JP3020725U - 車輛用水揚装置 - Google Patents

車輛用水揚装置

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JP3020725U
JP3020725U JP1995008292U JP829295U JP3020725U JP 3020725 U JP3020725 U JP 3020725U JP 1995008292 U JP1995008292 U JP 1995008292U JP 829295 U JP829295 U JP 829295U JP 3020725 U JP3020725 U JP 3020725U
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JP1995008292U
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Inventor
叡二 戸村
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株式会社五光製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車輌底部に取付けられて、電動ポンプによっ
て洗面水便所浄化水用の水を供給する揚水装置に関す
る。 【構成】 密閉された筐体1内に仕切壁4によって貯水
室5とポンプ室6とに分割して、ポンプ室6内に、貯水
室内の水を吸入してこれを筐体1の外部に揚水する電動
ポンプ25を有したポンプ装置26を設け、かつ、筐体
1の上面に、車輌Pの底部に取付ける取付部材6を、左
右位置に受水機構14a,14bを、正面中央部にオー
バーフロー管15をそれぞれ設けて成る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本願は、車輛に備付けの洗面所の洗面用水或いは便所の浄化用水として給水す るために車輛の底部に取り付けられる水揚装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車輛に備付けの洗面所の洗面用水或いは便所の浄化用水として給水する ために車輛の底部に取り付けられる揚水装置は、電動機またはディーゼル機関を 駆動源として空気圧縮機を駆動して圧縮空気を蓄圧し、この圧縮空気を車輛の底 部に取り付けられた密閉状の貯水槽に供給することによって揚水する構成のもの であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、車輛に装備された蓄圧装置における圧縮空気は、通常開閉扉の開閉 動力や制動装置の作動動力として用いられ、特に緊急時における制動装置の作動 を確保するために、常時蓄圧装置に充分な圧縮空気を保有しておく必要がある。 そこで、本願考案は、電動機またはディーゼル機関を駆動源として得られる圧 縮空気を、緊急性を要しない洗面所の洗面用水として或いは便所の浄化用水とし て給水するために使用することを回避し、専ら圧縮空気を制動装置などの駆動の ために使用して車輛運行上の安全性をはかることを主題としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本願は、上記した主題を達成するために、密閉され、一部に空気抜部 を有した筐体の内部に仕切壁により、筐体内部の大部分を占める貯水室と、ポン プ室とを区分して設け、このポンプ室内に、前記貯水室内の水を揚水して筐体外 部に給水して電動ポンプ装置を装備し、かつ、前記筐体の上部には車輛の底部に 取り付けるこめの複数の取付部材を設け、さらに、前記筐体の左右位置に前記貯 水室と連通する受水機構を、また下部適所に排水口部をそれぞれ設けたことを特 徴とするものである。上記において、電動ポンプ装置の点検補修などの作業を容 易にするために、仕切壁を筐体の一方の側面と対向して設けることにより、ポン プ室を構成し、その一方の側面を開口すると共に、その開口側面に側板を封口状 態に、かつ、取り外し可能に止着し、また、貯水室内の排水操作に便利なように 、貯水室の下部に隔離室を設けて、この隔離室の外面に、密閉蓋により開閉する 開閉口を設けて、この隔離室内部に、吸水口が貯水室内に臨み、排水口が筐体底 面で開口すると共に、ハンドルの回動操作によって流通路を開閉するバルブ装置 を備えて成る場合と、ポンプ室の下部の側面に開閉蓋により開閉する開口を設け 、この開口部と対向する内部に、吸水口が貯水室内に臨み、排水口が筐体底面で 開口すると共に、ハンドルの回動操作によって流通路を開閉するバルブ装置を備 えて成る場合とがある。上記において、取付部材は、筐体の上面に突出して設け られ、かつ、また受水機構は、内端が屈曲して貯水室内の上部に臨み、中間が前 記取付部材の高さの範囲で筐体上面を側面方向に水平状に延びた導水パイプの外 端に可撓性の継手を介して外部施設の給水装置と連結する連結部材を設けて成り 、また、空気抜部が、上端が貯水室内の上部に臨んで筐体外面が垂下するオーバ ーフロー管から成る。 筐体としては、長手方向の寸法を車輛の幅方向の寸法にほぼ等しい長さを持つ 平面視横長方形状の筐体から成る場合と、車輛の下面に装備される他の装置物の 配置を考慮して筐体が、平面視横長方形状であって、その長手方向の一部に段状 の窪みを有して成る場合とがある。
【0005】
【考案の実施の形態】
以下、図面について本願の実施例を詳述すると、図1,2,3及び4はそれぞ れ本願装置の総体正面図、その平面図、その左側面図及びその右側面図を示して おり、車輛の横幅寸法にほぼ適合する長さを長手方向の寸法とする平面視横長方 形状で密閉状に構成された筐体1は、内外面が鋼板から成り、その内部に断熱材 を充填した壁板をもって、図中左側面を除く他の5面が構成されると共に、開口 された左側面には側板2が止めねじ3によって封口状態に、かつ、取り外し可能 に止着されている。 このように構成された筐体1の内部の図中左寄り位置に、前記側板2と対向し て仕切壁4が設けてあり、この仕切壁4によって図中右位置に大きなスペースを 占める貯水室5が、また図中左位置に小さなスペースのポンプ室6が区分して設 けてある。
【0006】 前記筐体1の上面には、外面が開口したボックス状の複数の取付部材7が、前 後縁に沿ってそれぞれ配設してあり、この取付部材7の背面には補強片8が設け てあり、この取付部材7の上面には筐体1の車輛の底部に取り付ける取付軸を連 通するための貫通孔9が設けられている。
【0007】 前記筐体1の左右位置の上面中央位置には、内端が屈曲して前記貯水室5内に 臨み、中間が筐体1の上面を経て側面方向に、前記取付部材7の高さの範囲以内 で水平に延びる導水パイプ10の外端に、可撓性の継手11を介して車輛基地な どの外部施設の給水装置と連結するカバー12を備えた連結部材13を設けて成 る受水機構14a,14bがそれぞれ設けてある。また、前記筐体1の正面中央 位置には、上端が貯水室5の上部に連通して筐体1の外面で垂下した空気抜きを オーバーフロー管15が設けてある。
【0008】 また、図1,4,5で示すように、前記貯水室5内の図中右側の下部中央位置 に、外側面と底面一部が開口し、外側面が常態で開閉蓋16によって閉じられた 隔離室17が設けてあり、この隔離室17内に吸水口18が貯水室5内に臨み、 かつ、ハンドル19の回動操作によって流通路が開閉される排水用のバルブ装置 20bが装備されている。
【0009】 また、図3,7で示すように、前記ポンプ室6内の下部に外側面と底面一部と が開口し、外側面が常態で開閉蓋22に閉じられた備付部23を設け、この備付 部23に吸水口18が貯水室5内に臨み、かつ、ハンドル19の回動操作によっ て流通路が開閉される排水用のバルブ装置20aが備付けられており、そのいず れのバルブ装置20a,20bも、その排水口21が底面開口部24,25でそ れぞれ開口している。
【0010】 前記ポンプ室6内には、ポンプ装置26が据え付けられている。このポンプ装 置26は、図6,7で示すように、端部が仕切壁4の下部から貯水室5内に突出 した吸込管27から吸引した水を電動ポンプ28の駆動により加圧し、その加圧 水を揚水管29を介して筐体1の外部に突出した給水管30により放出する公知 のポンプ装置から成り、前記給水管30には、車輛内に備付けられた洗面所の洗 面用水或いは便所の浄化用水用の導水装置が接続される。 また、ポンプ室6内にはポンプ装置26の駆動を制御する制御盤31が設けて あり、この制御盤31には、筐体1の外部からポンプ室6内に貫通して設けた導 入管32を介して信号ケーブルが接続される。
【0011】 しかして、その使用に際しては、筐体1を複数の取付部材7を介してボルト等 の装着手段によって車輛Pの底部に、長手方向が車輛の幅方向となるように装着 し、給水施設を備えた車輛基地において給水装置が左側にあるときは、左位置の 受水機構14aから、右側にあるときは右位置の受水機構14bから筐体1内の 水を供給して貯水室5内に充満する。次いで、筐体1の貯水室5内に供給された 水を車輛に備付けの洗面所の洗面水或いは便所の浄化用水を貯留する貯留タンク に供給するときは、ポンプ装置26の電動ポンプ28を駆動して水揚するもので ある。
【0012】 上記した実施例は、筐体を平面視横長方形状に形成した場合を例示したが、図 8は車輛の底面に装備される駆動モータや制御装置などの装備物との関係で、筐 体1の長手方向の一部に段状の窪み部33を形成した場合の他の実施例を示して おり、同一符号は同一部分を示している。
【0013】
【考案の効果】
以上のように、本願によれば、車輛の底部に取付部材を介して容易に装着する ことができると共に、車輛基地においては、給水施設が車輛の左側位置或いは右 側位置にある場合のいずれにも対応でき、かつ、電動ポンプ装置により揚水する 構成であるから、圧縮空気による揚水方式に比し、揚水するための動力源として の電力が自由に得られると共に、車輛運行上の安全性が確保でき、特に請求項2 記載の構成によれば、電動ポンプの点検、補修作業に便利であり、また請求項3 記載の構成によれば、貯水室内の残留水の排水作業に便利であり、また請求項4 記載の構成によれば、受水機構が車輛の底面と筐体上面との間に格納できて邪魔 になることはなく、かつ、可撓性の継手により受水機構と車輛基地の給水装置と の接続作業に便利であるなどの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】総体正面図
【図2】総体平面図
【図3】総体左側面図
【図4】総体右側面図
【図5】隔離室の部分拡大断面図
【図6】図1のAーA線拡大断面図
【図7】ポンプ室を示す部分拡大断面図
【図8】他の実施例における総体平面図
【符号の説明】
1 筐体 2 側板 3 止めねじ 4 仕切壁 5 貯水室 6 ポンプ室 7 取付部材 8 補強片 9 貫通孔 10 導水パイプ 11 継手 12 カバー 13 連結部材 14a,14b 受水機構 15 オーバーフロー管 16 開閉蓋 17 隔離室 18 吸水口 19 ハンドル 20 バブル装置 20a,20b バブル装置 21 排水口 24,25 底面開口部 26 ポンプ装置 27 吸込管 28 電動ポンプ 29 揚水管 30 給水管 31 制御盤 32 導入管 33 窪み部

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉され、一部に空気抜部を有した筐体
    の内部に仕切壁により、筐体内部の大部分を占める貯水
    室とボンプ室とを区分して設け、このポンプ室内に前記
    貯水室内の水を揚水して筐体外部に給水する電動ポンプ
    装置を装備し、かつ、前記筐体の上部には車輛の底部に
    取り付けるための複数の取付部材を設け、さらに、前記
    筐体の左右位置に前記貯水室と連通する受水機構をそれ
    ぞれ設けたことを特徴とする車輛用水揚装置。
  2. 【請求項2】 仕切壁を筐体の一方の側面と対向して設
    けることにより、ポンプ室を構成し、その一方の側面を
    開口すると共に、その開口側面に、側板を封口状態に、
    かつ、取り外し可能に止着して成る請求項1記載の車輛
    用水揚装置。
  3. 【請求項3】 貯水室の下部に側面で開口する隔離室を
    設けて、この隔離室の側面開口部に開閉蓋を取り付け、
    かつ、隔離室の内部に、吸水口が貯水室内に臨み、排水
    口が筐体底面で開口すると共に、ハンドルの回動操作に
    よって流通路を開閉するバルブ装置を備えて成る請求項
    1または2記載の車輛水揚装置。
  4. 【請求項4】 ポンプ室の下部の側面に開閉蓋により開
    閉する開口を設け、この開口部と対向する内部に、吸水
    口が貯水室内に臨み、排水口が筐体底面で開口すると共
    に、ハンドルの回動操作によって流通路を開閉するバル
    ブ装置を備えて成る請求項1,2または3記載の車輛用
    水揚装置。
  5. 【請求項5】 取付部材が、筐体の上面に突出して設け
    られ、かつ、受水機構が、内端が屈曲して貯水室内の上
    部に臨み、中間が前記取付部材の高さの範囲で筐体上面
    を側面方向に水平状に延びた導水パイプの外端に、可撓
    性の継手を介して外部施設の給水装置と連結する連結部
    材を設けて成る請求項1,2,3または4記載の車輛用
    水揚装置。
  6. 【請求項6】 空気抜部が、上端が貯水室内の上部に臨
    んで筐体の外面で垂下するオーバーフロー管から成る請
    求項1,2,3,4,または5記載の車輛用水揚装置。
  7. 【請求項7】 筐体が、長手方向の寸法を車輛の幅方向
    の寸法にほぼ等しい長さを持つ平面視横長方形状の筐体
    から成る請求項1,2,3,4,5,または6記載の車
    輛用水揚装置。
  8. 【請求項8】 筐体が、平面視横長方形状であって、そ
    の長手方向の一部に段状の窪みを有した筐体から成る請
    求項1,2,3,4,5,6または7記載の車輛用水揚
    装置。
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