JP3020358B2 - メタルハライドランプの点灯方法 - Google Patents

メタルハライドランプの点灯方法

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JP3020358B2
JP3020358B2 JP25602392A JP25602392A JP3020358B2 JP 3020358 B2 JP3020358 B2 JP 3020358B2 JP 25602392 A JP25602392 A JP 25602392A JP 25602392 A JP25602392 A JP 25602392A JP 3020358 B2 JP3020358 B2 JP 3020358B2
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metal halide
lamp
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arc tube
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高詩 山本
伸吾 堤
国樹 福田
史紀 中山
建臣 國信
義晴 西浦
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松下電子工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メタルハライドランプ
の点灯方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、メタルハライドランプは、高効
率、高演色光源として屋外照明から店舗などの屋内照明
まで広く用いられるようになってきた。さらに、メタル
ハライドランプの特長を生かして液晶バックライトや自
動車前照灯などに応用する試みがなされている。メタル
ハライドランプには、スカンジウムハロゲン化物および
希土類金属ハロゲン化物のうち少なくとも1種などが用
いられており、かつこれらの金属を効率よく発光させる
ために、管壁負荷を比較的高くした発光管が用いられて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
メタルハライドランプでは、ランプ点灯中に高温となっ
た石英からなる発光管の管壁と、発光管内に封入された
スカンジウム金属または希土類金属とが反応して、発光
管に失透が生じたり、また、特に、前記金属と発光管管
壁との反応の結果、ヨウ化珪素が生成され、このヨウ化
珪素と電極材料であるタングステンとが反応することに
よって、発光管内面に黒化が生じたりすることがあり、
ランプの寿命特性に悪影響をおよぼしていた。
【0004】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、寿命中の発光管失透や黒化を防止す
ることのできるメタルハライドランプの点灯方法を提供
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のメタルハライド
ランプの点灯方法は、内部に一対の電極を有し、水銀
と、希ガスと、スカンジウムハロゲン化物および希土類
金属ハロゲン化物のうち少なくとも1種のハロゲン化金
属と、前記ハロゲン化金属の化学量論より過剰のハロゲ
ンとが封入されている発光管を備え、前記過剰のハロゲ
ンが前記ハロゲン化金属に含まれるハロゲンの2〜25
原子%であるメタルハライドランプを、波高率1.1以
下の方形波または台形波のランプ電流で点灯するもので
ある。
【0006】
【作用】かかる構成により、発光管の失透や黒化が生じ
ることがなく、点灯初期のランプ効率が低下することを
抑制でき、かつ寿命中の光束維持率を高くすることがで
きる。
【0007】
【実施例】図1に示すように、本発明にかかるメタルハ
ライドランプは、内部に電極間距離が13mmである一
対の電極(図示せず)が設けられ、水銀14mg、アル
ゴンガス10000Pa、DyI3−TlI−CsIの
ヨウ化物4.0mgおよび封入ヨウ化物よりも過剰のヨ
ウ素がヨウ化水銀として封入した発光管1を有してい
る。発光管1は、内部が真空にされた外管2内に設けら
れており、中央部の最大内径が13mmであり二重のガ
ラス筒3で囲繞されている。このガラス筒3の両側はば
ね片4aを有する金属板4でそれぞれ塞がれている。そ
して、金属板4のばね片4aの先端が外管2の内面に接
触している。発光管1の一対の電極には電力供給線8お
よびステム線9がそれぞれ接続され、電力供給線8およ
びステム線9は、口金5のピン6,7にそれぞれ接続さ
れており、ピン6,7から発光管1に電力が供給され
る。
【0008】このランプを周波数120Hz、波高率
1.1のランプ電流波形で3000時間(5.5時間点
灯、0.5時間消灯の繰り返し延べ点灯時間)点灯した
後の光束維持率を図2に示す。一方、図3に、このラン
プを波高率の異なる波形、例えば方形波、台形波、正弦
波を持つランプ電流(周波数120Hz)で点灯した場
合のランプ効率を示す。なお、図3に示す1.0は方形
波、1.1および1.25は台形波、1.41は正弦波
を示す。また曲線Aは過剰ヨウ素なし、曲線Bは2%過
剰ヨウ素、曲線Cは10%過剰ヨウ素、曲線Dは25%
過剰ヨウ素、曲線Eは30%過剰ヨウ素を示す。
【0009】図2から明らかなように光束維持率は、過
剰ヨウ素量を増すに従い改善され、満足できるレベルで
ある80%の光束維持率は2原子%以上のヨウ素過剰封
入により得ることができることがわかる。一方、図3か
ら明らかなように、ランプ電流波形の波高率に対するラ
ンプ効率(lm/w)は、波高率を増すに従い低下して
いき、過剰ヨウ素の封入量を増していった場合、波高率
が1.1を越えるとランプ効率が急激に低下することが
わかる。また、この場合、過剰ヨウ素の封入量が、25
原子%を越えると波高率が1.1でも急激にランプ効率
の低下を示す。したがって、メタルハライドランプに封
入される過剰のハロゲンは、ハロゲン化金属に含まれる
ハロゲンの2〜25原子%にする必要がある。
【0010】以上のように、本発明実施例のメタルハラ
イドランプの点灯方法によれば、発光管1の失透や黒化
を防止でき、点灯初期のランプ効率があまり低下するこ
とがなく、かつ寿命中の光束維持率を高くすることがで
きる。
【0011】なお、上記実施例では封入ハロゲン化金属
としてDyI3−TlI−CsIのヨウ化物を用いた
が、他のハロゲン化金属を用いても同様な効果を得るこ
とができる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の点灯方法
によれば、発光管の失透や黒化を防止でき、点灯初期の
ランプ効率が低下することを抑制でき、かつ寿命中の光
束維持率の高いメタルハライドランプを提供することが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の点灯方法に用いるメタルハライドラン
プの一例を示す正面図
【図2】本発明実施例の過剰ハロゲンに対する3000
時間(5.5時間点灯した後0.5時間消灯の繰り返し
延べ時間)点灯後の光束維持率を示す図
【図3】波高率とランプ効率との関係を示す図
【符号の説明】
1 発光管 2 外管 3 ガラス筒 4 金属板 5 口金 6,7 ピン 8 電力供給線 9 ステム線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 史紀 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 子工業株式会社内 (72)発明者 國信 建臣 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 子工業株式会社内 (72)発明者 西浦 義晴 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 子工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−111769(JP,A) 特開 平2−256151(JP,A) 特開 昭61−193354(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 61/20 H01J 61/88

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に一対の電極を有し、水銀と、希ガ
    スと、スカンジウムハロゲン化物および希土類金属ハロ
    ゲン化物のうち少なくとも1種のハロゲン化金属と、前
    記ハロゲン化金属の化学量論より過剰のハロゲンとが封
    入されている発光管を備え、前記過剰のハロゲンが前記
    ハロゲン化金属に含まれるハロゲンの2〜25原子%で
    あるメタルハライドランプを、波高率1.1以下の方形
    波または台形波のランプ電流で点灯することを特徴とす
    るメタルハライドランプの点灯方法。
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DE60042943D1 (de) 1999-10-18 2009-10-22 Panasonic Corp Quecksilber-Hochdruckentladungslampe deren Schwärzung durch geringen Gehalt an Lithium, Natrium und Kalium verringert wird

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