少する。カウンタ値が0となったため、次のセルクロッ
ク211で再び2をロード221する。本動作を繰り返
すことにより、ピーク用セルスロット数カウンタ102
は、連続したセルスロットを3セル毎に区切った時間T
0を与える。従って、ピーク用セルスロット数カウンタ
102は、比較的短時間なセルスロット数T0を計数す
るカウンタである。
【0041】 ピーク用試験セル送出数カウンタ10
1 送出できる試験セル数を計数する。ピーク用試験セル送
出数カウンタ101には初期値としてX0がロードさ
れ、試験セルの送出が許可される毎に1ずつ減少し、カ
ウンタ値が0になった場合試験セルの送出禁止をAND
回路107に通知する。カウンタ値によらず、ピーク用
セルスロット数カウンタ102がT0を計数する毎にX
0が再びロードされる。
【0042】図2では、X0=2の場合を示している。
(e)に示すように、始点201においてピーク用試験
セル送出数カウンタ101には初期値として2がロード
される。始点201より2セルスロットめに空セル20
2が検出され、後述ので説明するAND回路107出
力(k)(図3)が試験セルの送出を許可する信号27
0を発出する。
【0043】信号270は、AND回路107出力に接
続されるピーク用試験セル送出数カウンタ101のダウ
ンカウント信号231であるため、ピーク用試験セル送
出数カウンタ101のカウンタ値が2→1となる。空セ
ル202が検出されてからピーク用試験セル送出数カウ
ンタ101のカウンタ値が1減少するまでの処理は、1
ビット伝送時間以内に行なわれる。以降空セルが検出さ
れないため、ピーク用セルスロット数カウンタ102が
T0を計数し終わる時点221に、再び初期値2がロー
ド232される。
【0044】同時に、このセルスロットにおいて空セル
203が検出されるため、上記と同様にAND回路10
7出力を受けたダウンカウント信号233により、ピー
ク用試験セル送出数カウンタ101のカウンタ値が2→
1となる。ロード232されてからピーク用試験セル送
出数カウンタ101のカウンタ値が1減少するまでの処
理も、1ビット伝送時間以内に行なわれる。以降空セル
が検出されないため、ピーク用セルスロット数カウンタ
102がT0を計数し終わる時点222に、再び初期値
2がロード234される。
【0045】このときも空セル204が検出されたた
め、1ビット伝送時間以内にダウンカウント信号235
により、ピーク用試験セル送出数カウンタ101のカウ
ンタ値が2→1となる。さらに次のセルスロットに空セ
ル205が検出されたため、1ビット伝送時間以内にダ
ウンカウント信号236により、ピーク用試験セル送出
数カウンタ101のカウンタ値が1→0となる。
【0046】ここで、図2におけるピーク用試験セル送
出数カウンタ101の出力信号(f)に注目する。ピー
ク用試験セル送出数カウンタ101の出力は、カウンタ
値が1以上の整数であるときhighレベルであり、カ
ウンタ値が0の場合lowレベルとなる。従って、始点
201からダウンカウント信号236まではhighレ
ベル、ダウンカウント信号236以降、ピーク用セルス
ロット数カウンタ102がT0を計数し終わる時点22
3で再び初期値2がロード237されるまでlowレベ
ルとなる。
【0047】本ピーク用試験セル送出数カウンタ101
の出力信号(f)は、後述ので説明する平均制御カウ
ンタ105の出力信号(j)と共にAND回路107の
入力側に接続される。平均制御カウンタ105の出力信
号(j)(図3)がhighレベルである条件の基では
ピーク用試験セル送出数カウンタ101の出力信号
(f)がhighレベルの場合は、検出回路106の入
力が有効になり、AND回路107を介して試験セルの
送出が許可される。
【0048】一方、ピーク用試験セル送出数カウンタ1
01の出力信号(f)がlowレベルの場合は、平均制
御カウンタ105の出力信号(j)に係わらず、検出回
路106の入力が無効になり、試験セルの送出が禁止さ
れる。従って、ピーク用セルスロット数カウンタ102
がロード点223においてT0を計数し終わり、再び初
期値2がピーク用試験セル送出数カウンタ101にロー
ド237されるまで試験セルの送出が許可されない。
【0049】これにより、ピーク用試験セル送出数カウ
ンタ101は、空セル206が検出されても試験セルの
送出を許可せず、各T0区間中にX0個を超える試験セ
ルが送出されることがないようにできることがわかる。
改めてロード223された後、空セル207が検出され
たため、同様に1ビット伝送時間以内にダウンカウント
信号238により、ピーク用試験セル送出数カウンタ1
01のカウンタ値が2→1となる。
【0050】しかしながら、空セル208が検出された
際にダウンカウント信号が生成されない。これは、後述
ので説明する平均制御カウンタ105の出力信号
(j)がlowレベルになることによるためであり、本
動作については後述の平均制御カウンタ105で説明
する。
【0051】以上のことから、ピーク用試験セル送出数
カウンタ101は、比較的短時間なセルスロット数T0
中に送出できる試験セルの個数X0を計数するカウンタ
であると言える。
【0052】 平均用セルスロット数カウンタ104 伝送路100にセルスロットが到着する数を計数する。
平均用セルスロット数カウンタ104には初期値として
T−1がロードされ、セルクロック111を検出する毎
に1ずつ減少する。カウンタ値が0になった場合、次の
セルクロック111を検出した際に初期値T−1を再び
ロードする。同時に後述ので説明する平均制御カウン
タ105のカウント値を1増加させる。
【0053】図2及び図3では、T=12の場合を示し
ている。(g)に示すように、始点201において平均
用セルスロット数カウンタ104には初期値として11
がロードされ、以降セルクロックを検出する毎に11→
10→…→1→0と減少する。12セルクロックめでカ
ウンタ値が0となったため、次のセルクロック212で
再び11をロード241する。
【0054】また同時に平均制御カウンタ105を1増
加させ、以降のTセルスロットの計数を可能にする。本
動作を繰り返すことにより、平均用セルスロット数カウ
ンタ104は、連続したセルスロットを12セル毎に区
切った時間Tを与える。従って、平均用セルスロット数
カウンタ104は、比較的長時間なセルスロット数Tを
計数するカウンタである。
【0055】 平均用試験セル送出数カウンタ103 送出すべき試験セル数を計数する。平均用試験セル送出
数カウンタ103には初期値としてX−1がロードさ
れ、試験セルの送出が許可される毎に1ずつ減少し、カ
ウンタ値が0になった場合、次の試験セルの送出が許可
された際に初期値X−1を再びロードする。同時に後述
ので説明する平均制御カウンタ105のカウント値を
1減少させる。
【0056】図2及び図3では、X=5の場合を示して
いる。(h)に示すように、始点201において平均用
試験セル送出数カウンタ103には初期値として4がロ
ードされる。始点201より2セルスロットめに空セル
202が検出され、後述ので説明するAND回路10
7出力(k)が試験セルの送出を許可する信号270を
発出する。
【0057】信号270は、AND回路107出力に接
続される平均用試験セル送出数カウンタ103のダウン
カウント信号251であるため、平均用試験セル送出数
カウンタ103のカウンタ値が4→3となる。空セル2
02が検出されてから平均用試験セル送出数カウンタ1
03のカウンタ値が1減少するまでの処理は、1ビット
伝送時間以内に行なわれる。
【0058】次に空セル203が検出されるため、上記
と同様にAND回路107出力を受けたダウンカウント
信号252により、平均用試験セル送出数カウンタ10
3のカウンタ値が3→2となる。空セル204、205
についても同様に1ビット伝送時間以内にダウンカウン
ト信号253、254により、平均用試験セル送出数カ
ウンタ103のカウンタ値が2→1、1→0となる。カ
ウンタ値が0となった後に空セル206が検出されるが
平均用試験セル送出数カウンタ103は何等動作をせ
ず、試験セルも送出されない。
【0059】これはピーク用試験セル送出数カウンタ1
01により2個を超える試験セルの送出が禁止されるた
め、AND回路107からダウンカウント信号が出力さ
れないからである。その後、空セル207が検出された
ため、AND回路107出力を受けたダウンカウント信
号255により、再び初期値4がロード256される。
【0060】また同時に、後述ので説明する平均制御
カウンタ105を1減少させることにより、比較的長時
間なセルスロット数T中にX個の試験セルを送出し終わ
ったことを示す。以降空セル208が検出されるが、平
均用セルスロット数カウンタ104でTセルスロットを
計数し終わるまで試験セルは送出されない。従って、平
均用試験セル送出数カウンタ103は、比較的長時間な
セルスロット数T中に送出すべき試験セル数を計数する
カウンタである。
【0061】 平均制御カウンタ105 N(N=1〜∞)回繰り返されるセルスロット数Tの間
に送出すべきN×X個の試験セルを平均的に送出させ
る。平均制御カウンタ105は、平均用セルスロット数
カウンタ104および平均用試験セル送出数カウンタ1
03に接続される。
【0062】平均制御カウンタ105には初期値として
1が与えられ、以降平均用セルスロット数カウンタ10
4においてセルスロット数Tを1回計数し終わる毎に1
増加し、平均用試験セル送出数カウンタ103において
試験セルをX個送出し終わる毎に1減少する。カウンタ
値が0になった場合、試験セルの送出禁止を、AND回
路107に通知する。
【0063】図3における(i)に注目して平均制御カ
ウンタ105の動作を説明する。始点201において初
期値1が平均制御カウンタ105に与えられる(26
1)。12セルスロット中に5個の試験セルを送出し終
わったため、平均用試験セル送出数カウンタ103から
ダウンカウント信号255に同期してデクリメント(D
ec)信号262が送出され、カウンタ値が1減少し0
となる。
【0064】その後、12セルスロットを計数し終わっ
たため、平均用セルスロット数カウンタ104からロー
ド信号241に同期してインクリメント(Inc)信号
263が送出され、カウンタ値が1増加し1となる。以
降同様に、平均用試験セル送出数カウンタ103からD
ec信号が送出される毎に、カウンタ値が1減少し、平
均用セルスロット数カウンタ104からInc信号が送
出される毎に、カウンタ値が1増加する動作を繰り返
す。
【0065】次に図3における平均制御カウンタ105
出力(j)に注目する。本出力(j)は、平均制御カウ
ンタ105のカウンタ値が1以上の整数であるときhi
ghレベルであり、カウンタ値が0の場合、lowレベ
ルとなる。従って、始点201からDec信号262ま
ではhighレベル、Dec信号262以降、平均用セ
ルスロット数カウンタ104からInc信号263が送
出されるまでlowレベルとなる。
【0066】本平均制御カウンタ105の出力信号
(j)は、ピーク用試験セル送出数カウンタ101の出
力信号(f)と共にAND回路107の入力側に接続さ
れる。平均制御カウンタ105の出力信号(j)がhi
ghレベルの場合は、ピーク用試験セル送出数カウンタ
101の出力信号(f)がhighレベルである条件
で、検出回路106の入力が有効になり、AND回路1
07を介して試験セルの送出が許可される。
【0067】一方、平均制御カウンタ105の出力信号
(j)がlowレベルの場合は、ピーク用試験セル送出
数カウンタ101の出力信号(f)に係わらず、検出回
路106の入力が無効になり、試験セルの送出が禁止さ
れる。従って、平均用セルスロット数カウンタ104が
Tを計数し終わる時点241でInc信号263が送出
され、平均制御カウンタ105が1以上の整数となるま
で試験セルの送出が許可されない。
【0068】従って、平均制御カウンタ105は、空セ
ル208が検出されても試験セルの送出を禁止できるこ
とがわかる。その後、時点241で平均用セルスロット
数カウンタ104がTを計数し終わるため、Inc信号
263が送出され、平均制御カウンタ105のカウンタ
値が1増加し1となる。それ以降のTセルスロット中に
おけるX個の試験セルの送出が再び許可される。
【0069】複数のTセルスロットに渡る試験を行った
場合における平均制御カウンタ105の動作を図5を参
照して説明する。図5では、図3における(g)、
(h)、(i)、(j)を(m)、(n)、(o)、
(p)に対応させ、さらに複数のTセルスロット区間に
ついて縮小して示している。
【0070】図3と同様に、平均セルスロット数T=1
2、平均試験セル送出数X=5としている。始点201
で始まる区間Aは、図3と一致しており、平均セルスロ
ット数カウンタ104が12セルスロットを計数する間
に試験セルを5個送出できた場合を示している。平均用
試験セル送出数カウンタ103が5個の試験セルを計数
し終わった時点301で、Dec信号302により平均
制御カウンタ105のカウンタ値が1減少し0となる。
【0071】平均制御カウンタ105出力信号(p)が
lowレベル317になり、以降の試験セル送出を禁止
する。平均用セルスロット数カウンタ104が12セル
スロットを計数し終わった時点303で、Inc信号3
04により平均制御カウンタ105のカウンタ値が1増
加し1となる。平均制御カウンタ105出力信号(p)
がhighレベル318になり、試験セル送出が再開さ
れる。
【0072】区間Bでは、平均用セルスロット数カウン
タ104が12セルスロットを計数する間に試験セルを
5個送出できなかった場合を示している。試験セルを5
個送出し終わる前に12セルスロットが経過するため、
平均用セルスロット数カウンタ104が12セルスロッ
トを計数し終わる時点305で、Inc信号306が与
えられるため、平均制御カウンタ105のカウンタ値が
1増加し2となり区間C以降に送出すべき試験セルが持
ち越される。
【0073】区間Cでは、時点307で平均用試験セル
送出数カウンタ103が区間Bより持ち越した試験セル
を計数し終わったため、Dec信号308により平均制
御カウンタ105のカウンタ値が1減少し1となる。平
均用セルスロット数カウンタ104が12セルスロット
を計数し終わった時点309で、Inc信号310が与
えられるため、平均制御カウンタ105のカウンタ値が
1増加し2となり区間D以降に送出すべき試験セルが持
ち越される。
【0074】区間Dでは、時点311で平均用試験セル
送出数カウンタ103が区間Cより持ち越した試験セル
を計数し終わったため、Dec信号312により平均制
御カウンタ105のカウンタ値が1減少し1となる。本
来区間Dで送出すべき5個の試験セルも区間D中に送出
されたため、平均用試験セル送出数カウンタ103が5
個の試験セルを計数し終わった時点313で、Dec信
号314により平均制御カウンタ105のカウンタ値が
1減少し0となる。
【0075】同時に平均制御カウンタ105出力信号
(p)がlowレベル319になり、以降の試験セル送
出を禁止する。平均セルスロット数カウンタ104が1
2セルスロットを計数し終わった時点315で、Inc
信号316により平均制御カウンタ105のカウンタ値
が1増加し1となり、再び試験セルの送出が許可され
る。このように、試験セルの送出状況に応じて上記動作
が繰り返される。
【0076】図5を区間別に見た場合、区間Aでは12
セルスロット中5試験セルが送出されているが、区間B
およびCでは4試験セルしか送出されておらず、その代
りに区間Dにおいて、本来送出すべき5試験セルより2
個多い7試験セルを送出している。つまり、送出すべき
4×5=20個の試験セルが4つの区間において送出さ
れており、平均的に見ればTセルスロットにつきX個の
試験セルが送出されていることがわかる。
【0077】以上述べたように、平均制御カウンタ10
5は、全ての区間について必ず5個の試験セルを送出さ
せるのではなく、以前の区間における履歴を反映して試
験セルを送出することができる。すなわち、N(N=1
〜∞)回繰り返されるセルスロット数N×Tセルスロッ
トの間に送出すべきN×X個の試験セルを平均的に送出
できる。
【0078】 AND回路107 試験セルの送出を許可するための判断回路である。AN
D回路107の入力側は、検出回路106、ピーク用試
験セル送出数カウンタ101および平均制御カウンタ1
05に接続される。このとき、前述ので説明したよう
に、ピーク用試験セル送出数カウンタ101の出力がh
ighレベルの場合、X0個を超えないように試験セル
を送出できることを示し、逆にlowレベルの場合、既
にX0個の試験セルが送出済みであることを示す。
【0079】また、前述ので説明したように、平均制
御カウンタ105の出力がhighレベルの場合、平均
的にX個を超えないように試験セルを送出できることを
示し、逆にlowレベルの場合、既にX0個の試験セル
が送出済みであることを示す。
【0080】検出回路106により送出された試験セル
送出トリガを受信した際に、ピーク用試験セル送出数カ
ウンタ101および平均制御カウンタ105の出力が共
にhighレベルであった場合、実際に試験セルを送出
するべく試験セル組立回路108に送出許可信号を発出
する。他方、検出回路106により送出された試験セル
送出トリガを受信した際に、ピーク用試験セル送出数カ
ウンタ101および平均制御カウンタ105のどちらか
の出力がlowレベルであった場合、試験セルの送出を
禁止する。
【0081】図3では、(k)に示したように、ピーク
用試験セル送出数カウンタ101出力信号(f)および
平均制御カウンタ105出力信号(j)のうちいずれか
一方がlowレベルとなる場合には、AND回路107
出力信号(k)には試験セルの送出を許可する信号が発
出されず、空セル206及び208に対しては、試験セ
ルの送出が禁止されている。
【0082】 試験セル組立回路108 送出する試験セルを生成する。AND回路107の出力
を受けて、試験セルの送出が許可されたときに実際に試
験セルを送出する。
【0083】(10) セレクタ109 AND回路107の出力側に接続され、試験セルの送出
が許可された場合に試験セル送出可能なセルスロットに
試験セル組立回路108より送出された試験セルを多重
し、伝送路110上に試験セルを送出する。
【0084】以上の動作により、伝送路110には、
(l)で示すような、3セルスロット中2個のピークレ
ート、12セルスロット中5個の平均レートを持つ試験
セルトラヒックが発生できることがわかる。
【0085】(第2の実施例)図4は、本発明の第2の
実施例としてのATM試験セル送出回路を示す構成図で
ある。本実施例では、試験セル送出回路を伝送網内の伝
送装置および交換機の試験セル挿入点に配備した場合を
表している。あらゆる伝送網内の装置についても同様で
あることは明らかである。
【0086】まず、本実施例における試験セル送出回路
の構成について説明する。ピーク用試験セル送出数カウ
ンタ101は、任意の初期値を与える(ロードする)こ
とができるダウンカウンタである。ピーク用セルスロッ
ト数計数カウンタ102は、任意の初期値をロードする
ことができるダウンカウンタであり、計数終了後ピーク
用試験セル送出数カウンタ101およびピーク用セルス
ロット数計数カウンタ102自身に初期値の再ロードを
行う。
【0087】検出回路106は、伝送路100に到着す
るセルスロットを監視し、試験セルを送出可能な空セル
を検出した際に試験セルの送出を許可するトリガを発生
する。AND回路107の入力側は、前記ピーク用試験
セル送出数カウンタ101と、検出回路106に接続さ
れ、試験セル送出条件を満足する場合に試験セルの送出
を許可する。
【0088】試験セル組立回路108は、AND回路1
07の出力側に接続され、試験セルを組み立て、試験セ
ルの送出を許可された場合に実際に試験セルを送出す
る。セレクタ109は、AND回路107の出力側に接
続され、試験セルを送出する場合に生成した試験セルを
伝送路100の空セルに置換して伝送路110に送出す
る。
【0089】前記ピーク用試験セル送出数カウンタ10
1、ピーク用セルスロット数計数カウンタ102は、セ
ルスロットに同期したセルクロック111に同期して動
作する。特にピーク用セルスロット数計数カウンタ10
2は、セルクロック111毎に1ずつ減少あるいは初期
値のロードを行うダウンカウンタである。また、ピーク
用試験セル送出数カウンタ101は、AND回路107
の出力側に接続され、試験セルの送出が許可される毎に
1ずつ減少あるいは初期値のロードを行うダウンカウン
タである。
【0090】本実施例では、第1の実施例と同様に前記
ピーク用試験セル送出数カウンタ101の初期値をX
0、前記ピーク用セルスロット数計数カウンタ102の
初期値をT0−1とした場合について示す。以下に第2
の実施例の試験セル送出回路の動作を説明する。
【0091】 セルクロック 図2の(b)に示したようなセルスロットに同期したク
ロックである。 検出回路106 図2の(c)に示したように、空セルを検出した場合に
試験セル送出トリガを生成する。
【0092】 ピーク用セルスロット数計数カウンタ
102 伝送路100にセルスロットが到着する数を計数する。
ピーク用セルスロット数計数カウンタ102には、初期
値としてT0−1がロードされ、セルクロック111を
検出する毎に1ずつ減少する。カウンタ値が0になった
場合、次のセルクロック111を検出した際に初期値T
0−1を再びロードする。
【0093】同時にピーク用試験セル送出数カウンタ1
01に対して初期値X0を再びロードさせる。第1の実
施例で具体的な動作を説明したように、ピーク用セルス
ロット数計数カウンタ102は、比較的短時間なセルス
ロット数T0を計数するカウンタである。
【0094】 ピーク用試験セル送出数カウンタ10
1 送出できる試験セルを計数する。ピーク用試験セル送出
数カウンタ101には初期値としてX0がロードされ、
試験セルの送出が許可される毎に1ずつ減少し、カウン
タ値が0になった場合試験セルの送出禁止をAND回路
107に通知する。カウンタ値によらず、ピーク用セル
スロット数計数カウンタ102がT0を計数する毎にX
0を再びロードされる。
【0095】第1の実施例で具体的な動作を説明したよ
うに、ピーク用試験セル送出数カウンタ101は、比較
的短時間なセルスロット数T0中に送出できる試験セル
の個数X0を計数するカウンタである。
【0096】 AND回路107 試験セルの送出を許可するための判断回路である。AN
D回路107の入力側は、検出回路106、ピーク用試
験セル送出数カウンタ101に接続される。このとき、
ピーク用試験セル送出数カウンタ101の出力がhig
hレベルの場合、X0個を超えないように試験セルを送
出できることを示し、逆にlowレベルの場合、既にX
0個の試験セルが送出済みであることを示す。
【0097】検出回路106により送出された試験セル
送出トリガを受信した際に、ピーク用試験セル送出数カ
ウンタ101の出力がhighレベルであった場合、実
際に試験セルを送出するべく試験セル組立回路108に
送出許可信号を発出する。他方、検出回路106により
送出された試験セル送出トリガを受信した際に、ピーク
用試験セル送出数カウンタ101の出力がlowレベル
であった場合、試験セルの送出を禁止する。
【0098】 試験セル組立回路108 送出する試験セルを生成する。AND回路107の出力
を受けて、試験セルの送出が許可されたときに実際に試
験セルを送出する。
【0099】 セレクタ109 AND回路107の出力側に接続され、試験セルの送出
が許可された場合に試験セル送出可能なセルスロットに
試験セル組立回路108より送出された試験セルを多重
し、伝送路110上に試験セルを送出する。
【0100】以上の動作により、伝送路110にはT0
セルスロット中X0個のピークレートを持つ試験セルト
ラヒックが発生できることがわかる。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のATM試
験セル送出回路によれば、ATM試験方式に関し、試験
対象であるバーチャルパスおよびバーチャルチャネルの
ユーザトラヒックを正確に模擬した試験セルトラヒック
を生成、送出できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例としての試験セル送出回
路を示す構成図である。
【図2】図1に示す第1の実施例の試験セル送出回路の
具体的な動作を説明するためのタイミング図の一部を示
すチャートである。
【図3】図1に示す第1の実施例の試験セル送出回路の
具体的な動作を説明するためのタイミング図の残りの一
部を示すチャートである。
【図4】本発明の第2の実施例としてのATM試験セル
送出回路を示す構成図である。
【図5】複数のTセルスロットに渡る試験を行った場合
における平均制御カウンタの動作を説明するためのタイ
ミング図である。
【図6】ATM試験方法の従来例を示す説明図である。
【図7】セルトラヒックパラメータの規定法を示す説明
図である。
【符号の説明】
100…伝送路、101…ピーク用試験セル送出数カウ
ンタ、102…ピーク用セルスロット数カウンタ、10
3…平均用試験セル送出数カウンタ、104…平均用セ
ルスロット数カウンタ、105…平均制御カウンタ、1
06…検出回路、107…AND回路、108…試験セ
ル組立回路、109…セレクタ、110…伝送路、20
1…始点、202〜208…空セル、211,212…
セルクロック、221〜223…ロード処理、231,
233,235,236,238…ダウンカウント信
号、232,234,237…ロード処理、241…ロ
ード処理、251〜255…ダウンカウント信号、25
6…ロード処理、261…ロード処理、262…デクリ
メント信号、263…インクリメント信号、301,3
07,311,313…ダウンカウント信号、302,
308,312,314…デクリメント信号、303,
305,309,315…ロード処理、304,30
6,310,316…インクリメント信号、317,3
19…lowレベル、318…highレベル、10…
試験セル挿入点、11…試験セル検出・測定点、12…
装置間試験、13…複数装置間試験、21…セルスロッ
ト数T0、22…ユーザセル数X0、23…セルスロッ
ト数T、24…ユーザセル数X
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H04L 12/26

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験用に定義された試験セルを非同期転
    送(ATM)モードで伝送路に送信し、その試験セルを
    受信又はモニタすることによりバーチャルパスおよびバ
    ーチャルチャネルの試験を行うATM試験方式にけるA
    TM試験セル送出回路おいて、 比較的短時間のセルスロット数を計数するピーク用セル
    スロット数計数手段と、該ピーク用セルスロット数計数
    手段により計数されるセルスロット中に送出できる試験
    セル数を計数するピーク用試験セル送出数計数手段と、 比較的長時間のセルスロット数を計数する平均用セルス
    ロット数計数手段と、該平均用セルスロット数計数手段
    により計数されるセルスロット中に送出すべき試験セル
    数を計数する平均用試験セル送出数計数手段と、 前記平均用セルスロット数計数手段と前記平均用試験セ
    ル送出数計数手段のそれぞれの計数状況を監視し、試験
    セルの平均的な送出個数を管理する平均制御手段と、 試験セルを送出可能なセルスロットを検出した際に、前
    記ピーク用試験セル送出数計数手段による計数値の限度
    を超えない限り、かつ前記平均制御手段により管理され
    る平均的な送出個数の範囲を超えない限り、試験セルの
    送出トリガを与えるセル送出許可手段と、 前記送出トリガを受けて試験セルを組み立てるセル組立
    手段と、該セル組立手段により生成された試験セルを、
    前記送出トリガを受けるとき、伝送路へ送出する選択手
    段と、を具備して成ることを特徴とするATM試験セル
    送出回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のATM試験セル送出回
    路おいて、前記ピーク用セルスロット数計数手段と、前
    記ピーク用試験セル送出数計数手段と、前記平均用セル
    スロット数計数手段と、前記平均用試験セル送出数計数
    手段とが、計数すべきセルスロット数と試験セル送出数
    の値を外部から与えられることにより、任意の試験セル
    トラヒックが設定できるようにしたことを特徴とするA
    TM試験セル送出回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のATM試験セ
    ル送出回路において、前記ピーク用セルスロット数計数
    手段と、前記ピーク用試験セル送出数計数手段と、前記
    平均用セルスロット数計数手段と、前記平均用試験セル
    送出数計数手段とが、セルスロット数と試験セル送出数
    の値を一度計数した後に、該セルスロット数と試験セル
    送出数の値を再び与えられることにより、設定した試験
    セルトラヒックを繰り返し送出可能にしたことを特徴と
    するATM試験セル送出回路。
  4. 【請求項4】 試験用に定義された試験セルを非同期転
    送(ATM)モードで伝送路に送信し、その試験セルを
    受信又はモニタすることによりバーチャルパスおよびバ
    ーチャルチャネルの試験を行うATM試験方式にけるA
    TM試験セル送出回路おいて、 セルスロット数を計数するピーク用セルスロット数計数
    手段と、該ピーク用セルスロット数計数手段により計数
    されるセルスロット中に送出できる試験セル数を計数す
    るピーク用試験セル送出数計数手段と、 試験セルを送出可能なセルスロットを検出した際に、前
    記ピーク用試験セル送出数計数手段による計数値の限度
    を超えない限り、試験セルの送出トリガを与えるセル送
    出許可手段と、 前記送出トリガを受けて試験セルを組み立てるセル組立
    手段と、該セル組立手段により生成された試験セルを、
    前記送出トリガを受けるとき、伝送路へ送出する選択手
    段と、を具備して成ることを特徴とするATM試験セル
    送出回路。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のATM試験セル送出回
    路おいて、前記ピーク用セルスロット数計数手段と、前
    記ピーク用試験セル送出数計数手段が、計数すべきセル
    スロット数と試験セル送出数の値を外部から与えられる
    ことにより、任意の試験セルトラヒックが設定できるよ
    うにしたことを特徴とするATM試験セル送出回路。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載のATM試験セ
    ル送出回路において、前記ピーク用セルスロット数計数
    手段と、前記ピーク用試験セル送出数計数手段が、セル
    スロット数と試験セル送出数の値を一度計数した後に、
    該セルスロット数と該試験セル送出数の値を再び与えら
    れることにより、設定した試験セルトラヒックを繰り返
    し送出可能にしたことを特徴とするATM試験セル送出
    回路。
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